結城有紀の女難。 作:cuddle
「どうしたの須美ちゃん?」
二年前の自分自身である鷲尾須美にお悩み相談を受けて東郷美森は自室で話を聞く。
この部屋に来て数分黙っていた須美は意を決して東郷に質問する。
「私の二年後の東郷さんから見て、勇者としての私はどう思いますか?」
「どうって?」
あまりにも抽象的過ぎてどう答えれば良いのか判断に困る。
須美も性急過ぎたと理解したのか恥ずかしそうに小さくなった後に深呼吸して問い直す。
「はい。ここに現れる勇者も増えて来て、戦う経験も積めたと思います。でもいまいち私が皆さんのお役に立てているのか自信がなくて。銀やそのっちはあんなに……」
「なるほど……」
要するに、自分の勇者としての実力に疑問を持ってしまっているのだ。
先日戦闘があり、その時に須美、園子(小)、銀の三人で援軍が来るまで戦わなければならなかった。
多くの敵を撃破した二人に比べて須美の活躍は一段劣ると思っている。
一緒に戦った二人からすれば、須美が援護してくれたおかげで後ろを気にせず戦えたのだが、本人からすればもう少し自分の強みが欲しいところ。
その根幹はもっとみんなの力になりたいという気持ち。
「やっぱり、地道な訓練しかありませんよね」
と、自分で結論づける須美。
東郷は頬に指を当てながら、んー、と少し考える。
「後は、そうね……勇者としての資質そのものを強くすることかしら?」
東郷の何気ない呟きに須美は大きく瞬きをする。
「そんな方法があるんですかっ!!」
身を乗り出す須美に東郷はしまったと視線を逸らして口を押さえる。
「あるにはあるけど……あまりオススメ出来ないというか……」
随分と歯切れの悪い話し方をする東郷に須美は勢いのまま自分の意欲を伝える。
「お願いします! 皆さんのお役に立てるのなら、どんな試練でも乗り越えて見せます!」
と、意気込む須美。
しかし東郷自身の反応は芳しくない。
東郷としても二年前の自分自身。
須美の不安や期待は自分の事のように理解出来る。
理解してるからこそ、話して良いのか判断に困るのだ。
(軽蔑されたりしないかしら?)
そんな自己中心的な気持ちもある。
しかし、このまま引き下がってくれる相手でないのは東郷自身が理解している。
だから腹を括って連絡を取る事にした。
「有紀くん。今時間空いてる?」
結城有紀が東郷美森の部屋に通されると、先に居た鷲尾須美の存在に驚く。
「有紀くんは顔を合わせるの、初めてだったわね。この子は鷲尾須美ちゃん。私とは親戚なの。この子は結城有紀くん。友奈ちゃんの弟よ」
「はぁ……」
状況が読めてないのか、気の抜けた返事を返す有紀。
須美との関係は本当の事を話すとややこしいので東郷の親戚という事にした。
「ごめんね。いきなり呼び出したりして」
「それはいいんですけど、どうしたんですか?」
有紀の問いかけに東郷は困った様子で小さく笑みを浮かべて須美の方を見る。
「あんまり、驚かないでね?」
言うと東郷は有紀に近付き、首筋を舐め始めた。
「え?」
突然の行動に須美が両手で口を押さえ、目を見開いて驚く。
背後に回って耳を甘噛みしてから説明に入る。
「有紀くんは特別な体質でね。体液に勇者の資質を高く、そして強くする性質があるの」
「そんな、ことが……」
信じられない、という感じにゆっくりと首を左右に振る須美。
「特に、性的興奮が強くなると、より効果的に」
「と……郷さ、ん……やめ……」
身体を指で擦るように触れてくる有紀に東郷が耳に息を吹きかける。
「でも、期待して来たんでしょう?」
「そ、れは……あう……っ」
須美がこの場に居るせいか、普段より少しだけ抵抗してくる有紀だが、東郷の言う通り、期待しているのはズボン越しに触れる股間で判る。
「うん。でもそうね。このままだと須美ちゃんもやり辛いかもしれないから、少し準備しようか」
「へ?」
東郷が言う準備とはつまり、有紀に友奈と同じ勇者のコスチュームを着せる事だった。もちろん長髪のウィッグを付けている。
ただし、胴体部分の軽鎧は
園子が製作した物を借りて有紀に着せている。
あまりにも有紀が姉である友奈とそっくりなので、須美は驚いた。
「本当にそっくりでしょう。この姿なら須美ちゃんも抵抗が少ないかなって」
説明すると、東郷は先ず有紀をベッドに座らせて、愛撫を続ける。
首筋や耳に舌を滑らせ、左手は有紀の股間を
そして、中のペニスを須美に見せるように顔を見せた。
「はうっ!?」
初めて見る異性の性器に、須美は顔を赤らめて目を逸らすが、チラチラと視界に入れる。
東郷は竿の部分を上下させて擦り始める。
すぐに射精してしまいそうな手の感触を唇を噛んで我慢する。
それはペニスを取り出す前に、愛撫をしていた東郷からお預けを喰らっているからだ。
『射精して良いって言うまで我慢出来たらすごく気持ち良いことしてあげる』
飴と鞭。
耳元でそう囁かれて、有紀は言われた通り我慢する。
だから憧れのお姉さんにペニスをシゴかれても耐えていた。
数分続いた手淫。
そこで東郷は手を止めて恥ずかしそうに見物している須美に視線を向ける。
「須美ちゃんも早く。あなたが頼んで始めたことでしょう」
「そんな……だって……」
顔を真っ赤にして左右に首を振る。
勇者の適性を強くする為に必要な行為がこういう事だとは予想もしてなかった。
「手で触るのにまだ抵抗があるなら、足で触ってみる?」
「あ、足ぃ!?」
茹でタコのように顔を真っ赤にする須美。
「椅子に座って、ね? 強くなりたいんでしょう?」
まるで悪魔の囁きのように東郷が促してくる。
それは、触れさせてしまえば後はトントン拍子で進むと知っているからだ。
大赦が調べたところ有紀は勇者の適性を底上げする体質があり、勇者は本能的にそれを求めるフェロモンのような物を発しているらしい。
だから、触れ合えば触れ合う程、心の柵は脆くなっていく。
「それじゃあ……ゴ、ゴメンね?」
椅子に座って恐る恐る足の指をペニスに近付ける。
親指が当たると有紀の口から声が漏れた。
それに驚いて一旦須美は足を引っ込めるが、すぐに撫でるようにペニスに触れる。
指で撫でていた足は次第に指で挟んだり、足の裏で軽く踏んだりしてくる。
「須美ちゃん。それじゃあ有紀くんが生殺しだわ。二本の足で挟んでシゴいてみて」
「は、はい……!」
まるで姉が妹に作業工程を教えるように指導する。
須美は足の裏でペニスを挟んでジゴく。
「どう?」
「はい……最初より、大きくなって硬くなってるような気がします。それに、思ったより熱くて……」
「ふふ。有紀くん、須美ちゃんの足で感じてるみたいね」
感じている?
それはつまり気持ち良くなっているという事だろうか?
足でこんなところを弄られて気持ち良くなるという感覚が須美には理解出来ない。
その時、初めて須美は有紀の顔をちゃんと見た。
「はぁ……ん……っ!」
潤んだ瞳と赤くなった頬でこちらを見ている。
まるで許しを請うように。
友奈に良く似た顔と声で。
須美は自分の口元が僅かにつり上がっているのを自覚して思わず手で覆う。
「こんなことが気持ち良いの?」
自然とこの問いかけが出た。
答えない有紀に、須美はペニスを踏みつけるようにお腹の方へ押し込む。
「答えて」
言葉にした須美自身、驚くくらい冷たい声だった。
だがそれは、こんな事で感じている有紀に対しての軽蔑ではなく、目の前の少年に対する苛虐行為に対して興奮している自分を抑え込んだが為。
「気持ち、いい、です……」
大きく吐いた息と同時に有紀が答えた。
その答えに昂揚し、ペニスを擦っていた足に力が入る。
「ん……あっ!?」
須美が足に力を込めて擦ると、ペニスの先端から白濁液が須美の足を汚す。
それに気付いて怯えた表情で須美を見る。
こちらを顔色を窺うような視線にゾクゾクした。
「舐めて……」
増長した嗜虐心が赴くままにそう命じると、有紀が自分の精液が付着した須美の足を舐める。
その姿に須美は熱い吐息をしつつも冷静な部分で本当に良いのかと不安も感じていた。
東郷が須美の肩に手を置いて耳元で囁く。
「大丈夫。有紀くん、優しくイジメられるの好きだから」
そう教えると、東郷はスマホから勇者システムのアプリを起動させて、勇者に変身する。
「東郷さん?」
驚く須美に、東郷が視線で貴女も、と伝えてくる。
それに慌てて須美も勇者システムのアプリを起動させて変身する。
東郷の脚が動かなかった時に脚代わりにしていた長いリボン。それが有紀の手首に絡みつく。
「あ……」
「我慢出来なかったね」
許可が出るまで射精しないように言われていたのに、結局堪えきれなかった。
射精したばかりで脱力している有紀に膝をついて少し萎えたペニスの亀頭に口付ける。
ペニスに付いていた精液を舐め取る東郷。
「我慢出来てたら、裸でしてあげようと思ったけど、駄目だったからこれで、ね?」
言いながら、勇者の衣装越しにパイズリを始める。
「ほら須美ちゃんも」
「は、はい!」
少し位置をずらして須美もパイズリに加わる。
左右で二人の乳房に挟まれる有紀のペニス。
萎えていたペニスがすぐに元の大きさを取り戻す。
すると二人で顔を出したペニスの先端を舐め始めた。
「う、あ、はぁ……っ」
瓜二つで綺麗な顔の二人が奪い合うように自分のペニスを貪っている。
その光景にすぐにまた達してしまいそうだった。
「さっきから射精したいってビクビクしてるわ。でもまだ駄目よ。今度は我慢して」
「だって……」
シーツを握り締めて耐えているが、またすぐに射精してしまいそうなのだ。
この生殺しがいつまで続くのか分からないのも精神的に辛かった。
「だ・め」
「つっ!?」
東郷がペニスの竿に歯を立てる。
軽く歯型が付いたペニスから口を離すと有紀を縛っていた拘束を解き、体勢を変えた。
「須美ちゃん、こっち」
須美が東郷に背中を向ける形で乗っかかる。
東郷が須美の服を捲り、インナーの股間部分をなぞると、そこに切れ目が入り、膣穴が露わになる。
その膣穴から新たな愛液が滴って濡れる。
「来てあげて、有紀くん」
東郷の指がまだ誰の侵入を許していない穴を広げる。
「須美、さん……」
良いのか、確認するように須美の太腿を掴んで問いかけると、首を小さく縦に動いた。
「いきますね……」
ゆっくりと有紀のペニスが須美の腟内へと挿入されていく。
(痛い、けど……っ)
処女膜を破る痛みはもっと辛いと思ってたが、思った程ではなかった。
「ハッ……ハッ……!」
腰を前へと動かして奥へと進めてくる。
勇者の衣装の上なら有紀は乳房を揉むと、苦痛が和らいだ気がした。
「ん……くふ……っ」
ペニスを全て呑み込むと、有紀の方からキスをして舌を絡ませてくる。
すると、アルコールが回ったように頭がくらくらして、須美の思考が鈍くなる。
今、誰に抱かれて乳房を揉まれ、唇を重ねているのか。
押し寄せる快楽に抗い、閉じていた目蓋を開けると、そこには桃色の髪が見えた。
(友奈、さん……?)
東郷美森の親友で自分の事も気にかけてくれている人。
(友奈さん、だっけ? あ、でも弟さんで……)
どっちだっけ? と鈍化した頭の回転では判断出来ない。
(どっちでも良いかな……?)
段々と腟内が気持ち良くなり、強い快楽が突き上げてくる。
唇が離れると、ぼんやりとした頭で口をつく。
「……そう、だよ……須美ちゃん」
一瞬、困ったような。悲しむような顔をした気がした。
須美を後ろから支えていた東郷が今度は有紀の背後に回って、玉袋を揉む。
「そうよ須美ちゃん。目の前に居るのは友奈ちゃん。だから、安心して体を預けていいの。ね? 友奈ちゃん」
「は……うん、須美ちゃん。少し、激しくするね」
「あう……ハ、んんっ!?」
姉の言葉遣いを真似して腰の動きを速くする。
須美が有紀の首に腕を回して密着した為、背後から密着する東郷と前方に須美の胸にサンドイッチされる形となる。
「二人共頑張って。もう少しよ」
東郷が言うように、須美の腟内と玉袋を揉まれる感覚に有紀自身がそろそろ限界だった。
潰れないギリギリの力加減で玉袋に圧を加えられる。
「う、ぐぅ……っ!?」
それを合図に射精しようとペニスが大きく脈動し、須美の腟内へと精液を撒き散らす。
「ハ、ウゥ……ッ!」
「ア、ア……熱っ!? うぅ、あっ、あぁああぁぁあああっ!?」
腟内で何度も脈打ち、その度に精液が注がれていった。
今回の戦闘が終わると、親友である銀と園子が近付いてくる。
「お〜須美。なんか今日は絶好調じゃん!」
「そう?」
「うんうん! あんな遠くから敵を貫く威力の矢を出せるとは思わなかった〜」
確かに、今までは全力で射っても牽制くらいにしかならなかった敵の装甲を貫通する事が出来た。
掌を見つめる須美に銀が後ろから羽交い絞めしてくる。
「もしかして一人で特訓でもしてたのか? どんな訓練してたのか教えろよー!」
「どんなって……────っ!?」
「わー。わっしー真っ赤だよ〜?」
顔を真っ赤にした須美が銀の羽交い絞めから脱出する。
「ダメよ! あんなの絶対にダメッ!!」
「いや、なんでそんなにテンパってんだよ……別に教えてくれてもいいだろ」
「ダメなものはダメなのよー!!」
須美の叫びが樹海化した世界に響いた。
有紀の体液が勇者の素質を高めるとかは、一応最初からあった設定です。
だだ、本編の方が勇者の章後の話なので、宝の持ち腐れ状態。
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