う”ぃーなすでぶらっど的な世界に転生してみた 作:ミッション トルード
見切り発車、淫夢要素などのパロディ多め、不定期更新、でもエロは頑張る
またおかしなこと書き出したと、生暖かい目で作者の妄想に付き合っていただきたい所存
ーー性癖とは歪むものではない。広がるものだ。
A.D 1920 アダム・ショクシュスキー
やあ、みんな。
皆はどのような性癖をお持ちかな?
人に胸を張って誇れるもの。あるいは決して人前には明かせないもの。
心の中心に座し、人生に彩りを与え、もれなく股間を熱り立たせる。
そんな自身の“好き”が詰まったもの、それが性癖だ。
誰しもの共感を得られるメジャーなものから、他人が聞いたらドン引きするような……それこそ性癖バトルしようぜ性癖バトル!と無邪気に誘ってきた相手を容赦なく殴り殺せるようなニッチでフェティッシュなものまで。
その数は今や人の数。人ひとりだって複数の癖を持っているのだから、もはや星の数ほど在るとも言えよう。
宇宙の如く無限の広がりを秘める性癖。しかし広がり過ぎたらそれはそれで「お前の
広く浅くでは真の悦楽は味わえない。違いが分かるからこその大人の楽しみ。そんなゴールドブレンド的な味わいを持つものが「性癖」というものである。
などと自分で語っててよく分からなくなってきたが。
そんな俺が第一に推しているのが「触手」であった。
様々なジャンルを渡り歩き、股間に聳え立つ灯台を道標に過酷な航海を乗り越えた末、ようやく辿り着いた世界の真理。
いいよね触手……。
いい……。
かの葛飾北斎も愛した文化の極みだよ。
少女の柔肌に無数の肉塊が纏わりつき。初めは恐怖と拒絶に塗れていた顔が、なお与えられ続ける人外なまでの強烈な快感に恍惚へと蕩け堕ち。果てには少女の方から求めるようになっていく様など絶頂すら覚える。
人外ゆえのご都合主義。普通の人型では決して扱えないようなニッチな要望にも応えてくれる、そんな見た目通りの柔軟性も触手が持つ魅力の一つと言えよう。
さて、などと熱く語る俺が、同志諸君らにお勧めしたいのが、かのR18ブランドdualtailが手掛ける『Venus Blood』シリーズである。
女神や魔物が登場するファンタジー調ながら、触手によるエグい陵辱や調教を基本スタンスとする本作。
ヒロインの悪堕ち、洗脳、卵出産、フタナリ化、お腹がペースト状になるまでの容赦ない腹パンなどなど。語り尽くすには余りある非っ情に幅広い
加えてゲーム性……特にシミュレーション要素がメチャクチャしっかりしていて、難易度も極めて歯応えがあることから、エロそっちのけ、寧ろそっちが本篇だと言わんばかりに夢中になる者も多々。
エロシーン回収のためにゲームを進めてたつもりが、いつしかスキル構成やパーティー編成のために夜を明かす……そんなことが当たり前のように起こるのもまた、本作の持つ魅力の一つである。
その完成度の高さから海外ファンも多く生まれ、現在では過去作品のインターナショナル版も現在鋭意製作中。
知っている人は知っている。知らない人は覚えてね♡
そんな作品である。
「ーーなどと語る俺の名は、大学生ニートの武藤正一。
幼馴染で同級生のイマジナリーフレンドと遊園地に行った帰り、黒ずくめ男達の怪しい取引現場を目撃する。
触手脳姦プレイの妄想に夢中になっていた俺は、背後から近づいてきたもう一台のトラックに気づかなかった」
キキーッ ガンッ
「俺は
ーーー体が触手になっていた!
なんだこれは。たまげたなぁ。
これが噂の異世界転生ちゃんですか。
気がつけば鬱蒼と茂るジャングルの中、湖面に映る自らのぬらぬらとした肢体に感嘆の息をこぼす。
肉肉しい薄ピンクの光沢に塗れる体はまさにファンタジーに出てくる触手そのもの。
……や。無数のひだがあるわけでもなく、長い紐状の体がただ一本あるだけだから、デカいミミズに見えなくもないんだけど……コレは触手に違いないんだ。俺は詳しいんだ。
え?というかいきなり異世界スタート?
女神による転生の事務手続きとか、チート能力の付与とかそういうの無い感じ?
最近色んな転生ものがあるからなぁ。人手不足がうたわれる昨今、天界も忙しくて時間割けないわけだ。
お陰でここがどういう世界なのか、そもそも自分がどういう生き物なのかさえ皆目検討がつきません。
レトロゲームだと主人公がいきなりフィールドに投げ出されてスタートするけど、ん、今まさにそんな心境。
そもそも触手って何だ? (トゥーン♪)
寿命は?生態は?学術上の分類は?
普段なに食べて生きてますのん、
我思う故に我あり。けど自分の幸せが分からない、そんな現代社会。
エロ同人では「あ、近所の田中です」くらいに平気な顔で登場する触手だけれど。その実、どこぞのSCPに登録されたり、クトゥルフ神話なんかに登場してもおかしくない神話的空想生物である。
そんな生物にいざ自分が成って正気を失わないでいられるのは、日頃からの触手愛の賜物か。
だって見ろよこの粘液滴る体……いつ見てもホレボレしちまうぜ。
ヌレテル!ヌレテル!
肩ニデッカイ加湿器ノセテンノカイッ!
などと湖面を鏡にポーズをとること小一時間。とりあえずそこらへんの葉っぱ齧ってみたけど普通に不味すぎて吐きました。
となればーーやはり女体か。
触手といえば女体に纏わりつき、その柔肌から滲み出る体液を啜ってこそ本懐というもの。
その証拠に、ほら。意識しただけで全身に血流が巡り、まるで勃起したように力が漲ってくる。思考までが熱を帯び、まるで頭の中まで海綿体になったよう。
“ぐへへー。待ってろよ竜ロリ〜”
さすれば行くべき道は一つ。まだ見ぬ女体を求め、うねうねと体をくねらせながら蛇のように獣道を進んでいく。
鬱蒼と茂る森を掻き分け、近場にあった最も標高の高い山を目指す。
果たしてどのような国があるのか。どんな文明が栄えているのか。
股間と琴線に触れる可愛い
居たならどんな淫らな手で籠絡してやろうかと。
そんな
道中、餌か何かと勘違いしたのか、プテラノドンに似た巨大な怪鳥が俺を食おうと襲いかかってきたが、咄嗟の機転、生物としての防衛本能か、強酸性の粘液を体皮から分泌することで難を逃れることができた。
流石は触手。
そうして3時間に及ぶ登山の末、ようやく辿り着いた山頂。
眼下に広がる雄大なまでの自然の姿を、豆粒みたいに退化した目で見渡す。
どこまでも続く熱帯雨林。一瞬海かと見間違えた巨大な湖には、ネッシーに似た首長恐竜が群れをなして泳いでいる。
ギャアギャアと空を鳴くさっきのプテラノドン。トリケラトプスが森を掻き分け、ブラキオサウルスが木々の合間から首を覗かせている。
無限と広がるその世界はまさに
……あれ?ちょっと待って?
女体とかいうそれ以前に、この世界ーーーーー