ハーレム計画、失敗……!? いやっ、性交! 作:苺パンツ狩り
ヤミ攻略回の最終話です。
よろしくお願いします!
『どうしてヤミさんが!? えっ……もしかして、今リトと一緒にいるの!?』
結城リトから手渡された携帯電話から響いてくるのは、紛れもない……美柑の声。どうやら結城リトに電話を掛けてきたのは美柑のようで、どういう訳か……この男は、電話に応答し……そして、それをなぜか私に…………。どうすればいいか分からなくなり、結城リトの方を振り返る。しかし、結城リトはぷいっと顔を背けて、私のフトモモを撫で付けると……そのまま腰振りを再開し始めた。つ、つまり、このまま……!?
急に動き出したから、思わず下半身に力が入る。すると、より鮮明に膣内の深いところまで埋まった結城リトのお〇んちんを感じてしまって。その声が美柑に聞かれてしまわないように、恥ずかしさのあまり溢れる出る声音を噛み締める。どうやら、結城リトはこのまま私を美柑と通話させることでより辱めようとの魂胆らしい。い、一体…………バレたらどうすれば!?
『あれ? ヤミさーん? 聞こえてるー?』
閉じかかった瞳を震わせて、小さな声音を息遣いを繰り返す。このまま応答しなければ、怪しまれてしまう。嫌っているはずの結城リトと一緒にいるなんて知られれば、勘の良い美柑のことだから、きっと何をしているのかも何となく理解してしまうかもしない。そ、それに……今の私では、声を我慢し続けることなど到底不可能で。少しでも油断すれば、情けない声が漏れ出てしまいそうになる。感じているときの恥ずかしい声を、美柑に聞かれでもしたら私は…………。
どうしたらいいか分からず、唇をぱくぱくと動かす私に。結城リトは、そっと耳元に口許を近づけてきて。嬉しそうな表情をして、私に静かに囁いてきた。
「相手が美柑だって分かった途端、さらにお〇んこの締め付けが強まったなあ。そのまま話していないと、バレちゃうかもよ」
そう言って、また膣奥の最も深いトコロまでお〇んちんを沈めてくる。しかも、通話を促してくるのにも関わらず激しい腰遣いでパンパンと突いてきて、私は思わずその動きに合わせて短くもえっちい喘ぎ声を漏らしてしまう。すると、電話の先の美柑からも「えっ? や、ヤミさん?」と不安そうな声が。私は結城リトを鋭く睨みつけつつも、何とか溢れ出る声を手の甲で押し殺して……とりあえず、息遣いだけでも整えようと微かに深呼吸してから。必死にお〇んちんを暴れさせてくる結城リトの攻めを無視して、美柑への返答を行った。
「だ、大丈夫ですよ……そ、それよりも……み、美柑、ご、ご用件は……?」
「へ? へっ!? い、いや何か用っていうか……リトに帰りに牛乳を買ってきてもらおうと思って、電話をかけたんだけど……」
「そっ……そうでしたか。そ、それでっ……あ、あれば……私から、結城リトに、伝えて……おきます」
「あ、ありがとう。え? な、何でヤミさんはリトと一緒にいるの? まだ学校?」
「は、はいっ……結城……り、リトとは……偶然にっ……っ♥っうっ♥」
「…………ヤミさん?」
この男はっ…………ほ、本当に!!
結城リトは、私が美柑に言葉を返している最中であったとしても、平気な様子で腰を動かすのを止めてくれない。それどころか、この状況を愉しんでいるみたいに。恥ずかしいのを、気持ち良いのを、精一杯に我慢しながら会話に臨む私を見て、いっぱい興奮して。リズミカルに私の膣内を、お〇んちんで何度も何度も抉ってくる。肌と肌がぶつかる音、また荒くなってしまう息遣い、そして……ずっと、びちゃびちゃ奏でられるえっちい濁音。一体、どこまで美柑の耳まで届いているのか……想像しただけで、恥ずかしくて果ててしまいそう。
だ、黙っていてはいけない。いくら、結城リトに激しく犯されようとも……。黙ってしまったら、美柑に怪しまれてしまう。応えないと……で、でも、気持ち良過ぎて、あっ……頭が真っ白に。な、何にも考えられないくらいっ……き、きもち、いいぃっ♡
「ヤミさん? ね、ねえ? 大丈夫?」
「だっ……だいじょう、ぶっ……だいじょうぶです……っうああっん!」
「ヤミさん? ねえ!? な、何してるの!?」
「な、何も……し、して………んっ♥ ンっンっ♥ っうううっっ……へ、へいきですからっ」
全然、声を抑えることが出来ない。私はもう限界で、耳元に当てていた携帯電話を離すと……そのまま手にしたまま、だらんと下げる。すると、結城リトが携帯電話を私の手から取り上げて、すぐに自分の耳元へ。汗だくになった顔で笑みを浮かべたまま、私の代わりに美柑と話しだす。
「ごめんごめん……美柑。今、ちょっとヤミと一緒にいてな……え? 何してるって、別に普通に会話しているだけだよ」
息は乱れているものの、結城リトは私よりも幾分か声音が冷静だから。きっと、上手く美柑を誤魔化してくれるはず。元はと言えば、全てこの男が悪い……。まさか美柑と通話させながらエッチしてくるとは……。ど、どこまで私を愚弄するつもりなのだろう。でも、おっ……お〇んちん、気持ち良すぎて。もう、結城リトに対して怒ったり反論したり抵抗したり……そんな気持ちは湧き上がってこない。このまま、いっぱい気持ち良くしてほしい。あ、アソコがバカになるまで、ずっとずっとこうして繋がっていたい。
私はその思いに駆られて、背にしていた校舎の壁から身を離す。そして結城リトの身体に抱き着いて、両足を腰に絡めては、落ちてしまわないよう力を込めて。既に深々と達しているお〇んちんの先っぽをより深くまで押し込むように、私は絶頂しつつも……結城リトにしがみついた。
「う、うおっ……! や、ヤミ、そっ……そんなにしたら…………!!」
「っうううっ♥ こ、今度は私の番ですよ……結城リト♥」
美柑に聞かれていないことを祈りつつ、結城リトの耳元でそう囁いて。今度は、私の方が腰を揺らしていく。結城リトにしがみ付きながらも、お尻を上下に振って……お〇んちんを出し入れさせていく。深いトコロから浅い入口のトコロまで、お〇んちんの肉感がズリズリと擦れて……とってもいいっ♡ あ、愛液が……えっちいお汁が溢れ出て、びちゃびちゃと茂みに零れ落ちている。美柑に気付かれてしまったら……そう思うと、恥ずかしくていなくなってしまいたくなるのに。今は、それよりも……結城リトにやり返しをしたくて。私は、少々下品に腰を揺らしてお〇んちんを自ら堪能していく。
「ち、違うんだ美柑っ……! そ、そのな……今、ヤミとは一緒に運動をしていて……いや、違うって、何言ってんだよ!」
……こ、この男は、言い訳もこんなに下手くそなんですか!?
慌てて、結城リトから携帯電話を奪い取る。もっといっぱいやり返しをしてやりたかったけれど。美柑にバレてしまうのは、私も本意ではない。というか、絶対にバレたくない。私はその一心で携帯電話を耳に当てて、腰を振り続けながら……美柑に早口で言い放った。
「あ、安心ッし……シてくださいっ。わ、わっわたしはっ……あっ♥ あっうっ♥ へ、へーきれすからっ♥」
「で、でも、すっ……すっごい声だよ? う、運動って……リト一緒にマラソンでもしてるの?」
「う、うんどうなんて……ッう♥ シ、してませんよ……おっ♥ おほぉっ♥ す、少しっ……と、とりこんでいて」
「…………ヤミさん? ねえ、本当に何を……」
「こ、今夜……お邪魔し………まっうううっっ♥ そ、そこで話しますっ♥ 話しますからぁっ♥」
「え!? は、話すって何を…………」
プツン
美柑が言い終わらないうちに、通話がいきなり切れてしまう。私の方から切った訳ではない。画面を見てみると、携帯電話は真っ暗。つまり、バッテリー切れということだろう。私は心から安堵して、携帯電話を結城リトに押し付けると……快感に歪んだ表情を、何とか牙を向いて怒ってみせた。
「あ、あなたはっ……一体何を考えているのですか!?」
「ごめんって……ほら、ヤミ……動いて?」
「っっ~!! こ、この鬼畜っ……え、えっちいことばかりさせて、変態っ…………んっ♥ んあっ♥ あっ♥」
「いいよ、ほらほら……もっとリズム良く腰を動かして」
「み、美柑にバレたら……んあっん♥ あッあッ♥ ど、どうするっ…………んううっ、ああんっ!」
ぱちゅんっ♡♡ ぱちゅんっう♡♡
慣れない腰つきは、すっかり快感に酔いしれて動きが散漫になって。美柑との会話を終えた途端に、情けないほどに……リトのお〇んちんを感じて、ダメになってしまう。もう何度も絶頂を繰り返しているせいか、意識も朦朧としている。恥ずかしいのと気持ち良いのと……それらだけが、私が意識を保てている理由で。結城リトはきっと、そんな私との交わりにラストスパートをかけるかのように……私をぎゅうっと抱き締めて。
腰を揺らして、今度は自分から腰を振る態勢を整えると…………汗だくになった私を愛でながら。
「ヤミの身体の、いっちばん深くてえっちいところに…………お〇んぽミルクを注ぎ込んでやるからな」
そう笑って…………ぱっちゅっん♡♡♡
激しく腰を振って、手加減なしのピストン運動を開始してきた。
「あっ……かはぁッ♡」
これ以上ないまでの極太のモノで、膣奥まで突き上げられて。私は、思わず……ぷしゃっと愛液を吹く。ま、まさか……これまでのピストン運動は全力ではなかった? そう感じた途端に、膣奥が……子宮まで、ゾクゾクと震え上げるのが分かる。もうずっと
「ま、待ってくださいっ……!そ、その優しくして」
「これまでのお返しだから」
そう言うと――――ぱんっ♥ ぱんっぱんっ♥ ぱんっぱんぱんっ♥ ぱんぱんぱん♥
まるで、これまで私が結城リトに何度も変身能力の刃を向けてきたことを、後悔させようとでもしているみたいに。結城リトは、巨悪なまで太らせ硬くした肉欲の刃で。私のアソコの内側を激しく掻き乱しだす。びちゃっびちゃっ……なんて、愛液が大量に噴き出していく。女の子は絶頂を迎えても、男が果てるまでこの行為が終わることは無い。つまり、えっちいこの戦いにおいて私に勝ち目はない。
「ゆうきリッ……あっ♡ あっ♡ あっ♡ ら、らめっ……は、はげしっ……激しすぎまっ……!」
そう首を左右に激しく振り動かしても、びちゃびちゃといっぱい潮を吹いて懇願しても。リトは、私を犯すのを止めてくれない。まるで無邪気に甘える赤子のように、そしてただただ肉欲に駆られて満たそうとするケダモノのように。私を堪能しようと、全身を汗と熱気にまみれるほどに腰を振り続ける。
「おかしくなりゅっ♡ こ、壊れてしまいま……だ、だめぇっ! り、リトおおっ♡♡」
私はだんだんと大きくなる快感に、とうとう耐えきれなくなってしまって。無我夢中になって、リトの身体にしがみつき叩きつけられるお〇んちんの刺激に身を委ねて続けることしか出来ない。たとえ私の方が戦闘能力が高かったとしても……ベッドの上で結城リトには勝てない。その事実を解らせるように、一心不乱に腰を振り続けてくる。
そして、到達するその先は…………。
「な、なにかっ……なにか来ますっ♥ やっ、やあっ……! す、凄いのがあっ♥ 奥の方からっあ! あっ♥ あっ♥ 溢れてええっっ…………!!」
きっと、結城リトの方も限界なのだろう。切ない表情を浮かべたと思えば、呼吸も激しくさせて。突き上げる腰の動きも小刻みに速くなってきて。その溢れんばかりの快感に、思わず息が出来なくなるほどに感じてしまって。結城リトから放たれる“何か”……その予兆に、私はっ………頭を真っ白にさせてしまって。
「はあっ! はあっ! はあっ! や、ヤミ? い、イクよ!? ほ、ほらっ、いっぱい、1番奥の深いトコロでぶちまけるからっ…………あっ、あっ」
「ぶちまける」という……その言葉のえっちいさに、膣奥がキュンキュンと高鳴ってしまう。私も、早く結城リトに気持ち良くなって欲しかったから。それに……ち、腟内射精という行為に興味があったから。結城リトの子を孕むかもしれないという恥辱を知って、私はどんな気持ちになってしまうのだろうって。
「イクよ!? や、ヤミっ……い、イクからあっ! ヤミも、イクときはっ……イクって、ちゃんと言うんだ!」
そう言って、強く強く私の身体を抱き締め上げて、私の身体の最も深いトコロまでお〇ちんちんを押し込むと……ぶるっと身を震えさせて…………どびゅっ♥
「あっ……あっ……な、なにかでてっ」
どびゅっ! どびゅるっ どびょるるっ〜〜〜!
「あ、あたま、まっ……まっしろにい」
びゃるるるっ♥ どびゅっ どびゅっ びゅるるるっ♥
一度に全て吐き出すのではなく、矢継ぎ早に溢れさて。しかもその都度の動作が凄まじく、その量も熱量も……そして快感も。まるで私の身体の中の全てを自分の遺伝子で満たして、強制的に孕ませようとでもしているみたいに。結城リトは私のナカで溢れさせていく。
こ、これが……子種を植え付けられることの悦び? 気持ち良すぎで何も考えられない。あるのは快楽と、そしてこの上ないほど身体が歓喜しているのが分かる。まるで女の子として生まれ落ちたことを、神様にでも感謝しているような……それほどの高揚感。
しかし……神様はどうやら、えっちいくなってしまった私を、そう簡単に許してはくれないようで。
じゅぼっ……どろっ♥
力無く壁に背を付けて、下半身をようやく解放される。しかし結城リトはまだ私の両膝を持ち上げたままだから、大股を開かされて……ずっと繋がっていたから、恥ずかしくらいに拡がったトコロが丸見えに。しかも、その空洞からは吐き出した白濁色の体液が溢れ出してきていて、どろりと……私のフトモモやお尻に伝い流れてくる。
これだけでも恥ずかしいのに、更に私の身体に追い討ちをかける神様からの悪戯。それは…………♡
「で、でちゃう♥ いやっ、嫌です! み、見ないで!」
「おっ、おおおお!」
じょわっじょわわわ……じょろろろろろろっ
「いやあああああああああああっっーーー!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおっっ!!!」
拡がった恥ずかしい空洞から、溢れてくる金色の体液。それはドロドロと溢れる結城リトの白濁液と相反するように、激しく飛び出してきて。結城リトにぶら下がっているお〇んちんに目掛けて、めいっぱいに噴射する。まるで散々に虐められたことへの、やり返しのように。しかしこの行為は返って屈辱敵なことに、私のバカになったアソコは気付いていない。
これなら……ただ“イク”方が良かったのに。私はどこまでえっちいところまで堕ちてしまうのでしょうか?
「くっ、ひぐっ……ううっ。こ、殺してください」
「何言ってんだよ! 今のヤミ、すっごく素敵だって」
「…………え、えっちいのは、きらいです…………」
「説得力ないなあ。それにほら、見てくれヤミ」
尿意を枯らして、力無く地面に降ろされた私に。何か太くて硬い……逞しいモノが翳される。それを見上げ、力無く見つめて、そしてギョッとする。
正しくそれは、たった今……私の膣奥で大量射精たばかりの結城リトのお〇んちんだった。
「ヤミのあったかい放尿のお陰でさっ……ほら!」
「……あなたは、本当に…………」
「ほら、ヤミ! 立てって……まさかこれで終わりじゃないだろ?」
「…………ふん。次こそ、返り討ちにしてあげます」
◇
「モモさん、最近リトにくっつき過ぎじゃない?」
リビングでセリーヌとゲームをして遊んでいるところを狙って、妹としてモモさんに釘を刺す。どうして私が悩まないといけないのか、本当に迷惑ばっかりかけてくるどうしようとない兄だけど。やっぱり年頃だから、いつか我慢の限界を迎えてしまうかもしれない……。だから私が妹として、責任を持って、リトの理性が壊れないのうブレーキを掛けてあげないと……。
その上で、モモさんはやっぱり目の上のたんこぶというか。よくよく警戒をしておかないといけない相手というわけで。私は、いつも不敵な笑みを浮かべてひょうひょうとしているモモさんに対して、強く注意をすることを決めたのだ。セリーヌが膝の上に乗ってれば、きっと簡単には逃げられないはず……。
すると私の言葉に……モモさんはニコリと微笑んだ。
「そうでしょうか? 私はただ、居候の身として精一杯にリトさんへ御奉仕をしているだけですよ?」
「ご、御奉仕って…………! あ、あのねモモさん? リトは一応ララさんの婚約者ってことになってて……」
「はい♪ それは重々承知ですよ。しかし……デビルークでは一夫多妻は当たり前ですし。何も本命を一人に絞る必要はないと思いますが……?」
「一夫多妻!? ちょっ、何言って…………」
私の反応を見てか、モモさんは「あっ」と口許に手を当てる。どうやら、お喋りが過ぎた……らしい。慌ててニコニコ顔で誤魔化すと、コホンと咳払いをして。そのままゆっくり私に向かって頭を下げてきた。
「ごめんなさい、美柑さん。今のは忘れてください」
「頭を上げてよ! べ、別に私は、その……リトにベタベタくっついてくれなければそれでいいって言うか……」
「では……お姉様だったらいいと?」
「え? ま、まあ…………そ、そうだね?」
「…………素直になってしまえばいいのに」
「なっ!??」
ニコニコ顔から、ゆったりにんまりとした甘い表情へ。どうやら、モモさんあたかも私の心を覗き見て理解しているかのように、にまにまと見つめてくる。私は何だか急に気恥しくなって、慌ててモモさんからそっぽを向いた。これ以上のやり取りは危険と判断したから。私までおかしくなっちゃいそうな気がしたから。
「と、とりあえず……そこんとこしっかり抑えておいてよね! 分かった!!?」
「はーい♥」
そのままモモさんから離れて、夜ご飯の買い出しのためにリビングを後にしようとする。そこで、私は……「あっ」と言葉を漏らして、ある事を思い出した。
「どうかしたんですか?」
「いや……そういえば、今夜はヤミさんがウチに来るんだよね」
「へっ! そ、そうなんですか?」
「うん……何かリトに牛乳を買ってきてもらおうかなって電話したら、一緒にヤミさんもいてね。よく分からないけど、今夜ウチに来てくれることになったの」
「……へえ」
「リトのやつ、結局……牛乳も買ってきてくれないしさ。だから私がこれから買い物に行くハメになってんの。はあ……まあ、ヤミさんがウチに来てくれることになったから、結果オーライっていう感じなんだけどさ」
ため息混じりに、買い出しの支度を始めていく。そして同時に、あの時の電話のやり取りを思い出す。ヤミさんとリトが一緒にいることは、別に同じ高校に通ってるんだから不思議なことじゃないけれど。気になるのは……やっぱり、2人の様子だ。特に……あのいつでも冷静沈着なヤミさんが、あんなに疲れ果てているような声を上げて。それに、リトの反応も怪しさマックスだった。きっと、2人は私に何かを隠していたんだと思う。それが何か、あまり考えないようにしていた。だって、ヤミさんのことを疑うことになるから。
それに、今夜ウチに来て説明してくれるんだったら、別に私から聞き出す必要もないし。ヤミさんだったら、信頼できる。モモさんと違って…………。
ちらっとモモさんの方を見る。モモさんは……固まっていた。膝の上でセリーヌはゲームをしながらきゃっきゃっと楽しそうにしてるのに。モモさんは、突然……上の空状態に。私は不思議に思って、首をかしげる。
「モモさん? どうかした……?」
「え? な、何でもありませんよう!」
「……それならいいんだけど。そういえば、リトもヤミさんも遅いなあ。まあ買い出しもこれからだから、遅い方が良いんだけど」
「そ、そうですね。あはは……」
モモさんの反応……こっちも怪しく見える。ってか、明らかにヤミさんの話を出した途端に、動揺してる。それも、とても分かりやすく……。え? え? なにそれ……。まるでヤミさんがリトとやましいことでもしてるみたいじゃんか。頭の中で、電話のときのやり取りがよみがえる。ヤミさんの、いつもと違った興奮気味な声。運動をしてるって言ってたから、リトを追いかけ回してるのかなって思ってたけど。よくよく考えれば、ヤミさんがリトを追いかけ回したくらいで息が切れるわけないし、それにトランスで羽も生えちゃうからなあ。改めて感じる違和感に、私までなんだかドキドキしてきちゃう。
ヤミさんに限って、まさか……そんな…………。
モモさんじゃあるまいし!!
「……まあいいや。さっさと買い物行っちゃお」
「い、いってらっしゃい! せっかくヤミさんも来るんですから、今日はご馳走を用意しないとですね!」
「そうだね……モモさんも、作るの手伝ってくれる?」
「はい! お任せ下さい!」
心良く受け入れてくれるモモさんに微笑んで、私は買い物の支度を完了させるとリビングを後にした。そのまま廊下を進んで玄関まで向かう。その途中にあるトイレの扉が目に入って、私は足を止めた。出かける前にオシッコだけ済ましちゃおっと。そう思って。
「あれ?」
扉を開こうとすると、鍵かかかってて……開かない。どうやら、使用中みたい。ララさんかな? そう思って、コンコンとノックしてから扉の向こうに声をかける。
「誰か入ってるー?」
けれど……少し待っても返答はなかった。もしかしたら、恥ずかしくて返事ができないのかもしれない。確かに、家族とはいえウンチとかしてたら誰かと会話するなんて恥ずかしい。ララさんたちだって、それは同じのはず。私は扉の向こうを知ることをあきらめて、そのままスタスタと玄関に向かうことにした。
まあ、オシッコだし……スーパーですればいい。ヘンに待ち伏せみたいにして、出てきた誰かと気まずくなるよりはマシだし。ウンチの後だったら、私がその後にトイレを使うのも、向こうはきっと恥ずかしいだろうし。
玄関で外くつに履き替えて、ドアノブを握る。そして開く前に……私は思わず後を振り返った。
「気のせいかな」
誰かの声がした気がした。多分、リビングから響いたセリーヌかモモさんの声だと思う。何だか聞き馴染みのある声だったから。けど、その声が誰の声なのか……なぜかピンと来なくて。私はあきらめて、にぎっていたドアノブをがちゃりと開いた。
「いってきまーす」
――――性交完了ヒロイン:モモ、ヤミ (残り23名)
“ハーレム完遂”まで、あと28日――――。
お読みいただきありがとうございました。
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次回より新たなヒロイン攻略となります!
次話は、10/23の0時に更新予定です。
では、また!