A: 主役は別
017 - カード化もされていない
「あ眩しっ!!?」
ここはどこ? 超絶眩しいんだけど! てか、私死んだんだよね!? まなは脳内麻薬で気持ちよくなれるとか言ってたけど、さすがに
段々と光量が収まっていき、私がいるのが脱衣所であることに気づいた。
(引けたのはただの胸のでかい小娘か……)
こいつ直接脳内に……! てか、誰!? 辺りを見回すと、いきなり目の前に現れた!
その女神、なぜか女神と認識したそれの姿は、無数の目と触手が蠢く、形容しがたい肉塊だった。
あぁ〜!SAN値チェックの音ォ〜!!
(お前をこれから異世界に飛ばす)
こいつ直接脳内に……! てか、これ、神様転生とかいうやつ!?じゃ、じゃあ……。
「あ、あの、チートとか、そういうのについては……」
(そんなものはない)
こいつ直接脳内に……! 現実は非情である。
生まれた時に種を蒔いたlkが花を咲かせたので、tgrrs、体を捧げる儀式を行うことになった。
というわけで、村の中心にあるmという大きい木の前、村の者が交代で祝いの歌と演奏を続けている。中にいる長老のllt様に呼ばれたら、虚に入るわけなんだけど、入り口は小さく、はいはいで入らないといけない。
先に入ったknmが出てこないにもかかわらず、中から
「n」
という声。ちなみに、私の名前は前世と変わらなかった。でも、これって……。
いや、knmは選ばれたんだ! 光栄なことなんだ! そう事前に聞かされていた通りに思うことにした。
入っていくと、中はやや開けていていて、光も差している。その真ん中にllt様はいた。長老という通り、かなりの齢、誰もわからないくらいの齢らしいんだけど、若く見える。見た目年齢20代。これもnktと一つになった効果なのかな。
首から下はほとんどnktだ。なるほど、どうりでみんな、llt様のことをz*1じゃなくてrf*2で呼んでいたわけか。
ふと、llt様の横を見ると、さっきまでknmだったものがあった。
「knm zxkl」
「zxxkl」
「glsn ṅl」
私は言われた通り、彼女に密着した。すると、彼女は私に纏わりついて私の両手両足を縛り、私をひっくり返して彼女の中に入れた。
tgrrsは自らの身体をnktという植物に捧げ、一つになる儀式。nktと一つになることで、光合成、生殖能力、長寿、植物が持つ表現能力と感覚、そして、gxz、人によって異なるスキルを得る。ってこれ、スキル授与の儀式か! もしかしたら、一見ハズレなチートスキルをもらえるかもしれない!
「ひゃっ」
私のアソコにポタポタと水のようなのが垂らされる。……水じゃない。1滴垂らされるたびに、火照ってきた。nsṅsdnns、水を増やす水、媚薬だ。名前通りに濡れてきた。
たしか、選ばれるのは、これによることが多いんだっけ。
「うあっ」
llt様の太い枝が入ってきた。
「おうっ」
すぐに出た。すると、上が開き、光が差してきた。llt様は歌い始めた。
「nkt nkt snkt
zkbṅsmlfssnl
nkt nkt xps nkt
rfkṅssnn」
nsṅsdnnsで敏感になった膣の奥に激痛が走る。
「あがぁぁぁ!!?」
しかし、しばらくすると治まってきた。それと同時に多くの音が聞こえるようになってきた。高い音。静かな空間だと思っていたけど、実は賑やかな場所だった。
驚いていると、周りは開け、私は元の向きに直されて拘束が解かれた。
「zpbnṅft」
「bl」
「zṅ」
この言い回しは、完了したんだ。
「gxzt」
「xklx ṅf」
言われた通りに虚を出ると、自分のgxzが何なのかだんだんとわかってきた。
それは、ṅblxz。って、そこそこ使えるスキルじゃん! 一見ハズレなチートスキルが欲しかったよ!
ちなみに、使い方はどっちかというとリーフブレードのようで、葉を硬くして刃を作る。
戦士向きのスキルなので、翌日、戦士のtṅさんのところに行ったら、
「blfnv」
と言われた。ごもっとも。
何ヶ月経ったかな? h*3から種が齎された頃、私ははじめて狩りに出ることを許された。私の葉の一部は大きく長く硬く、縁には透明な刃がたくさん並んでいる。アステカの剣、なんだっけ? マカなんとかに似ている?
なんじゃこりゃ。先輩達の戦い方を見たんだけど、枝を伸ばして、葉で獲物を多方向から切り刻んでいる。オールレンジ。どうりで戦士の数が少ないのに肉を十分に確保できるわけだ。自分の3倍以上の大きさの大蟲相手でも単騎で屠れている。
「n fkṅbl」
と言われたので、私は小さいのを探す。
「どこじゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
いた! 白くて丸いふわふわ二足歩行生物! pngだ!
「いたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
枝を広げ、そっちに走る。当然、相手も逃げる!
「待てくらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
崖に追い詰めた! 葉の剣を振り下ろす!
「チェストオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
すると、pngはこっちに跳んできて、私はバランスを崩して倒れる。
ここは?
気づいたら私はプラットホームにいた。
おかしい。無音だ。こんな静かなの、tgrrs以来だ。いや、全くの無音ってわけじゃなく、遠くから太鼓や鈴の音が聞こえるんだけど、高い音が聞こえない。周りは草原なのに。彼女達は歌わないのかな?
駅の看板を見ると、「きさらぎ」
「まじか」
しばらく探索したけど、目ぼしいものはなかった。遠くから太鼓や鈴の音が聞こえてるんだけど、全方位から聞こえてくるんだよね。で、これに関してはすっごい不気味。あとは何もない。むしろ、なんかエンティティ出て欲しいとさえ思っている。
とりあえず、ブリッジの体勢でホームを蠢き回ることにした。
すると、誰か近づいてきた。灰色のスーツを着て、中折れ帽を被っている。
「お前、何でここにいるんだ!!」
おっさんの声だった。てか、日本語!? すっごい久しぶりだ。
「わかりませんよ。そもそも誰ですか? エンティティ?」
「
「あ、あー」
言われてみれば。
「なるほど。……が違うようだ。それに……」
ぶつぶつ言ってうまく聞き取れない。
「なんですか?」
「もう戻してあげられないから、代りにこちらで」
銃声。