※この作品はR-18です。

散弾銃とスモーキング・トーク   作:スナエ

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番外編。


Luna say……

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 分かってる。解ってる。判ってる。わかってる。世界は美しいと。

 欠けてなお、綺麗だと思うよ。月の満ち欠けと同じ。

 朝、目覚める度に、4つの空席と、それをひとつ埋めてくれたおまえを想う。

 オレの中の、この苛烈な炎すら、好きでいてくれる人がいる。

 これが、正真正銘のオレ。全てを灰に帰す炎ではなく、おまえを照らす光になった。

 全身全霊で、燃え続けるのがオレなんだ。

 火のない所に煙は立たぬ。ってな。意味が全然違うけど。

 視界を閉ざす煙の中から、オレを見付けてくれた人。

 愛してる。

 

◆◆◆

 

 帰宅すると、洸太郎が先に家にいた。半同棲状態。

 

「おかえり」

「ただいま」

 

 何度繰り返しても、このやり取りが嬉しい。

 ネクタイを緩めると、洸太郎がオレをじっと見つめていた。

 

「なに?」

「いや…………」

 

 少し恥ずかしそうにしている顔。

 

「好きだなって」

「オレも好きだよ」

「どうしようもねーな」

「ほんとに」

 

 お互いの愛情深さを笑い合った。

 部屋着に着替えてから、キッチンに立つ恋人を眺める。

 やっぱり、この日常が愛しい。

 今夜のメニューは、豚肉の生姜焼きだ。

「いただきます」と声を揃える。

 

「美味い」

「おまえのせいで、料理の腕が上がる」

「ありがとう? ごめん?」

「前者」

「はは。ありがとう」

 

 料理のセンスがないオレのために、おまえが作ってくれるようになったの、いつからだっけ?

 ほんと、お人好しな奴。そんなだから、オレに惚れられたんだぜ?

 一度目の告白をした時は、フラれたんだよなぁ。遠い昔のことみたいだ。

 今では、オレのこと愛してるんだって。オレが、おまえと違うから。

 現実が嫌で。受け入れたくなくて。自分が嫌い。

 虚勢を張って、真実を煙に巻いていた自分。

 自分を好きになれたのは、おまえのおかげだ。

 生きていていいんだって思えた。隣にいるには、走り続けてなくちゃダメなんだと思ってたけど、おまえは立ち止まって、手を差し伸べてくれたから。今は、並んで歩いてる。

 おまえがいたから、オレは、透明にならずに済んだよ。

 この偶然を、神様のいたずらを、ふたりで運命にしたんだ。

 

「オレって、素直になったよな」

「そうだな」

「それでも、まだまだ、洸太郎に話せてないことばっかりあるよ」

「そうなのか? 遠慮すんなよ」

 

 月のように優しい微笑みが、オレだけに向けられている。

 

「うん。あのね、」

 

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