※この作品はR-18です。

結城有紀の女難。   作:cuddle

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今回は軽めで。


犬吠埼風【一】犬吠埼樹【一】

「はぁ……」

 

 讃州中学二年の犬吠埼樹は最近少しだけ悩んでいた。

 歌手の夢を抱いて目標に努めている樹。

 しかし、その事で周囲と少しだけ壁が出来つつある。

 

「特に男子がね……」

 

 歌手を目指してレコーディングの会社から声をかけて貰っていると聞いて、男子から告白される事が多くなった。

 歌手の女子を恋人にするという、周囲へのマウント目的なのが透けて見えるのだ。

 そもそも、これまでほとんど話した事も無いのに、どうして告白をOKすると思ったのか。

 告白自体が嫌という訳ではないが、こっちも今は勇者部と歌手の卵として青春を謳歌してる最中なので、恋愛はいいかなっというのが本音だった。

 小さく息を吐くと、聞き覚えのある声に名前を呼ばれる。

 

「樹さん?」

 

「え?」

 

 左右に首を振って確認すると、右方向に樹の先輩である友奈の弟の有紀が居た。

 

「あ、有紀くん。友奈さんかと思ってビックリしちゃった」

 

「あはは……」

 

 樹の言葉に僅かに口元を引きつらせる有紀。

 有紀は人手が足りない時に姉である友奈に頼まれて勇者部の活動を手伝う事が稀にある。

 姉と似ている事から、樹はまだ声だけだとこの姉弟の判別が難しい。

 

「今日はどうしたんですか? 散歩?」

 

「ううん。レッスンの方が終わったから帰ってる途中。有紀くんは」

 

「僕は散歩です。今、家に東郷さんが来てて。姉さんと二人っきりの空気に入りたくないんで」

 

 あの二人の甘い空気。それに積極的に当たりたいとは思わない。

 ここ最近は変な事になっているだけに、余計顔を合わせづらい。だから有紀は適当に町を散歩していたのだ。

 有紀の答えにそうなんだ、と樹も苦笑する。

 勇者部で慣れてしまったが、そうでない人にはそういう感想になるかもしれない。

 

「じゃあうちに来る? この間、勇者部の活動を手伝ってくれたお礼もしたいし」

 

 意外な提案に有紀は瞬きした。

 

「お姉ちゃんも機会があったら一回呼んできてって言われてたし」

 

 偶にとはいえ、缶ジュース一本で勇者部の活動を手伝って貰っているのも悪いなとは思っていた。

 幸い姉の風と有紀の仲も悪くない。

 

「どうかな?」

 

「え、と……それじゃあお邪魔しても?」

 

「うん。ちょっと待ってて……あ、お姉ちゃん。実は────」

 

 スマホを取り出して姉に連絡を入れる樹。

 数回相槌を打って電話を切る。

 

「大丈夫だって。夕飯食べに来なさいって」

 

「ありがとうございます。それじゃあ僕も家に電話……LINEでいいかな」

 

 文字を打って送信する。

 

「それじゃあ案内するね。こっちこっち」

 

 手招きされて有紀は樹の後を付いて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おじゃまします」

 

「いらっしゃーい。入って入って!」

 

 突然やってくる事になった有紀を樹の姉である風は快く迎え入れてくれた。

 

「すみません。急におじゃましちゃって……」

 

「そんなの気にしないの! 私が部長だった時も友奈のツテで有紀くんには色々と手伝って貰ってたしね。実は、大したお礼も出来なくて卒業したの、地味に心残りだったのよ」

 

 だから気にしないでと笑う。

 風のこういうところを有紀は好いていた。

 

「それじゃあ遠慮なく」

 

「うん。遠慮しないで」

 

 中に上がるとそこには既に完成間近の料理。

 しかし。

 

(量、おかしくない?)

 

 なんというか、三倍くらいの量がある気がする。

 ちょっと圧倒されている有紀に樹が苦笑気味に耳打ちしてくる。

 

(残しても大丈夫だからね。残ってもお姉ちゃんが食べるから)

 

「男の子はたくさん食べると思って張り切っちゃったわ!」

 

 そう言ってやり遂げたで額を拭う風。

 ちなみに有紀の食事量は普通より少し多い程度。

 普段から自宅の道場で運動する分、多く食べるくらいだ。

 それからいただきますをして料理を頂く。

 

「美味しい……」

 

 世辞ではなく、一口食べてポロッと口から出た。

 

「ホント? いや〜頑張って作った甲斐があったわ〜」

 

 と、気さくに返してくれる。

 

「そういえば、友奈の受験勉強はどう?」

 

「はい。東郷さんに勉強を見てもらってますね。今日も、です」

 

 もう流石に切り上げて帰ってる頃だとは思うが、付け足す。

 

「去年、色々と忙しかったみたいで一時期成績が下がってましたけど……大分追い上げたって東郷さんが言ってました」

 

「そ、っか……」

 

 有紀の言葉に風が苦い笑みを浮かべる。

 風がみんなを勇者部に誘ったせいで、バーテックスというバケモノとの戦いに巻き込み、一時期とはいえ、身体に障害を残してしまった。

 友奈に至っては植物人間に近い状態となったり、神婚をさせられそうになったのだ。

 本人達はその事で風を恨んでいないし、元々選択肢は無かった面もあったが、それで罪悪感が消える訳もない。

 それから犬吠埼姉妹と世間話を続ける。

 やはり共通の知人である友奈を始めとした勇者部の事ばかりになってしまうのは仕方ないだろう。

 

「それじゃあそろそろ帰ります。ごちそうさまでした」

 

「気が向いたら遊びに来てね。友奈(お姉さん)も連れて」

 

「はい。御迷惑でなければ」

 

 その受け答えにしっかりした子だなー、と風は思った

 有紀が立ち上が、上着を羽織ろうとするとポケットからカードケースのような物が落ちた。

 本人はそれに気付いていない様子。

 樹がそれを拾う。

 

「有紀くん、これ落ち……………………」

 

 笑顔のまま樹の表情が固まった。

 

「どうしたのー樹ぃ。早く返してあげなさいよ」

 

「あ、待って!?」

 

 覗き込む風を有紀が慌てて止めるがもう遅い。

 それを見た風は、あらーと口元を手で押さえる。

 入っていたのは一枚の写真だった。

 写真に写っているのは東郷美森。

 それも、どう見ても本人が撮られているとは気付いてない様子。

 

「返してください!」

 

 写真の入ったケースを取り返す有紀。

 真剣半分。もう半分はムクムクと沸き上がってきた悪戯心に突き動かされて、有紀の肩に手を回す。

 

「その写真、どうしたの? 場合によっては東郷にお話しないといけないわねー。あ、取り敢えずそこのソファーに座んなさい」

 

 流石に友奈の弟が盗撮するような人間だとは思わないが、東郷以外の人間────妹の隠し撮りとかされてたら対応を考えねばなるまい。

 それはそうと、今にも泣きそうな顔の有紀に加虐心が沸き上がってくる。

 

「こ、この間……園子さんに貰って」

 

「あ〜」

 

 確かに乃木園子なら東郷の写真くらい大量に持ってそうだ。

 なんでそれを有紀にあげたのかは不明だが。

 樹も質問する。

 

「もしかして、私達の写真もある?」

 

「無いです! 貰ったのは東郷さんの写真だけで!」

 

 ブンブンと首を左右に振る。

 その反応にはちょっと癪だが、持っていても困るのも事実だ。

 

「もしかして、東郷のこと好きなの?」

 

 ド直球な風の質問に有紀は顔を真っ赤にしてパクパクと口を動かす。

 その反応だけで丸分かりだし、東郷の写真で顔を隠す姿が滑稽で面白いと思うのは性格が悪いか。

 

「ふ〜ん。東郷先輩のどこが好きなの?」

 

「……答えないとダメ、ですか」

 

「うん。東郷先輩に言いつけちゃうよ?」

 

 樹の口元も少しつり上がっている。

 この状況を愉しんでいる様子だった。

 どうしてこの子を言葉で虐める行為を愉しいと思うのか。

 分からない。

 分からないが、やめられない。

 

「その……初めて会った時に、笑顔が素敵だなって……」

 

「それだけ?」

 

「それから。僕にもよく勉強を教えてくれたり……ぼた餅を持ってきてくれて……優しいなぁって……」

 

 恥ずかしそうに東郷の好きなところを話す有紀。

 おそらくは身近な年上の異性に対する憧れが近い感情なのだろう。

 そこで有紀のスボンの股間部分が盛り上がっているのに気付く。

 樹がその部分に手を添える。

 

「東郷先輩の好きなところを喋って興奮しちゃった? ねぇ。その東郷先輩の写真を見ながらオナニーとかするの?」

 

「オ、ナニー?」

 

「そう。東郷先輩の裸とか想像して、おちんちんをシコシコ弄ったりすることだよ」

 

 そう言いながら樹は有紀のズボンのファスナーを下ろして掬い上げるようにペニスを取り出す。

 有紀は驚きと羞恥で固まっている。

 流石に止めなきゃと思いつつも友奈と似た顔の少年が今にも泣きそうな姿に加虐心が歯止めが止められずにいる。

 

「はぁ……男の子のおちんちん、初めて見たぁ……思ったより硬くて熱いんだね」

 

 樹はペニスを握っている手を上下に動かして擦る。

 

「いつ、きさん……やめ、て……」

 

 助けを求めて視線を風の方へ向ける。

 しかし風も熱っぽい表情をしていた。

 風は有紀の手を取って、自分の胸へと押し当てた。

 

「ふう、さん?」

 

「東郷の胸も妄想の中で散々弄んだのかしら? 男の子は好きでしょ? おっきいの」

 

 そう言いながら風は有紀の頭を自分の胸に抱き寄せる。

 樹もペニスをシゴきながらどこが有紀の気持ちいいポイントなのか探っている。

 

「あ、こうやると気持ちいいんだ」

 

 裏筋を親指で押しながら動かすとビクッと有紀が反応した。

 風も有紀の唇を奪って口内を舌で嫐っている。

 服の中に手を入れて有紀の乳首を弄るとビクビクと反応する。

 

「へぇ~。男の子も乳首触ると感じるんだ〜。それとも有紀くんが敏感なだけ?」

 

「……知りません」

 

 拗ねたように顔を逸らす。

 そこで、ペニスを弄っていた樹が竿を押し上げるように手を動かす。

 

「あう……っ!?」

 

 有紀自身がペニスに力を入れていた事もあって、そのまま精液が溢れ出す。

 

「これが、男の子の……」

 

 初めて見た異性の絶頂に犬吠埼姉妹は呆けるようにそれを見つめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う〜、う〜……っ!」

 

 あれから逃げるように部屋を出て行った有紀。

 なんであんな事をしたのか自分でも理解出来ずに頭を抱える。

 姉の風も今頃は部屋で同じように困惑しているかもしれない。

 

「でも……」

 

 あの時、射精して泣いた有紀を見て、とて嗜虐心が刺激されたのだ。

 まだ見ていたいと思えるくらい。

 それを自覚して樹はの顔は更に赤くなった。

 

 

次の次に読みたいのは?

  • 結城友奈(裸ワイシャツ)
  • 犬吠埼風(ナース)
  • 犬吠埼樹(巫女服)
  • 三好夏凜(スクール水着)
  • 乃木園子(軍服)
  • 三ノ輪銀(メイド服)
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