※この作品はR-18です。

僕のハーレムコレクション   作:フィナーレ

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お、お久しぶりですフィナーレです……。
すいません、諦めぐせのある私で本当にすいません……


プロローグ

「………はぁ。なかなかの出来だな……」

とパタリと趣味の読書を愉しんだ彼の名前はヤマル。男子校に通う高校生だ。一人っ子で父は会社員、母はデパートの社員というテンプレのような家族構成だ。

そんな彼には家族にも秘密にしていることがある。

それは「女体化」「メス堕ち」という性癖持ちなのだ。きっかけはたまたま友人から借りた《ToLOVEる》(この世代の男子なら誰でも色んな意味で通る)という漫画で主人公の結城リトがヒロインのララの発明によって女体化されたという衝撃的な画に彼の癖という頭が壊れたことがきっかけだ。

それ以降、気になる男性キャラを見つければ女体化のイラスト・漫画・小説などの二次創作を漁るようになり、女体化を想像したいとなればゲームや小説で好みの男性キャラを探すという女体化の底なし沼にハマってしまった。ちなみに先程読んだのは《近畿地方のある場所について》というホラー小説で好きな小説ジャンルもミステリーとホラーである。そして、このホラー小説好きは両親にも認知済みなのでホラー小説が女体化という性癖を守ってくれてるのだ。

「これは紹介してくれたYouTuberさんには頭があがらないな…」

と驚愕とスッキリという読み終えの余韻に浸るヤマルは小説を戸棚にしまい。母に「本屋行ってくる」とLINEを送り、家に鍵をしめて外に出る。昼真っ盛りの今日はショートで流れたおすすめの…しかもヤマルにとって好みのホラー小説を買いに遠めの駅中に行くところだった。

(あの小説……どんな物語なんだろう)

その時

パィンパィン

「お兄ちゃーん」

 

「ん?」

と横にボールとその主の男の子がこっちに走ってきた。すると

プップー

なんとトラックが男の子の方に突進してきたのだった。一瞬だったが運転手は居眠りで男の子のことなど見てはなかった。

 

「危ない!」

と咄嗟に無意識にヤマルの身体が柵を飛び越えボールと男の子を押し出した。ボールと男の子はヤマルの押された勢いにトラック外に出た。しかし、彼 ヤマルはトラック外にはなれなかった。

 

「うわぁ!」

そして、ヤマルの視界はトラックの光に包まれた。

 

 

 

・・・

 

 

結果、ヤマルはこの世を去った。親や友人ですらに「さようなら」も言わずに。だが、決してヤマルは後悔などなかった。何せ、親にも友人にも地域のおじいさんおばあさんにも誰にも女体化という性癖を隠してたのだ。

「あ、でも死んだらバレるじゃん。最悪だ………」

と後々の後悔をしたヤマル。

「しかし……ここはどこなんだ?」

死んだ後なのに声が出せるヤマルは不思議に思う。彼の目の前に広がっているのは真っ暗な闇。ゆっくり歩いているせいか歩いても歩いても戻し戻しの様な感覚だ。

(なんだが…ガチもんのホラーに入ったって感じか?)

何度も歩いても戻される感覚にヤマルは内心ガッツポーズを広げた。傍にある壁を手に着けながらの時

カチッ

「あれ、なんか押した?」

とスイッチを押した音が聞こえた。すると

パァァ…!

「うわぁ!」

ヤマルの視界に突如白の場面がは入る。あまりの白の輝きにヤマルは目を思いっきり瞑る。そして徐々に白に慣れてゆき、ヤマルの視界がその光景を映し出した。

「う…んんん?」

目の前に広がっているのは薄ベージュの壁と薄橙色の床に茶色の扉という割とシンプルながらにオシャレな部屋だった。

「ここは……」

ヤマルは再び部屋を見渡す。部屋には白のシーツが敷いてある薄茶木のベッドと焦げ茶のソファと洋式のトイレと住には中々困らない部屋だった。

(なんだろう……なんか…見覚えが…)

ヤマルは頭を抱える。すると、

『ヤマルさん』

 

「だ、誰だ!」

と脳内に響き渡った機械の声だ。そして、後ろから黄金の光の中から茶色い髪と斜め棒と点が重なった黒目に上赤、下灰の服とどこかで見覚えのあるアバターが現れた。

「あれ、君は……」

 

『初めまして、僕はユムル。この姿は君で言うとmiiというアバターで、ここは《トモダチコレクション》という世界です』

 

「えぇ!?」

なんとあのmiiのアバターがヤマルの目の前に現れた。さらに、彼はあの《トモダチコレクション》に居ると告げられた。つまり、ヤマルはあの《トモダチコレクション》に転生したとも言えるのだ。だが「なんで俺が…」とヤマルは疑問に思い、すぐにユムルに問いかけた。するとユムルはすぐに答えた。

『これは神様のいい告(つげ)です』

 

「いい告?」

 

『はい。具体的にいえば、君の転生先のお告げと言った方が分かりやすいでしょう』

 

「お、おぉ……」

なんとも微妙な感じだ。まさか、《トモダチコレクション(ここ)》が自分の転生先とは思わなかった。

(てっきり、天国か地獄かと思った……)

そう節々に思うヤマルだが、《トモダチコレクション》におけるある事についても聞いてみた。

「ということは…家族そっくりのアバターを作れってこと?」

 

『いいえ』

 

「あ…(違うんだ)」

とまさかの即答にヤマルは愕然とした。まさか…アバターは作らなくてもいいとは……。

『あ、そうでした』

 

「ん?」

すると、ユムルがどっから持ってきたのかもしらないタブレットとノートとペンが出てきた。

『神様からのプレゼント。受け取ってください』

 

「お、おう…」

とヤマルは渡されたタブレットを開くと思わず目を見開いた。そこにはそれぞれのアニメやゲームのタイトルが書かれていたのだった。しかも、ご丁寧にそのアニメのキャラの名前と顔写真がある。

「な、なんだこれ……なんでアニメのキャラが?」

 

『これは【呼び出し器】という機械でここで住人を選べます』

 

「えぇ!?」

なんと、この機械でいろんなアニメキャラ、ゲームキャラを呼べる上に住人になるというとんでも機能にヤマルは目を仰天させた。そんなヤマルに気にすることなくユムルは続ける。

『そして、【呼び出し器】というのは補足という欄に状態変化などを書けば実現できます』

 

「例えば?」

 

『例えば、石化、氷化、ドール化、そして女体化…』

 

「やります」

 

『話を聞いてください』

と「女体化」というワードが入った直後に謎のスイッチが入ったヤマルにユムルがつっこむ。そしてさらに、ユムルは続ける。

『そして、こちらのノート。【改造ノート】は島や自身を改造できるノートです』

 

「へぇ……んで、こっちのペンは」

 

『ただのペンです』

 

「そうですか」

と興味津々に【改造ノート】のページをめくる。すると最初のページに目をつける。

「これって……」

 

『初期設定です。これで自身と島の初期の設定をつけられます』

 

「え、じゃあ…今、書いても大丈夫です」

 

『はい、設定完全完了には時間がかかりますがよろしいでしょうか?』

 

「もちろん!」

 

『では、書いても大丈夫です』

 

「やった!」

と座ったヤマルは颯爽とノートに書き留める。

(えっと…支配人の名前…ってこれは自分か。あとは……)

と考えた通りにスラスラと書き留め

「ラスト…」

最後の項目である必要事項のチェックマークをし

「できた!」

とヤマルは思いっきり立ち上がった。

『すいません。これを神様に渡すため、少し預かってもよろしいでしょうか?』

 

「あ、うん……どうぞ」

ユムルはヤマルが書いた初期設定を見るなり表情を一ミリも変えずに即座に閉じて脇に挟んだ。

『確認しました。では、これは神様にお渡しします。今後ともこちらの《トモダチコレクション》をどうぞよろしくお願いします』

 

「こ、こちらこそ……」

と無表情のユムルに対しヤマルは書いた後にでる恥ずかしさに頬を赤くした。本当にいいのか…?と。

『そして、こちらのヤマルさんの部屋である監視室の鍵をお渡しします』

 

「あ、ありがとうございます」

ユムルから【監視室】のネームタグが付けてある銀の鍵を渡された。そして、

『では、失礼します』

とユムルは去って。ヤマルはさっそく監視室に駆け出した。

鍵を開けるとそれは厳しいというイメージしてた監視室とは違い、けっこうモノトーン×青の大人っぽくてオシャレな感じな監視室だった。9つのモニターと黒のキーボード。遮光用のカーテンが包まれるベッドがあったのだった。

「ここで俺のハーレムコレクション…いや、女体化コレクションがはじまる……案外、いいかも……」

とこれからの期待に胸をよせモニター近くにある黒のゲーミングチェアに腰をかけた。

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