結城有紀の女難。 作:cuddle
「ただいまー!」
「お邪魔します」
「お邪魔するんよー」
三者三様に少女達が結城家に遊びに来ていた。
そこで先に帰ってきていた友奈の弟の有紀が出てくる。
「おかえり姉さん。東郷さんと園子さんもこんにちは」
軽く挨拶すると東郷も園子も挨拶を返す。
「部屋に飲み物とお菓子持ってく?」
「うん! ありがとう有紀ー!」
「抱きつかないでったら!」
鬱陶しそうに姉を押し退ける有紀。
それをちょっと残念そうに友奈が口を尖らせる。
「照れなくていいのに」
「照れてない!」
そそくさと奥へと引っ込んで行く有紀。
離れていく有紀を見て東郷が友奈に話しかける。
「相変わらず仲良いね。二人は」
「そうかなぁ? 最近は反抗期だよ? 昔はお姉ちゃんお姉ちゃんってわたしの後ろをついて来てたのに」
「初めて二人に出会った時も友奈ちゃんの後ろについてたよね」
「ほーほー」
二人の思い出話を園子は楽しそうに聞き入っている。
友奈が二人を自分の部屋に通してお喋りをしていると、部屋の外からノック音がする。
『姉さん開けて』
「はいはーい」
と、ドアを開けると、盆の上にはケーキと2リットルのペットボトルの紅茶に人数分のコップが載せてある。
部屋の真ん中に置かれている丸いテーブルに盆を置く。
「じゃあごゆっくり」
「え〜。有紀の分は? 一緒に食べようよ〜。宿題も見てあげるよ?」
「いいよ。受験勉強の邪魔したくないし」
友奈達も今は中学三年の受験生。
特に去年色々あって成績を落とした姉を有紀なりに心配していた。
「東郷さん達と同じ高校に行くんでしょ? 姉さんこそ僕の心配してる余裕あるの?」
「う!? だ、だいじょうぶ……だよ?」
「視線を泳がせながら言われてもなぁ……」
疑わしそうな視線を向ける弟に、東郷がクスクスと笑う。
「大丈夫よ。友奈ちゃんは私が合格させて見せるから」
絶対の自信で言い切る東郷に友奈が肩を狭くする。
「よ、よろしくお願いします」
そんな風に会話がしていると、友奈と有紀を交互に見ていた園子が会話を変える。
「それにしてもー。ゆーゆと弟くんはホントに似てるねぇ」
現在小学五年生の結城有紀は姉である友奈にそっくりだった。
友奈より多少背丈が低く、髪が若干短いくらいだが、それも遠目には判りづらい。
「昔はね。わたしのお洋服を着せたりしてたんだよ。いつの間にか着なくなってたけど」
「姉さんやめて」
「なんで?」
「なんでって……」
これが友奈が兄だったり、有紀が妹ならそこまで気にならなかったかもしれないが、小さい頃とはいえ姉の服を着ていたなど、有紀からすれば忘れたい過去である。
一瞬東郷の方に視線を向けるが、すぐにそっぽ向く。
「と、とにかく! どうぞごゆっくり!」
そう言って慌てて姉の部屋を出ていった。
園子がにまにまと東郷に視線を移す。
「わっしーモテるねー」
「なに言ってるのよ」
「ところでー。弟くんがゆーゆの服を着てたのってどんな感じだったのー?」
「う〜ん。ちょっと待って」
すると友奈が部屋にあるアルバムを引っ張り出す。
「こんな感じだよ」
捲られたアルバムには、子供の頃の姉弟が写されている。
「大体こんな感じ。小学校に入学する前くらいには着てくれなくなっちゃったんだ」
「子供の頃の友奈ちゃん……」
しかし東郷は有紀よりもやはり子供時代の友奈に釘付けになっていた。
写真の中では、友奈の服を疑問も抱かずに着ている有紀が写っている
「おーそっくり。姉弟っていうより、姉妹にみえるね〜」
「でしょ? 近所でもたまに間違われたりしてたんだよ」
友奈の話を聞いていた園子が頬に指を当てて思案する。
「そのっち?」
「ゆーゆはさぁ。弟くんにまた自分の服着せたい?」
「うーん。どうだろ? 見てみたい気はするけどね」
「お〜け〜」
満面の笑みで園子は腕で丸を作った。
宿題を終えた有紀は小腹が空いたので、お菓子を調達しに部屋を出た。
「弟く〜ん」
「ほわっ!?」
突然後ろから園子に話しかけられ、変な声が出た。
だって気配とかまるで感じなかったのだ。
「えっと、どうしてここに?」
「うん。ちょっとお花を摘みにね〜」
園子の言葉の意味が分からず、ハァ、と相槌を打つ。
有紀は園子が少し苦手だった。
嫌いな訳ではないし良い人だとは思う。見た目も綺麗でドキッとさせられる事もある。
しかし、会話のノリというか、ちょっとついていけない時があるのだ。
「それで、なにか用ですか?」
「うん。女の子の服を着てみないかな〜って」
「……着ませんよ」
さっきの話の続き。正直勘弁してほしかった。
有紀に女装趣味はないし、子供の頃はそれが普通だと勘違いして姉のお下がりを着てただけなのだ。
「弟くん、わっしーのこと好きだよねぇ? ゆーゆの服をまた着てくれたらきっと喜ぶと思うよー」
わっしー。東郷の名前が出て、ピクッと反応する。
お隣に引っ越してきた姉と同い年の女の子。
そんな東郷に初恋というか、憧れのような感情がないかと言えば嘘になる。
「東郷さんは姉にベッタリですから。それに、
「そんなことないよー。わっしーはきっと喜んでくれるよー。おねーさんが賭けてもいいぜ〜」
その自信は何処から来るのか、腰に手を当てて任せなさいと鼻で息をする園子。
「だからちょっとだけ。ね?」
園子の背中に悪魔の翼と尻尾が見えた気がした。
「わー。似合うよ有紀ー!」
「……全然嬉しくない」
自分の制服を着た弟に抱きつく友奈。
東郷はパァッと表情を明るくし、いつも持っているのか高そうなカメラで姉弟を何枚を激写している。
「いいわ! すごくいいっ!! 次はこういう姿勢でお願い!」
ちょっと際どいポーズを姉と並んで撮らされる有紀。
園子も自分用にとカメラのシャッターを押している。
「はぁ~。友奈ちゃんが二人居るみたいだわ……」
熱い吐息をと共に恍惚な表情を見せる東郷。
やはり、彼女の興味は姉である友奈に向けられていた。
それを再確認したら、なんか泣けてきた。
精神的に疲れて楽にしていると、ジュースの入ったコップを園子が全員に差し出してくれた。
「どうぞ〜」
「ありがとうございます」
友奈と東郷は撮った写真の確認をしている。
もういいよね、制服脱いでも。
確かに東郷は喜んでくれたが、それ以上に空しい。
結局姉のおまけなのである。
炭酸のジュースを一気に飲み干す。
「それじゃあ、着替えるんで……」
いつまでもこんな格好してられない。
しかし友奈は残念そうにえぇ〜、と難色を示す。
「せっかく久しぶりなのにー。もうちょっとだけ!」
「勘弁してよ姉さん。ホントに恥ずかしいんだから」
なんだろう。姉の顔や声が妙に熱っぽい。
有紀もなんだか身体が熱かった。友奈が抱きついているからではなく内側から。
それに、少し頭がボーッとする。
「まだ逃さないんだぜー。弟くんも、女の子の格好を見られるのちょっと楽しんでないかなー。だってここ、大きくなってるんよー?」
そう言って園子はスカートの上から優樹の股間に触れてきた。
「ちょっ────!?」
やめさせようと動く前に園子の手と指が這うように動き、スカートを捲って中なら有紀のペニスを取り出す。
「う、あ……」
突然自分の性器を晒されて有紀は顔を真っ赤にする。
弟の性器をまじまじと見る友奈。
「わぁ……小さい時と全然違う」
ハッキリと雄を主張するペニスに友奈は先端の亀頭を指でつつく。
「姉さ、ん……やめてったら……怒るよ……っ!」
「こんなに興奮させて説得力ないんだぜ〜。ねぇわっしーも触ってみたら〜」
「えぇっ!?」
赤くなった顔を両手で覆いつつ、指を僅かに開いて見ていた東郷が後退る。
そんな彼女に園子が耳打ちした。
すると、顔が赤いまま有紀のペニスに触れる。
「これは友奈ちゃんの……」
などと、呟きながら、ペニスを手で包んで擦る。
「あ……なんで……」
慣れない手つき。しかし、憧れの人が自分の性器に触れている現実に羞恥と同時に抗いようのない幸福感に包まれる。
同時にペニスの奥から全然知らない感覚が湧き上がり、
「あ、あ、あ、やぁっ!?」
「キャッ」
初めて射精。
噴き上がった精液が東郷の手はもちろん、顔や制服にまでかかる。
「あ……」
自分の身体から飛び出した液体が東郷を汚したのに今度は顔が真っ青になる。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!」
混乱したまま、泣きそうな顔でひたすら謝る有紀。
しかし東郷は陶酔した様子で熱い吐息を漏らすと、小さく笑った。
「ふふ……そうね。制服、汚れちゃったから、ちょっとだけおしおきね」
言うと、今度は東郷の足が有紀のペニスに触れる。
ストッキング越しに当たる東郷の足の感触にペニスが更に硬さが増す。
「あらあら。こんなことされて興奮してるの? 有紀くん」
「う、う〜っ」
なすがままにペニスを弄られていると、亀頭の部分を友奈が触ってくる。
「姉さ……!」
「わぁ。有紀のここ、小さい頃と全然違う」
「あたり、まえ……でしょ……!」
姉の中で弟は幼稚園の頃で止まってるんじゃないだろうか? そんな事を思っていると、園子も参加してくる。
制服の中に手を入れて胸板を擦り、耳たぶを甘噛みする。
「顔真っ赤だね〜はむはむ……」
耳元で囁かれる声に力が抜ける。
なにか、おかしいと感じつつも頭が上手く回らない。
そこで、弟のペニスを遠慮がちに触っていた友奈が有紀と顔を近づける。
「有紀のそんな顔、初めて見たかも……」
そう言って、友奈は優樹の手を掴んで、服の上から自分の胸を触らせる。
「う、あ……っ!」
「あは。もっと真っ赤になってる。有紀も女の子に興味あるんだね〜」
からかうような。それでいて慈しむような声で有紀の頭を撫でる。
そこで足でペニスを弄っていた東郷が力を込めて擦る。
強く圧迫されたペニスから再び白濁液が飛び散り、東郷のストッキングを汚す。
「まだこんなに射精るのね。ならあとどれくらい射精るのかしら?」
「なら、試してみよ〜」
「そのちゃん?」
すると、園子が優樹のペニスに舌を這わせた。
「そのっち!?」
流石にそこまでするとは思ってなかったので、全員が驚く。
「園子さ、ん……やめ……うあっ!?」
エラのところを舌でなぞられ、ブルッと震える有紀。
「お〜。なんか汁出てきたよ〜。また射精しちゃうのかな〜」
指で裏側に触れる園子。
「ゆーゆとわっしーも。弟くんに忘れられない日にしてやるんだぜ〜」
いつもの調子で、だが何処かおかしい園子の様子に疑問を抱くよりも未だに勃起が治まらないペニスに視線が集中している。
友奈も有紀のペニスに舌を付ける。
(変な臭い……それに思ったより熱くて硬い)
慣れない動きでペニスを舐める友奈に、東郷を続く。
二人の唇と舌が、ペニスを這う。
「三人とも……も、やめ……あっ!?」
良いところを舐められて声が漏れる。
そして硬さが増し、大きく脈打つ。
「やめて欲しかったら〜、早く萎えさせればいいんよ〜」
「そんなこと、言ったって……」
園子も再度参加し、三人の唇が有紀のペニスを責める。
唇が包み、舌の肉が撫でてきた。
唾液の混じった卑猥な音と鼻息が刺激を与えてくる。
「あ、やめ……ほんと、また……もう……!?」
再び迫り上がった射精への欲求に抗う事が出来ずに解放された。
「ゆ〜き〜。ごめんってば〜」
行為を終えた後、有紀は部屋に引き籠もって出て来ない。
「あちゃー。ちょっと刺激が強すぎたかな〜」
「うう……あんなはしたない……」
園子は苦笑いを浮かべて頬を掻き、東郷は自分が有紀にやった事にショックを受けている。
とりあえず、もう勉強するような空気ではなく、今日は解散となった。
帰り道に園子は今回の経験にテカテカしていた。
(そろそろ小説で新しいジャンルに挑戦したかったんだよねー)
ちょっとエッチなジャンルに挑戦しようとネタ集めに、飲み物にアルコールを少し混ぜさせて貰った。
(いやー。今度はわっしーと弟くんを題材にした小説、書くの楽しみなんよー)
鼻歌をしながら園子は帰路に着いたのだった。
結城有紀。
ゆうき、ではなくゆき。小学五年生。見た目は友奈にとても似ている。最近は少し反抗期気味。
東郷美森に初対面で一目惚れしている。
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