※この作品はR-18です。

獣人男の子ガウ君、女ご主人様に可愛がられる   作:ユーリンちー

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★おべんとうと初めてのお友達

ご主人様とシてから少し時が経ち、少しずつ馴染めてきた気がする。ある日の早朝、とてもいい天気だ。僕は朝起きるのが早いので、ご主人様を毎日起こしている。ご主人様の肩をポンポンと叩いて、声をかけると、とてもふにゃふにゃな声が聞こえた。

 

「ご主人様、起きてください。会社に遅刻しちゃいますよ」

 

「うぅ〜ん・・・あとちょっとだけ・・・」

 

「も〜、ご主人様・・・噛みついちゃいますよ〜?」

 

さすがに冗談だけど、いい加減起こさないと本当に遅刻してしまうので布団を剥ぎ取ろうとした時、ご主人様に手を掴まれて布団の中へ引きずり込まれてしまった。

 

「わぅ・・・ご、ご主人様・・・?」

 

「あ〜・・・ガウ君あったか〜い・・・♡ねぇ、このまま会社休んで一緒に寝よ・・・?」

 

ご主人様の優しくていい匂いと、温かいお布団とご主人様に包まれてウトウトしてしまうが、なんとか理性を取り戻してご主人様を振り解いた後、布団を剥ぎ取った。

 

「ご・主・人・様!ダメですってば!ぐるる・・・!」

 

「ちぇ〜っ、ダメか〜・・・もうちょっとだったのに」

 

「朝食用意してありますから、着替えたら降りてきてくださいね」

 

「は〜い」

 

ご主人様に負担をあんまりかけられないので、朝食とご主人様のお弁当は僕が作る事にしている。

 

「ガウ君のご飯〜♡いただきま〜す。ん〜美味しい〜!」

 

ニコニコして美味しそうに僕のご飯を食べているご主人様を見ると、僕も嬉しくて尻尾を振ってしまう。食べ終わった後、ご主人様は大分焦って準備をしていた。

 

 

「よいしょっと・・・じゃ、行ってくるね・・・!いい子にしててね〜!』

 

「は〜い」

 

慌ててご主人様は家を出て行った。あれだけ急いでたら何か忘れてそうだけど大丈夫かな・・・。僕は一応家を確認した時、とんでもないものを見つけてしまった。

 

「ご主人様・・・お弁当忘れてる!届けなきゃ・・・!あれ、でもご主人様の会社の場所知らないや・・・どうしよ・・・」

 

こういう時は耳をぺたーんとたたんだり立たせたりするとなんとなくいいアイデアが思いつくけど・・・

 

「そうだ、匂いを辿ればなんとか・・・」

 

僕はかすかなご主人様の匂いをたどりながらご主人様の会社へ向かう事にした。ペット登録首輪もつけてるから安心・・・!さっそく僕は匂いを確認しつつ外を歩いた。なんだか道ゆく人にすごくジロジロ見られてる気がする・・・

 

「ねぇ、あれ見て、獣人じゃない?」

 

「え、どこ!?ほんとだ!」

 

二人組の高校生の女の人に絡まれてしまった。清楚な感じの人とギャルっぽい人だ

 

「え、かわいい〜・・・♡ねぇねぇ、獣人君、こんなところでなにしてるの〜?」

 

「野生?あ、でもペット登録首輪つけてるから・・・迷子になっちゃったの?」

 

「え・・・あの、ご主人様が・・・」

 

僕は、これまでの経緯を話した。

 

「わぁ〜お、お弁当忘れちゃったの・・・そりゃ大変だね〜」

 

「う〜ん、ここら辺ビル多いし・・・あ、でもさ、獣人買えるぐらいの人だからめちゃ金持ちじゃない?ここら辺ででかい会社ってあそこでしょ?そこじゃない?」

 

「あ、確かに!獣人君、もしかしたらそこにご主人様がいるかもしれないから、あたし達と一緒に行ってみる?」

 

確かに、人も多くて徐々にご主人様の匂いが薄れてきたので困っていたところだった。お言葉に甘えてついていく事にした。

 

「よーしじゃあ出発ー!」

 

「君、名前なんて言うの?あと、何の動物の獣人さんなのかな?」

 

「名前はガウです。狼の獣人です」

 

「ガウ君か、よろしくね。私、麗沙(りさ)。あのギャルは適当に呼んでいいよ」

 

「ちょっと酷くなーい?あたしは柚呑(ゆの)って名前あるんですけど〜」

 

なんだか愉快な人達だ・・・お友達っていいなぁ。野生にいた時はそんな人いなかったし・・・今もご主人様の家にいる事が多いから・・・。そんなことを考えていると二人の言う会社に着いた。

 

「さ、着いたよ〜。あのテーブルに置いてある電話取れば多分オフィスに繋がるから!」

 

「ご主人様、いるといいね」

 

「はいっ、ありがとうございます!」

 

二人にお礼を言った後、僕はさっそくご主人様がいるか確認してもらった。二人の予想は的中しており、ご主人様は本当にここにいた。

 

「ガウ君!?どうやってここに!?」

 

「優しい学生さん達に連れてってもらったんです!あ、これ。お弁当です!」

 

「ごめんね〜!ガウ君ほんとにありがとう!大好き♡!それから後ご主人様はすぐ戻らないといけないから、連れてきてくれたお二人にも変わりにお礼言ってくれる?」

 

「はい!じゃあ、ご主人様、お家で待ってますね〜!」

 

オフィスを出た後、僕は麗沙さんと柚呑さんにもう一度お礼した。ここまでしてくれたので何かできればいいけど・・・

 

「あの、何かお礼をさせてください!」

 

「え〜、お礼なんていいのに〜」

 

「でも、何かお礼しないと僕の気が・・・なんでもしますから!」

 

その言葉に、二人はピクっとした反応を見せた。

 

「なんでも・・・ね」

 

「なんでもか〜・・・」

 

「はい、なんでも・・・!」

 

「じゃあガウ君、こっちきて・・・」

 

僕は、二人に一目につかない路地裏に連れて行かれた。何をするんだろう・・・?

 

「ガウ君さ、二つお願いあるんだけど、いい・・・?」

 

「は、はい・・・」

 

「じゃさ、まず耳と尻尾、触らせてよ・・・」

 

「え・・・」

 

「ダメかな〜?さっきなんでもするって聞いたけど・・・?」

 

うぅ・・・確かになんでもするって言ったのは僕だ・・・耳と尻尾は敏感だからあんまり触って欲しくないけど・・・。

 

「ど、どうぞ・・・あの、優しくしてください・・・」

 

「やった〜♡」

 

二人は僕の耳と尻尾を触り始めた。柚呑さんは僕の耳をスリスリと触り、麗沙さんは尻尾を撫でてくる。これはお礼だから・・・変な声出しちゃダメ・・・!我慢しないと・・・。

 

「んっ・・・♡」

 

「わぁ・・・ふわふわ〜・・・♡ねぇ、お耳のこことか・・・どう?くすぐったい・・・?」

 

「尻尾も触り心地いいね・・・♡ずっと触ってたい・・・」

 

「あ、あの・・・♡・・・っ・・・二つ目のお願いって・・・なんですか・・・?」

 

「あぁ、そうだったそうだった・・・!ガウ君の耳気持ちいいからつい・・・」

 

柚呑さんは思い出したのか、手を止めて胸ポケットからメモを取り出して何かを書き始めた。そして、その紙を僕に渡してきた。

 

「はい、ガウ君。これ、私達の電話番号♪いつでも電話してきてね♡ガウ君のお家のも教えてくれる?」

 

「はい・・・えっと番号は」

 

柚呑さんはご主人様の家の番号をメモした後、大切にしまった。

 

「ありがとっ♡ガウ君♡私達からもお電話するね♡ほら麗沙、そろそろガウ君の品定m・・・尻尾から離れてよ」

 

「はぁ、もうお別れか・・・まぁ、また会えるし、いいよね」

 

もうお別れ・・・?でも、電話番号もらったし、これって・・・。僕は番号の書かれた紙を包むように握った。

 

「あの、これって・・・僕はお二人と、お・・・お友達になったって事でしょうか・・・!」

 

二人は少しきょとんとした顔をしたあと、優しく微笑みながら話した。

 

「そっ!お友達っ!」

 

「これからよろしくね〜♡」

 

僕はその言葉に尻尾を大きく振って喜んだ。初めてのお友達・・・!その後、僕は二人と別れを告げてルンルンでお家に帰った。

 

「これ、大事にしまっておかなきゃ・・・!」

 

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「ねぇ、柚呑。ガウ君の耳どうだった?」

 

「え、そりゃもう触り心地良すぎて・・・あぁ〜もっと触りたかったなぁ〜。・・・てかさ、ガウ君触られてた時ちょっと感じてたよね?(笑)」

 

「そうそう、声我慢しててめっちゃ可愛かった(笑)」

 

「番号も交換したし・・・ガウ君の事、これからたっぷり可愛いがってあげよ〜っと・・・♡」




柚呑さんと麗沙さんに可愛がられちゃう話も随時更新していきます。

果たしてどんなふうに可愛がられちゃうのでしょうか・・・
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