※この作品はR-18です。

ハーレム計画、失敗……!? いやっ、性交!   作:苺パンツ狩り

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皆様、大変申し訳ございません!

予約投稿の設定がミスしていました、、、。
遅くなってしまい、本当にごめんなさい。

4話です。よろしくお願いします。


4話 Be in a hot water~急襲~(ヤミ)

 ある昼下がり、彩南高校の図書室で。私は休み時間を使って、いつものように読書に耽る。けれど今はいつもとは少し違って……ただ興味のある本を手に取って読むのではなく、調べものをしている最中。それは、自分の身体に及んでいる変化について。昨晩、私を襲った謎の存在……その人物に打ち込まれた毒薬の効果。あれから一晩中、謎の高熱に犯されて昨夜はほとんど眠ることが出来なかった。心拍数は上がって息苦しく、全身に汗をかいて朝にはベッドまでぐっしょり状態。そして、最も忌むべきは……股下の感覚。たまに感じるドキドキとは違う、何か焦燥にも近い……焦らされているような感覚が……ずっと私を襲っていた。

 

 今は、まるで何事も無かったかのように落ち着いてるけれど。ふとした瞬間に、思い出して求めてしまう。一度そうなったら、変身(トランス)能力が使えなくなるのも危うい。

 

「…………この本も違う。やはり、地球(ここ)で調べるには無理が」

 

 溜息混じりに薬学系の書棚から離れようとした、その時――――私の瞳の端に、一冊のピンク色の本が目に入った。それは、ただの保健体育の教材だった。けれども、なぜか無性に興味を抱いてしまって……気付いた時には、私はその本を手に取り机に向かって読み耽っていた。

 

 タイトルは…………『思春期少女のココロとカラダ』。

 

「…………こ、これは」

 

 読み進めていると、気になるページに辿りつく。

 

「“オーガズム”とは、“絶頂”とも言い、性器の周りや身体の筋肉がリズミカルに収縮し、緊張が解放されることで、強い快感を感じることです。主に性器や乳房など、性感帯と呼ばれる場所に触れることでオーガズムへその身を導くことができます」

 

 強い快感……頭の中に、もう何度も感じたあの快楽が想起される。程度は違うけれど、中にはビリビリと下半身に電流が走ったような感覚だったり、頭が真っ白になってもう何にも考えられないほどの衝撃だったり。あの感覚は確かに、麻薬のような中毒性がある。一度知ったら病みつきになってしまうほどの。

 

「と、特に女性ではその感じ方は違いがあり……ぐっしょりと股下を愛液で濡らしてしまう人ほど、いやらしい女性であって。何度も何度もオーガズムに達することがあります…………?」

 

 思わず、ごくっ…………。本の表紙に触れる手の平が、微かに手汗で濡れだす。指先に絡みつくヌルヌルとした感触と、熱を含んだような温かさ、そして夥しいほどに溢れ出るその量に。だんだんと羞恥心が膨れ上がってきて、顔が真っ赤に染まっていくのが分かる。恥ずかしさのあまり瞳を瞑ると、昨夜の濡れ具合をリアルに思い出してしまう。呼吸もだんだんと、荒くなる。

 

「はぁっ……はあっ……じっ、自慰行為について……。自慰行為とは、“マスターベーション”とも言って、自分で自分自身の性器や乳房に触れて刺激を与えることで、自らの意思でオーガズムに達しようとするいやらしいことこの上ない行為です……。自慰行為に狂えば、もうそれはちっ……ちじょといっ…………っっっう!!」

 

 ちじょ……痴女…………つまり、えっちい女の人……。真っ先に脳内に思い浮かんでくるのは、よく周りのクラスメイトのムネを揉んでいるえっちい人……モミオカリサ。しかし彼女はいつも飄々としているから、自らの身に起こった快楽の虜になって溺れるのかどうかは分からない。次に浮かび上がるのは、コテ川ユイ…………一見すると、よく結城リトに胸を揉まれたりされているけれど、その時は恥じらいをと怒りを顕わにして、私と同じように結城リトに制裁を下していた。しかし、どこかその姿は……結城リトに触れられることに悦びを覚えてしまっているような……。

 

 頭の中でグルグル渦巻く新たな感情に、私はどうしていいか分からず項垂れる。いくらヘンな風に考えるのはよそうとしても。なぜか、結城リトの顔だけが鮮明に脳内に残ってしまって。すると、身体が熱く火照ってしまい…………無意識に机の下で両足がモジモジと忙しなくなる。

 

 いつの間にか、“例の毒”がその効果を滲み溢れさせてきて。私は「これ以上ここにいるわけにはいかない」と、パタンと本を閉じると本棚にしっかりと戻してから、足早に図書室を後にした。

 

 早く、女子トイレに駆け込んで…………鎮めなければ。そんな私の前に…………。

 

 彼はまた、ふらりと現れた。

 

 

「や、ヤミ」

「…………結城リト」

 

 私を見つめて、少しきまりが悪そうにしながらも。まるで私に何か用でもあるように、近寄ろうとしてくる。私は結城リトが視界に入ったその瞬間に、どくんっと胸が高鳴っ――――いや、拒絶反応を覚える感覚に陥った。別に、結城リトのことを嫌っている訳じゃない。ただ……気がかりなのは、もちろん昨夜の事で。夜更けの住宅路で素っ裸になって発情しているトコロを目撃された……。最終的には思わず殴りつけて、そのまま気絶した結城リトを置き去りにしてしまったけれど。結城リトはきっと、昨夜のことをしっかり覚えているのだろう。

 

 だから、私を探して図書室にやって来た。そして、運悪く……毒の効果が効き始めているこの状態で鉢合わせしてしまった。毒と結城リトはきっと、相性が凄く悪い。それは、一晩のうちに私の身体がよくよく理解している。頭の中が結城リトでいっぱいになって…………そ、その、お……オーガズムに達する前に、何とかして女子トイレへと逃げ込まなければ。

 

「……急いでいるので。では」

「え? いやっ、そのっ……待って!」

 

 スルーして逃れようとする私を止めようと、結城リトはとっさに……ギュッと私の手首を掴んできた。その途端に…………びくっ♥ びくっびくびく♥

 

「っっ~~!」

 

 拡がりだしたアソコの入口から、とろっと蜂蜜のように液体が溢れ出してるのが分かる。た、確か……愛液とかいう液体。それがパンツのクロッチ部分に染みつきえっちい感じに浸透しだす。慌てて結城リトの手を振りほどいて、そのまま走り出して無理やりに逃げ出そうとしても。私の身体はすっかり感じ始めているようで、走り出せるほどの力が足に込められない。

 

 すると結城リトは、今度は私の両肩を掴んで、無理やりにでも顔を見合わせようとしてきた。

 

「ヤミっ……その、はっ…………話があるんだ!」

「わ、私には無いです……。放してください」

「だって、こうでもしないと逃げられそうだったから」

「分かりましたから…………は、早く肩から、手を……」

 

 このまま逃げおおせるのは、今の状態では無理だと判断して。私はとりあえず、結城リトから離れたい一心で震える唇に力を込めて平静を装うとする。まさか、ふっ……触れられるだけで、こんなに感じてしまうなんて。恐らく、走り出せば……股下が擦れてしまってすぐに果てるだろう。今はとりあえず涼しい表情を維持しながら、何とかこのえにも言えない快感に堪えるしか……。

 

 そんな私の苦悩も知らないで。結城リトは、私に顔を近づけると……真剣な眼差しを向けてきては、私の胸の鼓動を早めようとしてくる。この男は、一体私をどれほど苦しめるのでしょうか。

 

「その、きっ…………昨日のことなんだけど」

 

 心の中で「うっ」と声を漏らす。やはり、昨夜の遭遇のことを突かれてしまって。思わず、また股の内側の一番深いトコロがキュンっと鳴きだす。い、一体何を言うつもりで……?

 

「あ、あんな危ないこと……もう止めるんだ」

「……へ?」

「だって、その……暗がりだったとはいえ、仕事終わりのサラリーマンとかも通るし……」

「…………はあ」

「そ、それにいくらヤミが強かったって、ヤバイ奴に見つかりでもしたら危険な目に遭うんだぞ」

「…………何を言って」

「ろ、露出狂なんだろ? だからあんな…………」

「なっ、なっ、何を言っているんですかあなたは!?」

 

 いやっ……でも状況証拠としては……で、でも…………まさかそんな。

 

 私の心は乱れ、思わず恥ずかしさのあまり……その場で絶頂してしまいそうになる。まさか、結城リトは本気で私が野外で全裸となり、その身体を誰かに見られてしまうのではと……そんなスリルと背徳感に酔い痴れる変態だと思っている? そ、そんなわけ……でも、あの本にも…………。

 

 ついさっき目にした文章が、流れるように脳内にリフレインしてくる。すると、私は……本当はえっちい女の子なんじゃと……そんな風にも思えてしまう。これは、あくまで“毒”に侵されているせいだと。私はえっちいくない……ち、痴女なんかじゃないって、そう否定したいのに。真っ直ぐに見つめてくる結城リトの真剣な瞳が、余計に私を辱めてきて。どうしていいか分からなくなって。でも、1つだけ、これだけは言えることがある…………もうこの場で……イきたいっ♡

 

「ヤミ、安心してくれ……。昨夜のことは誰にも話していないよ。だからさ……その、次にああいうことをするときは、もっと時間と場所を選んで欲しい。ほら、その……ヤミの趣味を否定したいわけじゃないんだよ。むしろ、その……そのギャップが可愛いとか思っちゃったりして……」

 

 結城リトも、動揺している。汗を掻いて動作が小刻みになり、口振りも早くなる。もしかして、昨夜のことを真剣に悩んでくれていたのかもしれない。私のことを嫌うことなく……。

 

「でも、美柑も悲しむと思うしさ。それでヘンな奴にヤミが酷いことをされたらさ……。そ、それに俺だって、ヤミのことが心配だから。出来れば、その、おっ……俺の目の前でしか、して欲しくないというか。あっ、その……えっと、俺が見たいとか、そんなんじゃ全然なくて……!!」

 

 焦って自分で何を言っているのか、分からなくなったのか。急に結城リトは顔を真っ赤にさせて、私から視線を逸らした。私は……彼の真剣ぶりに対して、何と返すかなんてすぐには応えられなくて。同じように結城リトを真っ直ぐに見れないから、視線を落として黙り込む。

 

「…………」

「…………」

「……………………」

「……………………」

「…………………………………」

「…………………………………」

 

 いつも通りの彩南高校なのに。辺りには生徒たちの楽しそうに話している声や、興奮している校長の煩わしい騒音が聞こえてくるのに。今いるこの私たちだけの空間はとても静かで……。何も言葉を発せずに、ただただお互いに顔を赤くしながら視線を合わせないようにしているから。言葉では言い表せない妙な空気感となってしまって。でも、でも私の胸の中は……結城リトの言葉に強く惹かれてしまっていたから。

 

 長い沈黙が始まってしまって、どうしていいのか分からないから。私は、とっさに結城リトの方へ向き直って。

 

 

「結城リト…………貴方の、その……おっ、お〇んちんを、見せてください」

 

 私の言葉に、結城リトは「へ?」と言葉を詰まらせて……ポカンとした表情になる。そして、言い終えて結城リトの表情を見てから私も……自分の発した言葉に、驚いてしまう。い、一体……私は何を言って……? 無意識に、いやもしかしたら本能のままに尋ねてしまった。身体を蝕むえっちい毒のせい? それとも、さっき読んだ本のせい? いいや、これは結城リトのせいだ。全部全部、結城リトが悪い……そうに違いない。

 

 酷く動揺している心を無理やりに押さえて冷静なフリをして。私は、すうっと空気を吸うと、何も言えずに立ち尽くしている結城リトに迫って、有無を言わさない剣幕で捲し立てるように言葉を吐いた。

 

「いいですか? か、勘違いしないでください……! わ、私はただ……あなたに裸姿を見られたのに、自分は何も見せていないことが屈辱的なだけですから……! け、決して私が見たいとかそういう訳じゃ……」

「や、ヤミ……そ、そうか! わ、分かったから、落ち着いて」

「第一、私は別にあの場所でえっちいことをしていた訳じゃありません。あれは、たまたまそうなってしまっただけ……だから、えっちいのは私の裸姿を見たあなただけですよ、結城リト……!」

「へ? そ、そうなのか……?」

「そうです。勘違いしないでください。そして…………さ、さっさと、お詫びにお〇んちんを、私に見せてください…………!!」

 

 私まで、もう身体が熱く昂り過ぎて……そして、苦し紛れの弁明も自分で言ってて恥ずかし過ぎて。自分で何を言ってるのか分からなくなっているまま、結城リトに下半身のモノを見せるよう強請ってしまう。

 

 どうして……どうして、私は結城リトのなんて見たがっているのだろう。もう、自分で自分の気持ちが分からない。どうしていいか分からない。早く気持ち良くなりたい……もうずっと、オーガニズムに達したくて仕方ないのに。結城リトを前に胸が苦しくて、股下の辺りもぐっしょり濡れて、もう何もかもが恥ずかし過ぎて。恥も外聞も全て根こそぎ捨て切る覚悟で。それほどに、私は結城リトのお〇んちんを見てみたいって。

 

「や、ヤミ……そ、その…………声が大きいって」

「…………っっ!!?」

 

 急に感じた視線……。ばっと周りを見渡すと、私の言葉を耳にして思わず足を止めた生徒たちが、数人こっちを見つめていた。私の発言に衝撃を受けて立ち止まった? いや、もしかしたらもうずっと見られていたのかもしれない。結城リトだけでなく、名前も知らない多くの人に私が本当はえっちい女の子だってことがバレて…………!!?

 

「や、ヤミ!!」

 

 気付いた時、私はもう結城リトを置き去りにして走り出していた。本当なら変身能力で形成した翼を羽ばたかせて、窓から飛び降りるけれど。今の私には実感があった。変身能力が、今はきっと使えない。ある程度、発情してしまったら、私は兵器ではなく……ただのえっちい女の子なのかもしれない。でも、私はその事実を決して認めたくなくて。結城リトとこれ以上に一緒にいたら、おかしくなってしまいそうだから。何よりも……結城リトに幻滅されたくなかったから。

 

 

 

 

 

 

 

 放課後……私は、好物であるたい焼きを手にして、彩南高校の校舎近くにある庭にやって来た。ベンチに座って、一人でゆっくりとたい焼きを食べて気持ちを落ち着かせるために。あれから出来るだけ誰とも接触しないようにしていたから、心は穏やかで……えっちい気持ちはまるで嘘のように消えていた。どうやら読書に耽ったりなど、何か別の事に没頭していればあの感覚に襲われなくて済むらしい。これ以上、おかしくなってはいけない。そのために、私は結城リトを含め親しい友人たちと少しだけ距離を置くことにした。

 

 恐らく、それが……私を攻撃してきた何者かの狙いなのかもしれないけれど。それでもいい……えっちい私なんて、結城リトに……美柑に……その他の誰にも見られたくないから。しかし、そんな私の思いとは裏腹に。彼女は私を見つけるとクスクスとお淑やかな笑みを浮かべて、ゆっくりと私の元へ歩み寄って来た。私はそれを、出来るだけ無表情に見つめた。

 

「あら? ヤミさん、何だかお顔がすぐれないようですが。体調でも悪いんですか?」

「モモ…………」

 

 モモ・ベリア・デビルーク……デビルーク星の第3王女。いつも周囲には愛想良く笑顔を見せてはいるものの、その胸の内には何か企みを隠している……勘ではあるものの、そんな気がする優等生。結城リトの婚約者(仮)であるララ・サタリン・デビルークの妹であり、戦闘もできて頭も切れる……。決して関わる際は油断をしてはいけない相手……。一体、私に何の用が?

 

 私は、思わず……喉まで出かかった言葉を、慌ててゴクリと飲み込んだ。モモに、例の“毒”のことを相談してみてはどうか、なんて……。確かに宇宙植物に見聞が広いモモであれば、何かこの事態を解決するための手がかりを教えてくれるかもしれない。しかし、それは……私が今、えっちいことを望んでどうしようもない変態だと、自らの口で暴露してしまうということ。

 

 それは、絶対に出来ない。だから、何とか心を落ち着かせて、出来るだけモモと目を合わせないように。買って来たたい焼きを手に取って、ムシャムシャと食べ始める。

 

「別に何も……いつも通りですが」

「そうですかあ? よく見ると、汗もかいてらっしゃいますし、顔も少し赤いですよ?」

「そんなことありませんよ。それよりモモ、まさか私の身体を気遣うためだけにここへ?」

「いえ、少しヤミさんとお話がしたいなと…………内容は、リトさんのことについてです」

 

 がたっ

 

 “リト”……結城リト……! その名前を耳にしただけで、胸の内側で思わず心臓が飛び跳ねる。ま、まさか名前だけでこんな風になってしまうなんて。やはり、結城リトはとても危険だ。そして、その結城リトの話をしに来たモモも危険極まりない。は、早くこの場から逃げないと……。

 

「あら? 何を動揺しているんですか?」

「ど、動揺などしていません。これは、その……拒否反応です」

「そうですか? その割にはなんだか…………恋する乙女のようなお顔をされてますが?」

「う、うるさいですよモモ。これ以上、その話に付き合う気はありません。さっさとどっか行ってください」

「まあまあ! そんなこと言わずに! お隣いいですかー?」

「嫌です。は、離れてくださいっ!」

 

 動揺していることだけでなく、もう……すっかり下半身が感じてしまっていることがバレたくなくて。私はそっと身を寄せてきたモモに対して手を付きだし、離れるようにとアピール。

 

 その時だった…………何か、邪悪な気配が近づいてくるのを感じたのは。

 

 

「モモっ! ヤミっ! に、逃げろっ!!」

 

 その存在は……よりによって結城リト。ではなく、その結城リトを複数人で追いかけてくる男子生徒たち。その顔ぶりから恐らく結城リトのクラスメイトだが、様子がどうもおかしい。瞳は真っ白で口許には牙とヨダレ、そして何より全身を夥しい邪悪な気が纏わりついている。「リトさんっ」と声を上げると、モモは校舎の方から逃げてきた結城リトの腕を掴んで、自分の後ろに下がらせた。私もまた、食べかけのたい焼きを置き去りにしてベンチから立ち上がる。

 

「な……何ですかあなた達!」

「さ、猿山のヤツ……さっきまで普通に話してたのにいきなり……。それに他のヤツらまで」

「この感じ、何者かに操られている? リトさんは下がっててください!」

「モモっ……」

 

 情けなくもモモに盾になってもらい、後方へ下がる結城リト。その様子に呆れつつも、私もさっと戦闘態勢を取る。すると、その仕草を見逃さなかった猿山ケンイチが飛び掛かって来た。私は瞬時に跳ねてその攻撃を躱す。バキッ!と大きな音がして、私が座っていたベンチが真っ二つに割られてしまう。こんなこと、本来じゃ決して出せない……それほどに強化された状態で、何者かに操られている? そのことに気付いたとき、私の脳内には――――私を襲った何者かが浮かんでいた。

 

「“金色の闇”…………オレらとォォ、遊ぼうぜェエエ!!」

「……やはり、狙いは私ですか」

 

 ということは、操っている人物が私を襲った人物? それなら、今目の前の彼らを倒して操っている人物を引き摺り出せばいい。私は変身能力を使って、髪先を相手を切り裂く形状に……。

 

「あっ……」

 

 

 しかし……髪先は変形しない。そうだ、今の私は変身能力が使えないのだ。ちらっと結城リトを見る。リトは「ヤミ!気をつけろ!」と声をかけてくる……モモに庇われながら。私はその姿に少しだけイラッとしつつも、目の前の敵を前に構えを取った。こうなったら変身能力無しで戦うしかない。それしか、方法は……。

 

「…………エロい匂いがするゾ」

「……え?」

「なんだか、お前から…………エッロイ匂いがするゾ」

「………………何を、言って」

 

 猿山ケンイチの言葉に、思わずギョッとする。一体、何を言っているのかと狼狽えていると……猿山ケンイチは、叩き割ったベンチの一部を手に取った。そこには……私のお尻の形の跡が。どうやら愛液でびしょ濡れになってしまって、お尻の跡がくっきりと木目に染みついてしまっていたみたいで。それを晒されて、私はひどく動揺し…………恥ずかしさのあまり、思わずお尻を押さえ込んだ。

 

「コレェ……まっ、まっ、マ〇汁だあぁっ!!!」

 

 そう叫ぶと、なんと……手にしていたベンチの木目に舌を押し付けてじゅるり。舐る音を立てて、わざと気持ち悪そうにじゅるじゅると舌先を這わせて、それを見せつけてくる。不快感と羞恥心で、全身がゾワっとする。今、私は……猿山ケンイチに、アソコから溢れさせた蜜を舐められて……そ、それで感じている? キュンキュンと、下半身が疼いてる。こんなの耐えられない。

 

「金色の闇……ハァ、ハァ、ハァ、ハァ…………おっきおっきしてきちゃったなァ」

 

 そう言って、猿山ケンイチは突然に下半身に手を付けて身につけていたズボンを弄り始める。彼だけじゃない……他の人たちも皆して、同じような仕草を見せ始める。い、一体何をして…………??

 

カチャカチャ……ぼろん!

 

「………………え」

 

 次の瞬間、私の瞳に映ったのは――――お〇んちんだった。それも先っぽが宙へ反り立つほどに逞しく、そして汚い汁にまみれて清潔感が感じられない、グロテスクな形状をした……。なのにも関わらず、一度この目に焼き付けてしまえばもう一生忘れられなくなるほどの異様な魅力に駆られた……。しかも、1本や2本じゃない。め、目の前にいっぱい…………。

 

「ひっ……!」

 

 結城リトの友人たちが皆して、野外だということもお構い無しに……大きくさせたお〇んぽを解放させている。瞬く間に、私は無数のお〇んぽに囲まれてしまった。本で読んだ……あれは、勃起しているって。メスを犯したくて、孕ませたくて……肉欲に駆られて太く硬く膨らんでいると。相手は、私……? つ、つまり皆して私を犯したがってるって……。ど、どうして……?

 

 どうして、私のアソコはこんなにキュンキュンして………………?

 

「ブチ犯すッ……! こ、金色の闇を孕ませりゅうう」

「そっ、そんなっ……ち、近づかないでください!!」

「まずはぁー……ぺろぺろしてもろおうかアア!」

「いやっ! 来ないでくださっ……いやあああああああっっ」

 

 ぶらんっぶらんっと揺らしながら、一斉に私へ襲いかかってきて。私は怯んで動けなくて、そのまま取り押さえられてしまう。なんとか丸出しになったモノに触れないようにすると、自分の身体に触れられることへの対処が疎かになってしまって。私は、いとも簡単に…………身につけていた制服を強引な手つきでビリリと引き千切られてしまった。

 

 丸出しになる乳房とお尻……男たちはそれに歓喜するように雄叫びを上げる。剥き出しにして、先っぽをより汚い汁にまみれさせている。なんて強力な手捌き……制服と一緒に中の下着まで切り裂かれてしまう。それほどまでに……興奮している? 私の身体で? 違うっ、そんなっ、感じてなんか……♡

 

「そのまま押さえつけてロ……ニヒヒッ!」

「な、何を…………や、やめてっ! やめてください!」

「こ、金色の闇とSEX……! ヤミちゃんと生ハメセッエエクススウウ!!」

「ひっ! い、いやあああああああああああ!!!」

 

 猿山ケンイチが、ぶっといイチモツを握り締めて近づいてくる。SEX……つ、つまり、私と無理やりに性交をするつもりのようで。私は押さえつけられながらも、ジタバタと両手足を激しく動かして暴れようとする。しかし、男の達の力は尋常ではなく、どうしても逃れることなど出来なくて…………。

 

 こ、このままじゃ……。

 

 だ、誰かっ……助け…………。

 

「や、ヤミ! うおおおおぉぉおおおおお!!!」

「ゆ、結城リト…………!」

 

 突然、声が聞こえたかと思えば……結城リトは、猿山ケンイチに向かって突進して、そのまま力強く親友の体を吹っ飛ばして見せた。それだけじゃない……当然の戦闘で呆気に取られている男子たちを、結城リトは次々と引っ張りあげて、私から引き剥がしていく。中には抵抗しようとする者もいるけれど、結城リトは容赦なく殴り飛ばして私を……間一髪のところで助けてくれたのだ。それも、とっても勇敢に……。

 

「ヤミに手は出させないっ……! ほらっ、行くぞヤミ! 早く逃げよう……!!」

「ゆ、結城リト…………そ、その……腰が抜けて……」

「な、何っ!? し、仕方ない!ほら!!」

「えっ! ひゃあ!!」

「しっかりと掴まってろ!!」

 

 そう言うと、結城リトは動けないでいる私を抱えると……お姫様だっこをして。そのまま全速力で走りだす。私はそんな彼にしっかりと捕まりながら、ただただしがみ付くだけ。

 

 ずっと、アソコがキュンキュンしっぱなしだから…………結城リトの腕の中でまた……♥

 

 でもそれに、きっと彼は気付いていない。私も、こんな状況だから口外はしない。でも、もうはっきりと分かったことがある。私は、結城リトに抱かれたがっているということ……。あんな連中に無理やりにヤられたくなんかない。だから、もういっそ私の方から結城リトを…………。

 

 

 




お読みいただきありがとうございました。
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次話は、10/10の0時に更新予定です。
では、また!
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