絶対支配者のコレクション ~弄ばれる女神たち~ 作:カイト__
序章:プラントの未来、差し出される偶像】
プラント最高評議会の重要な議会投票――デスティニープラン導入の是非を問う採決を数日後に控えた、重苦しく、張り詰めた空気がプラント中枢を覆う夜。最高評議会議長執務室。その広大で機能的な空間の主、ギルバート・デュランダルは、彼にしては珍しく、焦燥に近い苛立ちを隠せない様子で、巨大な執務デスクの上で長く美しい指を組んでいた。彼の視線は、デスクに置かれた端末に表示される、複雑な勢力図と予測される票数に向けられている。彼が理想とし、その実現に生涯を賭けている新たな社会システム、デスティニープラン。それは、遺伝子によって定められた適性に基づき、全ての人々が争いのない、完全に管理・調和された社会を実現するという、壮大にして危険な計画だった。この投票は、その理想実現のための、そしてプラントの、いや、全人類の未来を左右すると彼が信じる、極めて重要な局面だった。しかし、評議会内部には依然として、彼の理想を理解しない、あるいは自身の既得権益を守ろうとする反対派も根強く存在し、票決の行方は依然として予断を許さない、まさに薄氷を踏むような状況にあったのだ。彼の完璧な計算に、わずかな誤差が生じている。その事実が、彼の平静を乱していた。
「…ミーア」
デュランダルは、低い、しかし部屋の隅々まで響き渡るような声で、部屋の隅に影のように控えていた存在に呼びかけた。それは、彼が作り上げ、育て上げ、そして今やプラント国民の熱狂的な支持を集める精神的支柱となりつつある少女、ラクス・クラインの影武者、ミーア・キャンベルだった。彼女は、主人の呼びかけに、まるで鞭で打たれたかのようにびくりと肩を震わせ、おずおずと、しかし条件反射のように素早く、彼の前に進み出た。その姿は、夜も更けていたためか、あるいはデュランダルが意図的にそうさせたのか、肌触りの良いシルクだが、体のラインを露わにする薄い部屋着(ネグリジェに近い)一枚だけという、あまりにも無防備なものだった。その大きな、かつては輝きを宿していたはずの瞳には、繰り返された彼の「教育」――それは時に甘美な言葉であり、時に肉体的な苦痛と快楽を伴う調教だった――によって深く刻まれた、絶対的な諦念と、彼への盲目的な服従の色が、暗く澱んでいた。彼女にとって、デュランダルは創造主であり、救い主であり、そして絶対的な支配者だった。
「はい、閣下…どのようなご用件でしょうか…? わたくしに、何かできることがあれば……」
声はか細く、僅かに震えている。彼に呼び出されるということは、通常、彼女にとって決して安らぎを意味しなかった。
「重要な任務だ、ミーア。非常に、重要な」デュランダルはゆっくりと立ち上がり、音もなく彼女のそばに歩み寄ると、その華奢な肩に、重く、冷たい手を置いた。「プラントの未来のため、そして私の計画を、この理想を盤石なものにするため…今こそ、君の“力”が必要なのだ」
「わたくしの…力…ですか…?」ミーアは困惑したように、彼を見上げた。彼女の力とは、歌うこと、そして「ラクス・クライン」として微笑むこと以外に、一体何があるというのだろうか。
「そうだ。君の、その“ラクス・クライン”としての、比類なき存在感、その圧倒的なカリスマ性、その美貌、その歌声、その魅力…そして…その体、その全てが、だ」
デュランダルの言葉の最後の響きに、ミーアは予期せぬ悪寒を感じ、息を呑んだ。彼の目が、普段の冷静さを保ちながらも、奥底に冷たく、そして計算高い、非情な光を宿している。
「今夜、この後すぐに、評議会の中でも特に影響力を持ち、そして未だ態度を決めかねている、数名の議員たちを招いて“懇親会”を開く。私の私邸の一室でな」彼は淡々と、しかし有無を言わせぬ口調で続けた。「表向きは、私の政策への理解を深めてもらうための、腹を割った意見交換の場だ。だが…実質は、彼らを完全にこちら側に取り込むための、最後の懐柔策だ。票決を確実にするための、決定的な一押しが必要なのだよ」
「……」ミーアは、ただ黙って彼の言葉を聞いていた。政治の駆け引きなど、彼女には理解できない。ただ、彼の声に含まれる尋常ならざる響きに、胸騒ぎが大きくなっていく。
「そして、そのための“切り札”として、君に、彼らを“特別にもてなして”もらいたいのだよ、ミーア」
デュランダルは、そう言って、ミーアの顎を、やや乱暴に掴み、無理やり上を向かせた。彼の指の冷たさが、彼女の肌に突き刺さるようだ。その瞳は、まるで獲物を値踏みするように、彼女の心の奥底まで見透かすように、冷たく光っている。
「特別な…もてなし…とは、一体……?」声が震える。嫌な予感が、確信に変わりつつあった。
「そうだ。文字通り、特別に、だ」デュランダルの唇が、冷たい笑みの形に歪んだ。「彼らは皆、君…いや、プラントの歌姫『ラクス・クライン』の熱烈な崇拝者であり、その清らかなイメージに憧れを抱いている。しかし、同時に、彼らは強い欲望を内に秘めた、俗物的な男たちでもあるのだ。彼らの“協力”を確実に取り付けるためには、彼らの理性を麻痺させ、本能的な欲求を満たし、決して裏切れないような状況を作り出す必要がある。そのためには、相応の“対価”が必要となる。そして、その最も効果的な対価は…君自身だ、ミーア。君のその、清らかな偶像としての体だ」
その言葉の意味を完全に理解した瞬間、ミーアの顔からさっと血の気が引き、呼吸が浅くなった。全身が、制御できない恐怖に激しく震え始めた。デュランダル以外の男に、しかも複数の、見も知らぬ、欲望にまみれたであろう議員たちに、自分の体を差し出せというのか? これまでデュランダル個人によって行われてきた、どんなに屈辱的な調教とも比較にならない。それは、想像を絶する、地獄のような屈辱と恐怖を意味していた。魂が、根こそぎ汚されるような感覚。
「そ、そんな…! できません…! 絶対に、できません…! わたくしは、閣下だけの…! 閣下にお仕えするために…!」
必死に言葉を紡ぎ、懇願する。しかし、デュランダルは、彼女の言葉を冷たく、そして容赦なく遮った。
「私のものだからこそ、命令するのだ。これは、もはや単なる私の個人的な欲望を満たすためのものではない。プラントの、いや、人類全体の未来が懸かっているのだ」彼の声は、静かだが、絶対的な響きを持っていた。「考えてもみたまえ。真のラクス・クラインならば、国家のため、大義のためならば、自身の身を犠牲にすることさえ厭わないだろう。彼女はそういう存在だ。お前も、『ラクス・クライン』として、プラントの民が信じるその偶像として、その気高い覚悟を示すのだ。これは、君が本物の『ラクス・クライン』に近づくための試練でもあるのだよ」
「ラクス・クラインとして」――その言葉が、呪いのように、再びミーアの心を縛り付ける。彼女は、デュランダルに拾われ、見出され、「ラクス・クライン」という輝かしい存在を与えられた。その計り知れない恩義と、彼に対して抱いてしまった歪んだ愛情、そして、彼に逆らうことなど到底できないという、骨の髄まで染み込んだ恐怖が、彼女の中に芽生えかけた最後の抵抗の意思を、無慈悲に打ち砕いていく。彼女には選択肢など、最初からなかったのだ。
「……わかり、ました……」
涙が、大きな瞳から止めどなく溢れ出し、白い頬を伝って落ちる。声は、絶望と恐怖で震え、か細く途切れがちだった。
「閣下の…閣下のご命令とあらば……。“ラクス・クライン”として、その…大役を、務めさせていただきます……」
彼女は、そう答えるしかなかった。その瞳の奥には、深い深い絶望と、これから自分を待ち受けているであろう、想像を絶する地獄への恐怖の色が、暗く映し出されていた。魂が、今、この瞬間に死んだのかもしれない、と彼女は思った。
【第一幕:淫宴の始まり、品定めされる肉体】
デュランダルが「懇親会」の場として用意したのは、プラントでも最高級とされるホテルの、その最上階にあるスイートルームを完全に借り切り、さらに防音・防諜対策を施した、豪華絢爛だが、窓はなく、外部から完全に遮断された特別な一室だった。柔らかな間接照明が、部屋全体を官能的で、どこか非現実的な雰囲気に照らし出し、壁には高価な現代アートが飾られ、床には足が沈み込むほど深い絨毯が敷かれている。部屋の中央には、数十人は座れそうな巨大な革張りのソファセットと、クリスタルのグラスや高級酒のボトルが並べられたマホガニーのテーブルが置かれ、部屋の奥には、天蓋付きの巨大なキングサイズのベッドが、その存在感を主張するように鎮座していた。しかし、その目に映る豪華さとは裏腹に、窓がないことによる息詰まるような閉塞感と、これから始まるであろう密やかで醜悪な出来事を予感させる、重く淀んだ空気が、部屋全体に漂っていた。高級な酒と、男たちの纏う香水、そして隠しきれない体臭が混じり合った、不快な匂いが鼻をつく。
そこに集められたのは、デュランダルが「懐柔すべき最重要人物」と判断した、プラント評議会の中でも特に強い影響力を持ち、デスティニープランへの賛否を未だ明確にしていない、三名の有力議員たちだった。彼らの票が、全体の趨勢を決定づける可能性があったのだ。
一人は、見るからに裕福そうな、しかし不健康に肥満した体躯を持ち、常に額に脂汗を浮かべ、小さな目をいやらしく細めて周囲をじろじろと見回す、典型的な好色漢といった風貌の男。名をバルタザールといった。
もう一人は、対照的に痩せて神経質そうで、銀縁の眼鏡の奥の目が蛇のように冷たく光り、計算高く、陰湿な印象を与える男。言葉少なだが、その視線は常に相手の弱点を探っているかのようだ。名をカシウスという。
そして最後の一人は、元ザフトの高官上がりで、今は議員を務めているという、粗暴な雰囲気を全身から漂わせ、がさつな、しかし妙に周囲を威圧するような大声で笑う、筋肉質な体躯の男。名をボルコフといった。
彼らは皆、デュランダルによって振る舞われた、年代物の高級な酒をクリスタルグラスで呷りながら、これから始まるであろう「特別なもてなし」への、下品な期待感で、顔を紅潮させ、互いに卑猥な冗談を囁き合っていた。彼らにとって、プラントの未来やデスティニープランの是非など、二の次、三の次だった。自身の権力欲、そして何よりも、この場で満たされるであろう、歪んだ性的欲望こそが、最大の関心事だったのだ。
やがて、重厚なマホガニーの扉が静かに開き、デュランダル議長に伴われて、今宵の「主役」であり「生贄」である、ミーア・キャンベルが姿を現した。その瞬間、議員たちの卑猥な会話がぴたりと止み、部屋の空気が一変した。彼女は、まるで天界から降臨した女神か、あるいは深窓の姫君のように、この世のものとは思えないほど美しい、純白のシルクのイブニングドレスを身に纏っていた。それは、光の当たり具合でオーロラのように微妙に色合いを変える特殊な生地で作られており、彼女の、作られたものでありながらも奇跡的なまでに完璧なプロポーションを、最大限に引き立てるようにデザインされていた。豊満な胸元は、深く、大胆に切り開かれ、その雪のような谷間が、見る者の視線を吸い寄せる。コルセットで締め上げられた、信じられないほど細いウエストは、まるで非現実的なまでの曲線美を描き出し、スカートの流れるようなドレープの裾からは、歩を進めるたびに、象牙のように滑らかな脚が、シルクのストッキング越しにちらりと覗く。顔には、プロのメイクアップアーティストによって施された完璧なメイク。髪は、プラチナブロンドの柔らかなウェーブを描き、無数の小さな真珠が編み込まれている。そして、何よりも、その顔に浮かべた、慈愛に満ちた、穏やかで、完璧な「ラクス・クライン」の微笑み。それは、プラント国民が憧れ、崇拝する、まさに理想の偶像の姿だった。
「おおっ…! ラ、ラクス様!」
「なんと…なんとお美しい…! 直接お目にかかれるとは、この上ない光栄です!」
「噂には聞いておりましたが、これほどまでとは…!」
議員たちは、一斉に感嘆の声を上げ、その顔には、先ほどまでの下卑た表情とは違う、ある種の畏敬の念すら浮かんでいるように見えた。彼らは、慌ててグラスを置き、ミーアに駆け寄り、口々にお世辞と賞賛の言葉を、まるで競い合うかのように並べ立てる。
「ラクス様、今宵はわざわざ我々のために、お越しいただき、誠に光栄の至りです」バルタザール議員が、脂汗を拭いながら、媚びるような笑顔で言った。
「その輝くような美しさは、まさにプラントの、いや、全人類の至宝ですな。我々の希望の光そのものです」カシウス議員が、珍しく感情を込めたような声で続けた。
「がっはっは! こんな美しい方を前にしちゃ、どんな政策の話も吹っ飛んじまうぜ!」ボルコフ議員が、がさつな声で笑いながらも、その目はミーアの体に釘付けになっていた。
ミーアは、内心で込み上げてくる激しい嫌悪感と、全身を蝕むような恐怖を、完璧な演技力で押し殺し、訓練された、非の打ちどころのない笑顔で応対する。
「皆さま、こちらこそ、今宵はお招きいただきまして、大変光栄に存じますわ。わたくしのような者が、皆さまのようなプラントの未来を担う方々と、こうしてお話できる機会をいただけるなんて、夢のようですもの。今宵は、どうぞよろしくお願いいたしますわ」
その声は、澄んでいて、優雅で、まるで鈴を転がすような、人々がイメージするラクス・クラインそのものだった。しかし、その完璧な仮面の下、微笑みの奥に隠された瞳の奥深くには、深い絶望の色と、これから自分を待ち受ける運命への諦観が、暗い影のように揺らめいているのを、この場の誰も気づかない――あるいは、気づいていても、意図的に見ないふりをしているのだろう。彼らにとって重要なのは、目の前にいるのが本物のラクス・クラインであるか否かではなく、「ラクス・クライン」という偶像そのものを、自分たちの欲望の対象として手に入れることができるという、その事実だけだった。
デュランダルは、その一連のやり取りを、部屋の隅に置かれた豪奢な肘掛け椅子にゆったりと腰掛け、満足げに眺めていた。彼の計画通りに、事は進んでいる。彼は、立ち上がりかけた議員たちを手で制し、低い声で言った。
「さあ、諸君。今宵は堅苦しい政策の話は抜きにして、我らがプラントの歌姫、ラクス・クラインと、存分に“親睦”を深めてくれたまえ。彼女も、諸君との偽りのない交流を、心から楽しみにしていたのだからな。遠慮はいらない。彼女は、全てを受け入れてくれるだろう」
その言葉に含まれた、露骨な許可と、ミーアを「物」として差し出すような響きが、最後の引き金となった。議員たちの目が、再び、そして今度は隠すことなく、ギラリと下劣な欲望の色に変わる。そして、デュランダルが、まるでこれから始まる観劇を楽しむかのように、再び椅子に深く腰掛け、成り行きを見守り始めると同時に、彼らの遠慮のない、熱く湿った手が、まるで獲物に襲いかかる獣のように、ミーアの清らかなはずの体へと、一斉に伸び始めたのだった。
【第二幕:剥がされる偶像の衣、晒される純潔(の残骸)】
「ラクス様、まあ、そう緊張なさらずに。まずは一杯、この最高級のシャンパンでもいかがですかな? 喉を潤せば、もっとリラックスできますぞ」
最初に動いたのは、肥満体のバルタザール議員だった。彼は、シャンパングラスを差し出すふりをしながら、その脂ぎった、汗ばんだ手で、ミーアのコルセットで締め上げられた細い腰を、背後から馴れ馴れしく、しかし力強く抱き寄せた。ドレスの薄いシルク生地越しに、男の体温と、湿った感触、そして微かな体臭が伝わってきて、ミーアは吐き気を催すような強烈な不快感を覚えた。反射的に身を捩って逃れようとするが、男の腕力は強く、びくともしない。
「まあ、ありがとうございます、バルタザール様。でも、わたくし、本当にあまりお酒は強くなくて…少し、気分が悪くなってしまうかもしれませんわ…」
必死に笑顔を保ちながら、やんわりと断ろうとする。だが、男は聞く耳を持たなかった。
「ははは、ご心配なく、ご心配なく! 美しい貴女が酔った姿も、また格別でしょうな。さあ、少しだけ、少しだけですから」
言いながら、男は強引にグラスを彼女の唇に押し付けようとする。その隙を狙っていたかのように、陰湿そうなカシウス議員の手が、今度は背後から音もなく忍び寄り、ドレスの上から彼女の丸く形の良いヒップを、まるで粘土細工でもするかのように、ねっとりと、執拗に撫で回した。指先が、臀部の割れ目に食い込むように動く。
「ひゃっ…! な、何を……!」
思わず甲高い声が漏れる。その反応を見て、粗暴な雰囲気のボルコフ議員が、下品な笑い声を上げた。
「がっはっは! ラクス様も、まんざらでもないご様子だぜ! なら、こっちはどうかな!」
彼は、今度は正面から、彼女の豊満な胸元に、躊躇なくその大きな手を伸ばし、深く開いたドレスの谷間に、太い指をごそりと滑り込ませた。柔らかく、しかし弾力のある乳房が、彼の無遠慮な指によって鷲掴みにされ、揉みしだかれる。
「いやはや、これは素晴らしい! なんて柔らかくて、大きいお胸ですな、ラクス様!」
指先が、ドレスの薄い生地越しに、硬く尖った乳首を探り当て、摘み、そして意地悪く捻り上げる。ミーアは、全身に電流が走ったかのような衝撃を受け、鳥肌が立つのを感じた。痛みと、羞恥と、そして抗えない屈辱感。必死に身を捩って、その汚らわしい手から逃れようとする。
「や…やめてくださいまし…! お願いですから…!」
悲鳴に近い声が、彼女の喉から絞り出される。しかし、議員たちは、まるで彼女の抵抗を楽しんでいるかのように、さらに大胆になっていく。
「まあまあ、ラクス様、そうおっしゃらずに。これも、プラントの未来のための、大事な“親睦”なのですから」バルタザールが、腰を抱いたまま囁く。
「そうだ、我々も、貴女のことをもっと深く知りたいのですよ」カシウスが、ヒップを撫でながら、ねっとりとした声で言う。
「堅いこと言うなよ、ラクス様。もっと楽しもうぜ!」ボルコフが、胸を揉みながらがなり立てる。
彼らは、口々に自分勝手な理屈を言いながら、寄ってたかってミーアの体に触れ、撫で回し、まるで品定めでもするかのように、その感触を確かめる。ミーアは、まるで汚い蟲の群れにたかられているかのような、言いようのない嫌悪感と、絶望的な恐怖に襲われていた。涙が溢れそうになるのを必死に堪え、助けを求めるように、部屋の隅に座るデュランダルに視線を送る。しかし、彼はただ冷ややかに、まるで興味深い芝居でも観ているかのように、その光景を眺めているだけだった。その瞳には、何の憐憫も、助け舟を出す気配もなかった。むしろ、この状況を楽しんでいるかのようにも見えた。
やがて、議員たちの一人、粗暴なボルコフが、痺れを切らしたように、デュランダルに向かって叫んだ。
「おい、デュランダル議長! いつまでこんなじれったい前戯をさせるつもりだ? 我々は、もっと“深い親睦”を望んでいるんだがねえ! そうだろう、諸君!」
他の二人も、待ってましたとばかりに、下卑た笑みを浮かべて頷いた。
「ふむ…それもそうだな。焦らすのも、このあたりまでにしておこう」デュランダルは、まるで舞台監督が次の指示を出すかのように、こともなげに頷いた。「ミーア、彼らの期待に応えて差し上げなさい。まずは、その君を飾る美しい“偶像の衣”を、彼らの手によって、一枚残らず脱がせてもらうのだ。君の真の姿を、彼らに見せてやるがいい」
その非情極まりない命令に、ミーアの顔が絶望に歪む。全身の力が抜け、膝から崩れ落ちそうになる。しかし、彼女にできることは、もはや、ただ従うことだけだった。彼女の運命は、完全にデュランダルの手に握られていた。
議員たちは、その命令を聞くや否や、飢えた獣のように、再びミーアに群がった。純白のイブニングドレス。その繊細で高価なシルク生地は、彼らの荒々しい手によって、ビリビリと音を立てて、容赦なく引き裂かれ、剥ぎ取られていく。その様は、まるで美しい蝶の翅を、無慈悲にもぎ取るかのようだった。
「やめてっ! いやあっ!」
ミーアは、最後の力を振り絞って悲鳴を上げ、抵抗しようとする。しかし、複数の屈強な(あるいは肥満した)男たちの力には、到底敵うはずもなかった。ドレスの下に着けていた、レースとシルクでできた繊細な下着が露わになるが、それすらもすぐに、まるで邪魔物のように乱暴に引き裂かれ、床に汚れた屑のように投げ捨てられる。
ボタンが引きちぎられ、ファスナーが壊され、生地が裂ける生々しい音。男たちの荒い息遣いと、下品な笑い声。そして、ミーアの悲鳴と嗚咽。それらが混ざり合い、部屋の中は、倒錯的で暴力的な狂乱のるつぼと化していた。
そしてついに、ミーアの、これまで完璧な衣装と演技によって守られてきた裸体が、三人の議員たちの、欲望にぎらつく目の前に、完全に、そして無残に晒された。雪のように白い肌。デュランダルによって「作られた」豊満なバスト。コルセットがなくなり、わずかに緩んだがそれでも異常に細いくびれ。滑らかで、しかし恐怖に打ち震える肌。形の良いヒップと、長くしなやかな脚。その全てが、彼らの卑猥な視線と、これから加えられるであろう、想像を絶する凌辱の対象として、何の抵抗もできないまま、無防備に存在していた。それは、もはや「ラクス・クライン」ではなく、ただの、恐怖に怯える一人の少女、ミーア・キャンベルの、生身の肉体だった。
「おお…! なんと素晴らしい…! まさに、神が創りたもうた芸術品だ!」バルタザールが、唾を飲み込みながら呟いた。
「…ふふ、これは、極上の逸品だ…。じっくりと、味わわせていただこう…」カシウスが、眼鏡の奥の目を細めて言った。
「がっはっは! 見ろよこの体を! デュランダル議長も、なかなか良い“餌”を用意してくれたじゃねえか!」ボルコフが、大声で笑った。
議員たちは、感嘆と欲望の声を漏らし、まるで品評会のように、あるいはこれから解体する獲物を見るかのように、彼女の裸体に見入っていた。ミーアは、羞恥と恐怖、そして絶望感で全身を激しく震わせ、両手でかろうじて胸元と股間を隠そうとしながら、ただただ涙を流すことしかできなかった。その姿は、あまりにも痛々しく、そして哀れだった。
【第三幕:集団による愛撫と汚辱、壊れゆく精神】
裸にされ、最後の抵抗も虚しく、ミーアは議員たちによって、部屋の奥にある巨大なキングサイズのベッドの上に、乱暴に押し倒された。柔らかなマットレスが、彼女の体を沈ませるが、それは安らぎとは程遠い、これから始まる地獄の祭壇だった。そして、彼女の短い人生の中で、最も長く、最も苦痛に満ちた、地獄のような時間が始まった。三人の、それぞれ異なる醜悪な欲望を抱えた男たちが、寄ってたかって、彼女の体を、まるで共有の玩具のように弄び始めたのだ。
「ふぅむ、まずは、この素晴らしいお胸からだな…ラクス様といえば、やはりこの豊満さだ」
肥満体のバルタザール議員が、涎を垂らしそうなだらしない顔で、ミーアの豊満な乳房に、まるで飢えた赤ん坊のように顔を埋め、吸い付き始めた。ぶちゅ、ぶちゅ、と下品な音を立てながら、舌で乳輪を舐め回し、硬くなった乳首を吸い上げ、そして時には、興奮を抑えきれないのか、歯で軽く、しかし痛みを感じる程度に噛む。
「んんっ…! いやっ…! やめて……きたない……!」
ミーアは、全身の力が抜けるような感覚と、強烈な嫌悪感に襲われ、悲鳴を上げる。しかし、別の男の手が、まるで邪魔だと言わんばかりに、彼女の口を乱暴に塞いだ。それは、陰湿なカシウス議員の手だった。彼は、口を塞いだまま、もう片方の手で、ミーアの汗ばんだ滑らかな脚を、太腿の付け根から足首まで、何度も何度も、ねっとりと撫で回した。そして、その冷たい指先を、震える太腿の内側、最も敏感な部分へと執拗に這わせる。そして、ついに、愛液でじっとりと濡れ始めた秘裂へと指を伸ばし、その柔らかい襞をこじ開け、内部を、いやらしく、好奇心を満たすかのように掻き回し始めたのだ。指が、内部の最も敏感な場所に触れるたびに、ミーアの体はビクン、ビクンと大きく痙攣した。
「ひぃぃっ……! んんんっ……! あ…あ…!」
声にならない悲鳴が、カシウスの指の隙間から漏れる。
その間、粗暴なボルコフ議員は、彼女の背後に回り込み、持ち上げられた丸いヒップを、まるで躾でもするかのように、バシン! バシン! と力任せに平手で叩いた。白い肌が瞬く間に赤く腫れ上がり、痛々しい手形が浮かび上がる。彼は、その赤くなった尻に満足げな表情を浮かべると、今度はその谷間に顔を埋め、犬のようにクンクンと匂いを嗅ぐような、下劣極まりない仕草をする。
「くそっ、たまんねえ! 甘くて、いい匂いだぜ…! さすがはラクス様だ!」
複数の男たちによる、同時多発的な、容赦のない愛撫。全身のあらゆる場所を、同時に、異なる種類の刺激で蹂躙される。どこを触られているのか、何をされているのか、感覚が麻痺し、脳が情報を処理しきれずに、混乱していく。快感なのか、苦痛なのか、屈辱なのか、それすらも判別がつかなくなっていく。どこからか、粘度の高いローションが持ち出され、彼女の体に無造作に塗りたくられた。冷たいローションの感触が、熱く火照った肌の上で不快に広がり、さらに滑りを良くした男たちの手が、全身のあらゆる場所を、もはや愛撫とは呼べない、ただの蹂躙として弄り回す。乳房は揉みしだかれ、形を変え、秘部は複数の指で掻き回され、腫れ上がり、尻は叩かれ、赤く染まる。顔にも、髪にも、男たちの手が伸び、唾液で濡れた指で唇をなぞられたり、髪を乱暴に掴まれたりする。
彼女の端正な、かつてはラクス・クラインの慈愛に満ちた微笑みを浮かべていたはずの顔は、今や、苦痛と屈辱と、そして彼女の意思に反して感じてしまう生理的な快感によって、ぐしゃぐしゃに歪み、涙と鼻水と、塞がれた口から漏れる唾液で汚れていた。
「ラクス様、もっと良い声を聞かせてくださいよ。我々は、貴女の美しい歌声だけでなく、その…感じている声も聞きたいのですな」バルタザールが、乳房から顔を上げずに、くぐもった声で言う。
「そうだそうだ、もっと感じている声を出してくれよ! そんなんじゃ、俺たちが満足できねえだろうが!」ボルコフが、尻を叩きながら怒鳴る。
「…ふふ、抵抗しても無駄ですよ、ラクス様。貴女のその美しい体が、どれほど淫らなものか、我々によく見せていただきたい」カシウスが、指を動かしながら、冷たく囁く。
議員たちは、口々に卑猥で、侮辱的な言葉を浴びせかけ、彼女の反応を、まるで実験動物のそれを見るかのように楽しんでいた。ミーアは、必死に、心の奥底に残るわずかな力で、「ラクス・クライン」としての尊厳を、その仮面を保とうとする。しかし、もはや限界だった。漏れ出すのは、制御できない、甲高く、引き攣った喘ぎ声。体の奥からは、屈辱と共に、熱い蜜が止めどなく溢れ出し、シーツを濡らす。そして、瞳からは、絶望と苦痛の涙が、後から後から止めどなく流れ落ちていた。彼女の精神は、この集団による、終わりが見えない汚辱の中で、確実に、そして急速に壊れ始めていた。現実感が希薄になり、自分が自分でなくなっていくような、恐ろしい感覚に襲われていた。
デュランダルは、その一部始終を、隣室に設けられた特別な監視室から、複数のモニターを通して、冷静に、そして詳細に観察し、高画質で記録していた。彼の表情は、いつものように冷徹なままだが、その瞳の奥深くには、自身の計画が成功へと近づいていることへの満足感と、そして、彼が作り上げた偶像が、他の男たちによって無残に汚され、壊されていく様を見ることへの、暗く、倒錯した興奮の色が、隠しようもなく浮かんでいた。この映像は、後々、議員たちを完全にコントロールするための、強力な武器となるだろう。そして、ミーア自身を、さらに深く、彼の支配下に置くための楔ともなるのだ。彼は、まるでチェスの名人が、駒を一つずつ確実に動かしていくかのように、冷徹な計算のもとに、この状況を作り出していたのだ。
【第四幕:強制される奉仕、屈辱の絶頂】
議員たちの飽くなき欲望は、単なる愛撫だけでは満たされず、さらにエスカレートしていく。彼らは、ミーアの体を、もはや人間としてではなく、ただの性的な欲求を満たすための道具として扱い始めた。
「おい、ラクス様よぉ、次は俺のこの立派な“息子”を、その綺麗なお口で、よーく慰めてくれや」
粗暴なボルコフ議員が、自身の硬く、赤黒く昂った醜悪な男根を、ベッドに押さえつけられたミーアの顔のすぐ前に突き出した。その先端からは、既に粘り気のある先走り汁が滴り落ち、生臭い匂いが漂ってくる。ミーアは、生理的な嫌悪感に顔を強く背け、必死に抵抗しようとするが、他の二人の男、バルタザールとカシウスに両肩と頭を押さえつけられ、身動き一つ取れない。
「さあ、早くしろよ! ぐずぐずするんじゃねえ!」ボルコフが、苛立ったように怒鳴る。
彼の太く、熱いものが、何の躊躇もなく、ミーアの唇に押し付けられ、無理やり口を開けさせられ、その奥深くまで、喉の奥を突くほどにねじ込まれた。
「んぐっ……! ぉえっ……!」
強烈な嘔吐感と、窒息しそうな苦しさ、そして言葉にできないほどの屈辱感。しかし、逆らうことは許されない。涙をボロボロと流しながら、彼女は、まるでプログラムされた機械のように、言われるがままに、舌を動かし、彼のものを扱き始めた。
「ん…そうだ、上手いじゃねえか…! さすがはラクス様だぜ…! もっと、もっと深く咥えろよ!」
ボルコフは、満足げな、獣のような低い声を漏らし、ミーアの頭を掴んで、さらに激しく腰を動かし始めた。その間も、他の二人の男たちは、決して彼女を解放しなかった。バルタザールは、依然として彼女の豊満な胸を揉みしだき、吸い付き続け、カシウスは、彼女の秘部を指で弄りながら、その冷たい指先を、ついに、まだ固く閉じられていたはずの肛門の入り口へと伸ばし、探るように、粘膜を擦り始めたのだ。全身が、複数の男たちの手と唾液と性器によって、同時に、そして徹底的に蹂躙される。もはや、どこに何の感覚が残っているのかさえ定かではなかった。
やがて、フェラチオに飽きたのか、肥満体のバルタザール議員が、別の、さらに屈辱的な要求をした。
「ボルコフ、そろそろ代われ。俺はな、そのラクス様の見事なお胸で、やってほしいんだよ。なあ、ラクス様、いいだろう? その柔らかい谷間で、俺のを挟んでくれよ」
ミーアは、ようやくボルコフの性器から解放され、咳き込みながら酸素を求めるが、休む間もなく、今度はそのバルタザールの前に、四つん這いに近い形で跪かされ、彼が突き出す、同じく醜悪に昂った男根を、自身の豊満な乳房で挟み込み、扱くことを強要された。バルタザールは、用意されていたローションを、彼女の胸の谷間と自身の性器に、たっぷりと塗りたくった。ぬるぬるとした冷たいローションの感触と共に、彼女の白く柔らかい乳房が、男の硬く熱い性器によって、押し潰され、蹂躙されていく。ぶちゅ、ぶちゅ、という、聞くに堪えない水音が、部屋に響き渡る。
「ああ……ん……最高だ……! この感触、たまらねえ……!」バルタザールが、恍惚とした声を上げる。
その間、カシウスとボルコフは、後ろから彼女の尻を撫で回し、アナルに指を入れようとしたり、あるいは、彼女の口に再び指を突っ込んできたりと、やりたい放題だった。
感覚は完全に麻痺し、意識は朦朧とし、もはや自分が何をしているのかさえ、よく分からなくなっていた。ただ、言われるままに体を動かすだけの人形。目の前の現実から逃避するように、精神は体の奥深くへと沈み込んでいく。しかし、その極限の屈辱と苦痛の中で、あるいはデュランダルによって事前に、あるいはこの場で密かに投与されたのかもしれない薬物の影響か、彼女の体は、再び、そして最も不本意な形で、生理的な限界を迎えてしまう。
突如、甲高く、引き攣った、人間離れした悲鳴と共に、ミーアの体が、まるで感電したかのように激しく痙攣し始めた。全身の筋肉が硬直し、弓なりにしなる。そして、秘部からは、熱い奔流が、勢いよくほとばしり出た。それは、多量の潮であり、同時に、制御を失った膀胱からの失禁でもあった。ベッドのシーツが、あっという間にぐっしょりと濡れていく。アンモニアの刺激臭が、部屋に満ちる他の匂いと混じり合い、異様な空間を作り出す。
「おおっ! 見ろ! イったぞ! ラクス様が潮吹いて、お漏らしまでしやがった!」ボルコフが、興奮して叫んだ。
「すげえな、こりゃ! さすがはラクス様は、感じ方も常人離れしてるぜ!」バルタザールも、自身の性器を濡らすその奔流に興奮し、さらに腰を激しく動かす。
「…ふふ、実に、見苦しくも美しい光景だ…」カシウスだけが、冷ややかに呟いた。
議員たちは、そのミーアの無様な、しかし彼らにとっては最高に興奮する反応を見て、さらに欲望を掻き立てられ、はやし立てた。ミーア自身は、その絶頂の中で、意識が完全に飛びかけていた。屈辱感さえも感じられないほどの、深い暗闇へと落ちていくような感覚だった。
【第五幕:輪姦、白濁地獄の完成】
そしてついに、その忌まわしい宴は、最終局面を迎えた。議員たちは、もはや個別の奉仕では満足できず、一刻も早く、この「ラクス・クライン」という偶像の体を、完全に自分たちのものとして犯し尽くしたいという、抑えきれない衝動に駆られていた。彼らは、もはや待てないとばかりに、意識が朦朧とし、ぐったりとベッドに横たわるミーアの体に、次々と、そして同時に群がった。
「おい、俺が先だ! この膣は俺がいただく!」バルタザールが叫ぶ。
「ふざけるな! 口は俺が使う!」ボルコフが怒鳴り返す。
「…ならば、私は、この誰も触れていない場所を開発させてもらおうか…」カシウスが、冷たく宣言し、ミーアの後ろに回り込んだ。
彼らは、互いに罵り合い、牽制し合いながらも、その目的は一つだった。まるで腐肉に群がるハイエナのように、あるいは、戦利品を分け合う野蛮な兵士のように、協力して(あるいは、ただそれぞれの欲望のままに)、ミーアの体を犯し始めたのだ。
バルタザールが、肥満した体を揺らしながら、ミーアの脚を無理やりこじ開け、既に腫れ上がり、体液でぐしょ濡れになった膣へと、自身の太い男根をねじ込んだ。ボルコフは、ミーアの頭を押さえつけ、再び彼女の口を自身の性器で塞いだ。そして、カシウスは、これまで守られていたはずの、最後の聖域であるアナルを、太い指と大量のローションによって無理やりこじ開け、激しく抵抗する括約筋を突き破り、その内部へと、冷たく硬い自身のものを侵入させたのだ。
「ぎゃあああああああっっ!!!!!」
ミーアの、喉が張り裂けんばかりの、もはや人間の声とは思えない絶叫が、部屋中に響き渡った。それは、肉体的な激痛だけでなく、魂そのものが引き裂かれるような、存在の根幹からの悲鳴だった。痛み、屈辱、恐怖、そして体の奥底から湧き上がる、異質で、冒涜的な快感。全ての感覚がぐちゃぐちゃに混ざり合い、彼女の意識は、完全に崩壊寸前だった。脳が、この現実を処理することを拒絶しているかのようだった。
次々と、あるいは同時に、膣、口、そしてアナルという、女性が持つ三つの穴全てを、異なる男たちの性器によって犯され、ミーアは完全に、ただ喘ぎ、痙攣するだけの肉人形と化した。抵抗する気力も、叫ぶ力も、涙を流す力さえも、もはや残ってはいない。ただ、されるがままに体を激しく揺さぶられ、内部を抉られ、粘膜を傷つけられ、汚されていく。その瞳は、もはや何も映さず、ただ虚空を見つめているだけだった。壊れた人形の、ガラス玉のような瞳。
議員たちは、それぞれが自身の性的興奮の頂点に達するまで、獣のように彼女の体を貪り続けた。そして、ついに、次々と、あるいはほとんど同時に、彼らは、自身の熱く、濃密な白濁した精液を、彼女の体の至る所に――腫れ上がった膣の奥深くに、無理やりこじ開けられたアナルの中に、抵抗できない口の中に、そして涙で濡れた顔に、乱れたプラチナブロンドの髪に、赤く腫れた豊満な胸に、痙攣する腹部に、汚れた脚に――まるで汚物をぶちまけるかのように、大量に、そして執拗に射精した。
複数人の男たちの、粘り気のある、生臭い精液が、彼女の全身を覆い尽くしていく。それは、もはや元の肌の色が見えないほど、夥しい量の白い粘液と、彼女自身の愛液、潮、涙、唾液、そしてアナルから漏れ出したローション、粘液、そして屈辱的な少量の便によって、徹底的に、そしてこの上なく無惨に汚され尽くされていた。「肢体が汚されるのをきちんと書き切りたい」という、この場にいる誰か、あるいはこの状況を仕組んだ者の、暗く歪んだ願望が、ここに、おぞましいほど完璧な形で実現されていた。ミーア・キャンベルという存在は、その肉体も、精神も、この白濁地獄の中で、完全に溶解し、汚染され尽くしたのだ。
【終章:壊れた人形、冷徹な支配者の駒】
どれほどの時間が流れたのか、ミーアにはもはや判別できなかった。永遠にも、一瞬にも感じられた地獄のような饗宴の後、議員たちは、獣のような満足のため息をつき、互いに達成感を称え合うかのように卑猥な冗談を言い合いながら、乱れた衣服を整え、足早に部屋を出て行った。彼らの顔には、目的を果たした満足感と、そしてこの秘密を共有したことによる、ある種の共犯者意識が浮かんでいた。デュランダルの目論見通り、彼らはもはや、彼に逆らうことはできないだろう。
後に残されたのは、むせ返るような精液と体液、酒、そして汚物の匂いが充満し、シーツや絨毯が無数のシミで汚れた、惨状としか言いようのない部屋。そして、その部屋の中央、夥しい量の体液と複数の男たちの白濁、そして自身の排泄物で汚され、まるで使い古されたゴミのようにベッドの上に打ち捨てられたミーア・キャンベルと、いつの間にか部屋に戻り、その無残な光景を静かに見下ろしている、冷徹な支配者ギルバート・デュランダルだけだった。
ミーアは、虚ろな、焦点の合わない瞳で天井の一点を見つめ、ぴくりとも動かなかった。呼吸をしているのかさえ怪しいほど、静かで、生気というものが完全に失われていた。その姿は、もはや生きた人間ではなく、魂を抜かれ、完全に壊れてしまった、美しいだけの肉人形にしか見えなかった。かつてミーア・キャンベルという少女が持っていたはずの、ささやかな夢や希望、感情は、この夜、この場所で、跡形もなく踏み躙られ、消滅してしまったのだ。
デュランダルは、その無残極まりない、しかし彼の計画においては「成功」を意味するミーアの姿を、何の感情も見せずに一瞥すると、わずかに満足げに頷いた。
「ふむ…これで、あの頑迷な議員たちも完全にこちらの意のままに動くだろう。君の“犠牲”は、決して無駄ではなかったぞ、ミーア。プラントの輝かしい未来のため、私の理想を実現するための、尊い礎となったのだ」
彼の声には、労いや憐憫といった感情は微塵も含まれていなかった。ただ、目的達成のための道具が、その役割を果たしたことへの、冷徹な評価があるだけだった。
彼は、そう言うと、まるで汚れて使い物にならなくなった道具でも片付けるかのように、内線で控えていた専用のメイドたちを呼び、事務的な口調で後始末を命じた。
「この部屋を元通りに清掃しておけ。それから、彼女を綺麗にして、私の部屋へ連れてこい。休ませるわけにはいかん。まだ“仕事”が残っているからな」
その「仕事」が、再び彼女を性の玩具として弄ぶことなのか、あるいは別の政治的な道具として利用することなのか、それは彼のみぞ知ることだった。
数人の、感情を見せないよう訓練されたメイドたちが、部屋に入ってきた。彼女たちは、汚物まみれのミーアの体を、まるで物のように扱い、手際よく、しかし無感動に拭き清め、消毒し、新しい清潔な衣服を着せていく。その間も、ミーアは微動だにせず、焦点の合わない瞳で虚空を見つめているだけだった。メイドたちの手が体に触れても、何の反応も示さない。完全に、外部からの刺激を受け付けない状態になっていた。
プラントの未来のため、という大義名分のもとに票決の贄とされ、有力議員たちの醜悪な淫宴の果てに、心も体も完全に破壊されてしまった偽りの歌姫。彼女の精神は、この夜、この密室で、修復不可能なまでに砕け散り、再生の可能性さえ完全に失われたのかもしれない。ギルバート・デュランダルという冷徹な支配者の手の中で、彼女はこれからも、プラントの、そして彼の輝かしい未来のための、声を持たない駒として、政治の道具として、そして性の玩具として、利用され続けるのだろう。その虚ろな瞳に、かつて彼女が夢見たステージの上の輝きが戻ることは、もう二度とない。
純白のドレスを纏っていたはずの白百合は、権力者たちの欲望という泥濘の中で、その花びらを一枚残らず汚され、踏み躙られ、そして、その存在意義すらも奪われてしまったのだ。残されたのは、ただ、呼吸をするだけの、美しい肉人形だけだった。