【第一幕:次なるステップ、水による浄化への誘い】
古びた柳の下での、奇妙な「浄化の儀式」を終えた後、ジョディー・爆竜・カレンは、不思議な高揚感と、拭いきれない若干の戸惑いを胸に、両津勘吉の後をついて歩いていた。彼の言う「気」の注入とやらの効果なのか、あるいは単なるプラシーボか、身体が少し軽くなったような気はする。しかし、あの身体に触れる儀式は、やはりどこか腑に落ちないものがあった。
「どうだ、ジョディー。少しは日本の大地のエネルギーを感じられたか?」
両津は、したり顔で尋ねる。
「ええ、まあ…なんだか、不思議な感覚だったわ。でも、これが日本のスピリチュアルなのね?」
ジョディーは、まだ半信半疑ながらも、未知の文化に触れたという興奮が勝っていた。
「はっはっは! あれはまだ序の口だぜ!」両津は、大げさに笑い飛ばした。「昨日の浄化だけでは、お前の身体に染み付いた『西洋の垢』は、まだ完全には落ちきらん。日本の精神性の根幹、つまり、自然との一体化、森羅万象との調和を感じるためには、次なるステップ、『禊ぎ(みそぎ)』、すなわち、水による完全な浄化が必要不可欠なんだ!」
彼は、さも重要な秘儀を語るかのように、声を潜めて続けた。
「これはな、ただの入浴とは訳が違う。特別な霊泉、あるいは、古くから続く由緒ある家系にのみ伝わる秘伝の入浴法なんだ。これを行うことで、身体の表面だけでなく、魂のレベルまで浄化され、真の『和の心』を体得できると言われている」
「ミソギ…魂の浄化…?」ジョディーの瞳が、好奇心にきらめく。「それは、ぜひ体験してみたいわ! どこでできるの?」
彼女は、すっかり両津のペースに乗せられていた。
「ふっふっふ…それは、もちろん、一般人がいけるような場所じゃねえ」両津は、勿体ぶるように言った。「俺様の、特別なコネクションがあってこそ、入れる場所なんだ。まあ、ついてこい。最高の『禊ぎ』を体験させてやるぜ」
彼は、ジョディーを伴って、ある場所へと向かった。それは、彼がこの日のために、周到に準備した「舞台」だった。
【第二幕:神聖なる(?)密室、禊ぎの場の設定】
両津がジョディーを連れてきたのは、都心から少し離れた、高級ホテルの一室だった。それも、広々としたリビングスペースと、独立したベッドルーム、そして何より、大きな窓から緑豊かな庭園(風の景色)が見渡せる、豪華なバスルームを備えた、スイートルームのような空間だった。(もちろん、彼が数時間だけレンタルした、ラブホテルの一室である可能性も否定できないが、内装はそれなりに高級感があった)。
「ここが…霊泉?」
ジョディーは、そのあまりにもモダンで豪華な空間に、少し拍子抜けしたような表情を見せる。
「馬鹿野郎、見た目で判断するなと言っただろう」両津は、慌てて取り繕う。「ここはな、見た目は近代的だが、地下深くから、まさにあの『霊泉』と同じ水脈の湯を引き込んでいる、特別な場所なんだ。そして、何より重要なのは、この『禊ぎ』は、極めて神聖な儀式だから、絶対に誰にも見られてはいけないということだ。だから、こうして完全にプライベートな空間を用意したんだ」
彼は、もっともらしい理由をつけて、この密室空間であることを正当化した。バスルームには、既に湯が張られており、柚子や檜のような、和風の香りが漂っている(両津が入浴剤を入れただけだが)。
「さあ、ジョディー。まずは、この神聖な空間に敬意を払い、心を落ち着けるんだ」
両津は、どこで覚えてきたのか、柏手を一つ打ち、厳かな(ふりをした)態度で、バスルームの中央を指し示した。
【第三幕:生まれたままの姿へ、文化という名の強制】
「さて、ジョディー。いよいよ『禊ぎ』の核心に入る」
両津は、真剣な表情を作り、説明を始めた。
「『禊ぎ』とは、すなわち、生まれたままの姿で、自然(この場合は湯)と一体になることを意味する。我々が身に纏っている衣服は、俗世の垢、穢れそのものなのだ。真の浄化のためには、それら全てを脱ぎ捨て、無垢な、生まれたままの姿に戻らなければならない」
彼は、きっぱりと言い切った。
「What!? Naked!?(裸ですって!?)」
ジョディーは、さすがに驚きの声を上げた。アメリカの文化では、たとえスパであっても、見知らぬ(しかも異性の)前で完全に裸になることには、強い抵抗がある。
「リョーツ、それはいくらなんでも…! 日本の文化だとしても、私には…」
「まあ、待て待て。お前の気持ちも分かる」両津は、彼女の抵抗を予期していたかのように、宥めるように言った。「だがな、これは、恥ずかしいとか、そういう次元の話ではないんだ。これは、魂の浄化のための、神聖なプロセスなんだ。それに…」
彼は、おもむろに、自分が着ていた浴衣(?)の帯を解き始めた。そして、その下に着けていた、真っ白なふんどし(あるいは、トランクスかもしれないが、ここではふんどしの方が「それらしい」)姿を露わにした。
「見ろ。俺も、『禊ぎ』に臨む者として、共にこの儀式を行う。これは、男女の区別なく、全ての人間が自然に還るための、平等な儀式なのだ。決して、いやらしい意味などない」
彼は、自らも脱ぐことで、これが「共有される儀式」であるかのように見せかけ、ジョディーの抵抗感を和らげようとしたのだ。その、ある意味潔い(?)姿と、真剣な(ように見える)眼差しに、ジョディーの心は揺れた。
「……」
彼女は、しばらくの間、逡巡していた。アメリカの常識と、日本の(と説明された)文化。羞恥心と、未知への好奇心。しかし、彼女の持ち前の開放的な性格と、「ここまで来たのだから、最後まで体験してみたい」という冒険心、そして、両津の「郷に入っては郷に従え」的な圧力が、最終的に彼女に決断させた。
「…Okay, Ryohtsu. I understand.(わかったわ、リョーツ。理解したわ)」彼女は、深呼吸を一つすると、意を決して、着ていた服を脱ぎ始めた。
Tシャツ、ジーンズ、そして、その下にはやはり、ブラジャーは着けていなかった。最後に、小さなショーツも脱ぎ捨て、ついに、彼女の、豊満で、健康的な、そして一切の衣服を纏わない裸体が、両津の目の前に晒された。日に焼けていない白い肌と、豊かな胸、引き締まったくびれ、そして大きな尻。その、惜しげもなく晒された肢体は、生命力に溢れ、神々しいほどの魅力を放っていた。両津は、その光景に、興奮で眩暈がしそうになるのを、必死で抑え込んだ。
「…よし、準備は整ったな」彼は、あくまで平静を装い、言った。「さあ、湯の中へ」
【第四幕:「洗い清め」という名の、肌と肌の接触】
二人は、ゆっくりと、湯気が立ち込める、大きなバスタブの中へと入った。温かい湯が、裸の肌を優しく包み込む。その心地よさに、ジョディーの緊張も、少しだけ和らいだように見えた。
「さて、ジョディー。これより、身体の隅々まで『気』を行き渡らせながら、互いを洗い清めるのが、この『禊ぎ』の作法だ」
両津は、そう言うと、用意しておいた、きめ細かい泡の立つ液体石鹸(あるいは、ローションに近いものかもしれない)を、自らの手のひらにたっぷりと取った。
「まずは、俺がお前の背中から清めよう」
彼は、ジョディーの後ろに回り込み、その滑らかな背中に、泡立てた石鹸を塗り広げ始めた。最初は、ごく普通に、背中や肩を洗っているように見えた。しかし、その手つきは、徐々に、明らかに、変化していった。
指先が、彼女のうなじを、髪の生え際を、くすぐるように撫でる。手のひらが、肩甲骨の間のくぼみを、円を描くように滑る。そして、その手は、ゆっくりと、彼女の身体の側面へと回り込み、脇の下を通り過ぎ、ついに、その豊かな胸の、横乳と呼ばれる部分に、そっと触れた。
「…!? んっ…!」
ジョディーの身体が、びくりと震える。しかし、両津は、構わず続ける。
「…この辺りは、『気』の滞りやすい場所だからな。念入りに、清めねばならん」
彼は、もっともらしいことを呟きながら、泡を利用して、滑るように、彼女の乳房全体を、手のひらで包み込むように洗い始めた。指先が、硬くなった乳首に触れる。その度に、ジョディーの口からは、小さな、甘い吐息が漏れる。
さらに、両津の手は、腹部へと降りていく。平らで、引き締まった腹筋のラインをなぞり、おへその周りを、指先で、くすぐるように刺激する。そして、そのまま、さらに下方へ…。脚の付け根、太ももの内側の、非常に敏感な部分を、手のひら全体で、ゆっくりと、しかし確実に、撫で上げていく。
「ひゃ…♡ あ…♡♡」
ジョディーの声は、もはや明らかに、ただの洗浄に対する反応ではなかった。それは、紛れもない、快感の声だった。
両津は、さらに大胆になる。彼は、大量の泡と、滑りの良い石鹸(ローション?)を最大限に利用し、もはや「洗う」というよりも、「撫でる」「擦り合わせる」といった方が適切な行為を繰り返した。時には、自らの胸や腹を、彼女の背中や尻に押し付け、肌と肌が密着するような洗い方をする。泡と湯気の中で、二人の裸体は、境界線が曖昧になるほど、密着し、滑り合った。それはもはや洗浄ではなく、明らかに愛撫に近いものだった。
【第五幕:ジョディーの混乱、快感と文化の狭間で】
ジョディーは、強い戸惑いと羞恥心を感じていた。目の前で起こっていることは、アメリカの常識では、到底考えられないことだ。これは、本当に日本の「文化」なのか? それとも、この男の、個人的な欲望なのか?
しかし、同時に、彼女の身体は、正直に反応してしまっていた。温かい湯の心地よさ、滑らかな泡と肌の感触、そして、両津の、少し乱暴だが、的確に快感を刺激してくる手つき。それらが渾然一体となって、彼女の身体の奥底から、抗いがたい快感を引き出していたのだ。
(…Oh my god... What's happening...? This isn't normal... but... it feels... so good... Is this really... Japanese 'Misogi'...?)
彼女の頭の中は、混乱していた。理性では「おかしい」と感じている。しかし、身体は、快楽を求めてしまう。そして、目の前で、あくまで「儀式を遂行している」かのような、真剣な表情(もちろん、演技だが)を崩さない両津を見ていると、「もしかしたら、これが本当に、特別な文化なのかもしれない」という、自己暗示にかかりそうになる。
「…んん…♡♡ はぁ…ぁ…♡♡♡」
彼女の口からは、もはや、抵抗の言葉ではなく、甘い喘ぎ声だけが漏れていた。身体は、完全に両津に委ねられ、彼のなすがままになっている。心は、「文化体験」という自己暗示と、身体的な反応の間で、激しく揺れ動いていた。
両津は、その様子を見て、ほくそ笑んだ。(よし、完全に落ちたな…ここまで来れば、もうこっちのもんだぜ…)彼は、ジョディーの身体が、完全に快感を受け入れる準備ができたこと、そして、彼女の理性が、文化という名の麻薬によって、麻痺し始めていることを、確信していた。
第2話終了時点: 「禊ぎ」という名目での、裸での濃密なスキンシップは、成功裏に(両津にとっては)終了した。ジョディーの身体は、両津の手によって完全に解きほぐされ、そして、快感に敏感になっている。彼女の心は、まだ混乱の中にあるものの、「文化体験」という大義名分の下で、両津への抵抗力を、ほぼ失っている。両津は、最終目的である「尻穴体験」という、最もハードルの高い「儀式」へと、彼女を導くための、完璧な下地ができたことを確信し、次なるステップへの期待に胸を膨らませていた。本当の「深淵」は、すぐそこまで迫っている…。