あらすじに書いた白沢とキャシーの話。
再生能力をえっちで疲れた体に使うの、がしゃニキに失礼だとは思った。
朝チュン擬きを書くの楽しかった。
――う゛っ、と呻き声が漏れた。
頭の奥では脈打つような鈍痛が続いており、瞼の裏がじわじわと重たく、視界のピントも合わない。
喉の奥にはじっとりとした不快感がこびりつき、胃の底には鈍く泡立つような吐き気が広がっていた。
その症状は、彼女にとって何度か経験のある典型的な二日酔いだった。
「……いたた……。まったく、調子に乗って飲みすぎたかのう……」
布団にその身を沈み込ませたまま、白沢が喉を鳴らしてぼやく。
記憶を探るように眉間に皺を寄せるが、前夜の記憶は酒の靄に包まれたままだ。
昼過ぎからキャシーと酒を酌み交わしていたら、鵺に呼び出されて、学郎の恋愛相談を受け――そこまでは覚えていた。だが、その先が妙に曖昧だった。
身体は異様に重く、節々が火照っている。一日中寝ていたくなるような倦怠感の中、意識を集中させる。
幻妖としての再生能力をゆるやかに巡らせ、アルコールの分解させ肉体の調子を戻していく。
思考が明瞭さを取り戻すにつれ、ひとつの感覚が、じわじわと浮かび上がってくる。
――何かがおかしい。
見上げた天井は、見慣れたものではなかった。壁際には巨大なモニター。部屋の隅には、複数人分の衣類がぐしゃぐしゃに脱ぎ捨てられている。
そして何より、先ほどまで身を沈めていた寝具の感触が、自室のものとは決定的に違っていた。
寝具は無駄に大きく、身体がすっぽりと沈み込むほど柔らかい。
上質な肌ざわりで、まるで高級宿のベッドのよう――だが、違和感があった。
その柔らかさの中に、どこか落ち着かない湿り気が紛れている。
じわりと肌に吸いついてくるような感触。寝汗にしてはあまりにしつこく、粘り気を含んだそれはどこか熱を帯びた残滓のようにも思えた。
そのぬめりが肌にまとわりつき、じわじわと意識へ染み込んでくる。
その不快な感触に導かれるように、鼻の奥へとぬるい空気が忍び寄ってきた。
ひと息吸っただけで、濃密な匂いが肺の奥深くにまで絡みついてくる。
その空気の中に、ふたつの気配がゆっくりと溶け込んでいた。
ひとつは、生臭さを帯びた、男の身体から零れた痕跡――精の名残。
そしてもうひとつは、女が快楽の果てに発する、甘く湿った芳香だった。
ふたつの匂いが混ざり合い、肌、喉元にまでじっとりとまとわりつく。
その濃密な気配に包まれながら、白沢はもうひとつの感覚に気づいた。
身体の奥――子宮のあたりに、鈍く沈むような重み。
じっとしていても、内側がわずかに脈を打つようにうごめいている。
その感覚を、彼女は知っていた。奥に出されたものが、まだ残っているとき特有の、忘れようもない感覚だった。
周囲の匂いと、体内から響く重み。そのふたつが揃った瞬間、ひとつの確信が胸に浮かび上がる。
間違いない。これは――男女が交わったあとの、熱と湿りの名残。
「……、まさか……」
誰にともなく、白沢が低く呟いた。
冗談であってほしい。だが鼻孔を満たす香りも、下半身に残るぬめりも、そのすべてが希望を打ち砕く。
彼女はごくりと喉を鳴らし、ゆっくりと隣へと視線を向けた。
すやすやと寝息を立てるキャシーが、上半身を晒したまま布団の中にいた。白く滑らかな肌に何も身につけていない様子は、否応なく状況を物語っていた。
そしてそのさらに隣――
仰向けに眠る、ひとりの少年の姿があった。
くすんだ金髪。幼さを残す顔立ち。すらりと伸びた喉元。彼の寝顔は、どこまでも穏やかで、無防備だった。
事実が、音もなく突きつけられる。
その姿を見た瞬間、白沢の脳裏に警鐘が鳴り響いた。
全身を駆け巡るような焦燥感が脈打ち、喉は渇き、言葉が出ない。思考は渦を巻き、胸を圧迫するような予感が押し寄せる。
そこへ、不意に布団が動いた。
隣で眠っていたキャシーが、小さな寝返りとともに寝ぼけた声を漏らす。瞼をもぞもぞと持ち上げ、半ば夢の中にいるような顔で上半身を起こした。
「んあ……? ……白沢……?」
白沢の顔に張りついた焦燥の色を見て、キャシーの眠たげな目がじわりと細まる。
じっと見つめるように間を置き――そして、眉をひそめた。
「……んだよ、その顔。どうかしたのか?」
まるで事態に気づいていない様子だった。
白沢が口を開きかけるも、言葉は出てこない。どう説明すればいいのか分からず、代わりに指先が震えながら下へ――視線を向けるべき場所を指し示す。
キャシーは一瞬きょとんとしたが、目を伏せて、そして固まった。
「……っは???」
目を見開き、音もなく息を呑むキャシー。その視線の先には、無防備に寝息を立てる少年――夜島学郎がいた。
あまりにも衝撃的な光景。キャシーの顔が見る間に青ざめ、呟くような声が漏れた。
「……っ、ウソだろ……。」
キャシーは顔に手を当て、額を押さえるようにして俯いた。
指先がわずかに震え、呼吸さえ止まったかのような沈黙が落ちる。
しばらくして、喉の奥を擦るようにして声が漏れた。
「……なあ。昨日、学坊と……したのか?」
白沢は目を伏せたまま、小さく息をついた。
言葉にならず、肯定も否定もできない。首を横に振ることすらできなかった。
それがそのまま、答えのように沈んでいく。
やがて、キャシーが乾いた唇を開く。
「……やべぇ。まったく……覚えてねぇ……。」
白沢はゆっくりと目を伏せ、かすかに唇を結んだ。
その沈黙の中に、同じ答えが滲んでいた。
「……儂も、じゃ……。」
ふたりとも記憶がなかった。いつ意識を失ったのかも、彼に抵抗した記憶もない。
ただ、鼻腔を満たす生々しい匂いと、身体の奥に残る重みだけが、すべてを物語っていた。
室内に重たい沈黙が落ちる。
互いに言葉をなくしたまま見つめ合い、どうにもならない現実を飲み込もうとする。
そして――
キャシーが小さく眉を寄せ、ふと気づいたように呟いた。
「……なあ。ここ……鵺が作った空間、じゃねぇか?」
その一言で、白沢の表情がわずかに引き締まる。
確かに室内に漂う令力の気配は、まさに鵺のもの。ならば、ここは第六分隊の一部に提供されている、例の歪み空間の一つかもしれない。
「……っ、まさか……もうバレておる……?」
誰にともなくつぶやかれたその言葉の通り、これほど濃密な痕跡が残っていて、鵺が気づかないはずがない。
「やべぇ!!!どーすんだ、これ……。」
キャシーは頭を抱え、わしゃわしゃと髪をかき乱す。焦りの色が隠しきれない。だがその肩が突然跳ね、思い出したように顔を上げる。
「……ん?この感じ…。」
そして、唐突に小さく呟いた。
「俺様の能力で部屋を覆われてる……??」
白沢が目を細める。
「なに……?」
「これなら、あいつ――鵺が干渉してきても、多分、何してたかまではバレていないんじゃないか……?」
安堵とともにわずかに息を吐いたその直後、白沢が冷静に指摘する。
「本当か!?……じゃが、酔った儂らが密室にこやつを連れ込んだ、ということは……バレておるじゃろうな。」
その言葉に、キャシーが黙る。
次の瞬間、白沢が呟いた。
「証拠隠滅しかあるまい…。」
「でもよぉ!!これはシーツを交換すれば良いってレベルじゃねぇって……!」
キャシーが顔をしかめながら、湿りと匂いの残る寝具を見下ろし、苛立ちをあらわにした声を上げる。
二人の焦る声が、狭い空間の中で激しくぶつかり合った。
「こういうのはお前さんの方が得意じゃろうが!どうにかならんのか!!」
「なるならとっくにやってるっつうのっ!! ベッドとか証拠になりそうなもんは次元の向こうに捨てられるけど、この部屋いっぱいの匂いはどうすんだよっ!! そっちはなんか無ぇのか!!」
「……部屋ごと消し飛ばすことなら出来るぞ。」
「そんな露骨なこと出来るかっっ!!! あ゛ぁ゛、なんでこんなことになってんだよっっ!!!」
「儂が聞きたいっ!!」
部屋の中は、ただひたすら焦燥に支配されていた。
どうにもならない混乱の声だけが、空間に虚しく響き渡っている。
そんな中――
ぬくもりの残る布団の中央で、ほんのわずかに寝返りを打つ気配が走った。
その微かな音に、キャシーと白沢の身体が同時にピクリと強張る。
視線が交錯し、呼吸が凍りつく。
中央で眠っていた学郎が、ぐしゃぐしゃの金髪を揺らしながらわずかに眉を寄せ、寝ぼけたように口を開いた。
「……ん……? あれ……?師匠と……キャシーさん……?」
まどろみの残る声。
状況を理解していない、無防備な声音が、その場にさらに強烈な緊張をもたらす。
ぼんやりとした目が、キャシーと白沢を交互に見つめ、しばし黙った後――
ゆっくりと、不思議そうに首をかしげた。
「おふたりとも……どうしたんですか、そんな顔して……?」
キャシーは視線を宙にさまよわせ、ぎこちない笑みを浮かべた。白沢は乾いた喉を震わせながら言葉を探すも、声は出なかった。
学郎はきょとんとしたまま、ゆっくりと上体を起こし――そして、ためらいがちに言った。
「……あ、あの、昨日はありがとうございました」
「……は?」
「おかげで……、自信がつきました。男として。」
その一言に、キャシーと白沢は目を見開き、同時に顔を見合わせた。
「……な、なんの話じゃ?」
学郎はわずかに頬を染めながらも、きゅっと唇を引き結ぶようにして続ける。
「昨日、色々教えてくださったじゃないですか。男女の付き合いって、相性が大事って……それで、実際に……。」
「……ほんとに、勉強になりました。おふたりに教えてもらえて、良かったです」
その言葉に、二人は動けなくなった。
キャシーの唇がわなわなと震え、叫ぶように言葉を放つ。
「なっ……なに教えた!? 俺ら、なに教えた!?」
「え、えっと……どうすれば気持ちよくなってもらえるか、とか……あと、“女は嘘つきだから、表情や言葉じゃなくて身体の反応を見るんじゃ”って、白沢さんが……」
「儂が!?!?」
「……こいつなら言いそうな気がするな…。」
「嘘じゃろっっ!?!?!?」
空気が崩壊する寸前だった。だが学郎は、真剣なまま、まっすぐに言葉を重ねた。
「……昨日は、ありがとうございました。ほんとにいろいろ教えてもらって……すごく、ためになりました。」
「でも……最後、ふたりとも倒れちゃってて……俺、ちょっと調子に乗っちゃったかもしれません。すみません……。」
再び、静寂が落ちた。
空気が、ぱきんと音を立てるように張り詰めた。
先に動いたのはキャシーだった。喉の奥からひきつるような声を絞り出す。
「……いや、ない。ないないないないない!!」
「そ、そうじゃっ! 儂らが、学郎に?――ないっ、断じて無いっ!」
「そもそもな!? 俺ら幻妖だぞ!? 数百年生きてて、経験も……そ、こそこあって。それが、昨日まで童貞だった学坊に!?」
「冗談も大概にせいっ!!変な夢でも見たんじゃろ!!」
勢いよくキャシーが立ち上がり、ふらつきながら白沢を見る。その顔には必死の表情が浮かんでいた。
「なあ白沢っ! 俺らがそんな、ガキひとりにやられるわけないよなっ!? なあっ!!!!」
「儂が気をやるなど、天地がひっくり返っても――!」
「……でも、ふたりとも、気持ちよさそうでしたよ……。最後の方なんて、俺の名前を何度も…。」
「呼んでねぇっっっ!!!!」
「呼んでおらんっっっ!!!!」
絶叫。
ベッドを激しく揺らしながら、二人は頭を抱え、もはや顔を見合わせる余裕すら失っていた。
「ふっざけんな……俺様がっ、学坊に負けた……? そんなの、認めるかよ……!」
「なんじゃ、この言い難い敗北感は……!!」
キャシーが小声で呟いた。
「――……なあ、白沢。」
「なんじゃ。」
「もう一回、やってみるか?」
「……なるほど、妙案じゃな。」
雷が落ちたかのように、二人の視線が学郎に集中する。
だが、学郎の目は戸惑いと誠実さを含んでいた。
「……えっと、あの……ほんとは、俺、これ以上は……あんまりよくないのかなって……。気持ちがちゃんと向いてないまま、何度もっていうのは……」
その言葉に、ふたりの幻妖は同時に声を張り上げた。
「お前さんの意思など知らんっ!! これは儂らのプライドの問題じゃ!!!」
「逃がすかっ!!今さら誠実ぶろうとするな!!!ていうか、それならそもそも最初から教わりにくるな!!」
学郎が抗議する間もなく、怒号とともに左右から二つの影が覆いかぶさってくる。
キャシーは勢いよく学郎の左脇へ飛び込んできた。彼女の凹凸の少ない身体が学郎の胸元へとのしかかり、そのままぴたりと密着する。
白沢は逆に、音もなくしなやかに身を乗り出してきた。長身の身体が包むこむように覆い被さってきて、豊かな胸元が学郎の右腕へと動きを封じるように押し当てられる。
「い、いや、あのっ、ちょっと待って――」
震える声をもって必死に抵抗する。
だが、その訴えに返るのは情け容赦のない言葉だった。
「嫌なら抵抗しても構わんぞ?」
「まぁ、もし抵抗されたら、他のやつに“酔って無防備になったところを襲われた”って言いふらすかもな。」
(まぁ、誰も信じねぇだろうけど…。)
キャシーが唇の端を吊り上げ、にやりと笑った。
「な、なにそれ……ひど……っ!」
学郎が抗議の声を上げるが、その隙をついて――
白沢の唇がそっと首筋に触れる。温度を持った柔らかな感触が、ひやりとした皮膚の上を滑った。
その瞬間、学郎の肩がビクンと跳ねる。
あまりに無防備だった首筋へのキスに、思わず息を詰まらせ、全身が一瞬硬直する。
「どうした? ちゅっ♡ んっ♡ 抵抗せんのか?」
耳元に溶け込んでくるように甘くくすぐったい声とともに、白沢の唇が鎖骨の上をなぞっていく。
濡れた舌先がゆっくりと這い、その軌跡を追いかけるように、熱が肌の奥へと染み込んでいく。
キャシーも負けじと彼の胸元に顔を寄せ、そのまま唇を這わせるように動かしていく。
軽やかな吐息を混じらせながら、彼女のすべすべとした指先が下腹部を円を描くように撫でていく。
「っ♡ もしかして、嘘ついてたのか? ちゅっ♡ なぁ? ん?」
くすぐったさと、じんわりと疼くような感触が交錯し、学郎の筋肉が無意識のうちにきゅっと収縮する。
その震えを見逃さず白沢の手がそっと顎へと伸び、顔がぐいと引き寄せられる。
そして――白沢の唇が、彼のためらいを押し流すように重ねられた。
ふいを突かれたキスだったが、そこに宿る熱は容赦がなく、彼の呼吸を奪っていく。
「ん、ちゅ……♡ んっ……♡」
吐息の合間に零れる熱を帯びた水音。
白沢の睫毛がふるりと震え、頬に触れるほどの距離で目を伏せる。
薄く濡れた境が引き伸ばされ、糸のようなぬめりを残して唇が離される。
微かに笑みを含んだ声が、学郎の耳朶をくすぐるように囁かれる。
「のう、隊長殿……どうして動かぬ。まさか怖気づいたのではあるまいな?」
挑発めいたその言葉は、キスの余韻と熱をそのまま載せて彼の反応を求めていた。
キャシーも彼の肩近くまで身体を動かし、囁くように耳朶を甘噛みしながら、熱を注ぎ込む。
「っ、むっ♡…んうぅ♡…っはあ…。なぁ、観念しろよ、どうしても嫌ってんなら、早く……、俺らを黙らせてみろよ。」
余りにも見え透いた挑発。
ふたりの幻妖が、ほんのわずかだけ彼に主導権を預けるように煽っていた。
肌をなぞる指先が止まり、唇も、ほんの一瞬だけ離れて――攻めが止まる。
誘うように、試すように。二人の熱を孕んだ視線が、学郎の目をまっすぐに射抜く。
「……ッ、もう、ほんとに……っ」
そして次の瞬間だった。
幾度も唇を奪われ、舌を這わせられ、甘い吐息で挑発され――
心の奥で膨れ上がっていた感情が限界を超え、学郎の瞳の中の迷いが燃え上がり、代わりに確かな覚悟の色が宿る。
学郎の手が、白沢の細い腰を迷いなくぐっと引き寄せる。
自らの唇を重ね返し、深く、熱く、息を奪うようなキスを落とした。
「――ん……♡」
ふいを突かれた白沢の瞳が、一瞬だけ大きく開かれた。
けれどその驚きは、瞬く間にとろりと熱を帯びた色に溶けていく。
唇を押し込まれたそのまま、彼女の肩がわずかに揺れ、息が鼻から零れた。
学郎の唇は、上下の境をゆっくりと食むように吸い上げ、時に角度を変えて深く沈めていく。
そのたびに、白沢の喉からは柔らかい吐息がもれ、胸元が小さく上下する。
「ん……ちゅ……♡ ん、くぅ……♡ ふ、ぅ……んっ♡」
長身の身体が学郎の腕の中で折り曲げられ、全身を預けるように身を傾けていた。
唇をこじ開けられたのははその直後だった。
ぬるく濡れた感触が舌先を撫で深く絡め取ってくる。
白沢の背がわずかに跳ね、肩が震える。
「ん、っふ……♡ く……っ♡ ぅ、んぁ……♡ ふぅっ……ぅ……♡♡」
呼吸の隙間からもれる声が、吐息に混じって耳元をくすぐっていく。
唇が押し込まれ、引き、また角度を変えて深く溶け合う。
時間が止まったかのような長い口づけを終え、離れていく唇を濡れた糸が細く繋げていた。
白沢は瞳をとろんと揺らしながら、唇をわずかに開き吐息を溢しながら囁いた。
「…っ♡ はーっ♡ は、ぁ……♡ ……ぉそ、ろしいのぉ……♡」
けれど、彼は何も返さず、ただ視線をゆっくりと横にいるキャシーへと滑らせた。
先ほどまで散々挑発していたはずの彼女は、目の前で交わされた濃密なキスに、気圧されるように頬を紅潮させ息を詰めて固まっていた。
「なっ…、こっち見ん、んっっ……♡」
彼女がその台詞を言い切る前に、学郎の指先が頬へそっと触れ、唇を重ね舌を絡ませる。
キャシーの小さな肩が跳ね、舌の自由を奪われたまま、唇の隙間から戸惑いを含んだ吐息が甘く漏れる。
「っ……ぅ、んふ……♡ ん、ひゃ……っ♡ ふっ、くぅっ……っ♡♡ んぅぅ……♡」
小柄な体が学郎の腕の中にすっぽりと収まり、彼の唇に抗う間もなく甘く弄ばれる。
唇と舌が絡まり合い、ふたりの呼吸が自然とひとつに溶けていく。
やがてキャシーの瞳がとろんと揺れ、閉じかけた睫毛が小さく震えた。
何度も彼女らの唇へとキスを落とし、熱く湿った音を重ねながら学郎はゆっくりと上体を起こす。
そのまま微かに震える二人を強く両腕抱きしめて耳元で低く囁いた。
「もう……知らないからな。」
その声は、柔らかさを装いながらも有無を言わせぬ圧を秘めていた。
喉の奥から響くような低音が、ふたりの身体の奥底まで染み渡っていく。
それは、少年ではなく――相手を堕とし、逆らえぬように従わせる“雄”の声だった。
その熱を帯びた声に、二人の幻妖が身を震わせた。
「……知らないもなにも、先に煽ったのはそっちだろ……。」
「……好きにせい。お前さんのいうように昨晩みたいに――儂らを、鳴かせてみせろ♡」
「言っとくけどな……。これでお前が先に気絶なんかしたら……っ、許さねぇからな……♡」
目の前で頬を紅潮させ、息を震わせる二人の幻妖――白沢とキャシー。
募る熱に突き動かされるように、まずはキャシーの細く薄い腰へとそっと手を滑らせ、学郎はそのまま身体を引き寄せる。
彼女の小さな身体がびくりと震え、甘く湿った音が唇の隙間から漏れた。
「ん、っ……♡ あ、や……ふぁ……♡♡」
その反応に、学郎は視線ひとつ動かさず、指先で彼女の胸元にある小さな突起をゆっくりとなぞる。
小柄な身体がたちまち跳ねるように仰け反り、キャシーの指が学郎の腕にしがみついた。
「ん、ぅっ……♡ く、ぅ……♡♡ っ、ぅっ♡♡ これ……っ♡」
たどたどしい吐息まじりの声が彼女の喉の奥から漏れたが、それを学郎は唇で封じ、舌を重ね、喉の奥をさらうように深く絡め取る。
キャシーはもはや言葉を紡ぐ余裕もなく、震える脚先をぎゅっと抱え込むように丸める。
「……っ♡ んぅ、っく、うぅ……♡♡」
わずかに汗ばんだ肌の上を指先が這い、ゆっくり内腿へと滑り込んでいく。
とろりと熱を帯びた膣口に触れた瞬間、キャシーの身体が跳ね、腰を反射的に遠ざけようとする。
だが、それは許さないとばかりに、学郎はもう片方の手で彼女の腰を押さえ込んだ。
「ん、んっ♡ あっ……♡ いきな、りっっっ♡♡ ひぅっ……♡♡ うぁっ、っっ♡♡」
彼女の体躯に見合った狭く浅い膣内を、訓練で鍛えられ硬さを帯びた彼の指が沈み込み、間髪入れずに――そこへ届く。
昨晩のうちに探り当て、幾度となく刺激し、その身に刻みつけた一点。
押せば震え、撫でれば涙をにじませる“そこ”を、迷いなく正確に突き上げた。
「っ、ぅ゛、んっ……♡ あ゛、っ、ふっ……♡♡ ひ、ぅ゛ぅ……♡」
指先に“そこ”を繰り返し容赦なく叩き上げられ、脳髄を突くような衝撃が体中を走り続ける。
全身が跳ね、思考が弾け飛び、肺の奥から空気が押し出された。
鋭く、迷いのない刺激が連続し、彼女の身体はすぐに限界を迎える。
「っ……ん゛っ、ひ゛っ♡ く、ぁっ……♡♡ あ゛、やっ……♡♡ い、いぐっ、いっくぅ……っ♡♡♡ あああ゛っ゛……♡♡♡♡」
キャシーの身体が痙攣するように大きく跳ね、腰が浮き上がる。
爪先まで緊張が走り、両腕が学郎の背に縋りつくように絡みついた。
喉の奥からは言葉にならない声が洩れ、快感の奔流に飲まれるようにその小さな身体は幾度も跳ねた。
「っ、は゛っ……♡ ひ゛ぅ、っ……♡ ん、っ、ふ゛っ……♡♡ ぁ゛、ぁ……っ♡♡」
浅く、短く、震えるような呼吸を繰り返しながら、キャシーは学郎の胸元へと崩れ落ちる。
惚けた熱い吐息を幾度もこぼし、開いた唇からは涎を一筋、顎を伝って滴り落とす。
絶頂の余韻に酔いしれる身体を沈めるように肩を大きく上下させた。
学郎は、キャシーの痙攣する、わずかに肉のついた柔らかな尻をそっと抱え上げた。
とろりと愛液を滴らせながら、びくびくと震える膣口へ、熱を帯びた肉柱をゆっくりと押し当てる。
まるで待ちわびていたかのように、潤んだ粘膜がじっとりと絡みつき、キャシーの喉から掠れた甘い吐息が洩れた。
「ん、く……♡♡ ちょっ、まって…、て…っ♡ イ、イったば、っか……っっ……♡♡♡」
膝の上で小さく竦みながら、キャシーの身体がぎゅっとすぼまる。
学郎はその腰をしっかりと支えたまま、胸元へ引き寄せるように抱きしめ、濡れた奥へとじっくりと沈めていく。
きゅっ、ぎゅーーっ♡ と、吸いつくように絡みつくながらも侵入を拒むように蠢き、ぴくぴくっ♡と震えながら締めつけてくる。
彼はそれを押し広げるように、遠慮なくさらに深く突き進んでいく。
やがて、先端が最奥へと突き当たり──
ぬるりと濡れた粘膜の奥、ふるふると震える子宮口にぐにゅっ♡と押し当てる感触が伝わった。
それだけで、キャシーの背がびくりと跳ね、息が詰まり喉が引きつく。
「っ……♡ お、ぉく……ぅ゛っ♡♡ ふ、か……ぃ、いぃ゛っ……♡♡♡ ん゛っ……ぁ゛……ぅぅ゛ぅ、っ♡♡」
だが、小柄な彼女の膣内はすべてを迎えるにはあまりに浅く、幹の半ばほどがまだ外に晒されている。
ぎち……♡ と限界まで押し広げられた膣壁が、悲鳴のように蠢き侵入者を押し返すようにきゅぅ♡ ぎゅうぅ゛っ♡と締めつけてきた。
「っ……ぁ゛、ぅ……♡♡ く……ぅ゛……っ♡♡♡ ん゛……っ、んぅ……♡♡」
脚が引きつり、腰が思わず逃れようと跳ねる。
学郎は、柔らかく痙攣する尻肉をぐっと掴み直し、小柄な身体ごと膝の上へとねじ伏せるように押し込む。
容赦のない一撃が奥を抉り上げ、どちゅっん♡ と重たい音を響かせて彼の肉柱が深々と沈み込む。
「っっぅっ……! は、゛っ、は゛ぁ……っ♡♡ あ゛っ、あ゛ああっ……♡♡♡♡」
肺の奥から突き出されたような吐息とともに、キャシーの身体がひきつけるように反り返る。
学郎はそのまま腕で彼女の身体を引き上げ、そして、勢いよく打ち下ろす。
ぬちゅっ♡ ずちゅんっ♡♡
ごちゅっ♡♡ ずっぷっ♡
細く薄い腰を掴んだ腕の力で、キャシーの身体を容赦なく叩きつける。
子宮の奥を、ごりゅ♡ごりゅっ♡と削るように突き上げるたび、全身が跳ね上がる。
「っ、……っは゛、っ、っっ……♡♡ ……゛っ、゛ぁ……っ♡♡」
苦悶と快楽が入り混じった吐息が、喉の奥から切れ切れに洩れた。
自由を奪われ支配された身体は、ただ雄の獣欲の衝動のままに弄ばれていた。
「ぅ……あ゛……っ♡♡ っ、ん゛っ……♡ や……ぁ……♡♡♡ ぅ、く゛ぅぅ゛ぅ……っっっ♡」
ごちゅっ♡ どちゅっっ♡♡♡ ずんっ♡
叩きつけられるたび、膣奥の粘膜が熱く掻き乱され、神経が焼き尽くされていく。
「ん゛……ぅ、ん……っ♡♡ とま゛、ら……、……っっ゛♡♡ ぁ゛っ、もぉ゛……っ♡♡♡」
何度も強引に揺さぶられる身体。
反射的に脚がぴくつき、身体がバラバラになるような衝撃が子宮を通り越し臓腑を貫き、全身が無理矢理与えられる快楽にぴくつく。
彼女は抵抗する意思すら持てず、ただ雄の蹂躙に耐え続けていた。
「っ……や……♡♡ ん、ん゛っ……♡ く……ぅ゛♡♡♡ っ……んぁ゛……♡♡♡ ん゛……っ♡♡」
キャシーの喉奥から漏れる声は、もう彼に向けた意思のある言葉ではない。
単なる反射。耐えきれないほどに与えられた快楽によって吐き出されたもの。
途切れることのない脳が焼き切れるような電気信号が思考も言葉も押し流していく。
「っ、あ゛……♡♡ く……♡♡ ん゛……や゛っ……♡♡♡ ま、た……っ゛♡ イ、ぐっ♡♡♡ う゛ぅっ、ぅっ♡♡」
絶頂の波はとめどなく押し寄せてきて気を失いそうになるも、無意識下で機能する幻妖特有の再生能力がそれを許さない。
膣壁が最後の抵抗のように、ぎゅぅっ♡ と痙攣するように彼の肉柱を締め出そうとするも、
彼は一切攻めの手を緩めず、、キャシーの身体を容赦なく抱え込んだまま、強引に奥深くまで突き上げ続けた。
「っ、あ゛……♡♡♡ い、っ……♡♡ く、ぅ゛っ……♡♡♡ イっ……く……♡♡♡♡♡」
自分の意志では止められない受け止め切れない程の快楽の波。
体が意志とは無関係に跳ね、熱の波に飲まれ、息すらまともにできなくなる。
「っっ゛~~ぅ゛ぅっ~~っっ゛っっ゛ぅ、っ゛゛っ♡♡♡♡♡♡♡♡」
身体の奥で弾けるように、衝撃が重く波を打つ。
小さな身体が弓なりに反り返り、喉の奥で悲鳴を噛み殺すようにして、何度も、何度も跳ね上がった。
声にならない呻きが、半開きになった唇から切れ切れに零れ落ちていく。
「っ……ん゛っ……♡♡ ぁ……ぁ゛……♡♡♡ ん゛、くぅ……♡ ぃ……ぃ゛っ……♡♡♡」
大きく跳ねた身体が、ひときわ深く痙攣し、そのまま脱力する。
その身が、学郎の胸元へとぐったり崩れ落ちた。
「~~~っ♡♡♡ ……っっ゛っ♡ っ、ぅ゛ぁっっ♡♡」
学郎の視線が、隣にいた白沢へと移る。
その瞬間、白沢の身体がわずかに強ばった。
指先に冷たい震えが走り、胸の奥がきゅっと締めつけられる。
キャシーが何度も絶頂を繰り返し、全身を跳ねさせていた様子は、白沢の目に鮮明に残っていた。
肌の揺れ、濡れた音、悲鳴のようにも聞こえる嬌声。そのすべてが、今も身体の奥底で反響している。
気づけば、荒い呼吸と共にじんわりと熱を帯びた身体は上下し、脚の付け根が熱く疼くような感覚に陥っていた。
汗ばむ肌に彼の手が滑り込んだとき、その火照りは一気にあらわになる。
「……っ♡ え、や……っ、な、なっ……♡♡」
肩を押され、柔らかなマットレスに押しつけられた身体は、うつ伏せのまま四つん這いに整えられていく。
脚が自然と開かれ、尻が持ち上がったその姿勢は、あまりに無防備だった。
正面で密着し合いながら貪られていたキャシーとは異なる体勢。
その違いが、羞恥と緊張をさらに煽る。
そして、ゆっくりと学郎の両の手が乳房を包み、下腹部へと滑り込む。
胸が力強く鷲掴みにされ、もう一方の指が、十分に濡れた膣口へと何の遠慮もなく沈み込む。
「っ、ぁ゛、あっ♡♡ うぁ、あ……っ♡♡♡やっ……ん゛っ……♡♡」
ぐにゅっ♡ ぐちゅ♡ ぶにゅっ♡ くちゅっ♡
白沢の嬌声に共振するかのように水音が空気の中に艶やかに響く。
揉み込まれ続けている乳房はじんじんと熱を帯び、芯が触られるのを今か今かと期待し硬さをまとっていく。
膣壁に広がる襞を擦るようになぞられるたび、膣口から粘度の増した愛液が溢れ出す。
「っあ゛っ……♡♡♡ 、こ、やっ……♡ っぅ、く゛っ……っ♡♡♡♡ い、いぃ゛っ……っ♡♡♡♡♡」
下腹からせり上がってくる波が、目尻にはうっすらと涙が滲ませ、呼吸を締めつける。
制御の効かなくなった身体が腰を跳ねさせるも、背後から押さえ込まれるようにして動きを封じられた。
学郎の指が、乳房の先端がぎゅっ♡♡と摘まみ、ぐりゅっ♡ と膣奥を擦り上げる。
その瞬間、頭の中で何かが白鳴を伴って弾けた。
「っくぅうう゛っ♡ イっ、……う゛っっ……♡ っっ゛~~~~~っっ♡♡♡♡♡♡」
背筋が弓のように反り、膣全体がぎゅうっっっと収縮する。
唇がだらしなく開き、そこから漏れるのは、理性の抜け落ちた吐息だけ。
視界の端が白く飛び、喉の奥で押し殺していた喘ぎが千切れた声となってこぼれ落ちていく。
「ん゛、ぁ゛っ……♡♡ くぅっ……っ♡♡ やっ゛……も、う……っ♡♡♡」
絶頂の余韻に浸る間もなく、彼の指は痙攣するように締め付けてくる膣壁を物ともせず、
その蠢きをまるで楽しむかのように、さらに深く、奥へと押し入ってくる。
ごりゅっ♡ ずちゅっ♡ ぐっ♡♡
容赦のない刺激が再び白沢の身体を貫き、びくん、と体が跳ねた。
痙攣の残る粘膜に、さらに押し込まれるような感覚が走る。
「っ、ん゛っ……♡ っ゛、は゛っ…♡♡ まだ……っ♡ ぁ゛ぁ゛…♡」
反射的に伸びた手がベッドを滑り、支えを失った上体が崩れ落ちていく。
「っっ゛ぅ゛ぅっ……ぅ゛゛゛♡♡♡ っ、ん゛ん゛っ……っ゛♡ ぁ゛……ぁ゛あ゛っ……♡♡♡」
肺の奥から吐き出された喘ぎが、かすれ、震えながら空気に溶けていく。
彼の指の動きに合わせて、何度も膣壁がきゅぅっと収縮し脚が跳ねる。
ぐちゅっ♡ ずちゅっ♡ ぬちゅっ♡
粘膜が潰されるような刺激に、腰が勝手に浮く。
全身が痙攣の波に包まれ、唇からこぼれたのは甘く掠れた吐息だった。
収まりきらない快感が、再びせり上がり、絶頂がぶり返すように襲ってくる
跳ねた腰の奥から、びゅっ♡ ぴゅぅっ♡♡♡と音を立てて透明な飛沫が弾けた。
断続的に続く痙攣に合わせて、何度も押し出されるように飛び散る粘液が、ベッドを濡らしていく。
「ん、ぁ゛……っ゛……っぅ゛ぅ゛ぅっ……♡♡♡♡ ん゛ん゛っ……っく゛……♡♡♡♡」
身体は脱力し、思考が薄れ、乳房を、膣奥に触れる指先の感触だけが、世界のすべてを支配する。
肩が跳ね、脚ががくがくと痙攣し、限界を告げるように体が沈んでいく。
「ぅ、っ゛……♡♡♡ ぅ゛っ……っ……♡♡♡ ぁ゛……♡♡」
支えていた肘が崩れ、ベッドに頬を押しつけた姿勢のまま、白沢が漏らす言葉の体をなしていない、息と共に零れ落ちる甘声。
それだけが、白沢がまだ意識をつなぎとめている証だった。
背中は、限界まで引き絞られた弓のように仰け反り、腰は無意識のうちに跳ねていた。
触れられれば反応し、感じればその身を絞り込んでしまう。
なおも快楽に晒され続ける体は、すでに白沢の意思とは切り離されていた。
腹の奥から、再び重苦しい強い波がせり上がってくる。耐えることも逃げることさえも敵わない。
今まで絶頂とは比較にならないどろりとした快感が、形を持って迫ってくる。
「っ゛……っ、っ♡♡♡ は゛っ、……っ♡♡ っっっ♡♡♡♡♡♡ っ、ぅ、っ……♡♡」
敏感になった肉襞をなぞる指先が、ぐ、と深く押し込まれ――そして、ぐちゅり♡と湿った水音を立てて引き抜かれた。
張りつめていた粘膜の奥から、びゅるっ♡ ぴゅっ♡♡――と、透明な飛沫が跳ね上がるように弾け飛ぶのに合わせて白沢の身体がびくんと跳ねる。
そして、余韻に浸る間もなく、その背にぴたりと影が重なる。
学郎の体温が、逃げ道を塞ぐように全体重をかけるようにして、ゆっくりと覆いかぶさってくる。
「っ、ん゛ぅ゛っ……っ♡♡ く、くぅぅっ……ぅ゛ん゛っ♡」
背筋が震えた。
逃げられない。身体ごと組み敷かれるような感覚。
そして、焼けるような熱を纏った亀頭が愛液で潤んだ膣口へと押し当てられ、勢いよく腰が打ちつけられた。
「や゛ぁ゛っ……っ♡♡ あ゛っ、あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛っ……っ♡♡♡」
既に何度も絶頂を迎えて痙攣を繰り返していた膣奥へと、その熱が、容赦なく深く突き立てられる。
強引な衝撃に、身体がベッドに沈み込んだまま、びくんっ♡と跳ねるように反応した。
「ぁ゛、っぅ゛ぅ゛っ♡♡ ぅ゛ん゛っ……ぁ゛ぁ゛っ♡ く゛っ、くぅぅぅっ……っ♡♡♡」
ぐちゅっ♡ ずぷっ♡♡♡ ぬちゅっ♡♡ どちゅっ♡♡
ずちゅっ♡ ぬ゛ぢゅぅっ♡ ぱちゅっん♡♡♡
確かな重さと熱を伴った突き下ろしが繰り返され、
マットレスに沈み込んだ腹部が硬く熱い柱によって幾度も押し潰される。
その奥――とろけた膣壁が、マットレスと挟まれるように内側から押し上げられ、
柔肉ごと潰されるような圧が、膣奥へと深く深く、形を捻じ込むように食い込んでくる。
未知の形を無理やり刻まれるような感覚に、白沢の喉が跳ね、潰れた声が喉奥から搾り出された。
「っ、く゛ぅぅ……♡♡♡ ん、や゛……っ♡♡♡ あ、あっ……♡♡♡♡」
重さに押し潰されながらも、白沢の腰は反射的に跳ね上がるように動いてしまう。
既に何度も達したはずなのに、快感の波は衰えることなく押し寄せてくる。
「んっ……っ♡♡♡♡♡ あ゛っ……ぁ゛っ……っ♡ っ、い゛っ……♡♡♡♡♡」
ひときわ強く奥を叩かれた瞬間、膣内がぴくりと痙攣し、白沢の腹筋が反射的に収縮する。
粘液が飛沫を描き、シーツの上へと飛び散り、肩がびくつき、爪先が反り返る。
ひとつ、深く、息を止めたような静寂のあと――全身に震えが走り、背中から跳ね上がるような感覚が駆け抜けた。
「あ゛……っ、んっ……い、くっ♡♡ ま゛、た……♡ いっく゛ぅ……っ゛♡♡♡♡」
頭の奥が真っ白に弾け、口元がふるふると震える。
意識がバチバチと断続的に明滅し、快感の波が、さらに深く――のしかかるように襲ってくる。
学郎の腰が、さらに数度、鋭く強く打ち込まれる。
打ち下ろすような勢いで、ぐちゅっ♡、ずぷっ♡♡と深く叩き込まれるたび、膣奥が跳ね返すように収縮する。
「っ、く゛っ……あ゛、あ゛っ……んっ♡♡♡ そ、そこ…っっ♡ …っぅ゛っ……あっ♡♡」
幾度もの絶頂に陥り、膣内の白旗を上げるようにきゅぅっ♡♡と痙攣を繰り返す。
その脈動はに誘われるように、学郎は腰を深く押し混み、ぐぐ……っと沈みこませたまま体を震わせる。
びゅくっ♡♡ どびゅッ♡♡ びゅるるるる〜……っ♡ どぷどっぴゅぅ〜〜〜っ♡♡♡
脈打つように膣奥へと、熱が、どくんと流し込まれる。
強く押し当てられた先で、子宮口へと直接注がれるような感触。
「っ……♡♡♡ ゃ゛、ぁ……♡♡♡ あっ、つぅ゛っ……♡ ぅ、う゛〜っ……♡♡ ぉ゛もっ……♡♡」
白沢の瞳がかすかに見開かれ、熱に染まる感覚に喉の奥で声が震える。
じゅわっ……と染み出すように腹部の内から温もりが全身へと広がる。
それに反応して、膣がきゅう、きゅうっと繰り返し締まり、また精を絞り上げてしまう。
「ん、ん゛っ……♡♡♡ くぅっ……♡♡♡ お、く……っ♡♡♡」
おさまりきらなかった熱が膣内へと漏れ広がり、蕩けた粘膜をじゅわりと染め上げていく。
ずろぉ〜……♡ ぬぢゅう゛ぅ……♡
膣内を埋め尽くしていた肉柱が襞を掻き削りながら引き抜かれる。
白沢の身体は、全身を脱力させたままマットレスに沈み込み、シーツに頬を押しつけた肩で息をしていた。
揺れ瞬く視界の隅に、羨むような呆けた表情を浮かべるキャシーがまだ微かな痙攣を残して横たわっている。
二人とも、既に彼の手から離れているというのに、熱が逃げず身体が勝手に小さく跳ねさせていた。
学郎の両腕がゆっくりと差し出され、キャシーの腰を、もう片方で白沢の腕を抱え上げて、二人を同時に引き起こす。
意思を無くし崩れ堕ちた肢体を支えられ、学郎の胸へと預けられる。
そして――
「……思い出せましたか?」
優しい口調。けれど、耳を撃つような低く鋭い声が、同時に二人の耳元で囁かれる。
その一言だけで、肩が揃って震えた。
「気絶なんて許しませんから。……覚えてないなんて、次は絶対に言えないようにしてやる。」
息が詰まった。
喉がひくつき、触れられてもいないのに、膣の奥が跳ねる。
白沢もキャシーも、全身を震わせ、意識がざわりと掠れる。
「ん゛っ……♡♡♡ ぁ、っ……♡♡♡♡♡」
びくん、と跳ねるように絶頂を迎える。
膣奥が痙攣し、腰が震え、思わず爪先が丸まる。
少し遅れて、キャシーの脚がぴくりと跳ね、唇からかすかな吐息がこぼれた。
「……ひ……ぁ、っ……♡♡」
それだけで。
ただ言葉を浴びせられただけで、
ふたりの身体は再び――声もなく達していた。
◇
「すげぇ汚れてやがる。ちゅっ♡……ん、ちゅる……♡ なんで俺たちが……。ちゅ、れろっ……♡ 」
キャシーがベッド下に膝をつきながら、不満げに呟く。
その視線の先には、学郎の股座に反り立った肉の柱。
男女の交わりの痕が色濃く残るそれは、二人の蜜と彼の精が絡み合い、肌にこびりつくような熱を残したまま、鈍く艶やかな光を帯びていた。
「ちゅ……んぅっ……♡ 殆ど儂等が垂らした淫蜜だしのぉ。文句を言いつつも、……っ、ちゅぷ♡ 甲斐甲斐しく奉じておるようじゃが?……んっ、ちゅぷ♡♡」
白沢が涼しい顔でそう返しながら、慎ましくも唇を寄せていく。
その舌先は幹の付け根にぴたりと貼りつき、上から滴り落ちてくる粘液を丁寧にすくい取るように這っていく。
吐息と共に微かに喉が鳴り、水気を孕んだままの唇がやさしく、音を立てて艶やかに蠢いた。
「うるせぇ、お前に言われたくねぇよ……くそっ、ぢゅる♡ ぬぷ……ちゅ、じゅるっ♡♡」
キャシーも悪態をつきながら反対側から舌を這わせ、
根元から先端までを舐め上げつつも、唇を押し当てては執拗に丁寧に軽く啜り上げる。
そんな二人の頭を、学郎がそっと撫でた。
「……師匠、キャシーさん。すごく、上手です。ほんとに……」
その声と手の温度に、二人の身体がぴくんと同時に跳ねる。
かすかに脚がすぼまり、腰の奥がじんわりと熱くなる。
小さな波が下腹をくすぐり――抜けるような甘い感覚が、ふっと身体を抜けていった。
「んっ……♡ 撫でんな、あぁ……くそっ……ん、ちゅ……♡ んっ……♡ じゅる……♡♡ んく……っ♡」
「……く、ぅっ♡ この程度で、っ…簡単にっ♡ これは…、もう駄目じゃな♡ ちゅ……ちゅるん……んふ♡」
キャシーは額まで紅潮させながらも、唇を離さない。
喉奥に熱を受け止め、巻きけるように舌を這わせ続ける。
白沢もまた、柔らかく目を伏せながら、幹の根元へと顔を沈め、
舌先が丁寧に滴をすくい、吐息とともに熱を絡め取っていく。
「なぁ、俺たち……なんか忘れてねぇか?」
ふと、熱のこもったままの顔をしかめて、キャシーが首を傾げた。
「……どうしたんですか、キャシーさん?」
「いや……うーん、結構大事なことだったはずなんだが――」
その言葉と同時に、室内に鋭い風音が走った。
ズバンッッ!!
空気が破裂するような斬撃音とともに扉が弾け飛ぶ。
その向こうに立っていたのは――
「学郎!!二人になにかされて……は????」
脇にとてつもなく巨大な刀剣を携えた鵺だった。
学郎の前に膝をついた白沢とキャシー、そして彼女らに奉仕される彼の姿――その光景を前に、鵺の目が見開かれる。
「……あ、まずっ!!」
「儂等……死んだな……。」
「ぬ、鵺さん、これは俺が悪くてっっ!!!」
――――――
「学郎も男の子だからね。女所帯の環境下で我慢できずに、考えなしに動くこともあるかもね、とは思ってはいたよ。」
鵺の声は静かだったが、その頬は見るからに真っ赤だった。
目は合わせようとせず、どうにか普段の冷静な口調を意識しようとしていることが丸わかりだった。
「でも……よりによって、この二人に手を出すとは……。」
「本当に……すみません。」
平伏するように頭を下げる学郎。
鵺は、一瞬だけベッドに座るキャシーと白沢の身体へと目を向けたかと思えば、すぐさま目を逸らし額に手を当てため息をついた。
頬の赤みは一向に引かず、視線はずっとどこにも定まらずに泳いでいる。
「避妊もしてないようだし……あぁもう……。」
「……えっと、幻妖って妊娠するんですか……?」
学郎の問いに、鵺は一拍おいてから答える。
「Level4の仕組みは凝り性の火車が作ったシステムだからね。人間とほぼ同じって……前にも言ったよね?」
「じゃ、じゃあ……。」
視線が思わずキャシーと白沢へ向けられる。
だが、二人はどちらも余裕の笑みで応えてきた。
「まぁ、俺は全然構わないけどな。ヤリ捨てるなんてしないだろ? なぁ、パパ♡」
「儂も、子供は好きじゃしな。お前さんの種なら、身に宿しても惜しくはない……のう、旦那様♡」
ぴたりと左右から身体を寄せ、熱の残る肌が学郎に密着する。
その様子に、鵺の肩がぴくりと跳ねた。
「妊娠なんてさせるわけがないだろう?……えぇっと、古い特殊な系統の術だけど使えるかな。」
「……ほう。鵺、避妊の術などももあるのか?そんな特異な術なども心得ておるとはのう。」
「あるよ。だから…、そんなバカみたいなことしてないで、ついてきてもらうよ。」
「ま、学生の学坊には酷な話だしな。責任って言っても、何をすればいいかもわかってねぇだろうし。」
二人は力の入らない身体を再生能力で無理やり立たせて鵺の元へと歩み寄っていく。
その最中、白沢がふと何かに気づいたかのように言う。
「のう、キャシー。こやつ、ずっと顔を背けておるが、もしや。」
「ん? あぁ、経験なんてあるわけねぇだろ? ずっとここに封印されてたし、その前はそんな事が出来る情勢じゃなかっただろうしな。」
「ほほう、ということは鵺は女の幸せとやらを知らんわけじゃな。可哀想にのぉ。」
「……最後に言い残す言葉はそれでいいかい? 納―――――」
「じょ、冗談じゃ冗談っっっ!!」
「はぁ…、学郎、部屋は元通りにしておくんだよ。一応共用のスペースだからね。」
慌てて手を振るふたりに、鵺はきびすを返して歩き出す。
その背を見送りながら、キャシーと白沢がふと視線を交じらせ、深く沈んだ欲情をその目に浮かべ、そっと学郎を見つめる。
二人の唇に浮かぶのは、熱を帯び、艶を纏った――
悦楽の果てに堕とされ、心の奥まで染め上げられた女の、淫靡で甘やかな笑みだった。
「じゃあ、またの……旦那様♡」
「次も、楽しみにしるからな♡」
烏天狗さんが、隅に重ねられた衣服の山にいます。
続きを書く気が起きたら、彼女に続きます。
倫理観狂ってそうな幻妖組を増して暴れて貰わないと話が進まない気がして、、学郎主体で動くの想像できない。
適当に思いついた話を追記
――――――――――――――――――――――
「師匠たちって、すごく良い匂いがしますよね。」
ふと、2人がいつも纏っている、記憶に残るような甘く、それでいて不快感を一切感じさせない香りを思い出す。
その匂いは、今もなお、腕の中にいる2人の、ほんのり汗ばんだ肌と、女ならではの柔らかい熱気に溶け合いながら、かすかに漂っていた。
「匂い? ああ、あれか。幻妖特有のやつだな。」
幻妖特有の匂い。
そう聞かされ、これまで戦ってきたレベル2やレベル3の幻妖たちのことが頭に浮かぶ。
異形の化け物たちから漂っていたのは、2人のものとは似ても似つかない、鼻をつまみたくなるような刺激臭だったはずだ。
思わずその悪臭を思い出してしまい、心地よかった気分がほんの少しだけ萎える。
「幻妖……ですか? どちらかというと、異臭のイメージのほうが強いんですけど。」
「レベル4に限定された話じゃ。」
師匠は、当然のことのように付け加えた。
「おぬしもレベル4の幻妖を何人か見てきたじゃろ?」
「はい。」
「その中に、何といえばよいか。……、そうじゃのぉ、醜いやつはおったか?」
師匠の言葉に連れられて、今まで出会ってきた狂骨さん、夜行に輪入道、キョコちゃんの事を思い出す。
見た目の差異は確かにあれど、美醜的には全体的に美よりだったのは確か。
異形という言葉が似合っていたレベル3幻妖から進化したとは思えないほどに。
「いなかったです。」
「そうじゃろ?只人から見て、不快に思うような姿をとらないよう本能に刻まれておるんじゃよ。レベルが低い頃はそこまで令力を回す余裕が無いから不快感増々だがの。」
「そういうものなんですね。」
「そういうもんなんだよ。人にどれだけ好意的に見られるか、火車のやつはそこを徹底したんだろうな。……、あー、そうだ。美執村に行ったときに見たんだろ?幼体のレベル4。」
怒涛の日々のせいで、美執村へ行ったのはほんの少し前のことなのに、思い出すのに少し時間がかかった。
確かにいた。鵺さんの令力に怯え、姿を崩してしまった子供の幻妖たちが、三体。
「子供の姿をした幻妖の事ですよね。」
「そうそう、それそれ。それも似たようなやつだな。人間ってのは子供に敵意、悪感情を持ちづらいだろ?幻妖が慣れていない人間社会でポカをやらかしても、それが子供姿を取ってたなら怒るに怒れないし怪しまれない、ってな。」
「なんというか…、恐ろしいですね。」
「そうだろ?学坊も常々気をつけることだな。……っ、甘言に惑わされて、容姿端麗なお姉さん達に食べられる、なんて事があるかもしれないしな。」
「それなら、もうされました。」
「じゃあ、今無事でいられるのは、そのお姉さん達の優しさってわけだ。」
「違います、返り討ちにしたんですよ。」
「言うのぉ。ならもう一度ヤり直すか?」
「嫌、なんて言わないだろ?こんだけ硬くしてんだから。」
「俺は大丈夫ですけど、師匠達は良いんですか?」
「幻妖のスタミナ(再生能力)舐めんな。」
「…、それじゃあ、他の人が来るまで相手してあげますよ。」
「その上から目線気に入らねぇな。」
「そうは言っても、儂らが下なのは確かじゃからのぉ。」
「へばらないで下さいね。」
そう言い返し腕の中にいる2人の腰へと手をやり括れを掴み強く抱きしめる。
「……言ってろ♡ 今度こそやめてください、もう限界ですって言わせてやる♡♡」
「儂は煽っておらんからの♡ 抱き潰すのはキャシーだけで頼むぞ♡♡」
「おまっ、裏切ったな!!!」
「儂を巻き込むな。激しく抱かれたいが為に煽っておる癖に。」
「ち、違うぞ、学坊? 勘違いすんなよ……っ、あ、ちょっ、いきなりっ♡♡♡」