燕が鍵を差し込んだ。ガチャリと開錠の音が鳴ると扉が開かれ、二人は中へ入る。
靴を脱ぎ、玄関を上がってリビングへ……。
「ん、ちゅっ……❤️」
「んっ……」
玄関を潜って家に入るなり、口づけを交わす。どちらからともなく、同時だった。もう我慢できなくなったから。
この家に暮らしているのは二人。燕とその父親だが、今彼は出かけている。だから、今晩は二人きりだ。
外界から乖離された自分と恋人だけの空間で最愛の味を噛み締めながら唇を離すと、銀糸が二人を繋ぐ。
今夜は離れたくない。そんな願望が形となったかのように、その糸は長く長く伸びてプツリと切れた。
底なしに求め合いたい。一致した意見に、相違はなかった。
「こっち……」
と燕が手を引いて家の奥へと誘う。向かう先は彼女の寝室だ。
今夜はちょっと、寝むりたくない。気絶するまで君を感じていたい……。そんな意思表明に、ユウも応じる所存でいた。
早く、早く……。催促し、シャワーも浴びず私室の布団へとなだれ込む。敷いた布団の上。腰を下ろしたユウの膝の上に跨ると、燕は向かい合うように座る。対面で抱き合ったまま、再び口付け。二度三度……何度もキスを交わして愛を確かめ合う。
ただひたすらに相手に夢中になる。先程の嫌な記憶など、頭の片隅にすら残らないよう目の前の存在に依存する。
体の密着を強めると、服越しに豊かな胸と逞しい胸板が重なり、押し潰れた。乳首が擦れ合うことで、甘い刺激が背筋を駆ける。
絡み合う舌の音が頭蓋骨にこだまし、脳を溶かしてゆく。結合する二つの影が、一つとなった。
「んっ……❤️ちゅぱっ……れろぉ❤️」
混ざっていく男と女のブレンド唾液。口内に広がる痺れるような官能は濃度を高め、深い味わいに恍惚とさせられる。
屋台の料理なんかよりもずっといい。納豆には悪いけど、今の松永燕の大好物は水城ユウだ。
一口味わえばもう歯止めは効かない、ずっと欲しい。この雄の全てを貪りたいと、貪って貰いたいと、思考は恋人への愛一色に染まる。
夢中になって舌を啜る。抱擁の最中、流れるように這う燕の指が股間部を撫でた。
下から、上へ……。指の足跡を追うかのように、イチモツは首をもたげて温度が上昇していく。
内側からズボンを押し上げてテントを張る、獣が檻からの解放を求め蠢く。あんな連中とは比べ物にならない、真に強き者の象徴に熱視線を送りながら……燕はクロッチをずらして秘所を露出させた。
知らないなら、知らなくていいよ……。ユウくんの魅力を理解できないなんて、ホント人生損してるね。
世界中を探しても他にいない最高の男。そんな彼を独り占めできるのだから、女冥利に尽きるというものだ。ザマァ見ろ無知な者どもめ。
今日は不快な思いをしてしまった。だからこそ、そんな思い出が記憶の一片にも残らないぐらい、彼に……彼女に……溺れたい。
心も体も繋がり合いたいと言うのであれば、愛をぶつけ合う他に術はないのだから。
完熟の果実を思わせる色気を漂わせた裸体は、甘露な女の香りを漂わせている。
恥丘の茂み、蒸れた秘所は粘液が糸を引く濡れ具合だ。淫裂は涎を垂らして今か今かと男根を待ち侘びていた。
対面座位の特等席。間近で松永燕のありのままを目にしたユウは、瞬きを忘れる。意識は燕の全身から膣口へと、ヒクつく薄桃色の入口からは愛液が滲み出ている。切なげにこちらを呑み込もうと開閉を繰り返している淫唇を前に……ゴクリと喉を上下させた。
この時点で、あんな連中の記憶は完全に除去されていた。つまらない出来事より目の前の恋人に夢中になること以外に優先してすべきことはない。
徐に、燕の手がユウの下半身へ伸びる。ベルトを引き抜き、ズボンを脱がす。下着にも手をかけると、躊躇うことなく下ろし始めた。
屹立した陰茎が外気に晒される。その先端には、既に射精と見紛う程の大量の我慢汁が分泌されていた。
むせ返る雄の濃厚な匂いが鼻腔を擽る。それだけで女は軽く達してしまう強烈な媚薬品に、思考回路が溶けていく……。
お互いに生まれたままの姿。灯を消し、カーテンも完全に閉めた闇の中でも、相手の存在は認識できる。
これは気による探知ではない。ただ単純に雌として、雄としての存在感が劣情を刺激して止まないからだ。
求める相手は、気など使わずとも捉えることができる。布団に腰を掛けるユウ。その脚の間に割り込み、熱を帯びた股間に顔を近づける。
「ん……❤️」
鼻先で猛々しい巨峰に触れると、燕は横笛を吹くかのように優しく愛撫する。
「もう……こんなにしちゃってぇ❤」
汗の匂いに混じって香る性臭は、松永燕に雌としての顔を浮かばせる。鼻に誘われる蝶のように……愛情たっぷりのフェラチオが始まった。
まず初めに触れるのが竿の部分。浮き出た血管を舌でなぞりつつ根元から上へと滑らせる。
そして、先端へ。鈴口へと口付けし……握り拳大の亀頭を口内に呑み込んだ。
生暖かい粘膜の感触が、竿全体に駆け巡る。
舌先が鈴口に差し込まれた。そこからカウパー液を吸引するように吸い付き、肉刀を満遍なく湿らせていく。
舌の腹が裏筋を這い回り、頰の内側で亀頭を締め付ける。喉奥に先端が到達すると、そのまま根元近くまで呑み込んだ。そしてまた引き抜く……これを何度も繰り返す。
口内に溜まった涎を潤滑油代わりに、頬を窄めて頭を前後に動かし奉仕する。男を慰めると同時に舌を使って裏筋を刺激した。
卑猥な音が鳴り止まむことはなく、巧みなファラチオに睾丸が迫り上がる。精巣で煮え滾る精液を昇らせようと、血流の勢いを増す。
じゅぽッ……ぶぷッ……くぽっ❤️ずぞぉお❤️徐々に滑りが良くなっていく竿には、テラテラと光る光沢が現れていた。
唾液を塗し、滑りをよくした肉槍。雄汁と混ざり合い、暗闇の中で光沢を纏う円柱は黒曜石のよう。
雄の味を知った口唇はたっぷりと涎を垂らしており、口紅のように怪しげに光っている。それはもはや天然の化粧品だ。
吸い付く感覚も堪らず心地良く、愛情が伝わってくる。ユウはそんな恋人の頭を撫でた。さらさらと髪をなぞる優しい手つきに、彼女は嬉しそうに目を細めると……喉奥まで陰茎を咥え込んだ。
そして、一気に引き抜く。
「ずろろッ❤ぶぽッ❤ぐぷぷッ……❤じゅぞぉおおおお〜〜〜〜〜〜ッッ❤️」
強烈なバキュームが亀頭から根元まで余すことなく刺激する。口腔は真空状態となり、空気との摩擦が竿を激しく擦り上げた。
精巣に満ち満ちたモノを上昇させる吸引力には、さしものユウも思わず嗚咽を漏らす。
燕は逃すまいと、両手でユウの震える腰回り掴んで固定した。そのまま顔を上下させ、喉奥で亀頭を締め付ける。そして再び引き抜くという一連の動作を繰り返した。
下半身はすっかり砕けた。足先にまで力が入らず、太い二脚はだらりと放り投げられる。
脳天まで突き抜ける愉悦は、鈴口の扉を緩めていき……。射精るッ、そう感じた時には既に、精巣で煮詰められた白濁液が寸前にまで駆け昇っていた。
喉奥にぶちまけられる大量の子種。燕はそれら全てを飲み干していく。一滴残らず搾り取るべく、喉を鳴らして嚥下した。
胃の中に溜まる煮え滾った雄汁の熱に酔いしれる。最高の幸福感。下の腹だけでなく、上の腹にも彼の存在に満たされていくのが、堪らなく好きで仕方がない。
膨れ上がる剛直の健在を咥え込みながら確認し、濃厚な味と臭いを吟味しながら最後の一滴まで搾り取った後、漸く口淫は漸く終わりを迎えた。
ちゅぽっ❤️音を立てて陰茎から口を離すと……。視界を埋め尽くすのは、一切の雄々しさを損なうことのない立派な魔羅。
赤黒い陰茎には、光沢を放つ唾液がこびり付いている。根本から咥え込まれた先端は燕の口内を縦断し、白濁液でコーティングされた淫猥な肉槍へと変貌していた。
これを独り占めできるのだ。女として史上の悦びに震え、劣情を孕んだ吐息を漏らすのだった。
前座は終わり。ここからが、
「ぁん……ユウくん❤️」
期待に胸を高鳴らせていた燕は押し倒される。布団に組み敷かれると、自分の倍以上もある体重がのしかかった。
この重みが堪らなく愛おしい。彼のモノになった……そう実感できるから。そしてそれは、これから行われる行為への興奮へと変わるのだ。
足首を掴まれ、強引に股を開かされる。イキリ勃った剛直の先端が膣口に触れ、腰をくねらせて自身の性器を擦り付ける。溢れる蜜液が混ざり合う音を立てて、挿入を待ち望む。
興奮は最高潮に達っしていた。もう言葉はいらない……。艶かしい微笑みと共に、両手をユウの首に回した。
応えるように、覆い被さる肉体美が沈む。その瞬間、走る衝撃。待ち望んだ快感の到来に、納豆小町の肢体は随喜した。
「あ……あぁッ❤️ユウくぅんッ❤」
歓喜の悲鳴が上がる。最上級のモノが挿入ってくる悦びに、子宮は甘い麻痺に苛まれた。
体重をかけて奥へ奥へと突き進む肉杭。膣壁を押し広げながらの侵略は、やがて根元まで呑み込むと、燕のまんこを余す所なく満たした。
熱い肉塊が膣を埋め尽くす。軽く達してしまい、膣内が縮小する。脈打つような圧迫に呼応するようにして、ユウは腰を動した。
抽送は、最初こそゆっくりとした動作で徐々に速度を上げていく。激しいピストン運動へと変化すると、肌を打つ音が松永家中に響いた。
打擲音に合わせて嬌声が上がる。
「あっ❤️んっ❤激しッ……❤くぅんッッ!❤」
これ以上ない官能が五臓六腑に染み渡る。奥まで届くピストンは何度も女肉を苛み、小袋の入口をこじ開けた。突かれる度に喘ぐ燕の表情を間近で覗き込み、ユウはイキ狂う美貌を脳裏に焼き付けながら欲望を解き放つ準備に入る。
「んふっ、ン、じゅるるるる……じゅるっ❤️ぢゅるるっ!んちゅッ❤️れぇろッ❤️」
伸びてくる舌。餌をねだる雛鳥に舌を絡ませ、口内で交わり合う唾液の交換は抽送を早めた。
膣壁を抉る肉棒は、子宮口をこじ開けるべくグリグリと押し込まれる。殴打とはまた異なる衝撃が脳髄を貫き、キスに舌鼓を打っていた燕の眼球は白目を剥く。
一突きごとにイっている。あられもない痴態に、ユウは猛禽類を思わせる鋭い眼差しを向けてきた。
攪拌の勢いが増して行く。肉と肉のぶつかり合う音は家外にまで漏れ、結合部からは白く濁った本気汁が泡立ち、飛び散る飛沫は布団を濡らす。
絶頂に次ぐ絶頂。もう何も考えられない……いや、考えたくない。今はただこの幸福感に浸っていたいのだ。
そして、その時は訪れた。
「あ❤️イく……イッちゃう!❤❤」
膣内で膨らみ、蠢く熱の膨張を知覚する。最高の瞬間を迎えるべく、燕の足はユウの腰に組みついた。
そして、最後の一突き。ポルチオを押し広げ、亀頭がめり込んだのと同時に……灼熱の濁流が解き放たれた。
それは瞬く間に子宮を満たし、逆流して結合部から溢れ出す大洪水だ。あまりの熱量に燕は目を白黒させ、舌を突き出したアヘ顔を晒すと……白眼を向き、意識を飛ばした。
膣内射精の余韻に浸る意識と無意識の中間……。ぼやけた視界の中で、激しく腰を振る最愛のシルエットが見えた。
性豪の猛撃はなおも続く。燕が意識を取り戻すまで、そのまぐわいは明け方まで続いた……。
祭りよりも熱く、激しく……。
バカにされたっていい。
武神の勝利を信じてもらえなくていい。
大勢の前で恥をかかされてもどうってことない。
だがしかし、彼女だけは……。愛する人を陥れるのだけは、絶対に許さない……!
湧き上がるのは愛情と、もう一つ。
ドロリとした重苦しい感情、独占欲という執着を持ってして、再び自分の存在を恋人の膣へ注ぎ込むのだった。