※この作品はR-18です。

散弾銃とスモーキング・トーク   作:スナエ

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※R18

番外編。


好き?好き?大好き?

 大学の喫煙室で、煙草を吸ってる直の口元を見て、この口がああいうことすんだよなぁ、と思った。そしたら、カーッと顔が熱くなる。

「愛してる」と囁いたり、キスしたり、肌に触れたり。

 昨夜は、直は積極的に愛撫をしてきて、段々体の下の方に舌を滑らせた。

 そして、俺のモノをくわえて、口で奉仕する。

 

「直、それ…………」

「んー?」

 

 俺のカウパー液と、直の唾液が混ざり、淫猥な音を立てた。

 

「気持ちいい?」

「ああ……」

 

 どうやら、今夜は、どろどろに甘やかされそうだ。

 舌で舐め上げられたり、尿道を刺激されたりして、俺は声を抑えられない。

 

「ひっ……あっ…………」

 

 びくり、と足が反る。

 

「も、出る……」

「出していいよ」

 

 直の口内に射精して、俺の体は弛緩した。

 直は、指で輪を作り、口を開いて舌を出して精液を見せてから呑み込む。

 その様は、いつもの直と違って、かなりクるものがある。

 

「……バカ」

「照れ隠し」

「そーだよ」

 

 その後は、直に正常位で挿入されて、何度もイカされた。

 

「は……はぁ…………」

 

 荒い呼吸で、直は俺を噛むのを我慢している。

 

「直…………」

「なに?」

「好きだ……」

「オレも」

 

 うっとりした表情で笑う直は、可愛い。腕を伸ばして、頭を撫でた。

 直が、俺の腕に頬をすり寄せる。よく懐いた猫みたいだ。

 しばらく、ベッドの上で、のんびりと会話する。

 それから、ふたりで風呂に入った。

 体を洗い、浴槽に浸かる。成人の男ふたりで入るには、少し狭い。自然と体が密着した。直が、後ろから俺を抱き締める形になる。

 濡れた髪をかき上げて、身を預けた。

 

「洸太郎」

「ん?」

「なんか、本当に好きだなって」

 

 ぎゅっと腕に力を込めて、直は言う。

 

「充分、分かってる」

「オレって、他人のこと好きになれたんだな」

 

 直の言う他人ってのは、家族以外のことだろうな。

 

「人間、生きてりゃ変わるからな」

「うん。生きててよかった」

 

 そんな話をしつつ、風呂から出て、リビングのソファーに並んだ。

 直の肩に頭を乗せたら、嬉しそうに笑う。

 

「可愛いな」

「家族以外に、可愛いって言われるの、変な感じ」

「おまえって、猫みてーだよな」

「そうか?」

 

 懐いた奴には、段々と甘えるようになる猫。

 人と寄り添える肉食獣。

 おまえのこと見上げてると、いじらしい奴だと思う。

 

「たまに噛んでもいいぜ」

「えっ!?」

「ただし、甘噛みな」

「うん…………」

 

 そわそわし出す恋人は、やっぱり可愛かった。

 

「あのさ、今、噛んでもいい?」

「あ?」

「左手の薬指……」

 

 無言で手を差し出すと、薬指の根元を噛まれる。薄く歯型がついた。

 

「予約!」

「……バカ」

 

 そんなことでおまえが喜ぶから、俺は、愛しくてたまらない。

 今は歯型のない薬指をさすり、俺は隣にいる直を見た。

 お互いに生涯を懸けられるってのは、幸せなことだな。

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