魔女に敗北した男勇者は性転換させられる~勇者リュルケはメス堕ちしました。そのうえ、魔女の下僕として手足のように使われます~ 作:nene2012
竜人族のスヴァリスに案内されて採掘場に向かう事になった。
その道すがら、俺は神竜の角で気になっている事を彼女に尋ねたのである。
「なあ……スヴァリス? 神竜の角は採掘するという事だが地下に埋まっているのか?」
「そうだ……神竜の躯自身が地中に埋まっている。そして、その採掘場は竜人族の者しか知りえない」
スヴァリスはそう言うと俺は思っている事を色々質問してみたのである。
「と言う事は……神竜の骨が埋まっているという事だよな?」
「ああ……神竜が死んで、その骨が大峡谷に埋まっているのだ」
彼女はそう言うと更に続けた。
「神竜は神が世界を創造された時の原初の竜だと言われている。途轍もなく巨大で神々しい竜だったと言われているのだ」
「原初の竜?」
聞きなれない言葉に俺が首を傾げるとスヴァリスは頷いて答えてくれたのである。
「そうだ……神が創造した太古の世界には色々な種族や魔物が存在した。神の代行として世界を見守ったのが原初の竜……神竜と言われているのだ」
「ふーん……じゃあ神竜は遥か昔に、この世界を見守ったまま死んだって事なのか?」
俺がそう言うとスヴァリスは頷いて答えたのである。
「ああ……そうだ。死した後、その躯から古竜が生まれたと神話では語られている。古竜から現在までの竜にとっては始祖にあたる……」
スヴァリスが言うには神竜が死して眠るグヴァリャス大峡谷は竜にとって聖地であり、死期が近付いた竜にとっての最後の住処となっている。
その為、峡谷に住み着く竜は年老いた竜が殆どである。神が竜人族を創生した時、竜に似せたと言われているので彼等と縁が深いそうだ。
「その聖地に竜人族と言えど、気軽に入る事は許されない……昔は峡谷に入るだけで襲われていたらしいからな」
彼女はそう言って自嘲気味に笑ったのである。
俺はそれを聞いて少し寂しくなった……今まで神竜の事だけでなく神話についても何も知らすぎたからだ。
(俺って勇者なのに本当にこの世界の事を何も知らないんだな……)
そんな俺の表情を見てスヴァリスは優しく微笑んで言ってきたのである。
「まあ、そんな顔をするな! これから知っていけばいい!」
彼女はそう言うと、この話はおしまいと言うかのように少し歩を早めて前を歩く。そして、採掘場に着くと振り返って言ったのだ。
「ここが神竜の採掘場だ……さあ、削って持って行くがいい!」
そこは切り立った岩壁に囲まれた谷の底であり、削られた地中から巨大な角が顔を覗かせていたのである。
その大きさは巨大な木が何本も束になったかの様な太さで乳白色の色をしていた。
「おお……すげえ大きいな。角でこの大きさなら本体は途方もない大きさだったんだろうな……」
「これが神竜の角! 美しいですね」
「ホント凄いね!」
それを見た俺は悠久の時に思いを馳せ、ロザミアやディアーネも目を輝かせて感嘆していた。
「どんな王族や豪商も喉から手が出るほど欲しがるでしょうね……」
モイラはそう言うと神竜の角を触りながら感慨深く見ている。
そしてスヴァリスは俺達に向かって語ったのである。
「神竜の角の効能は魔力増幅に病への万能薬……そして、老化の抑制だ。しかし、本当に貴重な物だから少ししか渡すつもりはないぞ」
「ああ……わかっているよ。君達には感謝している」
俺はそう感謝の言葉を述べると採掘場に置いてあったハンマーとのみを使って角を削っていく。
角は硬いが、3人で暫く作業し問題なく削る事が出来た。そして、削り終わった角を布に包んでモイラに渡すと彼女は嬉しそうに言ったのである。
「これで、錬金術の秘薬が作れるわ! ありがとねっ!」
嬉しそうにするモイラをスヴァリスは微笑んで見つめていた。それに対して魔女は彼女に、ねっとりとした視線を向けて言う。
「いい素材が手に入ったわ……ねぇ、竜人族の貴女? 私達と一晩一緒に過ごさない?」
そのストレートな誘いにスヴァリスは驚いて言ったのだ。
「なっ! 何を言っている!? お……お前達と一夜を過ごすだと!? しかも私は女でお前達も女じゃないか!」
スヴァリスは驚きの表情で俺達を見ると、モイラが謎めいた笑みを作り言ったのである。
「別に貴女が女でも構わないのよ……リュルケに負けた貴女は、まだ約束を果たしていないわよね?」
「おっ……おい! 変な冗談はよせよ!」
俺は慌てて止めようとするがモイラはその言葉を遮ったのだ。
「うふふ、冗談よ……でも貴女の体には興味あるわ」
「私の体目当てだと!?」
それを聞いて顔を赤らめ驚くスヴァリスに魔女は笑顔で答える。
「ええ、貴女のその逞しく美しい肉体……とても美味そうだわ!」
「なっ……何を言う! 私は女だぞ!」
スヴァリスは更に顔を赤くし、その美しい肢体を両腕で隠すようにした。しかし魔女はそんな彼女に近付き言ったのだ。
「うふふ……大丈夫よ。私はレズビアンだから……」
「レ……レズビアンだと?」
それを聞いてスヴァリスは更に顔を赤くし、その美しい肢体を両腕で隠すようにした。しかし魔女はそんな彼女に近付き言ったのだ。
「女だから女の体の事は充分知っているわ……」
そう言って魔女はスヴァリスの耳元で囁くと、彼女は更に顔を赤くして動揺していたのである。
(ええっ! モイラって同性愛者だったのか? だから攫った男や俺を女にして、あんな事を……)
俺がそんな事を思っていると魔女はスヴァリスの耳元から顔を離し、妖艶な笑みを浮かべて言ったのだ。
「だから貴女の肉体を隅々まで調べさせて欲しいの……貴女も竜人族なら名誉のために約束を守ってね」
「う……うう……竜人族の……名誉のために……」
魔女の無理強いさせる様な言葉にスヴァリスは動揺し、そう呟いたまま暫く考えていたのである。
そして、彼女は決心したかの様に静かに頷くと俺達に言ったのだ。
「わ……わかった! 竜人族の名誉を汚さぬために私も約束を守らねばな!」
その言葉に俺は驚いたのだが魔女は不敵に笑い喜んで言ったのである。
「うふふ、流石竜人族ねっ! じゃあ決まりと言う事で、これから貴女の家に案内して頂戴!」
「えっ!? 私の家にか!?」
スヴァリスは動揺して確認をすると、魔女は頷いて言ったのだ。
「ええ、そうよ外でヤルわけにはいかないでしょ……」
「そうか……わかった。じゃあ案内しよう……」
彼女はそう決心して言うと自分の住処に俺達を案内することになったのである。
「やれやれ、これからどうなるんだ?」
「彼女はリュルケが元男で私達と魔女の股間にアレが付いているの知らないよね?」
「モイラ様にとことんまで付き合わされるんですね……」
俺とディアーネ、ロザミアは小声で囁き不安になりながらも彼女について行くのであった……。