※この作品はR-18です。

ツギハグクルシュとアヤマツ六連星   作:クラムP

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一話は二話よりも後の時系列のお話。


本編
1『女公爵の日常』(アナル挿入・素股)


 

 ルグニカ王国を治めし王家の血筋が途絶え、龍との盟約の証たる竜歴石にはこう記された。

 

『ルグニカの盟約途切れし時、新たな龍の担い手が盟約の維持と国を導く。新たな国の導き手になり得る五人、その内よりひとりの巫女を選び、龍との盟約に臨むべし』

 

 暫定の王国代表たる賢人会ならびに騎士団は、巫女の資格を持つ五人を見つけ出す。

 

 クルシュ・カルステン。

 アナスタシア・ホーシン。

 プリシラ・バーリエル。

 エミリア。

 フェルト。

 

 竜歴石にはひとりの巫女、すなわち新たな王の選定法までは記されていない。ゆえに賢人会は王位選抜戦、王選の開催を決定した。

 

一.王は全臣民の総意によって選ばれる。

二.候補者に求められるは王国の維持に努め、臣民の支持を集めること。

三.期限は三年。

 

 こうして王国の未来を決める、国民総選挙の幕が上がった。

 

 

 

 

 

 

♢

王選開始一年後・カルステン公爵家別邸

 

 男は王都に居を構える門閥貴族。

 彼は今、混乱の坩堝にいた。

 

 否。

 正確には混乱を塗りつぶす程の——快楽の中にいた。

 

 ぱんっ♥ ぱんっ♥ ぱんっ♥ ぱんっ♥ ぱんっ♥

 

 馬乗りの尻が男の股を叩く音。

 寝転ぶ男の目に映るは、月明りに薄く照らされた女の豊かな曲線美。

 

 たぱっっ♥♥ たぱんっ♥♥

 

 衣服の膨らみから妄想した光景を遥かに上回る、あまりに見事に実った乳房。

 その凶器が男の眼前で、自身の劣情を表現するかのように大きく弾む。

 

「ふふ、ああんっ♥」

「——」

 

 緑髪の美女が上機嫌に嗤う。

 彼女の腰が跳ねるたびに甘い香気(フェロモン)が寝台を包み、思考能力が奪われてゆく。

 男は艶やかな雌に支配されるがまま、言葉も失い逸物を扱かれ続ける。

 

「んん……♥ これは…いかがです?♥ あっ♥ おちんぽ♥♥ 勃起してくださってありがとうございます…♥♥ こんなに喜んで頂けると♥♥ ああ…♥♥ 私も、昂ってしまいます……♥♥♥」

 

 尻穴で雄を咥えた最上級の雌が、陰茎の膨張を感じて発情を深める。

 

「あぁああ♥♥♥ これ♥ これです…♥♥♥ もっと♥♥ もっと、もっとぉ…!♥♥♥♥」

 

 女の柔らかな太ももが、男の腰をさらに挟みこむ。するとさらに膣圧が高まり、陰茎をぐじゅぐじゅと弄ばれる。

 

 ぞくぞくぞくぞくっ!♥

 

 あまりの名器ぶりを受け、早くも限界に近づく。

 

「はっ…♥ はあぁ…♥ …ふふ♥ もう、出されるんですか?♥♥ 承知しました♥ たくさん…出してくださいね♥♥♥」

 

 ギリギリの雄を、極上アナルが絶え間なく追い詰める。

 

 ぐぢゅ♥ ぐぢゅ♥ ずちゅうぅ…♥

 

 自分は何をしているのか。

 女の尻に愚息を喰われ、ひたすら貪られている。

 圧倒的捕食者に、まるで逆らえない。

 

 とちゅっ♥ とちゅっ♥

 

 彼女の魅力に抗えない。

 頭も下半身も気持ち悦く溶かされ、夢の中にでもいるようだ。

 

 とちゅっ♥

 

 なにか目的があった気もする。

 が、もうどうでもいい。

 

 どちゅっ! ♥ ♥ ♥

 

 彼女の尻穴が余りに悦すぎるのだから。この気持ち良さに永遠に浸っていたい。

 

 ぶぴゅるっ!!♥ ぶぴゅ!♥ ぴゅるっ♥

 

 そして精気がごっそり抜けていく。

 一方的に搾り抜かれた哀れな雄を、歓喜と愉悦が包む。

 この瞬間を得られるなら、他の何を差し出しても構わない。そう思えるほどに、女の肛門は格別であった。

 

 

 

「……いかがでしたか? ご満足いただけたのであれば、主宰としては望外の至りなのですが」

 

 男の上で盛っていた全裸の女に感想を聞かれ、彼はようやく正気を取り戻した。

 

「あ、えっと…。ま、まこと、心奪われる、素晴らしい…もてなしでした…」

 

 たどたどしい言葉。女性経験の無さが仇となった。

 それでも令嬢は満足したのか、肛門から男根を引き抜き、頬を緩める。

 

「ありがとうございます。でしたら幸いです…♥」

 

 妖艶さに満ち溢れた笑顔。

 それは、王選候補筆頭たる厳粛な彼女の印象とはまるで別物であった。

 

 クルシュ・カルステン。

 

 貴族の中の貴族。カルステン公爵家の一人娘にして、男性顔負けの武闘派女公爵。男装の麗人という言葉がぴったりあてはまる女傑。

 

 公爵からの招待に応じた時は、まさかこんな事態になるなど思いもしなかった。

 彼女がある時から「変わった」という噂は、以前から耳にはしていたのだが。

 

 曰く、王選開始直後に見舞われた『天災』により、療養を余儀なくされたと。

 曰く、その後陣営の方針を変更し、更に大きな躍進を遂げたと。

 

「私がこういったことに前向きで、驚かれましたか?」

 

「……は、はい。正直に申し上げますと、貴方様とこのような事態になるとは夢にも思わず」

 

 図星をつかれた。

 だが、あのクルシュ・カルステンが、尻穴で男に媚びるなど予想できる訳がない。

 

「これでは私が支持を得るために、身体を使っていると言われても否定できませんね。浅慮でした」

 

「…! いいえ、断じてそのようなことは…」

 

 慌てて否定する。

 そも、今回の招待で彼女から支持を求めるよう明言はされていない。

 賓客としてもてなされ、就寝前の夜話に付き合ってもらい…流れでこうなっただけだ。

 

 彼女は行為を誘ってすらいない。

 ただ男が、彼女の性的魅力に抗えなかっただけなのだ。

 罪を問うのであれば、男にも責はあろう。

 

「そう畏まらないで下さい。ですが、そうですね。理由があるとすれば——今までの自分を壊したくなったから、でしょうか」

 

 続けて、彼女が心中を吐露した。

 

「私は魔女教に襲撃されるまで、ひたすらに強くあろうとしてきました。ですが、その在り方に固執しても、圧倒的な暴力にはまるで太刀打ちできませんでした。それを思うとなんだか、以前の自分が馬鹿らしくなってしまって」

 

 クルシュ・カルステンが、自分の前で弱みを告白している。こんな貴重な場に居合わせていいのかと、男は驚きを隠せない。

 

「ですから…」

 

「なっ!?」

 

 クルシュが身を横たえ、男にそっと体重を預けてきた。

 その瞬間、

 

「————ッ!?」

 

 再び、脳髄まで犯すような淫臭に襲われる。

 そのまま男の理性は塵と化し、彼女への情欲が湧き上がって狂いそうになる。

 その肢体の柔らかさに触れただけで、射精してしまいそうだ。

 

「今夜はただの…私の我儘です。この弱い私を、今だけでも、お支えくださいますでしょうか…♥」

 

 王に次ぐ最高位の権力者たる彼女の請願。男の欲求を、優越感と大儀名分が後押しする。

 

「あ……ぐ…………があッ!」

 

 その魔性を前に、男は止まれなかった。

 

 彼の不躾な手にクルシュを襲う、その最中。

 クルシュは、もはや不気味さすら感じるほどの艶やかな笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

♦︎

 

 

 ぴゅる♥

 

 ぬちっ♥ ぬちっ♥ ぬちっ!♥

 

「はぁっ……はあ……っ!」

 

 男の弱弱しい吐息が、寝台を包む媚香に溶けていく。

 入れ替わりであお向けに転がされた令嬢の両ももに男根を差し込み、へこへこと陰茎を滑らせる。

 

「あんっ♥ たくましい腰つき……男らしくて、素敵です…♥」

 

 甘く囁く女の身体の端々には、白濁がこびりつく。

 正気を失った雄が、すでに幾度も欲望をぶつけた証だ。

 

 ずりっ…♥ ずりっ…♥

 

 令嬢の陰唇めがけ、男は身勝手に腰を揺する。

 己の肉体の主導権を主張する男へ、女はどこか挑発的に、煽るように言葉をかける。

 

「もっとお好きなように使って構いませんからね♥」

 

 まるで女のカラダに、深く深く依存させるように。

 

「……! このまま! このまま出させてください!」

 

 情欲に堕ちた男には、もはやこれが素股か挿入かの区別もつかない。

 陰茎が気持ち良すぎて、もはや苦しさすら覚える。素股遊戯の快感にひたすら虜となっていく。

 

ぐちっ!♥ ぐちっ!♥ ぐちゅっ!♥ ぐちゅっ!♥

 

 男は止まらず、促されるままスパートをかける。

 濡れ切った淡紅色の肉びらが男性器と何度も口づけを交わし、湿った音を響かせる。

 彼女しか目に入らない。

 彼女を汚すことしか考えられない。

 

「頑張ってください♥ あと少し♥ 我慢なさらず、存分に、お好きなだけどうぞ♥」

 

「くぁ……!」

 

 女の迎え腰が裏筋を刺激したことで、男根は果てさせられた。

 

 ぴゅく♥ とく…♥ とく…♥

 

 もはや肉棒が震えるだけで、僅かな精液の欠片しか出ない。

 

「ん…っ♥ …ふふっ♥」

 

 イキ果てベッドに転がった男の顔を眺め、令嬢は満足げに微笑する。

 小さくなった陰茎は女に向け頭を垂れ、屈服の意を雄弁に示していた。

 

 

 

 

 

 

 

♦

 

 へたり込んだ男を丁重に寝かしつけた後。

 『クルシュ』は身に残る精液と汗をナイトドレスで隠し、部屋を出た。

 

「『クルシュ』さま、お疲れじゃにゃいです?」

 

 従者、フェリックス・アーガイル。

 客間を出ると、部屋の外に控えていた彼に迎えられた。

 深夜の暗がりで忠実に主を待つその姿に、『クルシュ』は少し気まずそうに口を開く。

 

「フェリス、遅くまでご苦労様でした。少々、待たせ過ぎてしまいましたね」

 

 従者は一瞬、主の姿と漂う香りに目を細める。

 だが、すぐに佇まいを崩し、愛らしく朗らかな声で応える。

 

「ご苦労だにゃんて、とんでもにゃいですよ~。『クルシュ』様の為だったら、私はいつまでだって待てちゃうんですからネ」

 

 『クルシュ』はフェリックスの軽やかな口調に小さく苦笑し、肩の力を抜いた。

 フェリックスは騎士団服に身を包み、女性らしい言葉遣いは以前と比べると鳴りを潜めている。

 

——主の代わりに、女性らしさを引き継ぐ必要が、もう無くなったから。

 

「おかげで、お客様へのもてなしは上手くいきました、あなたのおかげです。さあ、この時間は冷えるでしょう。今日は戻りましょうか」

 

「了解でーっす!」

 

 結局、『クルシュ』は男に何も要求しなかった。

 しかし、彼は雌の味を忘れられない。

 遠からず彼女を支持する運びとなる。

 それが、今の彼女のいつもの手口だ。

 

 体も心も『変貌』した今の『クルシュ』にかかれば、あらゆる雄はその魔手から逃げられない。

 

 弱さをひけらかし、心にもない言葉で男心をくすぐる話術。

 誘いこんだ雄を絡め取る、娼婦顔負けの手管。

 自身の体を使うことに、何の抵抗も見せない精神性。

 そのどれもが、以前のクルシュにはあり得なかった居振る舞い。

 

「……やっぱり部屋に戻ったら、少しだけ、お付き合い願えますか?その…今日はまだ一度も、イけていなくて」

 

 欲求不満を訴える最愛の主人を前に、一の従者は夜の続きを受諾する。記憶を失い、どれだけ『クルシュ』が変わり果てようと、彼の為すことは変わらない。

 たとえ、その先が破滅であろうとも。

 

 これはクルシュが『クルシュ』へと堕ち、彼女達が全てを台無しにする物語。

 




クルシュ様が原作とは180度違う姿に変貌します。
『クルシュ』の独白は完全な虚言。
おシコリ報告お待ちしております。
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