スロカス姫の追放♡ 〜お尻大好きTS転生美少女は、ハレンチ神スキルでスキルガチャをブン回す〜 作:龍々山ロボとみ
キャシーミア・タルーン。
通称キャシー。あるいはC子ちゃん。
年齢は17歳。
アキンドー商会とかいう、ボクのことを舐め腐った対応をしてくる商会に籍を置く、新米
「姫様!! ど、どうか、どうかお許しを……!!」
そして今は、自発的に服を脱いで全裸になり、細っそい背中を丸めて土下座をするハメになってるよ。
ボクは、C子ちゃんの肩を優しくぽんぽんと叩きながら、耳元で柔らかく囁く。
「商取引における誠意ってのは、必ず商品を用意する、必ずお金を用意する、の2つしかないんだよ♡」
「は、はい!! 重々承知しております!!」
「C子ちゃん、昨日はおパンツで許してもらえたから、今日は全裸で許してもらおうって? ははは。それはちょっと、ムシが良すぎるかなぁ」
今日もまた、明らかに「今日はこれ売りつけてこいよ。そういうのができるようになって一人前の商人なんだぞ」みたいに言われて持ってきたであろう、
鞘とか鍔とかに宝石がギラギラついている、観賞用とか儀礼用とかに使うような剣を何本も持ってきていたわけだよ。
ボク、確かに見た目が綺麗なのは好きだけど、中身が伴っていないものに命は預けられないよねー。
なので当然、そんなものは買い上げられないと伝えると、C子ちゃんは半泣きになりながら勝手に服を脱ぎ始め、ぶるぶる震えながら全裸土下座をキメてるってわけ。
まったく。イヤになっちゃうよね。
「C子ちゃん。ボクはC子ちゃんのことをイジメたいわけじゃあないんだよ。ただ、ちゃんとボクが欲しくなるような商品を持ってきてほしい、って言ってるだけなんだ」
「はい! はい……!!」
「昨日は慈愛の心でもう1日待つって言ったけど、さすがに2日連続はダメかなぁ。残念だけど、このままだと君の身柄を差し押さえて……」
「あの、姫様……」
ボクとC子ちゃんのやりとりを見ていたヤケド姉さんが、ボクに向かって深く頭を下げた。
「私からも、お願いします。C子ちゃんを許してあげてください。私にできることなら、なんでもしますから」
「……C子ちゃんの支払いは
「一生かけて、支払います。だから、どうか……」
そう言うと、ヤケド姉さんは頭を下げたまま動かなくなってしまった。
……ふぅむ。
仕方ないなぁ……。
「2人とも、顔を上げて。それからC子ちゃんはきちんと服を着て」
商談の場では身だしなみを整えておくなんて、商人として初歩の初歩でしょ。
「A子ちゃーん。美味しいコーヒーを3人分お願い」
ボクはホット。
そっちの2人には、アメリカンのレイコーを。
お茶請けでゴデャバのチョコレートもー。
「はい、姫様」
ということで、ボクの対面のソファに座り直したC子ちゃんとヤケド姉さんから、少し話を聞くことに。
「そもそも2人って、どういう繋がりなの?」
「キャシーちゃんは、父の友人の娘なんです。私の父もキャシーちゃんのお父様も商売人同士で、ともに王都で店を出して商売をしていました」
「けど……、ヤークト姉さんのお父さんのお店は、2年前に火事で燃えちゃって……。それからヤークト姉さんは行方が分からなくなっていたんです」
ヤークト姉さん……?
……ああ、ヤケド姉さんのことか。
正式には、ヤークトフランメさん、なんだっけ?
……長いから、やっぱりヤケド姉さんでいいかなー。
「店が燃えてしまって、父も母も……。私はなんとか助かりましたが、大きなヤケドを負って半死半生で数日過ごしました。神殿の特別救護班が治療してくださってなんとか一命は取り留めましたが、その時の治療代が払えず、そのまま神殿に囲いこまれたのです」
なるほど。
それで神殿にいたんだね。
「えっ? 神殿の治療は、無償のはずですけど……?」
「えっ? 治療してくださる方のスキルのレア度に応じて、お布施という形でお金を取ってるでしょう……?」
「……?」
「……?」
B子ちゃんとヤケド姉さんが顔を見合わせて首を傾げた。
まぁ、そんなところでも俗物っぷりを発揮していたクソキモとかのこと(お布施はほとんど、クソどもの懐に入ってたんだろうさ)はさておき、
「ヤケド姉さんの実家のお店は、どうして燃えちゃったの?」
タコ足配線でもしてた?
それとも寝タバコ?
「それが、まったく心当たりがなくて……。深夜、突然火の手が上がったんです。しかもそれが、たまたま大量に入荷していた火の魔結晶に引火して一気に大火事に」
ほほう。深夜に突然?
「ヤークト姉さんのご両親と一緒にお店も商品もお金もほとんど燃え尽きちゃったから、そのままお店も畳むことになっちゃったし……。そのせいで私も、ヤークト姉さんのところじゃなくて、アキンドー商会に丁稚に出ることになっちゃって……」
なるほどねぇ。
「つまり、ハメられたんでしょ?」
「えっ?」
「火の魔晶石を大量に入荷
そこまでされるってことは、よほど恨まれているか、邪魔だったのかのどちらかだねー。
「あれ? ひょっとして、アキンドー商会ってヤケド姉さんとこのお店とライバル関係だったりした? それで、ヤケド姉さんのとこが潰れたから、そこから一気に業績を伸ばしたりしてる?」
「は、はい……!」
「あちゃー。点と点が繋がっちゃったかな? これはもう、事実がどうとか関係なく、十分な動機になるね♡」
ボクは、呆然とした様子のヤケド姉さんをいったん放置し、あらためてC子ちゃんに向き直る。
「ヤケド姉さんのお店が燃えた時って、ざっくりどれぐらいの損害だったのか、分かる?」
「えっと……? たしか、金貨3000枚ぐらいになるかと」
「じゃあまず、C子ちゃんの身柄は現時点をもって差し押さえます」
「へっっ!?」
「なので、今後はアキンドー商会ではなく、ボクやヤケド姉さんたちの味方として動いてもらいます」
「……へっ?」
C子ちゃんが、ポカンとした表情をした。
「あの、奴隷身分に叩き落として、奴隷商に売ったりとか……?」
「C子ちゃんを売っても二束三文にもならないでしょ。手間と時間の無駄」
C子ちゃん、自分の神授スキルを言ってみなよ。
「……SR・高速暗算、ですけど」
「それならやっぱり、ボクらの仲間になってもらうほうがいいね」
さぁ、アキンドー商会に、目にもの見せてやろうか♡
リール姫「続きが気になる人は、いっぱいチップを弾んでね♡ 評価、感想、お気に入り、ここすき、どれもたくさん待ってまーす♡」