※この作品はR-18です。

魔女に敗北した男勇者は性転換させられる~勇者リュルケはメス堕ちしました。そのうえ、魔女の下僕として手足のように使われます~   作:nene2012

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ホムンクルス達を始末し帰還するも森の外れに転移し自警団に見つかる勇者達と魔女

「極限の冷気よ! 我に仇名す者を凍らせろ! 凍り付け!」

 

 そう唱えると、ホムンクルス達の足元に魔法円が現れて彼女達の体を包み込み凍らせるのである。その途端、2人の体は凍結していく。

 

「うっ! うぎゃああぁっ!!」

「か……体がっ! 凍り付くぅ!!」

 

 彼女達は悲鳴を上げながら、氷漬けになっていく。そして、やがて全身が氷に覆われて2人は物言わぬ氷の像となってしまうのであった。

 2人の氷漬けの像を見ながら魔女は更に詠唱をし始める。

 

「火球よ! 敵に当たって燃やし爆発しろ!」

 

 すると、魔女の手先から火球が現れ、そこから赤黒い炎の玉が氷の像と化した2人の体に目掛けて突撃していくのである。

 火球は彼女達の体に炸裂して爆発を引き起こす。その途端、ホムンクルス達の氷の彫像がバラバラに砕け散っていった……。

 魔女の放った魔法の詠唱によりホムンクルス達は跡形も無く消えて塵となる。それを見た俺は思わず呟いたのである。

 

「モイラの魔法……やっぱ凄ぇ……」

 

 俺はモイラの凄まじい魔法の腕に驚嘆する。そんな様子を見て魔女は満足げな表情を浮かべると、ホムンクルス達の跡に向かって言う。

 

「どう? 私の魔法の威力は? 跡形も無くなっちゃったけどね……」

「オーバーキルじゃない……」

「モイラ様! やりましたね!」

 

 ディアーネ、ロザミアもその光景を見て畏怖と感嘆の声を上げる。

 そして、ホムンクルス達が倒された事で俺達は安心し、今まで張り詰めていた緊張が解けるのである。

 

「ふぅ……」

 

 俺が一息つくと、モイラはニコニコしながら俺に近付いてきた。俺は機嫌がいい魔女に話しかける。

 

「星界の雫が破壊されて魔法が使えるようになったんだな?」

「そうね! アイツ等の自業自得だけど……」

 

 モイラはそう言うと、金属製の手枷を嵌められた両手を前に出して言う。

 

「さあ! 私の手枷を外して!」

「ホムンクルス達を木っ端微塵にしたんだ……鍵のスペアを館中、探し回らないと」

 

 俺は困った顔をして言うと、モイラは問題ないと言った顔でニヤリと微笑む。

 

「仕方ないわね! 魔法で破壊するわ……」

 

 そう呟くと魔女は詠唱をし始めた。俺はそれを見ながら内心、こいつの事だから、とんでもない事するんじゃないかと冷や冷やしながら見るのである。

 

「万物の魔力よ! 金属の手枷を腐食させ脆くさせよ! 錆びろ!」

「えっ!?」

 

 俺は思わず声を上げる。そして、魔女の魔法の詠唱が終わると、彼女の手枷はドンドン腐食していき、錆びついていく。

 

「あっ……」

 

 その様子を見て思わず言葉を失う。だが、魔女はそんな俺の様子など気にする事なくボロボロに錆び付いた手枷を両手で思い切り引っ張るとパキンッと音を立て割れるのであった。

 

「ふうっ! これで、自由になった!」

 

 彼女はそう言うと手枷を嵌められていた手首を擦りながら俺に言う。

 

「貴方達は裸だから何か服でも着たらどう?」

 

 モイラは全裸で佇む俺達を見渡して言う。俺は恥ずかしさの余り、思わず手で胸と股間を隠すのである。

 

「そ……そうだね」

「今、私達だけだからいいけど……」

「これもアスタールとホムンクルス達のせいです……」

 

 ディアーネとロザミアも赤面しながらモジモジして胸と股間を手で押さえる。だが、そんな俺達を気にもせず彼女は館の外へ出ようとしていた。

 

「お……おい! もう不老不死の件はいいのか?」

 

 俺は慌てて魔女に言う。だが、彼女は不老不死の事などもうどうでもいいと言った感じの表情で俺に言うのである。

 

「だって……星界の雫は爆散したのよ! もう、この館は用無しよ」

「そ……そうか」

 

 そう呟くと、館から出ようとしているモイラの後をついて行く。

 そして、服を捜そうとしたところに建物がグラグラと揺れだし、所々亀裂が入る。

 

「うわっ!」

「館が崩壊してる!」

「早く出ないと生き埋めになりますよ!」

 

「エーテルの供給が出来なくなったから、建物も維持できなくなって崩壊しているのね……」

 

 魔女は他人事のように呟くが俺達は慌てた。このまま建物が崩れたら間違いなく生き埋めになってしまうと確信したからだ。

 そんな時である……突如、館の揺れが激しくなり天井や壁に亀裂が入り始めたのである。そして、次の瞬間には大きな音を立てて崩れ落ちるのであった。

 俺達は間一髪で瓦礫を避け、難を逃れる外に出る事ができたのだ。だが、外から見ると館があった場所は瓦礫の山となっていた。

 

「危なかった……」

 

 俺は肝を冷やしながら、崩れ落ちた館を見て呟くのである。だが、モイラはそんな事より早く帰る事を望んでいるようだ。

 

「さあ! さっさと私の屋敷に帰るわよ!」

「ああ……そうだね」

 

 俺達3人共、裸のままなので早く帰りたかったので同意する。そして、帰還の為の魔法陣をモイラは描き始め、皆でそれを眺めていた。

 

「アスタールは死んだけど、私の怒りは収まらない……蟲の卵を産み付けられるは、幼虫を産まさられて未だにムカムカしているわ……」

 

 彼女は苛立つように言うと、カリカリしながら魔法陣を描き終える。

 

「さあ! これで私の屋敷に帰るわよ!」

 

 魔女はそう言うと、俺達はその魔法陣に乗っかると光が点滅し転移するのであった。

 そして、気が付くとある場所に転移していたのである。そこはグラスフの森の外れであった。

 

「ここは森の外れ……?」

「屋敷から離れた場所に転移した……?」

「うう……裸なので人に見られませんか?」

 

 全裸の俺達は辺りを見渡すが、幸いな事に俺達しかいないが暗くなるまで、まだまだ時間が掛かりそうである。

 

「イライラしながら描いていたから少し手順を間違ったみたい……御免ね……てへっ!」

 

 モイラが片目を瞑り舌を出しながら俺達に珍しく謝って見せる。

 

「いや……早く屋敷に帰ろうよ……」

「人が来る前に行こうよ」

「裸だと全てにおいて不安ですね……」

 

 俺達はそう言うと、裸のまま急いで屋敷に向かって歩き出すのであった。だが、俺達が森の中に入ろうとしたその時、後ろから集団が俺達に近付く気配を感じた。

 

「誰か来た!」

「ええっ!?」

「あわわっ……早く森に入らないとです!」

 

 俺が思わず声を上げると、ディアーネとロザミアも驚くように振り向くが時すでに遅くその集団は俺達の近くまで来るのであった。

 すると、武装した集団がドンドン俺達に近付いて来る。それはレハの町の自警団のようだった。

 

「ま……まずい!!」

 

 俺は咄嗟に叫ぶと、急いで近くの茂みに身を隠す。2人も俺と同じように一緒に茂みに隠れるのであった。

 しかし、モイラだけはローブを着ていたので、そのまま堂々と自警団の前に姿を現すのである。

 

「おい! お前は?」

 

 自警団の1人がモイラに気付き彼女に話し掛けた。だが、彼はモイラの正体を知らない為、誰だか分からないようだ。

 

「私はグラスフの森に棲む魔女よ!」

「え? 魔女!?」

「この女がか?」

「魔女だ――!!」

 

 自警団の1人が大声で叫ぶと、他の者達に知らせるように叫ぶ。そして、その叫び声を聞いた自警団達は魔女を恐れるかのように武器を構えるのであった……。

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