スロカス姫の追放♡ 〜お尻大好きTS転生美少女は、ハレンチ神スキルでスキルガチャをブン回す〜 作:龍々山ロボとみ
「よいしょっ、と。……これで最後の一箱だねー」
メダル枚数の計量機に、ドル箱の中のメダルをジャラジャラと流し込む。
大量のメダルがあっという間に機械に吸い込まれていって、今回ボクが獲得したメダルの総数が表示された。
『6463枚』
ボクが自分のお尻をイジって気持ち良くなってもらえたメダルが68枚だったはずなので、
これってつまり、この何時間かで100倍近い枚数に増えたってことだよね?
「……いやー。これはヤバいね」
何がヤバいって、これは多分ビギナーズラックってやつだってことだ。
前世でギャンブル趣味の同僚がいたんだけど、初めてやるギャンブルだとそれなりに勝ちやすいもんだって話してて、
それから、だから沼にハマって出れなくなった奴がパチカスとかスロカスになるわけさ、って言ってたわけですよ。
「確かにこれは、やめられなくなるねー……」
回せば回すほどあふれてくるメダル。
ずしりと手にくるメダルを詰めたドル箱の重さと、それを背後に積み上げる快感。
こんなの知っちゃったら、クセになっちゃうぜ♡
というか、途中から興奮してきちゃって、右手でスロを打ちながら左手でお胸をくりくりしたりお股をくちゅくちゅしたりしちゃった♡
誰もいないホールで全裸でスロ打って大当たり引きながらオナニーするの最高に気持ち良いね♡
「……さてさて。稼いだメダルは、交換所で色んな物に交換できるって言ってたよね?」
ボクの手元には、計量機から出てきたカードが握られている。
表面には先ほどの計量したメダルの枚数「6463枚」が、裏面にはボクの名前である「リールスタァ・ファン・ピロン・ドラミング」と「店長」という役職名(ボクが店長?? このハレンチなお店の??)がそれぞれ印字されている。
計量機が置かれた場所の隣には、様々なモノが置かれた小売カウンターがあった。
缶詰とかレトルト食品とかカップ麺とかの一般的な食料品やお菓子類、衣類とか洗剤とか化粧品とかのほかに、
物々しい見た目の剣とか槍とか弓とか盾とか鎧とか杖とか、巻物とか本とか薬瓶とか、そういうものも置かれている。
交換レートを見るに、例えば板チョコ1枚でメダル2枚、500ミリボトルのジュース1本でメダル3枚。
シャーペン1本でメダル2枚、ノート1冊でメダル1枚、ボールペン1本でメダル3枚。
単色Tシャツ1枚でメダル40枚、ジーパン1本でメダル60枚、シンプルなスニーカーでメダル100枚。
おおむねメダル1枚が、前世の日本での50円分くらいに相当している計算になる。
なので、例えばそこの鉄の剣とかはメダル2000枚で約10万円相当の品だということだし、そっちの槍はメダル3000枚で約15万円相当の品だということが分かる。
そして、その中でも一際異彩を放つのが、表面に「10連!」と書かれた金色のコインだ。
これは10連ガチャコインという名前らしいんだけど、なんとこのコイン、1枚手に入れるためにメダルが
……
え、じゃあ、今日みたいな大当たりを出しても全然ってこと??
ボクは、左手で握り締めていた、メダル初獲得ボーナスとやらでもらえた1枚の金色コインをじっと見つめた。
「メダル2万枚分の価値のコイン……」
じゃあ、それほどの価値のあるコインは、果たしてどんなことに使えるのだろうか。
その答えは、小売カウンターの端のところに置かれた小さなガチャガチャマシーンに書かれていた。
『10連ガチャコイン挿入口↓』
いかにもチープな見た目の、カプセルトイとかが入ってそうなガチャガチャマシーンに、このコインの挿入口があった。
そして何台か並んでいるマシーンのうちの1台には『ただいまピックアップ
……これってつまり、そういうことだよね?
なんでこんなハレンチなお店に入って遊べるスキルが
つまり、そういうことでいいんだよね??
ボクは全裸のまま、少し震える指先で摘んだ金色コインをガチャマシーンの挿入口に入れ、ゴクリと生唾を飲んでからガチャハンドルを回した。
ガチャ、ガチャ、ガチャチャ。
ゴトゴトゴトゴト、とマシーンが揺れたかと思うと、スポポポポン! とカプセルが飛び出してくる。
銅色が3つ。
銀色が4つ。
金色が2つ。
そして、虹色に輝くカプセルが1つの、合計10個が出てきた。
「…………ど、銅色から、いってみようかな?」
ボクは、ドキドキしながらカプセルを順に開封していく。
「……ほんとに、スキルオーブだ」
銅色のカプセルの中からは、「
銀色のカプセルの中からは、「
金色のカプセルの中からは、「
そしてそして、虹色のカプセルの中からは、な、な、なんと、「
「…………やっっば」
ボクは、呆然と目の前のスキルオーブたちを見つめる。
まるで夢の出来事のようで、現実感がまったくない。
そもそもスキルオーブというのは、この絶対レアスキル制の我が国にとって宝石や貴金属よりもありがたがられるものだ。
主にダンジョン内のバケモノを倒すことで手に入れられるモノで、一攫千金を夢見る命知らずの冒険者とかいう連中が、危険なダンジョン内から獲ってきてくれることで国内に流通している。
だから、断じてこんなふうに簡単に手に入るモノではない。
なのにそれが、10個も……。
しかもレア度を考えれば、通常は、日本円で100万円なんて端金に思えるような大金が動いて取引されることになるはずのスキルたちだ。
「…………ふふ、ふふふふふ……」
このスキルオーブを使えば、ボクはオーブに表示されたスキルを獲得することができる。
このスキルたちを全部獲得すれば、レアスキル第一主義であるドラミング王国内でのボクの地位は、飛躍的に上昇するはずだ。
「ふふふふふ…………。ふははははははーーー!!」
喜びと嬉しさから笑わずにはいられない。
ボクはひとしきりゲラゲラ笑って床を転がり回ってから、両頬をパチンと叩いて気を引き締め直した。
「この王国での地位? ……ふん。そんなもの、手に入れる必要もないね」
ボクがカススキルを手に入れたとたん(実際は神スキルだったわけだけど)、手のひらを返してこんなところに押し込んで森に捨てようとしている
それに、これらのスキルを手に入れたことを伝えたとして、信じてもらえるかどうかも怪しいし、信じてもらえたとして、絶対にどうやって手に入れたか調べられる。
この部屋の中でお尻を弄ってゲットしたコインでガチャを回しましたとか、お尻で気持ち良くなって貰ったメダルでスロットを回して遊んでましたなんて、恥ずかしすぎるから言いたくないよね……!?
「……決めた。追放は、大人しく受け入れよう」
そして、追放先の森で、新しい生活を始めるんだ。
「大丈夫。このスキルや、これから手に入るスキルがあれば、きっと生きていける」
目の前にある10個のスキルオーブをまとめて手に取り、口の中に放り込む。
「あーー、……んっ」
ゴクリ。
ボクはボクのスキルと未来を信じて、10個のスキルオーブをまとめて飲み込んだのだった。
リール姫「評価と感想がたくさん来る未来も信じてるよ!!」