絶対支配者のコレクション ~弄ばれる女神たち~ 作:カイト__
【序章:呼び出し、虚ろな瞳の姫君】
プラント最高評議会議長、ギルバート・デュランダル。その公的な顔とは裏腹に、彼が最も深い歪みを解き放つ場所が存在した。最高評議会の厳かな執務室とは別次元に存在する、彼のプライベート・クォーターの一室。そこはもはや単なる私室ではなく、彼の倒錯した支配欲を満たすためだけに設えられた「調教室」と呼ぶ方が、その本質を正確に捉えているだろう。冷たく硬質な素材で統一された壁と床、最低限の照明だけが落とされ、室内に置かれた豪奢なベッドと、壁際に並ぶいくつかの異様な器具だけが、この部屋の目的を雄弁に物語っていた。空気には、消毒液の匂いに混じって、微かに甘く、それでいてどこか退廃的な香りが漂っている。それはデュランダルが好んで使う香油であり、そして、この部屋で繰り返される行為が生み出す、避けられぬ残り香でもあった。
カガリ・ユラ・アスハは、その部屋の冷たい床に、背筋を伸ばしたまま、しかし何の意志も感じさせない姿勢で座っていた。かつてオーブの代表首長として毅然と振る舞った面影は、注意深く探さねば見つけられないほどに薄れていた。彼女が身にまとっているのは、肌触りの良い上質なシルクではあるが、それは体のラインを露わにする薄手のネグリジェ一枚きり。素肌に直接触れる生地の感触は、もはや心地よさではなく、これから始まるであろう屈辱を予感させる、不快な合図でしかなかった。そして、その白い首には、所有者の印として、黒革のシンプルな首輪が、まるで彼女自身の皮膚の一部であるかのように馴染んでいた。飾り気のないそれは、かえってその束縛の意味合いを強調している。
いつから、こうなってしまったのだろうか。思考の断片が、霧のように脳裏を掠める。始まりは、デュランダルの巧みな言葉による懐柔だった。平和への理想、父の遺志。彼はカガリの弱さと純粋さにつけ込み、徐々に、しかし確実に彼女を孤立させ、精神的な檻へと追い込んでいった。そして、ある日、その檻は物理的なものとなった。抵抗はした。オーブの獅子としての矜持が、最後の力を振り絞って彼に抗った。だが、彼の周到な計画と、圧倒的な力の前に、その抵抗はあまりにも脆く、そして無力だった。アナルまで蹂躙され、心身ともにその尊厳を根こそぎ打ち砕かれたあの日――あの絶望と苦痛、そして抗いがたい屈辱の中で、彼女の中の何かが決定的に、そして修復不可能なほどに壊れてしまったのだ。
かつての輝きを宿していた瞳は、今や深い虚無を湛え、色を失っている。光があるとすれば、それはただ主人の命令を待つだけの、空っぽな反射光に過ぎなかった。抵抗する意志。それは、繰り返される調教――デュランダルはそれを「教育」と呼んだ――によって、念入りに解体されていった。屈辱的な命令、身体の隅々まで及ぶ執拗な愛撫、そして、それに抗えず、やがては反応してしまうようになってしまった肉体。その裏切りにも似た反応が、彼女の心をさらに蝕んだ。抗えない快感は、毒のように精神を麻痺させ、抵抗の意思を徐々に、しかし確実に削り取っていったのだ。今では、デュランダルの呼び出し――それは内線電話の無機質な呼び出し音だったり、あるいは側近を通した短い伝言だったりする――があれば、条件反射のようにこの部屋へ自ら足を運び、彼の望むままに、この冷たい床で彼の帰りを待つことが、彼女の「日常」となっていた。考えることを放棄した人形のように。
「カガリ」
静寂を破ったのは、低く、しかし有無を言わせぬ、絶対的な支配者の響きを持つ声だった。バスローブを無造作に羽織ったデュランダルが、音もなく部屋に入ってきたのだ。彼は、床に座るカガリを一瞥した。その視線は、美しい調度品を眺めるようでもあり、同時に、これから解剖する実験動物を検分するようでもある、冷徹な光を帯びていた。カガリは、その視線に射竦められるように微かに身じろいだが、顔を上げることはなかった。
「立て」短い命令。
カガリは、プログラムされた機械のように、ゆっくりと立ち上がった。長い間座っていたためか、足元が僅かにふらつく。
「そして、服を脱げ」
その言葉に、一瞬、ほんの一瞬だけ、彼女の肩が震えたように見えた。だが、それもすぐに収まり、彼女は無表情のまま、ネグリジェの肩紐に手をかけた。シルクが肌を滑り落ちる微かな音とともに、彼女の裸体が薄暗い照明の下に晒される。若々しさを残しながらも、成熟した女性のそれへと変貌しつつある体。だが、その曲線は、健康的な魅力とは異質な、ある種の危うさを孕んでいた。過酷な経験は、彼女の肉体から生命力を奪い去ったかのようで、肌は透けるように白く、かつての快活さを思わせる筋肉の張りは影を潜め、全体的に線が細くなっていた。しかし、それゆえに、その肢体は痛々しいまでの儚さと、同時に倒錯的な、壊れ物を弄ぶような背徳的な色香を放っていた。引き締まったウエストラインは健在だが、それは健康美というより、極限まで削ぎ落とされた結果のようにも見える。適度についていたはずの脚の筋肉も、今はしなやかさよりも華奢さが際立つ。そして、豊かさを増したように見える乳房と、僅かに形の変わった秘部、そして後門。それらは、デュランダルによって執拗に「開発」され、彼の好む形へと変えられてしまったであろう、屈辱の証でもあった。彼はかつて、彼女の体を「未完成な素材」と呼び、それを自分の手で「完成させる」ことに喜びを見出していると語ったことがある。
デュランダルは、その作品とも言うべきカガリの裸体を、顎に手を当て、満足げに、そして値踏みするようにじっくりと眺めた。彼の瞳の奥には、所有者の満足感と、これから始まる行為への期待が渦巻いていた。やがて彼は、部屋の奥にある大きなベッドへと顎でしゃくって示した。
「ベッドへ行け。そして、四つん這いになれ」
命令は簡潔だった。カガリは、何の感情も見せずに、まるで夢の中を歩むように、ゆっくりとベッドへ歩み寄った。冷たい床とは対照的な、シーツの柔らかな感触が足裏に伝わる。彼女は言われた通り、ベッドの上に膝と手をつき、四つん這いの姿勢をとった。高く持ち上げられた、まだ若々しい丸みを帯びたヒップが、彼の冷徹な視線を真正面から受け止める。それは、完全な服従と、これから加えられるであろうあらゆる陵辱を受け入れる、無防備な姿勢だった。
「今日は、君の限界というものを見てみたいと思ってね」デュランダルは、まるで興味深い研究対象を前にした科学者のように、冷たい好奇心を隠さない声で言った。「君のその体が、私の与える快感がどれほどのものか、そして、どこまでそれに耐え、どこまで壊れていくのか。その一部始終を、じっくりと観察させてもらおうか」
その言葉は、カガリの体内に冷たい楔を打ち込んだかのようだった。背筋を悪寒が走り、体が微かに、しかし止めどなく震え始める。また、始まるのだ。あの、苦痛と快楽が混沌と混じり合い、自我の境界線を溶かしていく、甘美で残忍な地獄が。脳裏に、過去の記憶が断片的に蘇る。意識が飛びかけるほどの快楽、屈辱的な姿勢、彼の嘲るような声、そして、終わった後に残る、深い虚脱感と自己嫌悪。しかし、もう逃げる術はない。彼女の身体も、心も、既にこの男の支配下にあった。震えは、恐怖からか、あるいは、これから与えられるであろう刺激への、不本意な期待からなのか、彼女自身にも判別がつかなかった。
【第一幕:弄ばれる肢体、快感の予兆】
デュランダルは、ベッドサイドのテーブルに置かれていた大きなボトルから、粘度の高いローションをたっぷりと手に取った。それは無色透明で、僅かに薬品のような匂いがした。彼はまず、カガリの震える背中に、その冷たい液体をゆっくりと垂らした。
「ひぅっ…!」
予期せぬ冷たさに、カガリの喉から小さな悲鳴が漏れる。デュランダルはそれに構わず、大きな手のひらで、ローションを背中全体から、腰、そして丸みを帯びた尻、太腿にかけて、ゆっくりと、しかし念入りに塗り広げ始めた。彼の指が、背骨のラインをなぞり、肩甲骨の窪みを確かめ、腰のくびれを慈しむように撫でる。その動きは、愛撫というにはあまりにも一方的で、所有物を確認するような冷たさがあった。
冷たいローションの感触と、彼の大きな手のひらが、何の抵抗も許さずに肌の上を滑っていく感覚。それは、これから始まるであろう本格的な陵辱への、不吉で明確な予兆だった。しかし同時に、その丁寧な愛撫は、彼女の体に繰り返し刻み込まれた条件反射を引き起こし、不本意ながらも、快感への期待のようなものを呼び覚ましてしまう。肌が粟立ち、呼吸が浅くなる。
「ん……ぅ……ぁ……」
意識とは裏腹に、カガリの口からは、吐息のような、くぐもった声が漏れ始めた。デュランダルは、その微かな反応を決して見逃さない。彼は、彼女の体が既に準備を始めていることを確認すると、満足げに口角を歪め、さらにローションを追加した。今度は、首筋から肩、腕、そして脇腹へと、彼のぬるぬるとした手が這い回る。彼女の全身が、まるで粘液に包まれたかのように、彼のローションまみれの手によって、くまなく愛撫されていく。豊かな胸も、その先端も、容赦なく揉みしだかれ、細いくびれは、まるで所有権を主張するかのように強く掴まれた。カガリは、羞恥と、抗えない感覚の波に、ただ身を捩るしかない。
そして、ついに彼の指が、固く閉じられていたはずの、しかし今はローションで滑りやすくなったアナルへと伸びた。そこは、既に何度も、彼の指や、あるいはそれ以上の太さのもので蹂躙され、「開発」されてきた場所だった。以前のような、身を引き裂かれるような激しい抵抗や、反射的な拒絶は、もはや見られない。ローションで十分に滑りを良くされた太い指は、比較的容易に、しかし内部の括約筋の微かな痙攣を感じさせながら、その入り口を押し広げ、内部へと侵入していく。
「んんっ……! ぅ……!」
しかし、どれだけ慣らされたとしても、そこは本来、排泄のための器官であり、異物を受け入れる場所ではない。内部の敏感な粘膜を直接刺激される感覚は、依然としてカガリに強い屈辱と、生理的な不快感、そして異質な疼きをもたらした。内壁を擦られるたびに、ビクン、と体が跳ねる。
「ふむ、ここは随分と“素直”になったようだな」デュランダルは、指をゆっくりと動かしながら、まるで成果を確かめるように呟いた。彼の声には、冷たい満足感が滲んでいた。「私の“教育”の成果が着実に出ているようで、何よりだ。最初はあれほど頑なだったというのに」
彼は、嘲るように言いながら、指を二本、そして三本と増やしていく。内部が無理やり押し広げられ、圧迫される感覚。指は中で屈伸され、内壁を掻き回し、最も敏感な場所を探り当てるように動く。カガリは、息を詰め、痛みに耐えようとするが、同時に、その執拗な刺激が、体の奥底に眠っていた奇妙な感受性を呼び覚ますのを感じていた。
それと同時に、彼のもう一方の手は、カガリの脚の間に滑り込み、しっとりと濡れ始めた膣口へと伸びた。こちらも同様に、ローションをたっぷりと塗りつけられ、抵抗の隙を与えずに指が挿入される。前後から、同時に内部を弄られる、経験したことのない異常な感覚。それは、カガリの脳を激しく混乱させ、どこが快感でどこが不快感なのか、その境界線を曖昧にし、溶かしていくようだった。指はそれぞれ別のリズムで動き、膣壁を擦り、Gスポットと思われる場所を執拗に刺激し、アナル内部ではさらに深く、腸壁にまで届かんばかりに探られる。
「あ……ぁぁ……! んんっ……! や……ぁ……!」
喘ぎ声が、次第に抑えきれなくなり、大きくなっていく。体は正直に、そして屈辱的に反応し、膣からは愛液が、アナルからも粘液が分泌され、ローションと混じり合って、彼の指の動きをさらに滑らかにしていく。カガリは、シーツを強く握りしめ、込み上げてくる感覚の波に耐えようとするが、腰は自然と動き始め、彼の指をより深く受け入れようとしてしまう。その無意識の動きが、彼女にさらなる絶望感を与えた。
【第二幕:快感のらせん、限界への加速】
デュランダルは、しばらく指による愛撫でカガリの体を十分に「準備」させると、それだけでは満足できないとばかりに、ベッドサイドのキャビネットから、いくつかの「道具」を取り出してきた。それらは、冷たく鈍い光を放つ金属製や、あるいは肌色に近いシリコン製の、様々な形状と大きさを持つディルドだった。太く短いもの、長くくねったもの、先端に突起がついたもの。そして、その中には、カガリが最も恐れる、あのリモコン式の強力なローター式バイブレーターも含まれていた。それは、彼女を何度も意識の淵へと追いやった、苦痛と快楽の象徴のような存在だった。
「さあ、これからが本番だ、カガリ」デュランダルは、まるでこれから始まるショーの開幕を宣言するように言った。彼の声には、抑えきれない愉悦の色が濃く滲んでいた。「君がどれほど美しい音色を奏でるか、楽しませてもらうとしよう」
彼はまず、取り出した道具の中から、特に太く、先端が丸みを帯びたアナル用ディルドを選んだ。たっぷりとローションを塗りつけ、既に指で十分に拡張された彼女の後門へと、その先端をゆっくりと押し当てた。
「んんんんんっ……!!! ぐ……ぅぅ……!! い、いや……ぁっ!」
指とは比較にならない太さの異物が、内側から体を押し広げていく強烈な圧迫感と、引き伸ばされるような痛み。カガリは思わず腰を引き、逃れようとするが、デュランダルが彼女の腰を強く押さえつけ、それを許さない。彼は、カガリの苦悶の表情と、引き攣るような喘ぎ声を愉しむかのように、ゆっくりと、しかし着実に、ディルドを根元まで深く、深く挿入していった。内部で硬い異物が蠢き、腸壁を圧迫する感覚は、強烈な苦痛と同時に、これまで経験したことのないような、内側から突き上げられるような、倒錯した深い快感をも引き起こした。痛みと快感がせめぎ合い、脳が焼き切れそうになる。
次に、彼はリモコン式のバイブレーターを手に取った。そして、その振動するローター部分を、既に彼の指による愛撫で敏感になり、赤く腫れ上がったカガリのクリトリスへと、躊躇なく押し当てた。
「ひぃぃぃぃぃっっ!!!! あ゛ああああっ!!!! んっ、あ、あ、あぁぁぁっ!!!!」
スイッチが入れられた瞬間、凄まじい振動が、一点に集中して彼女の最も敏感な場所を襲った。前後からの、そして内部と外部からの、耐え難いほどの刺激の洪水。アナルを内側から極限まで押し広げる異物の存在感と、クリトリスを直接震わせ、全身の神経を逆撫でするような強烈な振動。カガリの体は、もはや完全に制御不能だった。腰は、意思とは無関係に、激しく前後に動き、アナル内部のディルドをさらに深く、自ら受け入れようとしてしまう。秘部からは、もはや愛液というよりは、粘り気のある潮のような液体が、ローションやアナルからの粘液と混じり合いながら、止めどなく溢れ出し、シーツを濡らしていく。
デュランダルは、そのカガリの反応を、まるで精密機械の動作を観察するかのように冷静に見つめながら、手にしたリモコンでバイブレーターの振動レベルを徐々に、しかし確実に上げていく。弱い振動から、徐々に強く、早く。そして時には、ディルドをゆっくりと抜き差ししたり、内部で回転させたりして、刺激のパターンを巧みに変えていく。緩急をつけた刺激は、カガリの体をさらに翻弄し、快感の頂点へと強制的に引き上げていく。
「どうだ、カガリ? 感じるか? お前の体が、私の意のままになっているのが分かるか? あれほど誇り高かったオーブの獅子が、今はただ快楽に喘ぎ、私に弄ばれるだけの存在になっているのだぞ?」彼の冷たい声が、喘ぎ声の合間に、遠いようでいて、しかしはっきりと耳に届く。その言葉は、肉体的な快楽とは別の、精神的な屈辱という名の刃となって、彼女の心を切り刻んだ。
カガリは、もはやまともな言葉を発することもできなかった。ただ、甲高く、引き攣るような喘ぎ声と、嗚咽に近い呻きを繰り返すだけだった。視界は涙で滲み、焦点が合わない。絶頂が、一度だけではない、何度も、何度も、終わりがないかのように彼女を襲う。そのたびに、体は弓なりにしなり、激しく痙攣し、手足は虚空を掻きむしるように動く。意識が、快楽の奔流に飲み込まれ、遠のいていく。しかし、デュランダルは決して休ませてはくれない。絶頂の余韻が残る、最も無防備な瞬間に、さらに強い刺激を与え、再び彼女を快感のらせん地獄の底へと突き落としていく。それは、逃げ場のない、永遠に続くかのような責め苦だった。彼女の抵抗の残滓は、この圧倒的な快楽と苦痛の波状攻撃の前に、完全に粉砕されようとしていた。
【第三幕:白目剥く瞬間、魂の飛翔(あるいは崩壊)】
どれほどの時間が経過したのか。カガリの意識は、度重なる強制的な絶頂によって、既に朦朧としていた。喘ぎ声は掠れ、体の痙攣も、 épu(つ)かれ果てたように弱々しくなっている。しかし、デュランダルは、まだ満足していなかった。彼の目は、獲物の限界を見極めようとする狩人のように、冷たく輝いていた。
「さあ、そろそろ限界かな? いいだろう、ならば最後に見せてみろ。お前の、最高の“絶頂”というやつをな。君という存在が、この快楽の前には如何に無力であるかを、その体で証明するのだ」
デュランダルは、宣告するように言うと、まずアナルに挿入されていた太いディルドを、これ以上ないというほど奥深くまで突き刺し、その位置で固定した。内臓を直接圧迫されるような、強烈な苦痛と膨満感がカガリを襲う。そして同時に、彼は手にしていたバイブレーターのリモコンの出力を、何の躊躇もなく、一気に最大レベルへと引き上げた。
「んんんんんんーーーーーーーっっっ!!!!!!!!!」
それは、もはや「快感」という言葉では到底表現できない、肉体と精神の許容量を完全に超えた、純粋な神経系の嵐だった。最大出力のローターが生み出す、暴力的とも言える強烈すぎる振動が、腫れ上がったクリトリスから、骨盤全体、そして脊髄を通って全身へと、まるで電流のように伝播していく。脳髄を直接焼き切られるかのような、圧倒的な衝撃。アナル内部を極限まで押し広げる異物の圧迫感と刺激も、臨界点に達していた。二つの異なる、しかしどちらも致死的なレベルの刺激が、彼女の存在そのものを根底から揺さぶる。
カガリの体は、これまでに経験したことのないほど激しく、そして長く、痙攣し始めた。全身の筋肉が、意思とは無関係に硬直し、背中は限界まで弓なりにしなり、ベッドの上で跳ねる。手足は、見えない何かを振り払おうとするかのように、あるいは溺れる者が助けを求めるかのように、虚空を激しく掻きむしるように動く。
そして……ついに、その瞬間が訪れた。彼女の瞳孔が、恐怖と驚愕、そして限界を超えた刺激によって、限界までカッと見開かれ、次の瞬間、急速に焦点を失い、ぐるりと上転して、白目を剥いた。口は半開きのまま、だらしなく開き、そこからは泡のような唾液が止めどなく溢れ出す。喉の奥からは、もはや人間の声とは思えない、言葉にならない、獣のような、あるいは壊れた機械のような、低く長く続く呻き声とも呼べない音が漏れ続けている。
それと同時に、彼女の体の最後の砦が決壊した。大量の潮が、熱い奔流となって秘部から噴き出し、シーツをぐっしょりと濡らす。さらに、制御を失った膀胱からは、温かい尿が勢いよく流れ出し、潮と混じり合って、彼女の下半身とベッドを汚していく。アンモニアのツンとした匂いが、部屋に満ちる甘い香りと混じり合い、異様な空間を作り出した。
それは、まさに「白目絶頂」と呼ぶにふさわしい光景だった。肉体が、与えられた刺激に耐えきれず、完全に機能不全を起こし、崩壊していく様。そして、その肉体の崩壊と同時に、彼女の魂、あるいは意識が、苦痛と快楽の極致から逃れるように、肉体という檻から強制的に飛翔した(あるいは、回復不能なまでに砕け散り、喪失した)ことを思わせる、壮絶で、そしてどこか冒涜的な瞬間だった。白目を剥き、失禁し、泡を吹いて痙攣を続けるその姿は、かつてのオーブの獅子の威厳など微塵も感じさせず、ただ壊れた人形のようだった。
【第四幕:白濁による汚染、支配者の刻印】
デュランダルは、白目を剥き、完全に意識を失い、まだ全身を微かに痙攣させ続けているカガリの体を、まるで自らの手で完成させた最高傑作を眺めるかのように、あるいは、仕留めた獲物を見下ろすかのように、深い満足感を湛えた表情で見下ろしていた。彼の計算通り、いや、それ以上の反応を示した彼女の崩壊劇は、彼の歪んだ美意識を完全に満たしたようだった。彼女の体は、汗、涙、泡となった唾液、大量の愛液、噴き出した潮、そして失禁した尿で、既にぐしょ濡れになっていた。シーツには、それらの液体が染み込み、大きな地図を描いている。
「ふむ…見事なものだ。実に、見事だ。私の予想を遥かに超える壊れっぷりだ。やはり君は、最高の素材だよ、カガリ」
彼は、恍惚とした表情でそう呟くと、まとっていたバスローブを肩から滑り落とし、床に投げ捨てた。彼の肉体もまた、カガリの壮絶な絶頂を目撃し、その過程を演出したことで、極限まで興奮していた。硬く、太く、怒張した自身のものが、彼の支配欲と性的興奮を象徴するように、露わになる。彼は、意識のないカガリの体を、まるで手慣れた人形使いのように、巧みに操り、仰向けにさせた。ぐったりとした四肢は、何の抵抗も見せず、彼の意のままになる。そして、その無防備で、あらゆる体液に汚れた肢体の上に、ゆっくりと跨った。
「だが、これで終わりではない。私の『白濁姫』には、最後の仕上げが必要だ。君が完全に私の所有物であることを、その体に刻み込んでやらねばな」
彼の声は、先ほどまでの冷徹さとは少し異なり、熱を帯びていた。彼は、自身の昂ぶったものを手に取り、ゆっくりと、しかし確実に扱き始めた。意識のないカガリの、虚ろに開いた瞳を見下ろしながら。絶頂が間近に迫ると、彼はその熱く脈打つ先端を、意識のないカガリの顔、首筋、そして豊満さを増した(あるいはそう見える)胸へと向けた。
「さあ、受け取るがいい。私の“愛”の証、私の完全なる支配の刻印をな。お前はもう、誰のものでもない、私だけのものだ」
熱く、そして粘り気の強い、濃密な白濁した精液が、彼の低い呻き声と共に、勢いよく迸った。それは、意識のないカガリの閉じた瞼の上、涙の跡がまだ生々しく残る頬、か細い首筋、そして汗と潮で濡れた豊満な乳房とその深い谷間へと、まるで白いペンキを塗りたくるかのように、たっぷりと、執拗に浴びせかけられた。白い粘液が、彼女の白い肌の上で醜悪な模様を描き、重力に従ってゆっくりと流れ落ち、首筋を伝い、胸の谷間に溜まっていく。その量は尋常ではなく、まるで彼女の上半身を白い膜で覆い尽くさんばかりだった。デュランダルは、射精の快感に身を震わせながらも、その光景を目に焼き付けていた。「肢体が汚されるのをきちんと書き切りたい」――彼の内なる歪んだ願望は、意識という最後の抵抗すら失ったカガリの上で、最も醜悪で、最も屈辱的な形で達成された瞬間だった。彼は、それで満足することなく、さらに数度、自身のものを扱き、残った精液を絞り出すように、彼女の平坦な腹部や、汚れた太腿の内側にもまき散らした。白い飛沫が、彼女の体中に点々と付着し、支配の証をさらに広げていく。
【終章:残された汚濁、虚無なる姫君】
全てを出し尽くし、完全に満足したのか、デュランダルは、汚され尽くしたカガリの体を、もはや興味を失ったかのように一瞥すると、立ち上がった。自身の体に付着したものを軽く拭い、さっさと隣接するバスルームへと向かった。シャワーの音が、静かな部屋に響き始める。部屋には、意識を失い、汗、涙、唾液、愛液、潮、尿、そして大量の白濁した精液という、あらゆる体液と排泄物で汚され尽くしたカガリだけが、まるで打ち捨てられた、壊れた人形のように、冷たいシーツの上に残された。部屋に満ちていた倒錯的な熱気は急速に冷め、代わりに、生臭い匂いと、アンモニア臭、そしてデュランダルの香油の香りが混じり合った、重く淀んだ空気が支配していた。
どれほどの時間が経ったのだろうか。永遠のようにも、一瞬のようにも感じられる時間の後、カガリは、ゆっくりと、深い水の底から浮上するように、意識を取り戻し始めた。最初に感じたのは、全身を覆う、不快な、べたつくような粘つきだった。そして、鼻をつく、鉄錆のような、生臭い匂い。体の奥深くからは、まるで殴られた後のような、鈍い痛みと、骨の髄まで染み渡るような深い倦怠感が響いていた。
ぼんやりとした、まだ焦点の定まらない視界で、彼女はゆっくりと自分の体を見下ろした。そして、言葉を失った。そこには、信じられないほど汚れた自分がいた。胸元は、大量の白い液体で厚く覆われ、一部は既に乾き始めて、パリパリとした感触になっている。首筋や顔にも、何かがこびりついているのが分かった。腹部や太腿にも、白いシミが点々と付着している。そして、下半身は、自身の排泄物と体液で、シーツごとぐっしょりと濡れ、冷たくなっていた。
記憶が、断片的によみがえる。デュランダルの冷たい声。「限界を見てみたい」。器具の冷たい感触。アナルと秘部を同時に襲う、耐え難い刺激。強烈な振動。そして…意識が飛び、体が勝手に痙攣し、全てを放出した、あの瞬間。白目を剥いた、自分自身の、壊れた姿。
「…………」
声を出そうとしたが、喉が渇ききっており、掠れた音しか出なかった。涙も、もう出なかった。感情というものが、まるで枯れ果ててしまったかのように、何も感じなかった。悲しみも、怒りも、屈辱さえも、もはや彼女の心を動かすことはなかった。ただ、深い、どこまでも深い、底なしの虚無感が、津波のように彼女の意識を完全に飲み込んでいた。
もはや、抵抗する気力など、どこにも残っていない。絶望するという感情さえも、贅沢なものに思えた。自分は、完全に壊れてしまったのだ。物理的にも、そして精神的にも。修復不可能なまでに。彼女は、他人事のように、漠然と、しかし確信をもってそう思った。
白目絶頂と、白濁による汚染の洗礼。それは、かつて「オーブの獅子」と呼ばれたカガリ・ユラ・アスハが、ギルバート・デュランダルの「白濁姫」――彼の歪んだ欲望を満たすためだけに存在する、汚された人形――へと、完全に堕とされた瞬間だったのかもしれない。彼女の魂は、快楽と苦痛の最も深い淵に沈み込み、もはや自力で浮上することはできないのだろうか。
答えは、汚濁の中に横たわる彼女の、虚ろな瞳の奥深くにあるのかもしれない。しかし、その瞳は、もはや光を宿さず、何も映してはいなかった。ただ、天井の一点を、意味もなく見つめているだけだった。やがて、遠くでシャワーの音が止み、再び部屋に静寂が戻ってきた。その静寂の中で、カガリは、汚れたまま、動くこともなく、ただ虚無の中に漂い続けていた。