※この作品はR-18です。

スロカス姫の追放♡ 〜お尻大好きTS転生美少女は、ハレンチ神スキルでスキルガチャをブン回す〜   作:龍々山ロボとみ

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番外編(神の視点回)・リール姫、祖国の財政を破壊せんとす・1

 

 *(神の視点)*

 

「よーし、ボク、ドラミング王家の財政をめちゃくちゃにしちゃうぞー♡」

 

 死の森に来てしばらくたったある日。

 リール姫がそのように決意した。

 

 というのも、そろそろリール姫たちを森まで連れてきた護衛の兵士たちの生き残りが王都に帰還し、

 

 リール姫とハム子が死んだ(ついでに、A子とXYZ子も一緒に死んだ)という話が王家に、とりわけ、現皇太子殿下であるトリプルスタァ・ファン・ピロン・ドラミングに伝わったはずだからだ。

 

「追放の邪魔されないように放置して大人しくしてたけど、そろそろあの皇太子殿下(クソアニキ)にもたいへんな目に遭ってもらわないと不公平だよね〜♡」

 

 というわけである。

 そうするとまずはどうするか。

 

 リール姫は、A子とC子の2人に密命を出した。

 

「こっそり王都に戻って、そこから2人でドラミング王国内の主要な都市や街をなるべくたくさん巡ってきて」

 

 2人は一も二もなく頷き、不死鳥の炎尾羽根の効果で高速飛翔する(背中から炎の羽根が生えて、ジェット噴射のように炎を噴き出して空を飛べる)C子を、C子の影の中に潜んだA子が忍法隠れ身の術で隠蔽し、街から街へと飛び回った。

 

 するとどうなるか。

 

 A子B子C子及びハム子とヤケド姉さんは役職持ち従業員なので、一度行ったことのある場所には、自動ドアを繋げることができる(つまり同行(アカンパニー)がオンできる)ようになるのである。

 

 一月ほどかけてドラミング王国内のほとんどの町や村を訪れたA子とC子に連れて行ってもらい、ハム子のスキル効果で変装したリール姫とハム子とB子は、同じようにほとんど全ての町や村に足を踏み入れ、これでいつでも好きな街に出入りできるようになった。

 

 次にC子は、ヤケド姉さんから融資を受けた3000枚の金貨を使って複数の町(国内全土に満遍なく、ただし王都とA子B子及びXYZ子たちの実家や影響力のある町を除く、10町村)で商店用の店舗建物を購入し、新商店の看板を取り付けた。

 

 名付けて楽チン市場。

 

 取り扱い商品は主に小麦粉、塩、砂糖、胡椒などの食料品や、ワインや日本酒、ブランデーなどのアルコール類、さらにはこの世界でも売れるであろう日用品やらなんやらだ。

 

 ぶっちゃけると、ドンカで買える商品のうちこの世界でも普通に売れるであろう商品を、こちらの世界の入れ物や容器に移し替えて売り捌いているだけなのだが。

 

 当然のごとく、これが飛ぶように売れた。

 

 購入していくお客様のご感想を読み上げると、

 

「あまりに安いのに品質は最高峰。店主が正気に戻る前になるべくたくさん買わなくては」

 

「嫁を質に入れてでも買わなきゃ」

 

「俺は妹と娘も質に入れたぜ」

 

「俺も俺も」

 

「俺も俺も」

 

「俺も俺も俺も」

 

「俺は金貸しから借りられるだけ借りて買い込んだぜ! なぁに、これを売り捌けばすぐに返済して黒字にならぁ!」

 

 てなもんである。

 

 なお、店舗の従業員は王都のスラムで適当に見繕ってきたチンピラを催眠眼で操って働かせているので裏切られる心配はないし、販売する商品は毎朝開店直前にA子とC子が店に卸すので盗まれる心配もない。

 

 それと、まともに販売していたのは最初の2週間だけで、その後は毎日10店舗のうちのランダムな1店舗をサイコロを振って選び、選ばれた1店舗だけが商品を販売するというクソ仕様にして、転売目的の商人たちをふるいにかけていった。

 

 それから徐々に、販売商品の中に宝石や貴金属、アクセサリーなどを混ぜ込むようにし始め、

 

 運良く購入できた行商人から、大規模商店やお貴族様方、果ては王家にまで楽チン市場の噂が流れ込むようになった。

 

 そしてとうとうある時、楽チン市場で販売員をしている洗脳済みチンピラ店員の前に王家の紋章が入った手紙が届き、C子からA子の手を渡って受け取ったリール姫が手紙を開封した。

 

『王家にも多数の商品を献上し、ついでに今までの売上の半分を納税すれば、王家御用達の印を出してやっても良い』

 

 内容は超絶上から目線であり、また、あまりにも横暴な内容であったが、手紙を読んだリール姫はにんまりと笑った。

 

「ふふふふふ♡ 早くもエサに食いついたね♡」

 

 

 

 その数日後。

 ハム子のスキル効果で変装したリール姫(やり手ババア商人の姿)が、変化の術で筋骨隆々な大男に化けているA子と、めちゃくちゃピシッとした服装にさせられたC子を伴って、ドラミング王国の王城を訪れた。

 

 楽チン市場が開店して、わずか3か月後の出来事であった。

 

 そして、大商人の二枚舌とA子の催眠眼を駆使してあれやこれやと話を進めていき、

 

「お初にお目にかかります、皇太子殿下。私は楽チン市場の統括オーナー、セィマッシ・ミキタニと申しまする。本日はこのような場にお招きいただき、恐悦至極に存じまする」

 

 とうとうセィマッシ(リール姫)は、ドラミング王国の皇太子殿下(クソアニキ)と、交渉の場で対面したのであった。

 

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