※この作品はR-18です。

ツギハグクルシュとアヤマツ六連星   作:クラムP

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21『ひめさま』(甘々洗脳寝バック)

 『精霊喰らい』。

 文字通り精霊を口に放り込んで喰らい、その能力を欲しいままとする簒奪の異能。何十、何百と喰らえば、一時的に大精霊にも匹敵する力をも得られる。

 

 神聖ヴォラキア帝国皇帝家直属『九神将』が『弍』・アラキアは、現存する唯一の『精霊喰らい』である。

 

 『精霊喰らい』が力を発揮するには、精霊と衝突しない希薄な自意識と自我が必要。一方で、弱すぎる自我ではいずれ精霊と同化して人ではなくなってしまう。それゆえアラキアは己の外に、自身の根幹を成す『柱』が必要なのだ。『柱』を拠り所として依存し、その者に無私の奉仕を誓うことで、彼女は自身の存在を保ってきた。

 

 『柱』の名は、プリスカ・ベネディクト。

 王国にて『太陽姫』プリシラ・バーリエルと呼ばれ、陰ることなくアラキアを照らし続けた日輪である。

 

 しかし、彼女は醜悪なる権能によって、世界から消失した。アラキアの個を保つ絶対条件がいなくなり、彼女の傍には雷鳴も轟かない。

 数百もの微精霊を体に収めた爆発寸前の彼女にはもう、『柱』を定め直すこと以外に生きる道は無い。

 

 

 

 

♢

帝都ルプガナより北・旧ベネディクト領 

 

 

 その場所は、アラキアもよく知る屋敷の中。在りし日の、輝かしい思い出が詰まった場所。変わらず豪奢な品に囲まれ、綺麗に整えられている。

 

 主を失った屋敷が何故保たれているのかなど、アラキアは全く興味が無い。

 彼女の思考を占める成分は、嫌いな閣下の指令に同僚との貸し借り、憎たらしい同居人への殺意がほんの少し。あとは当然己の全てとも言える、あの……、

 

 

「あ、れ…………?」

 

 思わずアラキアは胸に手を当てる。

 

 長考——思い出せない。

 感情に乏しい、半犬人の少女の顔が歪んでいく。

 

 長考——思い出せない。

 恥部を隠す薄布以外、大胆に晒した褐色の肌が震え、思わず己を抱きしめる。

 

 長考——思い出せない。

 眠たげな赤い瞳に涙が溜まり、左目を覆った花柄の眼帯に手が伸びる。

 

「そんな、はず、ない。……たしかに、いた、はず、……なのにッ!」

 

 でなければ、説明がつかない。己は誰の為に生きていたのか。誰の為に毒酒を啜り、左目を失ったのか。誰を取り戻そうと、己は戦ったのか。

 彼女の人生における『その存在』の比重が大きすぎた分、『暴食』が空けた記憶の穴の存在を認識してしまう。

 

「……だれ。あなた…誰なの…?」

 

 うな垂れた銀髪が、目睫へとぶら下がる。

 

「う、ぶ……っ、おぇ……っ」

 

 カラッポのアラキアは愛しき陽光を、己を人にしてくれる『柱』を喪失したのだ。

 

 

 

「良かった。目が覚めたのですね」

 

 深緑の髪に柔らかな顔立ち、シースルーのナイトガウン姿の女性が、灯りと共に扉から顔を出す。明らかに只人ではない気品と振る舞い。彼女はアラキアに向け、親し気な笑みを覗かせる。

 

「アラキア。私を覚えてらっしゃいますか?」

 

 アラキアは首を振る。興味の対象の少ない彼女が記憶に収めているものなど、そう多くはない。

 

「そうですか…。それは残念です。もしかして、貴方がここで、私を刺客から守ってくださったことも覚えていませんか?」

 

「……っ!? ……げっぷ、したら、叩かれた」

 

「あれは指導と言うものです。それとげっぷではなく、曖気と呼ぶんですよ」

 

「あ……!」

 

 犬人の瞳に、光が戻る。幼少時、幾度となく■■■■の命を狙った暗殺者を退けた記憶と、彼女の言葉が一致していたから。

 

「あなた、は……?」

 

「私はクルシュ・カルステンの影武者。元はプリスカ・ベネディクトと名乗ったヴォラキア皇族。あなたの飼い主です」

 

 彼女のカラッポの心に、太陽に成りすました奸婦の魔の手が忍び寄る。

 

 

 

 

 

 

 

 

♢

旧ベネディクト邸・寝所

 

「い゛ぎっ゛!♥♥ お゛♥ んおお゛♥♥♥」

 

「ぁは♥♥ ほんのちょっと前まで処女だったのに♥ もう子宮ほぐされてイけちゃったんですねっ♥ すごいなぁ…♥」

 

 メルティのふたなり肉竿を後ろからずっぽり咥えこみ、アラキアが叫声を上げる。

 屋敷に滞在してここ数日、アラキアは美女二人と、食事と排泄以外はずっとまぐわいながら過ごしていた。

 

「だっ♥ だめ、だった…?♥」

 

「そんなことはありません。貴方に気持ちよくなってもらえて、私は嬉しく思いますよ。もっともっと正直になって、愉しんでよいのです。さぁ…こちらを♥」

 

 アラキアの不安を、対面する彼女の主(『クルシュ』)が払拭する。彼女はアラキアに甘い芳香漂う乳房を見せつけると、

 

「んぎゅ、むじゅ、んっ、んっ♥」

 

「まあ、今日は甘えん坊さんですね」

 

犬人は誘われるがまま、令嬢の乳房にしゃぶりつく。

 

「……ん♥ だ、だって、『クルシュ』様、まだわたしの中に、もどって、ないから」

 

 アラキアの心の真ん中には、未だ深い闇が残っている。己の過去を知り、己が主人を名乗る女性が現れても、依然として埋まってはいない。

 

「…そうですか。でも、心配いりませんよ。私はここにいますから。もう二度と、貴方の前からいなくなりません。…貴方が、私の傍に居続けていてくれれば、ですが」

 

「!」

 

 『クルシュ』の言葉が、媚乳で麻痺したアラキアの脳に刷り込まれていく。アラキアがもう失わないためには、主(『クルシュ』)から離れてはならないと。

 

「その通りですっ!だから、もっともっと仲良くしましょうねっ♥ これは、アラキアさんの為なんですからっ♥」

 

 ぐちゅうっ!♥♥♥

 

「ひぅっ!♥♥♥」

 

 メルティのふたなり男根がアラキアを貫き、暗示を強化する。

 性欲をくすぐり、アラキアをただの雌に堕とす『クルシュ』の魔性。強制的に信頼を勝ち取り、存在価値を大きくするメルティの魔眼。対人能力に欠けるアラキアが、この二人に敵うはずもなく。

 元より縁(よすが)を失った犬人は、心の穴の手がかりを無視などできない。その存在に違和感が拭えずとも。アラキアが彼女らの術中に嵌まるのは、必定であった。

 

 

「…あぶっ♥ んんっ♥ ぢゅりゅ♥」

 

 舌に乗った授乳液の、過剰なほど濃厚な味わいが味覚を支配する。強い催淫作用を持つ『クルシュ』の母乳を飲めば思考など吹き飛び、母性と性欲に支配される。この手口で犬人は、初めて会ったその日に女にされてしまった。

 

(……おいしい、あったかい。…安心する)

 

 それからも間を空けず淫毒母乳を摂取させられ、常時発情した彼女は、見事に色事へ傾倒していった。アラキアの情欲はみるみる膨張し、今や心の闇を認識する暇もないほど率先して、情交に溺れるようになった。

 

「おっぱい吸うの上手ですね…♥おっぱいもいなくなりませんから、たくさん吸ってください♥つらいことは全て忘れて、ずっと気持ちのいいことだけしましょう…♥」

 

 乳吸いのたび、『クルシュ』はアラキアを褒める。彼女の感情の機微を細やかに察し、大仰なほど手厚く慰撫する。当初は照れが見えたアラキアも、全てを温かく包み肯定してくれる『クルシュ』に抗えず、今では甘えるがまま。

 

 ぢゅっ♥ ぢゅるっ♥ ぢゅるっ♥ こくっ♥ こくっ♥

 

(……気持ち、いい)

 

 心も。体も。ここは、アラキアの全てを満たしてくれる。

 上半身を優しく抱いてくれる優しい『クルシュ』。下半身が溶けてしまうほど丁寧に愛してくれるメルティ。耐えず続く幸福が、アラキアの脆い理性を屈服させる。

 偽りの主に、身を委ねてゆく。

 

「体が熱いですか? そのままで構いません。何も考えずに…何も頑張らなくて良いのです。全て私たちに任せて、ずっと傍にいてください」

 

 乳吸いを続けるアラキアの髪を、『クルシュ』が撫で諭す。あの■■■■なら絶対言わない、相手を思考停止の愚物に堕落させる言葉。しかし今の彼女に、それを跳ねのける力はない。

 

 アラキアは頑張ってきたのだ。辛くても、辛くても。

 会う事すら許されない主人を想い続けた。主人がどこか遠く、できるだけ遠くで、自分の生涯を全うするよう願い続けた。

 『柱』が離れたまま、心の中の太陽をよすがに、いつ破綻するかもしれない身体と心を保ち続け、今日まで生きてきた。

 そんな彼女に、この甘い甘いぬるま湯は、あまりに魅力的すぎたのだ。

 

 しかし、

 

「……『クルシュ』様。わたし、ここにいて、いいのかな」

 

 頭をよぎるのは、チシャ・ゴールドの言葉。大穴の空いたアラキアの不安定な心の隅っこに落ちていた、古なじみの同僚の存在だった。

 

 彼は、彼らはどうなっただろうか。自分が戦うのは、目の前の『(・)ク(・)ル(・)シ(・)ュ(・)』(・)様(・)のため。

 しかし、少しだけ。ほんの少しだけ。彼らも、アラキアの戦う理由となっていたかもしれないのだ。

 

 

「——いいんですよ。だって、もうあなたの居場所は、ここしかないんですからっ♥」

 

 ゴツンッッ♥♥♥

 

「ん゛あっ゛!♥♥♥ あ゛ぅ゛♥♥ お゛…く…♥♥」

 

「うっ♥♥ すっごく締まってるっ♥ まだまだきつきつですねっ…!♥」

 

 何かにたどり着きそうだったアラキアの思考を、メルティの逸物が白く塗りつぶす。媚薬漬けの発情雌肉は、ぴっちりハメ込まれたちんぽのことしか考えられなくなる。

 

「……はっ!♥ あっ♥♥ ひぅっ!♥ い、ま♥ はなしてぇ…!♥」

 

「そうですよね…、私なんか置いてけぼりにしちゃって、お話の方が大事なんですよね?」

 

「そ、それはぁ……♥」

 

 すっかり誑かされきったアラキアは、彼女を無碍にはできない。

 

「ふふっ、なんてっ、いじわるしちゃいましたっ♥ 大丈夫です♥ その分、しっかりおちんぽ抱きしめてくれれば♥♥」

 

 とちゅっ!♥ とちゅっ!♥ とちゅっ!♥♥♥

 

「ふひっ゛♥♥ ひぁああ゛あ♥♥♥」

 

 初々しいアラキアの狭い膣道を、ふたなりチンポがやんわりと、ゆっくりと馴らしほぐす。

 犬のまぐわいの如く後ろからしっかり覆いかぶさるように密着し、ゆさゆさとチンポを揺すり、新米マンコをふにゃふにゃに蕩かしていく。

 

「はっ゛♥♥ すごっ♥♥ おなか♥ まざ、って♥ わかんなぐ♥ なるっ♥ う゛っ゛♥♥♥」

 

「ねっ♥ もっとわかんなくなってくださいっ♥ アラキアさんはもう気持ちいいこと以外、わかんなくていいんですっ♥」

 

「気持ちよくなればなるほど、貴方を悩ませる気持ちはいなくなるでしょう。その調子です。怖くなんて、ありませんよ♥」

 

 前も後ろも、外も膣内(なか)も、全てがアラキアを甘く縛る。快楽の牢獄が、偽りの主への従属を促す。

 

 ぢゅぶっ♥ ぢゅぶっ♥ ぢゅぶっ♥

 

「……う、ん、あぅ♥ くる、しゅ、さま…♥」

 

「姫様、でかまいませんよ。さぁ、もっと素直に♥」

 

 親愛と快感で疑問を押し流し、より指示に従順になるよう躾ける。

 

「……んんっ♥ むぅ♥ ……ひめ、さま♥ ……ひめさまぁ♥♥♥」

 

 ごりゅん♥ ♥ ♥

 

「……ふゅ゛っ♥♥ お゛ほおおおお゛お゛♥♥♥♥」

 

「姫様って言ったら、一気に具合が良くなっちゃいました♥これは、負けられません、ねっ!♥」

 

 ごちゅんっ♥ ごちゅんっ♥ ごちゅんっ♥

 

 メルティの逸物が子宮口の上を漕ぎ回し、連続してノックする。

 

 ぐちゅ!♥ ぐちゅ!♥ ぐちゅ!♥ ぐちゅ!♥

 

「ひっ゛!♥♥ わたじっ…♥ も゛っ゛…♥ だめ゛っ♥♥ うずう゛ず♥ し゛て゛ぇ…♥♥♥」

 

「その調子ですよ…♥ ほら、また吸って♥ おっぱい吸いながら、メルティのおんなの子せーし、どぴゅどぴゅしてもらいましょう♥」

 

 

 アラキアが勃起乳首に捕まり、前後からおっぱいとチンコに捕食される格好に。肉棒に粘膜をズコズコ擦られると、つい噴乳口を食む力も強くなってしまう。肉に挟まれ、呑まれていく。

 

 ぱん♥ ぱん♥ ぱん♥ ぱん♥ ぱん♥ ぱん♥ ぱん♥

 

「んひっ…♥ ひはっ♥ …わん♥ …わんわん♥ わんわん♥ わだひっ♥♥ ひめだ゛まのいぬぅ♥♥ ぃひ♥♥ わん♥ わん♥♥ わひぃ…!♥♥♥♥」

 

 すでに不安も恐怖も、頭にない。際限なく高まる興奮のまま、大(・)好(・)き(・)な(・)主(・)人(・)の母乳にむしゃぶりつく。

 ここにいるのは主に忠実な、喜んで迎え腰を打つ一匹の雌犬だ。

 

「あっ、出ちゃうっ♥♥ 中にぜぇんぶっ♥ わたしのけがれたちんぽせーえき♥ 出ますっ♥ 出ちゃいますからねっ♥♥♥ ああっ♥♥♥♥」

 

どくどくどくっ!♥♥♥♥ ぶぴゅるるるぅ♥♥ びゅ!♥♥ びゅっ♥♥

 

「んん゛ん゛っ……!♥ けぷ……♥ お♥ うあ……♥」

 

 母乳を口にため込んだまま、犬人が中射し絶頂に堕ちる。性欲に意識をとられることで、自我の崩壊を免れる。壊れかけの『精霊喰らい』が洗脳のおかげで依存先を変え、その存在を確立する。

 

 

 

「……ひめ、さま……もう、いなくならない?」

 

「ええ。ずっと一緒にいましょうね」

 

 こうして、■■■■がいたアラキアの心の中心を、『クルシュ』が簒奪せしめた。

 彼女の崩壊しかけた心は、目が眩むような太陽の光ではなく、汚泥のように絡みつく白濁に沈むことで繋ぎ止められたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

♦︎

 

 ヴォラキア帝国を襲った『大災』。首魁たる『魔女』は、『暴食』諸共相討った。

 しかし、犠牲は大きかった。

 

 帝国の国力を支える柱、四大精霊『石塊』ムスペルの死。

 『九神将』三名死亡、四名消息不明、オルバルト・ダンクルケン片手片足欠損。

 星光が帝都を灼き尽くし、水晶宮の魔水晶は大半が消失。

 帝国各地に屍人の被害が拡散、帝都からは未だ千余名以上の屍兵が国内を逃走中。

 

 『賢帝』ヴィンセント・ヴォラキアは健在と言えど、帝国は滅亡の危機に陥った。

 

 加えて、隣国のルグニカ王国も屍兵の脅威に見舞われた。事態を重く見た賢人会は、四大国の条約に反するも『剣聖』の国境派遣を許諾した。

 

 結果としてエミリア陣営は、国防の要とも言える役割を得た。

 加えて『怠惰』『強欲』『色欲』『暴食』討伐の功、ならびにアナスタシア・ホーシンの王選辞退とエミリア支持の報によって、エミリアの地位は大きく上昇することとなった。

 

 




ハインケル・アストレア、こっそり王国へ無事帰還。トッドも嫁とこっそり逃走。
◯アラキア
⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の乳姉妹にして元従者にして犬。胸はエキドナより厚くレムより薄い。セシルスが嫌い。一応自分の意思は持つものの、それも含めて⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎第一。慈悲深く、優しい⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎の幸せの為なら何だって出来る。頭空っぽで依存する生き方でなければ真価を発揮できない、難儀な定めを負った娘。アヤマツルートのフェリスよりも症状は深刻。
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