※この作品はR-18です。

隷属の円舞曲(ワルツ) ~黒の皇帝と囚われの姫君たち~   作:カイト__

2 / 18
黒の皇帝の閨房、緋色の騎士の密かな願い

【序章:黒の皇帝の閨房、緋色の騎士の密かな願い】

 

神聖ブリタニア帝国皇帝ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが座する、ペンドラゴンの漆黒の宮殿。その最もプライベートな空間である皇帝の閨房は、夜の闇と静寂に包まれていた。しかし、その静寂は、どこか張り詰めた、濃密な空気を孕んでいる。窓の外には、皇帝の絶対的な支配下で、表面的な「平和」を享受する帝都の夜景が広がっているが、この部屋の中は、世界の秩序とは隔絶された、二人だけの歪んだ法則が支配する場所だった。

 

ルルーシュは、豪奢な寝台の縁に腰掛け、グラスに入った赤ワインを静かに揺らしていた。その紫の瞳は、窓の外の夜景を見ているようで、その実、部屋の中央に立つ一人の女性の姿を、冷徹に、そしてどこか探るように観察していた。

 

紅月カレン。かつては黒の騎士団のエースパイロットとして、紅蓮弐式を駆り、ゼロ(ルルーシュ)の最も信頼する「剣」として戦った少女。日本人の母とブリタニア人の父を持つ、その出自ゆえの葛藤と、強い正義感、そしてゼロへの絶対的な忠誠心。その全てが、彼女を突き動かしていた。しかし、ゼロの正体がルルーシュであり、そして彼が皇帝として世界を支配する今、彼女の立場は複雑なものとなっていた。彼女は、ルルーシュの「愛人」の一人として、この宮殿に囲われている。他の多くの女性たち――正妃C.C.や、他の愛人、そして奴隷たち――と共に、皇帝の気まぐれな寵愛を待つ身だ。

 

今宵、彼女はルルーシュに呼び出され、この閨房にいた。身に纏っているのは、深紅の、シルクとレースでできた、極めて露出度の高いネグリジェ。それは、彼女の持つ、スポーティーで引き締まっていながらも、驚くほど豊満なバストと、くびれたウエスト、そして力強い脚線美といった、抜群のプロポーションを、嫌でも強調するデザインだった。しかし、彼女の表情には、媚びるような色はない。むしろ、どこか硬く、そして挑戦的な光が、その赤い瞳に宿っていた。

 

「…ルルーシュ」カレンは、先に沈黙を破った。その声には、かつての仲間としての親しさではなく、今の歪んだ関係性を反映した、複雑な響きがあった。「…今夜は、どのような『ご命令』でしょうか?」

彼女は、あえて「命令」という言葉を使った。それは、彼らの間の基本的な力関係を示すと同時に、彼女自身の、ある種の「望み」を暗に伝えるものでもあったのかもしれない。

 

ルルーシュは、ワイングラスを置き、ゆっくりと彼女に向き直った。その表情は読み取りにくいが、瞳の奥には、彼女のその言葉に含まれた意図を正確に読み取ったかのような、冷たい光が宿っていた。

「…命令、か。そうだな…」彼は、わざとらしく少し間を置いた。「今宵は、特に何も考えてはいなかったのだがな。ただ、貴様の顔が見たくなっただけだ」

「私の顔、ですか?」

「ああ。貴様のその、常に何かを隠し、何かと戦っているかのような、その表情がな…時折、無性に見たくなるのだ」ルルーシュは、立ち上がると、ゆっくりとカレンに近づいた。「そして、その仮面の下にある、貴様の『本当の顔』を、暴きたくなる」

 

彼は、カレンの目の前に立つと、その顎に指をかけ、顔を上げさせた。二人の視線が、至近距離で交錯する。ルルーシュの紫の瞳には、支配者の冷酷さと、そしてどこか、彼女に対する特別な執着のようなものが浮かんでいた。カレンの赤い瞳には、抵抗と、恐怖と、そして…否定したいのに否定できない、彼への複雑な感情が渦巻いていた。

 

「…ルルーシュ…」カレンの声が、震えた。「…もし…もし、私が、あなたを苛立たせるようなことをしたのでしたら…あるいは、あなたの期待に応えられていないのでしたら……どうぞ、罰してください」

ついに、彼女は口にした。彼女の心の奥底にある、歪んだ願望を。

「…この私を…あなたの手で…厳しく、罰してほしいのです…」

その言葉は、懇願であり、同時に、挑発でもあったのかもしれない。彼女は、ルルーシュに支配され、傷つけられることの中に、自身の罪悪感(ゼロを裏切ったこと、日本人でありながらブリタニア皇帝の愛人であること)への贖罪と、そして…彼との、歪んだ形での最も深い繋がりを、求めてしまっているのだ。エースパイロットとして、常に極限の刺激の中に身を置いてきた彼女にとって、穏やかなだけの関係は、もはや退屈で、満たされないものになっていたのかもしれない。

 

ルルーシュは、その彼女の言葉と、潤んだ瞳に宿る、苦痛と快楽を同時に求めるかのような複雑な光を見て、口元に、冷たく、そして深い笑みを浮かべた。

「…ほう、罰してほしい、か。ならば、その望み、叶えてやろう。貴様が、二度とワシに逆らおうなどとは思えなくなるほど、徹底的にな…!」

彼は、カレンの手を掴むと、寝室の奥にある、特別な「設え」が施された場所へと、彼女を引きずっていった。そこは、彼が、特に「お気に入り」の相手に対して、より深い「教育」を施すための、秘密の空間だった。今宵、緋色の騎士は、自ら望んで、主人の手による、ハードな「罰」という名の、倒錯的な愛の儀式を受けようとしていた。

 

【第一幕:言葉の鞭、剥がされる心の鎧】

 

ルルーシュがカレンを連れてきたのは、彼の広大な寝室の一角に設けられた、黒いベルベットのカーテンで仕切られた、特別な空間だった。そこには、豪奢なベッドとは対照的に、いくつかの拘束具が備え付けられた台や、壁に掛けられた様々な長さや材質の鞭、そして、おそらくは苦痛と快楽を与えるための、用途不明の金属製の器具などが、鈍い光を放って置かれていた。それは、彼の歪んだ嗜好と、絶対的な支配欲を具現化したかのような、背徳的な空間だった。

 

「さあ、カレン。まずは、その見苦しいネグリジェを脱ぎ捨てろ」ルルーシュは、冷たい声で命じた。「貴様のその、鍛え上げられた肉体を、ワシによく見せるのだ」

カレンは、一瞬ためらったが、すぐに自らネグリジェを脱ぎ捨て、その裸体を晒した。スポーティーで、引き締まっていながらも、女性らしい曲線と、特に豊満なバストを持つ、魅力的な肉体。しかし、その肌には、既に過去の「逢瀬」でつけられたであろう、微かな痣や、噛み跡のようなものが残っているかもしれない。それが、彼女たちの関係の異常さを物語っていた。

 

「…ふん、悪くない身体だ。エースパイロットとして、よく鍛えられている」ルルーシュは、彼女の裸体を値踏みするように眺めながら言った。「だが、その心は、まだワシに完全に服従してはいないようだ。その目には、まだ反抗の色が見える」

彼は、カレンの前に立つと、その頬を、軽く、しかし侮辱するように叩いた。

「まずは、その生意気な心を、言葉の鞭で打ち据えてやらねばなるまいな」

 

彼は、カレンを部屋の中央に立たせると、ゆっくりとその周りを歩き回りながら、言葉による攻撃を開始した。

「カレン・シュタットフェルト…いや、紅月カレン、だったか? 日本人の血を引く、裏切り者の娘。貴様は、かつてワシ(ゼロ)に忠誠を誓いながら、最後にはワシを疑い、敵対した。そうだろ?」

「…っ!」カレンは、唇を噛み締め、反論しようとするが、言葉が出ない。

「そして今、貴様は、その憎むべきブリタニアの皇帝である、このワシの愛人となり、その身体を差し出している。滑稽だとは思わんか? 貴様の正義感は、誇りは、どこへ行ったのだ?」

「黙れ…!」

「黙らんよ。貴様は、結局、力に屈しただけの、哀れな女なのだ。日本人としての誇りも、騎士としての忠誠心も、全て捨て去り、ただワシの寵愛に縋って生きているだけの、な」

彼の言葉は、鋭く、そして的確に、カレンの最も痛いところ、最も隠したい弱点を抉り出す。彼女の顔が、屈辱と怒りで歪む。涙が、その赤い瞳に溢れ出す。

 

「なぜ泣く? 事実だろう? それとも、ワシにこうして辱められることに、快感を覚えているのか? そうなのか、カレン?」彼は、さらに畳み掛ける。「貴様のその身体は、正直だからな。ワシの言葉に、ワシの視線に、反応しているのではないか? この胸も…ほら、硬くなってきているぞ?」

彼は、彼女の乳首を、指先で強く摘んだ。

「んあっ!」カレンは、思わず声を上げる。痛みと、そして…否定したいのに、感じてしまう快感。

「やはりな。貴様は、口では抵抗しながらも、心の奥底では、ワシにこうして支配され、辱められることを、望んでいるのだ。そうだろ? 正直に言え!」

「ちが…! 違う…! わ、私は……!」

彼女は、必死に否定しようとするが、その声は震え、体は正直に反応してしまっている。雷影…いや、ルルーシュの言葉責めは、彼女の心の鎧を、容赦なく剥ぎ取り、その下に隠された、脆く、そして歪んだ欲望を、白日の下に晒そうとしていた。

 

【第二幕:肉体の『罰』、痛みと快楽の刻印】

 

言葉による精神的な陵辱で、カレンの心の壁をある程度崩したと判断したルルーシュは、次に、肉体的な「罰」へと移行した。それは、カレン自身が心の奥底で求めていた(あるいは、そう思い込まされている)ものでもあった。

 

「…言葉だけでは、貴様のその頑なな心は、完全には折れんようだな」ルルーシュは、壁に掛けられていた、細くしなやかな革製の鞭を手に取った。「ならば、その身体に、直接、ワシへの服従を刻み込んでやる必要がある」

鞭――その光景に、カレンの体がびくりと震えた。しかし、その瞳の奥には、恐怖だけでなく、どこか期待するような、熱っぽい光も宿っていた。

 

「まずは、その美しい背中からだ」ルルーシュは、カレンに背を向けて立つように命じた。カレンは、震えながらも、従順に従う。彼女の背中は、鍛えられているが、滑らかで、女性らしい曲線を描いていた。

ルルーシュは、鞭を構え、そして…しなやかに振り下ろした!

ヒュッ! パシンッ!

鋭い風切り音と共に、革の鞭が、カレンの白い背中に赤い線を描いた。

「きゃあああっっ!!!!」

カレンは、甲高い悲鳴を上げ、体を大きく震わせた。灼けるような痛み。しかし、その痛みの中に、奇妙な興奮が混じっているのを、彼女は感じていた。

「…どうだ、カレン? 痛いか? それとも、気持ちが良いか?」ルルーシュは、冷ややかに問いかける。

「い…痛い…! でも……!」彼女は、言葉を詰まらせる。

「でも、何だ? 正直に言え」

「…き、もち…いい……かも……しれない……」か細い声で、彼女はそう白状した。

 

「ククク…やはりな」ルルーシュは、満足げに笑うと、さらに鞭を振るい始めた。パシン! パシン! と、乾いた音が部屋に響き渡る。彼女の背中、尻、太腿へと、鞭は容赦なく、しかしある種のリズムをもって打ち付けられていく。赤い蚯蚓腫れが、白い肌の上に次々と浮かび上がる。

「あああっ!♡ んっ!♡ もっと…! もっと、お願いします…!♡♡」

カレンの口からは、もはや苦痛の悲鳴ではなく、明らかに快感を伴った、甲高い喘ぎ声が漏れ出す。痛みと快感が、彼女の中で完全に混濁し、倒錯したエクスタシーへと昇華されつつあったのだ。涙を流しながら、しかしその表情は恍惚としており、腰は自然に動き、鞭打たれるたびに、びくびくと痙攣する。

 

鞭による「罰」がある程度続けられた後、ルルーシュは次に、彼女の体を拘束台へと固定した。そして、今度は、蝋燭を取り出し、火を灯した。

「次は、この熱い『祝福』を、貴様のその感じやすい肌に、与えてやろう」

彼は、溶けた熱い蝋を、彼女の胸元、腹部、そして太腿の内側など、敏感な部分へと、ゆっくりと垂らし始めた。

「あっつ…!♡ ああっ!♡ でも、なんだか…ぞくぞくする……♡♡」

熱さと、わずかな痛み、そして蝋が肌の上で固まっていく、奇妙な感触。それらが、彼女に新たな種類の興奮をもたらす。

 

さらに、彼は、乳首やクリトリスに、金属製のクリップを取り付け、それを鎖で引っ張ったり、あるいは微弱な電流を流したりした。

「んんんんっ……!!!!♡♡♡♡」

鋭い痛みと、強烈な快感の同時攻撃。カレンの体は、もはや完全に、彼の意のままに反応する、快楽の楽器と化していた。彼女は、ただただ、与えられる刺激に喘ぎ、身悶え、そして恍惚とした表情で、主人のさらなる「罰」(それは、彼女にとっては最高の「愛撫」だった)を求め続ける。

そのスポーティーで健康的なプロポーションを持つ肉体が、今は赤い鞭痕と、白い蝋の跡、そして銀色のクリップで飾られ、苦痛と快楽に歪むその表情は、ある意味では、彼女が最も「生きている」瞬間なのかもしれなかった。歪んだ形で。

 

【第三幕:愛憎の交合、罰と快楽の絶頂】

 

言葉責め、鞭打ち、蝋燭、クリップ…様々な「罰」という名のハードなプレイによって、紅月カレンの肉体と精神は、完全にルルーシュの支配下に置かれ、そして快楽の限界へと近づいていた。彼女は、もはや抵抗の意志など微塵も見せず、ただひたすらに、主人からのさらなる刺激、さらなる「罰」を、恍惚とした表情で待ち望んでいた。

 

「…どうやら、十分に『準備』はできたようだな、カレン」

ルルーシュは、拘束台の上で、汗と涙と、そしておそらくは愛液でぐしょ濡れになりながら、熱い吐息を漏らす彼女の姿を見て、満足げに言った。彼は、自身もまた、この倒錯的なプレイによって、興奮が最高潮に達していた。

「ならば、最後は、ワシ自身が、貴様のその『罰』を求める身体を、存分に満たしてやらねばなるまい」

 

彼は、自身の衣服を寛げ、硬く巨大に昂ったものを露わにすると、拘束されたままのカレンの体の上に覆いかぶさった。そして、彼女の、快感を求めて潤んだ瞳を見つめながら、その熱く濡れた場所へと、自身のものをゆっくりと挿入していった。

「んんんんんっっ……!!!!♡♡♡♡♡ ああっ! ルルーシュ…!♡♡♡ はいったぁ…!♡♡♡」

カレンの口から、待ち望んでいた瞬間がついに訪れたことへの、歓喜の絶叫が迸った。内部が、彼の巨大なもので満たされる感覚。それが、これまでの痛みや屈辱さえも忘れさせるほどの、至上の快感となって、彼女の全身を貫く。

 

ルルーシュは、彼女のその反応に満足しながら、ゆっくりと、しかし力強く、腰を動かし始めた。彼のものは、彼女の内部を深く、そして確実に抉り、刺激していく。その度に、カレンは甲高い喘ぎ声を上げ、体を震わせる。

「あっ♡ あっ♡ そこ…! すごく、気持ちいい…!♡♡ ルルーシュの…おっきいので、めちゃくちゃにされるのが…たまらない……♡♡♡」

彼女は、もはや完全に、マゾヒストとしての本性を解放し、支配され、犯されることそのものに、最高の悦びを感じていた。

 

ルルーシュは、そんな彼女の姿を、支配者として、そして同時に、歪んだ形での「恋人」として、見つめていた。彼は、彼女の体を激しく突き上げながら、その耳元で、愛の言葉ではなく、侮辱と支配の言葉を囁き続ける。

「どうだ、カレン? 気持ち良いか? この、裏切り者の身体が、ブリタニア皇帝であるワシに貫かれて、感じているのだぞ?」

「はいぃ…♡♡ とっても…♡♡ 私は、ルルーシュだけの、ものですから…♡♡ どんな罰でも、受けます…♡♡ だから、もっと…♡♡」

彼女は、涙を流しながら、しかし恍惚とした表情で、そう懇願する。

 

二人の交合は、愛と憎しみ、支配と服従、快楽と苦痛が、複雑に絡み合った、激しく、そして倒錯的なものだった。カレンは、ルルーシュの激しい突き上げの中で、何度も何度も絶頂の波に襲われた。その度に、彼女の体は激しく痙攣し、甲高い絶叫が部屋に響き渡る。意識が飛びそうになるほどの、強烈なオーガズム。しかし、彼女はそれを、苦痛ではなく、最高の「罰」であり、「ご褒美」として受け入れていた。

 

そして、ついに、ルルーシュ自身も、限界を迎えた。

「カレンッ!!!!」

彼は、彼女の名前を叫びながら、最後の力を込めて、深く、激しく突き上げると、自身の白濁した精液を、彼女の体内の奥深くへと、注ぎ込んだ。

 

【終章:歪んだ絆の確認、緋色の奴隷】

 

激しい交合が終わり、部屋には、二人の荒い呼吸と、濃厚な汗と精液の匂いだけが残されていた。紅月カレンは、拘束台の上で、ぐったりと脱力し、しかしその表情には、極限の快楽と、そして(彼女にとっては)完全な満足感が浮かんでいた。体には、鞭の痕や蝋の跡、そして彼の残した精液が生々しく残り、その姿は痛々しくもあったが、同時に、倒錯的なまでの美しさを放っていた。

 

ルルーシュは、彼女の体から自身を引き抜くと、その汗ばんだ額に、そっと口づけを落とした。それは、彼なりの、歪んだ愛情表現なのかもしれない。

「…見事だったぞ、カレン」彼は、低い声で言った。「貴様は、やはりワシにとって、特別な存在だ。その、罰を求める心、そして快楽に溺れる身体…実に、愛いやつよ」

 

「…ルルーシュ……♡」カレンは、まだ朦朧とした意識の中で、彼の名を呼び、その手に頬を擦り寄せた。「…もっと…もっと、私を罰してください…♡ あなただけの、奴隷にして……♡」

その言葉は、彼女が完全に、この歪んだ関係性の中に、自身の「幸福」を見出してしまったことを示していた。

 

ルルーシュは、その言葉に、複雑な表情を浮かべた。彼は、彼女を完全に支配下に置いたことに満足しながらも、同時に、彼女をここまで変えてしまったことへの、微かな罪悪感のようなものを、感じていたのかもしれない。あるいは、それさえも、彼の計算の内なのかもしれないが。

「…ああ、そうしてやろう」彼は、やがて、いつもの冷徹な支配者の顔に戻って言った。「貴様は、永遠にワシだけの、緋色の奴隷だ。決して、逃がしはしない」

 

彼は、カレンの拘束を解くと、彼女の体を抱き上げ、寝室へと運んだ。そして、その傷つき、しかし満足げな体を、ベッドの上で休ませてやった。それは、彼なりの「優しさ」なのか、それとも、明日からの新たな「調教」への、準備なのか。

 

確かなことは、ルルーシュとカレンの間の、この歪んだ、しかし強固な絆は、これからも続いていくということだ。彼女は、愛人でありながら、自ら罰を求める奴隷として、彼の傍らにい続けるのだろう。そして、ルルーシュもまた、彼女のその特殊な欲求に応えながら、彼女を支配し続ける。それが、彼らが見つけ出した、唯一の愛の形なのかもしれない。

黒の皇帝の宮殿で、また一つ、倒錯的な愛の物語が、静かに紡がれていく。その先に待つのが、真の救済なのか、それとも破滅なのか、それはまだ、誰にも分からない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。