※この作品はR-18です。

雷影の支配、金色の鳥籠   作:カイト__

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再会、変わり果てた女神と捕らわれの天使

【序章:再会、変わり果てた女神と捕らわれの天使】

 

雨隠れの里の「天使」と呼ばれ、暁の創設メンバーとして、そしてペイン(長門)の最も忠実な側近として、忍界の闇にその名を刻んだくノ一、小南。その彼女が、第四次忍界大戦後の混乱の中、単独で行動しているところを雲隠れの精鋭部隊に捕捉され、激しい抵抗も虚しく、四代目雷影エーの元へと連行されたのは、数日前のことだった。チャクラの流れを阻害する特殊な呪印を施され、その得意とする紙遁忍術を完全に封じられた彼女は、今、雷影エーの私室――かつての火影執務室――に、囚人として、そして新たな「玩具」候補として、引き据えられていた。

 

彼女は、持ち前の冷静沈着さで、表面上は平静を装っていた。その青紫色の瞳は、感情を読み取らせまいと、氷のように冷たく、静かに目の前の男、雷影エーを見据えている。しかし、その内心では、激しい屈辱と、そして先の戦闘で感じた彼の圧倒的な力への、本能的な恐怖が渦巻いていた。弥彦や長門の理想、そして彼らとの絆を胸に、最後まで戦う覚悟はできていたが、このまま嬲り者にされ、利用されるだけの未来は、想像するだけで身の毛がよだつ思いだった。

 

「…ふん、まだその冷たい目を失くしてはおらんか、暁の女」雷影エーは、椅子にふんぞり返り、小南のその抵抗的な(あるいは、そう彼には見える)態度を、面白そうに眺めていた。「だが、心配するな。貴様のその氷の仮面も、すぐに溶かしてやるからだ。ワシの『教育』を受ければ、どんな女も、素直な『器』へと生まれ変わるのだからな」

 

彼は、そう言うと、部下に合図を送った。すると、部屋の奥の扉が開き、一人の女性が、まるで影のように、静かに入ってきた。その姿を見た瞬間、小南は、これまでの冷静さを失い、息を呑み、目を見開いた。

そこにいたのは、紛れもなく、かつて伝説の三忍と謳われ、木ノ葉隠れの里の頂点に君臨した五代目火影、綱手だった。しかし、その姿は、小南が知る(あるいは、噂に聞いていた)彼女の姿とは、あまりにもかけ離れていた。

 

彼女は、体にぴったりとフィットした、露出度の高い黒いシルクのドレスのようなものを身に着け、化粧も施されてはいるが、その琥珀色の瞳には、かつての強い意志や誇りの輝きはなく、ただ深い、底なしの虚無だけが広がっていた。表情は能面のように固まり、感情というものが完全に抜け落ちているかのようだ。そして何より、その首には、隷属を示すかのような、シンプルな黒い革の首輪がつけられている。その立ち姿は、雷影の傍らに控える、ただの召使いか、あるいは…愛玩人形のようだった。

 

(…これが…綱手…? 嘘でしょう…? あの、伝説の三忍が、五代目火影が、こんな姿に…?)

 

小南は、目の前の光景が信じられず、激しく動揺した。噂には聞いていた。綱手が雷影に敗れ、囚われの身となったと。しかし、これほどまでに変わり果てているとは、想像もしていなかった。彼女の中で、綱手という存在は、たとえ敵対する組織の長であっても、忍界の頂点に立つ、圧倒的な強さと誇りを持った存在として認識されていたのだ。その彼女が、今は、魂を抜かれた人形のように、征服者の傍らに侍っている。その事実は、小南自身の未来をも暗示しているようで、彼女の背筋を冷たいものが走り抜けた。

 

「ククク…驚いたか、小南よ」雷影は、小南の動揺を見て取り、満足げに笑った。「そうだ。これが、ワシに逆らった者の末路であり、そして、ワシの『教育』の成果なのだよ。かつての火影も、今ではこの通り、ワシの忠実な『白濁姫』よ」

彼は、そう言うと、綱手の肩を抱き寄せ、その顎を持ち上げて、虚ろな瞳を小南の方へと向けさせた。

「さあ、綱手。新しい『妹弟子』に、挨拶をしてやれ」

 

「……」綱手は、虚ろな瞳で、一瞬だけ小南を見つめた。その瞳には、何の感情も読み取れない。そして、ゆっくりと、しかしはっきりとした、感情のこもらない声で言った。

「…ようこそ…雷影さまの…『楽園』へ……。すぐに、あなたも…私と、同じになれますよ……」

その言葉は、歓迎のようでいて、その実、絶望の淵へと突き落とす、呪いの言葉のようにも聞こえた。小南は、その言葉と、綱手の変わり果てた姿に、戦慄した。ここから、生きて帰ることはできないかもしれない。いや、生きていたとしても、人間としての尊厳は、完全に失われることになるだろう、と。

 

【第一幕:『手入れ』の命令、共犯者となる女神】

 

「さて、小南よ」雷影エーは、小南の動揺と恐怖を十分に堪能した後、本題を切り出した。「貴様も、ワシの『所有物』となったからには、その身体を、ワシの好みに合わせて『手入れ』する必要がある。その、無駄な体毛…特に、その秘所を覆う黒い茂み。あれは、ワシの美学に反する。全て剃り落とし、生まれたままのような、清浄な状態にするのだ」

 

剃毛――綱手も、ヒナタも、そして今度は自分も、この男の歪んだ美学の犠牲となるのか。小南は、唇を噛み締め、冷たい怒りを瞳に宿らせた。

「…断る」彼女は、低い、しかし強い意志を込めた声で言った。「ワタシの身体は、アンタの所有物ではない」

 

「ほう、まだ抵抗するか。その気概は買うが、無駄だということは、そろそろ理解したらどうだ?」雷影は、嘲るように言った。「だが、まあいい。貴様が自分でできないというのなら、代わりにやらせるまでだ」

彼は、傍らに立つ、虚ろな瞳の綱手に視線を向けた。

「綱手よ。貴様の出番だ。この、まだ躾のなっていない新しい『玩具』に、ワシへの『奉仕』の第一歩として、その身体の『手入れ』を、貴様が直々に行ってやれ。ワシの好みを、貴様はよく知っているだろう? 隅々まで、完璧に、だぞ」

 

その命令に、小南は愕然とした。綱手が、自分を剃毛する? あの、伝説の三忍が、自分の敵であったはずの自分が、こんな屈辱的な行為を? 信じられない思いと、そして裏切られたような、あるいは憐れむような、複雑な感情が渦巻いた。

「綱手…! あなた、本気でやるつもり…!?」

 

綱手は、小南の悲痛な叫びにも、何の反応も見せなかった。ただ、雷影の命令に従い、ゆっくりと、ワゴンに用意されていた剃毛用の道具――鋭利な剃刀、シェービングクリーム、温かいタオルなど――を手に取った。その瞳は、依然として虚ろで、感情が読み取れない。彼女は、もはや善悪の判断さえも失い、ただ主人の命令を遂行するだけの、人形と化してしまっているのだろうか。

「さあ、小南。観念することだな」雷影が、冷たく言い放つ。「抵抗すれば、さらに苦痛が増すだけだぞ?」

彼は、部下に命じて、抵抗しようとする小南の体を、力ずくで押さえつけさせた。小南は、必死にもがくが、数人の屈強な忍の前には、なすすべもない。そして、綱手が、剃刀を手に、ゆっくりと彼女に近づいてきた。その虚ろな目が、小南の裸体を捉える。これから始まる、悪夢のような儀式を前に、小南は絶望的な気持ちで、目を固く閉じた。

 

【第二幕:女神の手による剃毛、崩れゆくクールな仮面】

 

綱手は、雷影エーの命令に従い、そして押さえつけられて抵抗できなくなった小南の前に立つと、まず、温かいタオルで、彼女の脇の下を丁寧に拭き清めた。その手つきは、かつて医療忍者として負傷者を治療していた時のような、どこか慣れた、しかし今は全く感情の伴わない、機械的なものだった。

「…動かないで」綱手は、低い、抑揚のない声で言った。その声は、小南の知る、力強く、威厳に満ちた綱手の声とは似ても似つかない、魂の抜け殻のような響きを持っていた。

 

彼女は、シェービングクリームを小南の脇の下に塗り広げると、鋭利な剃刀の刃を、その白い肌へと滑らせ始めた。

ジョリ…ジョリ…

毛が剃り落とされる、乾いた音。小南は、脇の下という無防備な場所を、冷たい刃物が滑っていく感覚に、びくりと体を震わせた。羞恥心と、恐怖と、そして何よりも、かつての英雄である綱手自身の手によって、こんな行為をされているという、信じがたい現実。その全てが、彼女の冷静な心を激しく揺さぶった。

「…っ……」声にならない呻きが漏れる。涙が、固く閉じた瞼の裏に熱く込み上げてくる。しかし、彼女は必死にそれを堪え、クールな仮面を保とうとした。ここで感情を見せることは、さらなる屈辱を招くだけだと、本能的に理解していたからだ。

 

綱手は、淡々と、しかし丁寧に、両方の脇の下の毛を剃り上げていく。時折、剃り残しがないか、指先で肌をなぞって確認する。その指が触れるたびに、小南の体は敏感に反応するが、綱手はそれに気づいているのかいないのか、全く表情を変えない。

 

次に、綱手は小南の脚へと移動した。同じようにクリームを塗り、足首から太腿の付け根まで、丁寧に、そして徹底的に、産毛一本残さないという勢いで剃り上げていく。小南の脚は、長く、細く、そしてしなやかな筋肉がついており、モデルのようだと評されることもある。しかし、今、その美しい脚は、ただの「処理」の対象として、無機的に扱われている。剃刀が肌の上を滑る感触、剃り落とされる毛、そして次第に露わになっていく、完全な無毛状態の、生々しいまでの肌。その全てが、小南の自尊心を少しずつ削り取っていった。

 

そして、ついに、最も屈辱的な箇所――陰部の剃毛の時が来た。綱手は、小南の脚を大きく開かせると、再びクリームをたっぷりと塗り広げ始めた。

「いや…! そこだけは…自分で…!」小南は、思わず声を上げ、抵抗しようとした。たとえ剃らなければならないとしても、この部分だけは、自分の手で処理したかった。いや、誰にも見られたくなかった。

しかし、綱手は、そのか細い抵抗を、無言のまま、しかし力強く押さえつけた。そして、冷たく言い放った。

「…これも、雷影さまの命令。それに…ワタシがやった方が、綺麗になるわ」

その言葉は、歪んだ親切心のようでもあり、あるいは、完全な服従を示すための、冷酷な宣言のようでもあった。

 

綱手は、新しい、より小型の剃刀を手に取ると、小南の恥丘から、陰唇の際どい部分まで、丁寧に、そして容赦なく剃り始めた。ジョリ、ジョリ…という音が、静かな部屋に響く。小南は、もはや抵抗する力もなく、ただ涙を流しながら、その屈辱的な行為に耐えるしかなかった。自分の最もプライベートな場所が、かつての敵対組織のリーダー(であった人物)の手によって、無残に処理されていく。その事実は、彼女のクールな仮面を、完全に引き剥がすのに十分だった。嗚咽が、彼女の口から止めどなく漏れ出し、体は小刻みに震え続けていた。

綱手の手つきは、どこまでも冷静で、正確だった。彼女は、まるでそれが当然の義務であるかのように、小南の陰毛を、一本残らず剃り上げた。その間、彼女の虚ろな瞳が、一瞬だけ、涙に濡れる小南の顔を捉えたような気がしたが、それはすぐに消え、再び無表情に戻った。彼女の心の中にも、まだ、何かが残っているのだろうか。それとも、それすらも、雷影の計算の内なのだろうか。

 

雷影エーは、その一部始終を、椅子に座ったまま、腕を組み、深い満足感を湛えた表情で見守っていた。元火影が、元暁のメンバーの陰毛を剃る。これほどまでに倒錯的で、彼の支配欲を満たす光景は、滅多にあるものではない。彼は、この光景を、脳裏に深く焼き付けた。

 

【第三幕:『確認』という名の視姦、無垢なる器の査定】

 

長い、地獄のような剃毛の儀式が、ようやく終わった。小南の体からは、文字通り、一本の体毛も見当たらなくなっていた。脇の下も、腕も、脚も、そして陰部も、全てが剃り落とされ、生まれたての赤子のような、あるいは精巧に作られた人形のような、完全な無毛状態となっていた。剃刀の刺激によって、肌は全体的に赤みを帯び、特にデリケートな部分はヒリヒリとした痛みを伴っているだろう。しかし、それ以上に、彼女の心は、深い屈辱感と、自己喪失感によって、ズタズタに傷ついていた。彼女は、床に座り込んだまま、顔を上げることができず、ただただ、自分の変わり果てた(と感じる)体を抱きしめるようにして、静かに嗚咽を漏らすだけだった。

 

綱手もまた、剃毛を終えると、剃刀を置き、力なくその場に立ち尽くしていた。彼女の顔には、依然として虚無の色が浮かんでいたが、その指先が微かに震えているのが見て取れた。自分の手で、同性とはいえ、かつての敵をここまで貶めてしまったことへの、消し去ることのできない罪悪感。あるいは、雷影の命令に逆らえなかった自分自身への絶望感。様々な感情が、彼女の中で渦巻いているのかもしれない。しかし、それを表に出すことは、もはや許されない。

 

「…ご苦労だったな、綱手。そして、小南よ」雷影エーが、満足げな声をかけた。「実に、見事な『手入れ』だった。これで、貴様もまた、ワシの『完璧なる器』へと、また一歩近づいたわけだ」

彼は、椅子から立ち上がると、床に座り込む小南の前に立った。そして、まるで検品でもするかのように、その無毛となった裸体を、再び隅々まで、執拗に視姦し始めた。

「ほう…素晴らしい。実に滑らかだ。体毛という無駄なものがなくなったことで、貴様のそのスラリとした、モデルのような体型が、より一層際立って見えるわ」

彼は、賛美するような言葉を口にしながらも、その視線は冷たく、彼女を「物」としてしか見ていない。

「立て、小南。そして、ワタシの前で、その『完成品』を、よく見せるのだ」

命令され、小南は、震える足で、ゆっくりと立ち上がった。そして、雷影の前に、裸で直立する。羞恥心で、顔が真っ赤に染まっている。

 

雷影は、彼女の体を、まるで美術品でも鑑定するかのように、様々な角度から眺め回した。

「この長い脚…剃毛したことで、さらにその美しさが引き立つな。無駄な肉が一切ない、しなやかなラインだ」

「このウエストの細さ…綱手とは違う、華奢な魅力がある。それでいて、ヒップは適度な丸みを持ち、バランスが良い」

「そして、この胸…大きくはないが、形が整っており、実に上品だ。剃毛されたことで、その下の白い肌が、より一層、眩しく見える」

彼は、指先で、彼女の体をなぞるように触れながら、詳細な「評価」を続ける。

「特に、この剃毛されたばかりの、恥丘から秘部にかけてのライン…赤みを帯び、僅かに腫れているかもしれんが、それが逆に、言いようのない色香を醸し出している。実に、そそられる光景だ…」

彼の指が、再び、彼女の最もデリケートな部分に触れようとした瞬間、小南はびくりと体を震わせ、後ずさろうとした。しかし、雷影の手が、それを許さない。

 

「ククク…まだ、羞恥心が残っているか。それもまた、可愛らしいではないか」彼は、嗜虐的な笑みを浮かべた。「だが、心配するな。すぐに、その羞恥心も、快感の中に溶けてなくなるだろうよ。この『完璧な器』を、ワシがこれから、どのように『使って』やるか…楽しみにしておくがいい」

彼の言葉は、これから始まる、さらなる陵辱を、明確に予告するものだった。小南は、絶望的な気持ちで、ただ俯くことしかできない。

 

隣では、綱手が、その一部始終を、虚ろな瞳で見つめていた。小南が受けた屈辱は、数日後、あるいは数時間後には、自分自身にも降りかかってくるのかもしれない。あるいは、自分はもう、そんな「手入れ」さえも必要とされないほど、完全に堕ちてしまった存在なのかもしれない。そのどちらであるにしても、待っているのは、終わりのない絶望だけだ。彼女は、静かに目を閉じた。かつての仲間、弥彦と長門の顔が、一瞬だけ脳裏をよぎったような気がした。

 

【終章:二つの『器』、それぞれの闇】

 

雷影エーは、剃毛され、完全に無毛となった小南の体を、心ゆくまで「確認」し、「鑑賞」し終えると、ようやく満足したのか、彼女に簡素な部屋着を着ることを許可した(あるいは、メイドに着替えさせた)。そして、綱手にも同様に、衣服を身に着けさせた。

 

「今日の『教育』は、ここまでだ」彼は、二人の前に立ち、宣言した。「二人とも、ワシの期待に、まあまあ応えてくれたと言えよう。特に、綱手…貴様の『指導力』は、なかなかのものだったぞ。そして、小南…貴様も、見事に『無垢なる器』へと生まれ変わった。これからが、楽しみだ」

彼の言葉には、何の労いも、人間的な温かみもない。ただ、自分の所有物が、自分の望む通りに変化したことへの、冷徹な満足感があるだけだった。

 

彼は、二人に部屋から退出するよう命じた。綱手は、虚ろな表情のまま、力なく頷き、部屋を出て行こうとした。小南は、まだ精神的なショックから立ち直れていないのか、あるいは恐怖で足がすくんでいるのか、しばらくその場に立ち尽くしていたが、監視役の忍に促され、ふらつく足取りで、綱手の後を追うように部屋を出て行った。

 

残された部屋には、雷影エー一人だけがいた。彼は、椅子に座り直し、酒を注ぐと、今日の「成果」を反芻するように、目を閉じた。

(綱手は、ほぼ完成だ。あとは、あの心の奥底に残る、くだらない抵抗の意志を、完全に消し去るだけだ。そして、小南…あれは、なかなかの逸材かもしれん。クールな仮面の下に、意外なほどの感受性と、そして…おそらくは、強い快楽への潜在的な欲求を秘めている。じっくりと時間をかけて『調教』すれば、綱手以上の『傑作』になるやもしれんな…)

彼の口元には、歪んだ、そして飽くなき支配欲に満ちた笑みが浮かんでいた。彼の「コレクション」は、また一つ、新たな、そして魅力的な(彼にとっての)「作品」を加えたのだ。

 

一方、それぞれの部屋に戻った(あるいは、連れて行かれた)綱手と小南。

綱手は、ベッドに倒れ込むと、そのまま動かなくなった。自分の手で、小南を陵辱してしまったという罪悪感。そして、雷影の命令に逆らえなかった自分自身への絶望感。それらが、彼女の心を重く、暗く覆っていた。もはや、抵抗する気力さえも、失われかけているのかもしれない。

 

小南は、部屋の隅で、膝を抱えて座り込んでいた。全身に残る、剃毛された肌の違和感と、ヒリヒリとした痛み。そして、何よりも、綱手の変わり果てた姿と、自分自身が受けた屈辱的な行為の記憶。それらが、彼女の心を激しく掻きむしっていた。涙は、もう出てこなかった。ただ、その青紫色の瞳の奥深くで、氷のように冷たく、そして硬い、新たな決意のようなものが、静かに生まれ始めていたのかもしれない。それは、復讐心か、それとも、この地獄から生き延びるための、別の何かか…。

 

二人のくノ一の運命は、雷影エーという絶対的な支配者の手の中で、大きく歪められてしまった。彼女たちの未来に、果たして光は訪れるのか。それとも、このまま、暗く、長い隷属の夜が続いていくだけなのか。

その答えは、まだ、誰にも分からない。ただ、木ノ葉の夜空の下で、それぞれの闇を抱えた二つの魂が、それぞれの戦いを(あるいは、諦観を)、静かに続けていることだけが、確かな現実だった。

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