エルザ回導入。本作のシュバルツくんは、アヤマツ原作より王都での死に戻り回数が若干少ないです。
——エルザ・グランヒルテは、寒さが嫌いだった。
親に売られ、奴隷商から逃げ出し、孤児としてあらゆる悪事に手を染めた。
エルザを生んだ極寒の大地は、厳酷の一言に尽きる。自ら人間性を捨て、獣のごとく合理的にならねば明日の命すら繋げなかった。
その生は祝福などされず、エルザに与えられたのは呪いだけ。
しかし、彼女は己の境遇を悲嘆したことはない。
せいぜい、なんて中身のない半生だろうか、と欠伸を漏らす程度。さしたる感慨もありはしない。
何にも執着せず、心の拠り所を持たず、ただ本能のまま、獣として在るがままに生き延びた。
そんな空虚な彼女が唯一心を揺らすのは、四体と五感を総動員し、ただ生に執着した先で出会ったもの。
腹を裂き、溢れ出したどす黒い血。
湯気を立て、ぶちまけられた内臓。
初めて触れたそれらは、感動するほどに——————温かかった。
手からこぼれ落ちる命に、心が感涙した。
血が、肉が、骨が、脈打ち蠢く腸が。寒くて今にも消えてしまいそうだった彼女に、初めて熱を与えた。
あの日からエルザは、ただ生き長らえるだけの獣ではなくなったのだ。
エルザは生き足掻く事を肯定する。
善悪を問わず、清濁を問わず。そうして血と泥に塗れ、不恰好に足掻いた先には、至上のご褒美が待っていることを彼女は知っているから。
なにより、死の淵で強く足掻いた者の腸は、震えるほどに極上であったから。
ゆえにエルザは、今日も素敵な出会いを求めて
どうか足掻いて、藻掻いて、命を輝かせて。
エルザが羨み、妬み、焦がれるほどに燃え盛って。
彼女の空っぽで冷えた心は、沸き立つような熱量に満ちた血と臓物を求めてやまない。
一期一会に感謝をしながら、柔らかな腹を割いて。
そそられぬ遭遇に退屈しながら、命を裁ち切って。
己と違って頼りになる妹と共に、温かな肉を裂き拡げて。
そんな血塗られた路の果てに彼女は————それはそれは愛おしい、数奇な因縁との邂逅を果たすのだった。
♢
シュバルツという男には、いくつかの顔がある。
ある時は、新進気鋭の大商人。またある時は、『色欲』にミーティアや遊び場を献上し、プリステラに大罪司教を招き入れた、魔女教の協力者。
しかしてその正体は、王選候補エミリアを押し立てんとする異世界人である。
彼の持つ『死に戻り』であれば、エミリアを王にできる。
クルシュを傀儡に仕立て上げた事も、フェルトを監禁した事も、アナスタシアを罠に嵌めた事も、プリシラの記憶を奪った事も、全てはこの権能の賜物。
どんな救いようのない無能であろうと、無限にリトライを繰り返せば、都合良く駒を動かすのも不可能ではない。……一部の例外を除いて、だが。
そう。例えば、目の前にいるこの女のような——
「動かないことね」
「え、なんっ!? ちょっ!? イヤーーー!!」
シュバルツが進捗報告を兼ね、
突如としてエルザのナイフが閃き、帰還したシュバルツの衣服を八つ裂きにした。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! 腹! 腹がぁ! 切れッッ…………て……ない? はぁ~~~~~っ、助かったぜ……じゃ、ねぇわ!!」
トラウマを刺激されたシュバルツが無我夢中で、守りを失った己の腹部の無事を確かめる。
幸いにも、彼の胴体はまだ肉体を上下に繋ぐ役目を放棄していないようだ。
「もしもしエルザ? ひと仕事終えた一家の大黒柱に、この扱いはちょ~~っと堪えるんだけど? 一応釈明があるなら、聞かせてもらっていい? 説明プリーズ」
「私、鼻が利く方なの」
「知ってっけど!? 被告は動機を正確に主張するように!」
「むしゃくしゃしてやったわ」
「動機をマイルドにぼかすんじゃねぇ! というか反省の色が全く窺えねぇ! 酌量の余地無しだよっ!」
悪びれる様子もなく、いつも通りのおっとりとした佇まいを崩さぬ殺人鬼に向け、アジトのソファに体育座りの全裸男が吠える。
どうせエルザのことだ。
気まぐれでさしたる理由もない、と思ってはいたのだが。
だが、スナック感覚でシュバルツに刻まれた魂の古傷を刺激するのはいただけない。
今日という今日は、きっちりかっちり問い詰めてやる。そう、シュバルツが息巻いたのもつかの間。
「その服で同じ空間に居られたら、私、とても困ってしまうもの」
「服だぁ? …………あっ」
エルザの指摘は、シュバルツにも心当たりがあった。
「『クルシュ』さんの匂いか……。たしかにこりゃ、鼻の良いヤツには毒かもしれねぇな」
以前もシュバルツは、鉄の意志で『クルシュ』の致死量の誘惑を跳ねのけたのだが、以後も彼女は同じ調子。
別邸に赴いたシュバルツに『クルシュ』がべったりと抱き着き、それはもうあからさまに粉をかけてきたのである。
そんな訳で、今の彼の着衣は『変異』した彼女の媚薬フェロモンをたっぷり吸い込んでしまっていたのだ。
「あら、鼻の良し悪しは関係ないのではなくて?」
「…………ノーコメントで」
体育座りの全裸男が顔を背けた。
シュバルツとて、若さ昂る健康優良男児。
女性的魅力が限界突破した全身媚薬体質の激エロ美人に密着されて、どことは言わないが元気にならぬはずも無く。
正確に申し上げるならば、『クルシュ』の芳香が服に染み付いた時点から現在に至るまで、男の下半身は反応しっぱなしなのである。
「でもよ。服がダメなら脱ぐだけで良くねぇ……? 観客一人のストリップショーした意味なかったんじゃね? こんな格好、メイリィポリスに見つかったら魔獣の餌にされちまうよ。そんな訳で、ひと欠片でも謝意があるってんなら、そのマント貸してくんない?」
「返さなくていいわ。臭いが移ったら、もう着れないもの」
「心まで切り刻むのやめてくれる!?」
暗に「お前の体臭が移った服など着れない」と言われ、シュバルツは傷つきながらも渡されたマントを粛々と羽織る。
「裸マントとか、これじゃシャウラのこと言えねぇな……」
いちおう体は隠せたが、今度は常にエルザのナイフを押し付けられているような気がして、大変落ち着かない。転生して最初に刻まれたシュバルツの
「ってか、なんか今日、いつもより当たりキツくない? なんか気に障るような事したっけ……? 俺ってば、自分がされたら百パー怒る自信あるから、冷蔵庫のプリンは自分の名前書いたヤツ以外、手ぇ出さない主義なんだけどな」
「さあ、どうかしらね」
「すげぇ、ミステリアスな美女ムーヴがメチャメチャ似合う」
同じソファに腰を下ろしたエルザが、小首を傾げて艶っぽく目を細める。
何も考えずアジトでだらだらしているだけだというのに、こうも蠱惑的な立ち振る舞いに見えるのは、最早ある種の才能と言えるだろう。
「この後、『プリシラ』の方にも顔出すつもりだったんだが……明日でもいっか。この調子で外出ても、ロクなことにならなそうだわ」
エルザのマントに包まれ、鳥肌が立つほど緊張しているにもかかわらず、シュバルツのシュバルツは能天気に天を見上げている。
心身のアンバランスさを如実に垣間見たことで、さすがの彼も休養を視野に入れ————。
「あら。あの子、まだ生かしておいたのね」
「————。悪いかよ」
何気ないやり取りが如く、エルザがシュバルツの琴線めがけて、波紋を落とす。
「彼女は殺す、って。あなた、前にも言っていたと思うのだけれど」
「……ああ。『プリシラ』は、厄介になる前に必ず殺す。面倒は残るが、一番大事な舞台を邪魔されないことの方が優先だからな」
プリシラ・バーリエルは『名前』と『記憶』を喰われ、目覚めた『彼女』にも記憶は戻っていない。
『彼女』が使い物になるならば良し。アナスタシアのように、生かして利用する。
でなければ、シュバルツの目的のために死んでもらう。プリステラでの花嫁たちや、監視塔でのアナスタシアの仲間たちのように。
それが彼の選択。
愛しい彼女の大望を叶えてやるために、シュバルツが歩んできた弱者の邪道である。今さらその生き方を改めるつもりはない。
「てか、ホントにどうしたよ。出稼ぎ中の可愛い妹が心配で、気が気じゃねぇってか?」
「あら、私やあなたじゃあるまいし、メイリィはしっかり者だから心配なんて無用よ。まあ、あのかわいくない子も一緒なのは、心配と言えなくもないけれど」
「お前がオメガを嫌いなのはよ〜く分かったけど、公私の区別はつけてくれよ?」
「分かっているわ。『びじねすらいく』でしょう?」
メイリィはシャウラとオメガ、メイドの一人と一緒に作戦行動中である。シャウラ以外は皆見た目は幼いが、精神年齢は年齢の低い順に高い。ウチの幼女たちは、皆そろって優秀なのである。
「でも、私、嫌いなものは嫌いだから。あなたと違って、我慢するのは性に合わないの」
「我慢だ? 俺が、何を我慢してるって?」
せっかく気を遣って話題を逸らそうとしたシュバルツの意図を無視し、目の前の女は喧嘩腰を崩さない。
仕方ない。
ここは、彼女の誘いに応じてやることにしよう。
しかし、
「あなた、罪のない人間を殺すのが嫌なのでしょう?」
「————は?」
直後。
シュバルツは彼女の誘いに乗ったことを、激しく後悔した。
「何を言って…………今更、あの子以外の奴がどうなろうが、俺に関係あるかよ。殺す必要があるってんなら、殺すさ。こっちはお前と違って、好き嫌いで行動してねぇんでな」
「そんな苦しそうな顔で殺すと言われても、あまり説得力がないのだけれど」
「————!」
彼女のあっけらかんとした指摘を受け、思わずシュバルツは己の頬を撫でる。
しかし確信が持てず、特注で作らせた姿見に目を遣る。
そこに映っていたのは——まるでケガを我慢する子供のように、苦悶に満ちた己の不細工な顔だった。
「殺したくないのなら、やらなければ良いのでは無くて?」
「……ッ。前と言ってることが違うじゃねぇか。下手に欲張れば余計に苦労するだけ、とか言ってたのはお前だろうが。……お望み通り、他人サマの命にこだわって、苦労を
出来るだけ無要な犠牲は出さない。
そう決めていたシュバルツだったが、幾度も辛酸を舐め、考えを改めたのだ。
自分のような無知無能の雑魚が、
そんな彼の決意表明を受け取った
「そうね。あなたが好きでそうしたいのなら、止めないわ。私、他人の趣味を邪魔するつもりはないの。気に障ったのなら、ごめんなさいね」
あまりにも容易く、自身の言葉を覆した。
やはりというか、彼女には思慮も遠慮もありはない。
エルザという女は常に奔放、適当、ズボラ、無軌道。己の衝動に従うだけの無道者。彼女の言葉に意味なんてないし、責任を問うこと自体が間違っている。
なんだかんだ二年の付き合いであり、彼女の性質を理解するシュバルツならば、平素なら飲み込めたはずだった。
しかし、今の彼には、余裕が残されていなかった。
「…………ふざけるなよ」
シュバルツがエルザの肩に掴みかかる。
「この異常者が!! 好きで……好きでやってる訳ねぇだろうが!」
マント一枚の丸腰の姿で、『腸狩り』に詰め寄り、叫ぶ。
彼女が軽く言い放った言葉が、シュバルツには聞き捨てならなかった。
「俺に出来るのはこれしかない! 選ぶ余地なんて無かったんだよ!」
シュバルツは、元は現代日本に生きる、良識ある
エルザのように率先して人殺しなどしたい筈など無く、人の命を背負って涼しい顔をしていられるほど、壊れきってもいない。
平々凡々。それでも、身の丈に合わぬ願いを叶えるためなら、手段を選んでなどいられないではないか。
「俺だって! あの子を傍で支えて、真っ当に助けてやりたかったさ! でも……俺は何もできないクズで、あの子を自分の手で救ってやることなんて出来なかった! だから……だから、こんなやり方をしてるんだろうが!!」
積もり積もった憤懣を、詳らかに吐露する。
強いてシュバルツに選べたのは、命を惜しむことだけ。それが彼にとって唯一の成功体験であり、罪悪感から目を逸らす為の免罪符だった。
しかし、それすらも甘かったと、プリステラの一件で思い知らされた。だから、シュバルツは苦しくても、辛くても、余分なこだわりを捨てざるを得なかったのだ。
「お前がッ!!! お前が俺を、こんな風にしたんだろうがッ!!」
憎い。憎い憎い憎い。
この異世界に来て、最初にシュバルツの心をへし折った張本人である、目の前の漆黒の女が憎い。
無知蒙昧でどうしようもないシュバルツ——————ナツキ・スバルを壊した、この狂人が憎くてたまらない。
この二年、ともに過ごす内に心の奥底に沈んでいた蟠りが、ついに爆発した。
おそらく今回のシュバルツは殺されるかもしれないが、別に構わない。一線を越えた彼の怒りは止まらない。止める訳にはいかない。
「不愉快よ」
「——ぎぁっ!」
シュバルツの腕はエルザに易々と弾かれ、お返しにばかりに彼の体は冷たい床へと這いつくばらされた。
抵抗は不可能。それだけ、シュバルツとエルザの実力には隔たりがある。
予想できた結果だ。
憤怒とは別の、シュバルツの脳内の冷静な部分が現状を分析する。自分にもこれだけの力があればと。何度嫉妬し、絶望した事か知れない。
「気に食わないわ」
「うぎ、あ!? がぁ!?」
転がった黒い
「いつからかしらね。あなたの目から、本気を感じなくなったのは」
「いぎッ!! ぐが、ああ゛ッッ!!」
無造作に踵が沈み、男の肋骨が悲鳴をあげる。
女の顔に怒りはない。ただ淡々と、世間話でもするかのようにシュバルツの背を痛めつけるのみ。
「死に急ぐ割に生きたがりで、私に憎悪を滾らせる癖に私を助けた。矛盾だらけで、無様なあなたは面白おかしくて……刺激的だったわ。そんなあなたは、一体どこへ消えてしまったのかしら」
「ぐ……ッ。知ら、ねぇよ……。こっちだって、常にアップデートを重ねてんだ……。いつまでも、手前ぇの退屈しのぎのオモチャじゃねぇんだよ……!」
「……そう。勿体ないわね」
エルザは冷たく言い放つと、シュバルツを解放した。
もう、お前には興味がないと言わんばかりに。
きっと彼女は、この後適当にふらりと行方をくらまし、腹が減ったら帰ってくることだろう。
エルザは何も変わらない。
シュバルツ如きが、彼女に何か影響を及ぼせるはずもない。
だが————エルザのその態度が、更にシュバルツの神経を逆撫でた。
なるほど、彼女の言い分にも一理ある。
王都でエルザに恩を売ったあの時、シュバルツは確かに怒りに満ちていた。
しかし、聖域での騒動を経て、エルザに対する見方が変わった。さらに時が経ち、いつからかシュバルツは彼女への怒りを——殺意を麻痺させていた。
そうだった。何故、忘れていたのだろう。
「エルザァァーーーッ!!!」
この恨みをシュバルツだけが抱えるなんて、理不尽だ。
思いの一端だけでも、この女も理解すべきだ。
怒りを知れ。憎しみを知れ。
シュバルツが味わってきた苦悩を、一端だけでも思い知れ。
そんな身勝手な感情のまま————シュバルツは跳ね起き、エルザの下半身めがけて体当たりを仕掛け、彼女を強引に床へと押し倒した。
「はあっ……! クソがぁ……!!」
しでかした暴挙を反芻するように、シュバルツはエルザの頭上で荒い息を吐く。
対して、手足を掴みとられたエルザはといえば。
「————ふふ、良いわ。そうね、あなたはそうでないと」
先ほどまでよりわずかに機嫌が上向いたような、艶やかな嗜虐的な笑みをたたえていた。
「な、にをッ! 笑ってやがるっ!!」
この女の、人を舐め腐った態度を引き裂いてやりたい。
屈辱を味合わせて、苦渋を舐めさせてやりたい。
黒い欲望がシュバルツを染めていく。
一発引っ叩いた程度ではもう収まらない。
ならば——。
「あら」
薄布が千切れる音。
露出の多いエルザの下肢を申し訳程度に守っていたレギンスを、シュバルツが力任せに引き裂いたのだ。
さすがに抵抗が飛んでくるかと思ったが、彼女はわずかに目を丸くしたまま大人しくしていた。殊勝なことである。
「あなたは、
「ああ!? 全くもってその通りだよ……! お前を女として見た事なんかねぇ。今だって『クルシュ』さんがいなきゃ、こうはならねぇだろうなぁ……!」
エルザの上に圧し掛かるシュバルツの下半身には————赤黒く勃起した逸物がそびえ立っていた。
アジトに帰ってくるまで必死にごまかし続け、全裸に剥かれても体育座りで隠し通した、『クルシュ』のフェロモンにやられてしまった哀れな愚息。
コイツを使って、エルザを犯す。
この女はどれだけいたぶろうが、殺そうが何も意に介さない。
だが、こういう形で尊厳を踏みにじられたらどうか。
「そのすました面がいつまで続くか————え?」
エルザを汚し、傷つける。シュバルツはその蛮行を達成するために目を血走らせ、むき出しになったエルザの陰唇に手をかけ————気づく。
「……そうか、お前、バカみてぇに鼻が良いんだもんな。俺がこんなことになってんだ。お前だって、匂いにやられたっておかしくねぇか」
「だから、彼女には近づきたくないの。心と体がちぐはぐになったみたいで、気色悪いもの」
顕わになったエルザの股座は、驚くほどに濡れそぼっていた。
彼女の嗅覚は人並み外れている。
『クルシュ』と同じ竜車に乗るのも渋ったくらいだ。服についた残り香すら、影響は大きいのだろう。
また、エルザに毒は効かないらしいが、『クルシュ』の体液は毒扱いではないらしい。
どちらにせよ、好都合だ。
「なら、遠慮は……いらねぇよなぁ!!」
エルザの涼しい顔にヒビを入れてやりたい気持ちと、媚毒に冒され肥大した性欲でグチャグチャの思考のまま。
男根の切っ先が、恐る恐ると濡れた股に近づき、
隙あらば噴出する恐怖を、女への憎悪で必死に押さえつけ、
もう後戻りできないと理性に諦めを突きつけ、
目の前の極上の肢体を認め、情欲を迸らせる。
————づぶっっ、づぢゅぅううっ!
突発的な感情の暴走から始まった凶行。
シュバルツが想像だにしなかった、宿縁たる暗殺者との交わりが、ここに幕を開けた。
このルートは根っこがスバルくんのままなので、無限に味がするんですよね。
あとオルコス領の赤雪のエルザ、けっこう優しいじゃんと思わせておいて、実のところは相互理解が出来ない怪物であったと思い知らせてくれて、とても嬉しい。