スロカス姫の追放♡ 〜お尻大好きTS転生美少女は、ハレンチ神スキルでスキルガチャをブン回す〜 作:龍々山ロボとみ
この子も、カススキルをもらっちゃったって……?
「いや、これ絶対
あのヤリチンクソ野郎が、ボクのときと同じく
「A子ちゃん」
「はい。すでに分身5体を向かわせています」
どうやらすでに
うんうん。
さすがA子ちゃんだ。
「その迅速な動き出し、いつも助かってるよー」
「っ!! は、はい、お褒めに預かり光栄です……!」
ご褒美にまた今度、全裸で添い寝してあげるね♡
それで好きなだけボクのおっぱいチュパチュパしていいからね♡
「は、はい……! ……うっ」
あ、A子ちゃんが鼻を押さえてうずくまってしまったぞ。
まったく、可愛いんだから〜♡
「それにしても、急な話だよねー」
ボクは、縛られて横たわったままもぞもぞしたりモガモガ唸ったりしている女の子を見下ろして、考える。
「ボクと一緒に
というか、ボクらがカススキルを授かる前からボクらのことを疎んでいた人物なんて、
さっさと自分の次期国王としての立場を確固たるものにして、自分が好きな女の子と公然とラブラブちゅっちゅしたいってだけの話でしょ〜?
「まったく。ヤんなっちゃうねー」
ボクは呆れ顔を浮かべて、やれやれと肩を竦めてみせた。
なお、A子ちゃんは、ブチギレ過ぎて表情がなくなってるし、B子ちゃんは婚約者ちゃんのことを憐れんで泣きそうになってるし、C子ちゃんはこの機会をどう利用すれば大金を稼げるかを皮算用してるっぽくて、目がお金のマークになっていた。
ボクは、ヤケド姉さんのおっぱいに顔を埋めて深呼吸をし、気持ちを落ち着かせる。
それから、目隠しと猿ぐつわをハメたままの婚約者ちゃんの耳元で、
「今から猿ぐつわを外してあげるけど、皆がびっくりするから大きな声は出さないでね?」
と、ささやく。
「むむっ? むむむ、むーむむむ?」
「うん。リールスタァだよ。ハーモニルーチェちゃん」
「むむむぅっ!」
公爵令嬢、ハーモニルーチェ・ピァン・バーチャリア。確か、本日15歳。
……やっぱり長いなー。
ハム子ちゃん(公爵令嬢の、公)でいいか。
「……ぷはっ。……このような見苦しい姿をお見せして、まことに申し訳ありません」
「あ、良いよ良いよ。堅苦しいのは抜きで。ボクもまもなく姫じゃなくなるし、君も似たような目に遭ったんでしょ」
「……私は、やはりあの方に……?」
「あ、噂は聞いたことある感じ? まぁ、あのクソアニキと違って、君はそういう巷の噂とかしっかり集めてそうだもんね〜」
「…………?」
ボクがヘラヘラと笑っているのが不思議なのか、ハム子ちゃんは目隠し越しでも分かるぐらいに怪訝そうな表情を浮かべた。
ハメられてカスにされたってのに全く悲観してないってのは、たぶん相当奇妙に感じるんだろうね。
まぁけど、ボクはカスじゃなくて神スキル(ただしハレンチ)だったわけだし。
それに、本当にカスだったとしても、悲観してばかりじゃつまらないからねー。
人生なんて、何をどう楽しむかでしかないわけじゃん。
だから、常に目の前の出来事を楽しまなきゃだよ。
「ところでハム子ちゃん」
「ハムっ……!? い、いえ。なんでしょうか?」
「試しにさ、
「へっ……?」
「一番古い記憶って、どんなこと?」
「…………えっと、お父様に買っていただいた
「他には?」
「……ハローケイティのぬいぐるみを、たくさん集めてて……」
「ふむふむ」
「あとは……、
なるほどね〜。
「ハム子ちゃん。ショックを受け過ぎて、少し混乱してるんだね」
「え、あ、はい……。そうですね……。なんだか私、見覚えのない記憶ばかりが浮かんできて……」
「うんうん、分かるよ。ボクも、数日間はそうだったからさ。だからそういうときは、静かに横になってるか、ぼーっとして頭を休めてあげると良いよ」
「そう、ですか……?」
「うん」
「けど、あたしも、リール姫も、明日には森に……」
「大丈夫だよ。明日馬車に乗って、森までは数日かかるからさ。それまでに、少しでも気持ちを落ち着けておいたほうがいいよ」
ボクは、LR・大商人の二枚舌を駆使して、ハム子ちゃんを宥めすかして早めに寝かせることにした。
寝る時も少し緊張していたようだったけど、ボクが使っているベッドに寝かせて、隣に腰掛けて手を握ってあげたら、安心したように寝息を立て始めたよ。
やれやれ。
ハム子ちゃんも、災難だったね。
「この借りは、いずれ返さないとダメだね〜」
ボクは、クソ憎たらしいクソアニキの顔を思い浮かべながら、心の中でべーっと舌を出した。
翌日。
ボクとハム子ちゃんは、厳重な手枷をハメられたまま馬車の中に押し込められた。
馬車の中には、ボクとハム子ちゃんと、ボクたちの世話係となっているA子ちゃんが乗っている。
後ろからはもう一台の荷馬車がついてきていて、そちらには、数日間の馬車旅中の水や食料が乗っているのと、XYZ子ちゃんの3人が、追加の世話係ということで、乗っているよ。
「しっかし、厳重だね〜」
ボクが馬車の窓の隙間から外を見ると、全身鎧を着込んだ兵士たちが、ボクたちの馬車を取り囲んでいるのが見える。
その数、総勢50人ほどかな。
名目上は、森に着くまでのボクたちの護衛ってことになっているけど、実際は、ボクたちが逃げ出せないようにするための見張りなんだろうね。
というか、なんなら森に着いた時点でボクたちを確実に亡き者にするための、刺客なのかもしれないね。
カススキルしか持っていない女の子2人を始末するなんて赤子の手を捻るようなもんだってのに、なかなか手が込んでるよ。
「……あと数日かー」
ボクは、昨日からずっと心ここにあらずといった様子のハム子ちゃんを見て、それから、無言でボクを見つめるA子ちゃんに、ウインクをひとつしてあげたのだった。
リール姫「続きが気になる人は、いっぱいチップを弾んでね♡ 評価、感想、お気に入り、ここすき、どれもたくさん待ってまーす♡」