闇払いの光が街道を満たす中、民を恐怖に陥れた白鯨が地に堕つる。
「この戦い、我々の勝利だ——!!」
若きカルステン公爵家当主、クルシュ・カルステンが勝鬨を上げる。
その傍らには、共に白鯨打倒を為した同盟者・エミリア陣営の姿があった。
彼らの中に旗頭たる白銀のハーフエルフはおらず、大将は黒フードの男が務めていた。
代わりに、男の脇には王国最高の魔術師、メイザース西方辺境伯が控える。彼の存在こそが、かの陣営の格を担保していると言えよう。
急ぎ領地へ帰還するという彼らを見送り、クルシュもまた負傷兵を伴い帰路につく。
——それがクルシュ・カルステンが凛々しき戦乙女として兵を率いた、最後の姿であった。
♢
穴ぐらでの性教育について、あの後丁重な謝罪が行われた。
曰く、授業の一貫ではあったが、不躾すぎたと。
曰く、今後はこのようなことがないよう徹底する、と。
一度生まれた不信感はそう簡単には消えない。
とはいえ『クルシュ』は記憶喪失、しかも監禁中の身である。現在地も知らず、行動の自由も握られている以上「許さない」という選択肢は存在しない。
それでも癪なので、示談の代わりにいくつか要求すると、意外にもそれらは受理された。
一つ、一般国民の実生活を見たいという願い。
二つ、そのための住居の移動。
こうして『クルシュ』は
現在地は王都より北。メイザース領の工業都市・コスツール。
市内の屋敷へ居を移し、彼女は再び勉学へ従事することに。
ここでも移動の制限はあるが、場所と時間が把握でき、外界との接触が現実的となったのは大きい。
「やはり、無理な願いは控えて正解でしたね」
今後を見据えた要求により、彼らの機嫌を損ねずに選択肢を増やすことに成功した。
意に沿わぬ扱いの代償には釣り合っていないが、令嬢はいったん溜飲を下げた。
……かつてのクルシュならば、この程度で矛を収めはしない。
だが今の彼女の自認は、記憶喪失の令嬢である。
剣を持って男たちに対抗しようなど、普通は考えもしないのだ。己の弱気な判断を疑問に思う余地など無い。
そして皮肉にもその判断が、彼女の生命を保証していたのは幸か不幸か。
♢
地の刻・客室
いつもの軽薄な笑みを携え、壮年の『先生』が扉から現れる。
「お待たせしやした。さっそく、前回の復習といきやしょうか」
ここへ来て数日、性教育は『クルシュ』の了承を得た上で行われている。
と言っても、そもそも拒否は出来ない。
そんなことをすれば、彼らはまた『クルシュ』に暴虐を働くだろう。
今は雌伏の時。自身の主権を得る為の過程と割り切り、授業を受け入るしかなかった。
「お嬢様、準備はよろしござんすか?」
「……このように」
『クルシュ』がデイドレスの胸部の
胸を使った奉仕の授業のため、インナーも下着も着けていない。
美人の谷間公開を前に、『先生』の目線が彼女の顔から下へと逸れる。
この男の下卑た視線を体験するのも、もう何度目か。いい加減飽き飽きして、
「へへ、そンじゃァよろしくお願いしやす」
男が椅子に腰かけ、堂々と屹立した逸物を露出する。
あの凄惨な調教で散々嗅いだキツイ臭いが、『クルシュ』の鼻を刺激する。
(いけません。今は切り替えなくては……)
表情には出さずとも、目の前の男性器への嫌悪感で胸がモヤモヤしてしまう。
(手段にこだわって、目的を見失うなど笑えません。ですが、心を偽るというのは中々、ままならないものですね)
下腹部に刻まれた呪印のせいか、既に体が熱を帯びていることに気づく。
忌まわしい肉欲がまた『クルシュ』を苛む。
(せめて、感じていることだけは伏せていたいのですが)
『クルシュ』は淡々とした態度を保って男の元にヒザをついた。悪辣な術を仕掛けた者らへの、せめてもの抵抗として。
「では、始めさせて頂きます」
声に感情は乗せない。事務的な口調を固辞する。
「うっ……」
ドレスの谷間に醜い男根を招き、両胸を寄せて挟む。乳房ごしの脈動と湿り気に眉が寄る。
「ん……! く、臭い……」
「なァに、雄臭ェのにもすぐに慣れまさァ」
大きさを増す肉棒が谷間を突き抜け、亀頭が『クルシュ』の口元へと迫る。濁った臭気が顔面にこびりついたようで、嫌気が差す。
「んぶ……ぢゅるっ……」
嫌々ながら言いつけ通りに、唇を窄めて先端を咥える。
味蕾に広がる壮年男性の味に、歯噛みしたくなるのを抑え込む。
くぽっ♥ くぽっ♥ たぷ♥ たぷ♥
手と共に、身体をゆっくりと上下に揺らす。
肉棒が乳房と口で擦れ、パイズリフェラの音が男を愉しませる。
「おほっ、上手ェ上手ェ。お嬢様、その調子でさァ」
聞こえない振りをして、『クルシュ』は己の胸を扱う。
ずちっ♥ ぢゅるるっ♥
舌を這わせ、カリ首を丁寧に舐める。
教わった通りに亀頭を刺激し、胸での刺激も止めない。
むにゅ♥ ぷにゅ♥
「…………」
陰茎を圧する乳房が不定形に歪むほど、淫棒の硬さが増す。高まる雄の気配を感じ、男が気持ち良くなっていることを察すると、『クルシュ』の心が拒絶を始める。
「ちゅるっ、こんな調子で……よろしいでしょうか?」
呪印が心情に呼応し、妙な気分になってしまう。ゆえに、こうして『先生』に伺いを立てるフリをして、時折ひと休止入れる。
「お嬢様のデカパイ、ホントたまりませンぜ。もっともっと強く挟んで、チンポ臭ェ胸にしましょうや」
陽気に指示を出す男に無言で従う。
両の手のひらで弾力富むGカップをさらに寄せ、強く圧迫する。
ぎゅうう♥ ぐにゅう♥
「んっ…♥」
声が漏れるのを必死で隠す。
乳房の間で擦れる感触が鮮明になり、こらえがたい熱が下腹部に奔る。
「ちゅ…ちゅぽ…ちゅ…♥」
口で先端を吸うと我慢汁と唾液が混じり、口元から粘つく音が木霊する。
そのまま口内に飲み込んでいき、
こちゅっ♥
「んぐっ…ん…!」
亀頭が喉奥へ届き、えずきかける。それもなんとか耐え、行為を終えるため奉仕を加速させる。
「んあ、ふっ…♥ ひゅ…♥ んえっ……♥」
小さなうめきに、色香が滲む。
口に広がる雄の形や味を自覚し、無自覚に体が火照る。
「ふも……ん…♥ ……んっ♥」
屋敷に来てからは、四肢や口、乳房での奉仕ばかり。
そのせいで過激な調教から数日、お預け状態の尻穴が疼く。
肉棒をねぶるごと敏感になった舌が快感を産み、心を侵食しようとする。
『クルシュ』の体は、性処理道具としての指導の日々の中で、確実に変化しつつあった。
だが、彼女は決して態度に出さない。目の前の男を喜ばせてなんてやらない。
それが、爆弾を育てる行為に他ならないとも気づかずに。
——カリッ♥♥
「ぅぷう!?♥」
『先生』が、急に『クルシュ』の乳首を爪で引っかいた。
間抜けなひょっとこ顔で打ち震える彼女を見て、男は厭らしく嗤う。
「ぷはっ!なにをして、ひゃあっ!♥」
すり♥ すり♥ すり♥
「やあ!♥ はぅ♥ やめっ♥ ちくび♥ こすっちゃ♥ あぅっ!♥♥」
そのまま硬くなった乳首へのイタズラが続く。
そのたび先端はぷっくり膨らみ、『クルシュ』の想定を越えて変容していく。
「はあ!♥ こねこね♥ しては♥ だめ♥ なんですっ!♥♥」
「ドレス越しに乳首おったてて、触って欲しいって言ってるようなもンでしょうが。お望み通りにしてやりやすよォ!」
さらに『クルシュ』のドレスのボタンが、一番下まで無理やり引きちぎられた。
布の護りを失って現れたのは、しっかり勃起したマゾ乳首。
強行に惑う令嬢を、男は逃さない。
カリカリッ♥ カリッ♥
「ひぁ゛っ♥ ひっかいちゃ……っ♥♥ あっ♥ おかしく♥ なっちゃ♥♥ ああ!♥♥♥」
押さえつけていた快楽の引き金が引かれ、一気に昂ぶりのぼる。
ナマ乳頭を弾かれ、刺激に堪えくぐもり、気を抜けば果ててしまいそうなほど追い込まれてしまう。
「違っ!♥ 違うんですうう!♥♥」
『先生』への反抗にこだわるあまり、気づくのが遅れてしまった。
令嬢の嫌悪を煽るような授業内容が、想定以上に彼女の性感帯を育てていたことを。
火のついた身体はもう、隠しきれなかった。
ぐにぃ♥
「うぅ♥ ああああああっ♥」
奉仕どころでなくなり、大きく身を反らせる。
出来上がった敏感乳輪に指が噛まされ、男の硬い手ががっちりと生パイを掴みかかる。
「へへェ、お嬢様の奉仕が止まってるンでねェ。あっしが手伝わせてもらいやすぜェ」
「あっ♥ いやっ♥ お気に♥ なさらず♥ ひう♥♥ ああっ♥」
強引に揉みくちゃにする雑な指遣いにすらしっかり感じてしまう。
乳房から下腹部、脳髄までしっかりと快楽の経路が繋がる。『クルシュ』の胸は、今や具合のいい乳オナホとして成長してしまっていた。
「おおっ! 出ますぜェ! しっかり受け止めてくだせェな!」
「ひぃっ♥ せめて♥ 手を♥ 手をっ♥ 放してくださいいい!♥」
乳首をぎゅう、と掴まれたまま、一方的なパイズリオナニーが加速していく。
当然、彼女の意思など介在しない。ひたすらに、道具として扱われるだけ。
コリ♥ コリ♥ コリ♥
「待って♥ 待ってください♥ そんなっ♥ 強くぅ♥♥」
もはや令嬢は何一つ取り繕えず、乳を嬲られ無様に喘ぐのみ。
激しい突き込みのたび呪印が眩しく輝き、どんどん敏感になる胸部に振り回され続ける。
「はっはァ!」
グリイィ!♥♥
「はぁ゛っ♥ んう゛うう゛っ♥♥」
さらに乳首を強くつままれ、喘ぐ『クルシュ』の口に、爆発寸前の肉竿が突っ込まれた。
ごぴゅうっっ!!♥♥ ずぴゅるる!!♥♥
どく!♥ どく!♥ どくっ!♥♥
「ほっほぉ……くはっ」
男が呻き、熱い精液が喉奥に放たれた。
雄の遺伝子が、無遠慮に絶頂した雌の喉奥へと落ちてゆく。
ビクッ♥ ビクッ♥ ビクッ♥
同時に、『クルシュ』も乳首絶頂に堕ちた。
肉棒を突っ込まれたまま反射的に喉が動き、ごくごく白濁を嚥下していまう。
それは奉仕肉の在り方としては、優秀そのもので。
「……けほっ! けほっ!」
溢れた白濁が散り、令嬢の口元から乳房を汚す。口も鼻も、もう雄の臭いしか感じない。
「全部飲みこむのは上手くいきやせんか。ま、それは今後の課題ってェことで」
言葉とは裏腹に、『先生』は満足げに笑う。
「う……」
『クルシュ』は唇を拭い、立ち上がろうとする。
その躰に残る絶頂の余韻を知られないよう、精一杯虚勢を張りながら。
(でも良かった……。なんとか、今日も乗り切れました)
途中は危なかったが、心の防波堤はギリギリ保つことが出来た。それだけで、『クルシュ』は自分を誉めてあげたくなった。
まだ大丈夫、自分を鼓舞する。男たちの陵辱に負けぬよう、心を保つために。
……だが、普通の女性が乳首で絶頂するなどあり得ないことを、令嬢は知らない。
目の前の男が体の開発具合が上々なことを確認して、ほくそ笑んでいることも。
♦
「クルシュ様、お加減はいかがです? どうか遠慮なく、なんなりとお申し付けくださいまし」
浴室で『クルシュ』の肢体を洗浄するのは、彼女に付けられた使用人・フレデリカ。
平素綺麗になびく長い金髪はまとめられ、身を包む湯浴み着からは色白で女性的な肉体が覗く。
「ありがとうございます。心地いいですよ」
屋敷の者はクルシュ・カルステンの名に萎縮する者が多い。
『クルシュ』は亜人への差別意識は無い。
できれば屋敷の半数を占める亜人の使用人とも仲良くしたいとも思っているが、まだ目論見は途上である。
これには『クルシュ』自身も思う所があり、それを表に出さないフレデリカを彼女は重宝した。
知り合って間もないが、職務に誠実な彼女のことは好ましく思っている。
——そんなフレデリカの嗅覚が、『クルシュ』に纏わりつく悪臭を捉える。
「……その、クルシュ様? もう少しだけ、ゆっくり寛いでから上がりませんこと?」
「——? ええ、そのように致しましょうか」
有能なメイドは詮索しない。
たとえ仮の主人が自身が放つ濃い雄の臭いに、まるで違和感を覚えなくとも。
フレデリカ・バウマンの本来の主からの命は、『クルシュ』の動向の監視と報告。
優秀なメイドはそれ以外の事情に深入りすることは無く、『クルシュ』もまた、自身の変容に気づくことは無かった。
IF①.白鯨討伐に助力しない
クルシュ陣営、フェリス以外消滅。
IF②.暴食、強欲に任せてクルシュを追い討ちしない
ヴィルヘルム、『名前』を喰われる。クルシュ逃走成功。
IF⑥.『クルシュ』の要求を受諾しない
授業に現れた『先生』を勢い余って殺害→脱走を図り魔女教徒から追撃を受けるも、加護と剣術を用いて奮戦→脱出後、『腸狩り』によって殺害。
進行度
Lv1無意識に快楽を受け入れる
淫紋開発 膣/肛門/乳首/乳房/口