【第一幕:巨匠(?)両津監督、最後のダメ出し】
古びたレンタルスタジオ(という名の、両津勘吉が根城にしている、埃とガラクタと、何やら怪しげな発明品が散乱するアジトの一室)。ジージーと音を立てる安物の蛍光灯と、申し訳程度に設置された撮影用ライトが、白いシンプルなキャミソールとショーツだけという、あまりにも扇情的な姿の早乙女リカを、まるで獲物を品定めするかのように、ねっとりと照らし出していた。壁際には、三脚に据えられたビデオカメラの赤いランプが無機質に点灯し続けている。そして、そのカメラの横には、なぜかヨレヨレのベレー帽を目深にかぶり、腕を組み、映画監督気取りの両津勘吉が、したり顔で仁王立ちになっていた。
「…ふーむ、よぉしよし」両津は、顎に手をやり、唸るように言った。その口調は、いつもの乱暴さに加え、わざとらしい「巨匠」感が滲み出ている。「ようやく、『交通課の堅物』という名の、分厚い甲羅は、ちぃとばかし剥がれてきたようじゃねえか、早乙女ちゃんよぉ」
「……(なんなのよ、この変な口調…)」
リカは、口には出さないが、内心で悪態をつく。しかし、逆らうことはできない。この男には、あの廃倉庫での「秘密」と、それを記録した(かもしれない)「証拠」を握られているのだから。
「だがな!」両津は、突然、大げさな身振りで続ける。「まだ核心には、エベレストの頂上くらい程遠いぞ! この、俺様が魂を込めて撮っている、世紀の大作ビデオ…その、真の、そして究極のテーマはだな…**『献身』**だ! Kenshin! 分かるか? 全てを捧げ尽くす、自己犠牲の美学よ! これを表現せずして、真の感動(と、主に俺様の満足)は得られんのだ!」
彼は、またしても、もっともらしい(しかし、その実、彼の欲望を正当化するためだけの、中身は空っぽの)大義名分を、高らかに振りかざす。
「…全てを…捧げる…『献身』…」リカは、彼の言葉を、呆然と反芻した。しかし、不思議なことに、以前感じたような、絶対的な嫌悪感や恐怖だけではない、別の感情が、心の奥底で、むくりと頭をもたげ始めていた。
これまでの「撮影」で、彼女の心と身体は、既に、この奇妙な状況に、少しずつ「慣らされて」きていたのかもしれない。屈辱的で、馬鹿馬鹿しいはずなのに、彼の命令に従い、普段の自分なら絶対にしないような、大胆なポーズ(四つん這いや、M字開脚など)を取らされ、そして、その姿を、彼のギラギラした視線と、無機質なレンズに晒されるという状況。その中に、ほんのわずかな、しかし否定できない**「スリル」や「背徳感」、そして、もっと言ってしまえば、一種の「興奮」**を感じ始めてしまっていたのだ。
(…な、何を考えてるのよ、私…! あんな目に遭わされて…! でも…あの時の、命令されてる時の、あの変なドキドキ感は…何…!?)
彼女の心は、混乱していた。
「そうだ! 献身だ!」両津は、そんなリカの内心の動揺などお構いなしに、大げさに頷いた。「そしてな、その『献身』の、最も純粋で、最も力強い象徴…それはだな! 人間が、この世にオギャーと生まれた時の、あの、一点の曇りもない、完全なる無垢の姿となることよ! つまりだな、早乙女ちゃんよぉ…」
彼は、リカの、戸惑いに揺れる瞳を、じっと、射抜くように見つめ、そして、とんでもない命令を下した。
「いよいよ、最後の『殻』を破る時が来たぞ! その、肌着(したぎ)も、ブラジャーも、ショーツも、ぜーんぶ! 脱ぎ捨てて、 君の、ありのままの『魂』(と、そのナイスバディ)を、この俺様のカメラの前に、堂々と曝け出すのだ! これぞ、究極の『自己解放』! そして、君の『献身』の、最終形態となる!」
全裸要求。以前の、廃倉庫での悪夢が蘇る。しかし、今回は、状況が少し違った。前回は、恐怖と絶望の中で、涙ながらに受け入れた。だが、今は…。リカは、確かに顔を真っ赤にし、身体をわなわなと震わせた。しかし、その瞳の奥には、恐怖や屈辱だけでなく、ほんのわずかな、しかし確かな、好奇心と、「この先に、何があるのだろう?」「どうなってしまうのだろう?」という、危険な期待感が、揺らめいていたのだ。
「…い、嫌です…! さすがに、それは…! 人として、どうかと思います!」
口では、まだ、常識的な抵抗の言葉を発している。しかし、その声の響きは、以前ほどの、絶対的な拒絶の力を、明らかに失っていた。彼女自身、気づいているのかもしれない。自分が、もう、後戻りできない場所まで、来てしまっていることに。
「何をためらう必要がある!」両津は、待ってましたとばかりに、畳み掛ける。「これは**『芸術』だと言ったはずだ! 高尚なアートの前では、羞恥心なんぞ、ちっぽけな埃にすぎん! それに、お前のその、B88、W57、H82の、国宝級のプロポーションを、出し惜しみするのは、全人類に対する冒涜であり、罪だぞ? ええい、分からんか!(意味不明)」
彼は、いつものように、脅し文句(スマートフォンのビデオ映像ちらつかせ)も、ポケットからチラリと覗かせたが、それ以上に、今のリカには、別の種類のプレッシャーがかかっていた。それは、「もし、ここで拒否したら、この奇妙で、倒錯した、しかし、なぜか少しだけ『興奮』**してしまうこの『撮影』が終わってしまうのではないか?」という、無意識の恐怖であり、渇望だったのかもしれない。
「…………………」
長い、重い沈黙。部屋には、蛍光灯のジーという音と、リカの、浅く速い呼吸の音だけが響いていた。
やがて、リカは、観念したように、しかし、どこか、吹っ切れたような、あるいは、自棄っぱちな、もしくは、未知への扉を開ける直前の、奇妙な高揚感すら感じさせるような表情で、ゆっくりと頷いた。
「…………わかり…ました…………」
その声は、震えてはいたが、もはや絶望の色だけではなかった。
「…………脱ぎます…………脱げば、満足なんでしょう…? この、ど変態エロガッパ監督さん…」
最後の言葉には、ほんの少しだけ、挑発的な響きすら含まれていた。彼女は、もはや、ただの被害者ではなくなりつつあった。
両津は、内心で(よし!完全に、こっちのペースだ! しかも、なんだか妙に色っぽくなりやがって…!)とほくそ笑みながらも、あくまで「厳粛な監督」の仮面を崩さない。
「よろしい! その意気や、良し! では、ゆっくりと、一枚ずつだ。焦ることはない。君の『真の魂』が解放される、その歴史的瞬間を、この名監督両津と、カメラは、固唾を飲んで待っているぞ!」
リカは、震える指で、まず、白いキャミソールの肩紐に手をかけた。深呼吸を一つ。そして、どこか、吹っ切れたような、 しかし、やはり恥じらいは隠せない、大胆な動きで、それを頭から抜き去るように脱ぎ捨てた。B88の、若々しく、形の良い乳房が、露わになる。その先端は、既に、興奮によって硬く尖り、存在を主張していた。(乳首たつ) 次に、彼女は、一瞬だけ躊躇いを見せたが、すぐに、腰に手を伸ばし、最後の砦である、シンプルな白いショーツのゴムに、指をかけた。ゆっくりと、しかし、確かな意志を持って、それを、滑らかな太ももを伝って、足元へと下ろしていった。前回の「無毛の行」によって、完璧に手入れされたパイパンの恥丘が、完全に晒される。
ついに、彼女は、生まれたままの、完全な裸体となった。166cm、49kg。交通課での立ち仕事と、趣味(?)の護身術で鍛えられた、引き締まった、しかし女性らしい柔らかな丸みを帯びた肢体。その全てが、安物の照明と、無機質なカメラのレンズの前に、完全に晒された。しかし、以前のような、ただ怯え、屈辱に震えるだけの姿ではなかった。彼女は、俯いてはいたが、その頬は、興奮で真っ赤に染まり、 呼吸は少し荒く、そして、硬く尖ったままの乳首は、隠しようもなく、彼女の身体が、既に**「満更ではない」**どころか、次の展開を期待している状態にあることを、雄弁に物語っていた。
【第二幕:「芸術的接触」? 目覚め始めた快感】
「…うむ、素晴らしい…! 実に、素晴らしいぞ、早乙女!」
両津は、感嘆したような(今回は、かなり本心も混じっていたかもしれない)声を上げ、ベレー帽を被り直し、カメラを構え直した。
「これぞ、ワシが求めていた、『魂』の輝きそのものだ! 無垢にして、大胆! 清純にして、妖艶! まさに、奇跡のバランスよ!」
彼は、興奮のあまり、口調がさらに怪しくなっている。
「だが、まだ身体が硬いな! もっと、力を抜け! リラックスしろ!」両津は、突然、厳しい口調に戻る。「そうだ、今度は、『水面に揺れる月光のように、しなやかに、そして、エロティックに動く肉体』を表現してみようではないか!」
彼は、またしても意味不明な指示を出すと、スタスタとリカに近づき、「演出指導だ!」という名目で、彼女の滑らかな裸体に、直接触れ始めた。
「…肩の力が、まだ入っておるぞ! ふむ、ここか? ここが硬いのか?」
彼の手が、彼女のなめらかな肩に触れる。少し、力を込めて揉むような仕草。
「…腰のライン…ここが、もっと、こう…しなやかぁ~に、くねるようにだな…」
彼の手が、彼女のW57の、信じられないほど細いくびれを、そして、H82の、形の良いヒップラインを、ゆっくりと、しかし、確実に、なぞっていく。その指先は、時に、わざとらしく、臀部の割れ目へと滑り込もうとする。
「…っ!♡ ひゃっ…!」
リカの身体が、その直接的な接触に、びくりと、しかし、明らかに心地よさそうに反応する。 冷たいような、熱いような、ぞくぞくするような、奇妙な感覚。それは、前回感じた、恐怖に満ちた屈辱とは、明らかに違う種類の、快感の予兆だった。
「そうだ、その反応だ!」両津は、声を弾ませる。「その、身体の正直な反応こそが、真の『芸術』なのだ! 恥ずかしがることはない! もっと、感じたままに、身体を解放しろ! さあ!」
彼は、彼女の身体の反応を、全て「芸術表現」として肯定し、彼女が抵抗できないのをいいことに、さらに大胆に、彼女の裸体を探求していく。
彼の手は、ついに、彼女の胸へと伸びた。B88の、形の良い、しかし、カーラ大佐のような威圧感はなく、むしろ、そのサイズ感が、彼女の清楚さと相まって、独特の魅力を放つ、豊かな膨らみ。それを、手のひらで、優しく、しかし、確かな力で包み込み、ゆっくりと揉みしだく。硬く尖ったままの乳首を、親指と人差し指で、つまみ上げ、転がし、軽く引っ張る。
「ん…ぅ…♡ あ…♡♡ き、気持ち…いい……かも……♡」
リカの唇から、もはや、抵抗ではなく、純粋な快感から来る、甘い喘ぎ声が漏れ始めた。
(…だめ…! こんなの、絶対におかしい…! 騙されてる…! でも…でも…! 気持ちいい…!? なんで…!? この人の指…すごく…変な感じ…でも…!)
彼女の頭の中は、まだ混乱していた。屈辱的な状況のはず。騙されているはず。しかし、なぜ、身体は、こんなにも、正直に、そして強く、反応してしまうのか? でも、その混乱すらも、今は、どこか心地よいBGMのように感じられ、目の前の、両津の指先がもたらす、直接的で、抗いがたい快感に、意識が集中していく。もしかしたら、これが、私の、本当の姿…? **「少し明るい雰囲気」**とは、この、混乱の中で、しかし確実に、快感への扉を開き始めている、彼女自身の心の変化が生み出しているのかもしれない。
両津は、その変化を、もちろん見逃さなかった。(ケケケ…! 完全に、スイッチが入ったな、こいつ! チョロいチョロい! やはり、どんな堅物女でも、丁寧に、辛抱強く『開発』してやれば、こうなるんだよな! 早矢も、麗子も、そして、あの鬼教官も…! 俺様の手にかかれば、みーんな、メス豚よ!)
彼は、内心で、下劣な哄笑を上げながらも、表面上は、あくまで「芸術のための演出指導」という仮面を被り続け、彼女を、さらに深い、そして戻ることのできない快感の淵へと、巧みに引きずり込んでいく。
【第三幕:「献身」のクライマックス? 快楽に沈む身体の準備】
両津の「演出指導」という名の愛撫は、さらにエスカレートしていく。彼は、どこからか、再びローション(今回は、肌に優しい、温感タイプかもしれない)を取り出すと、「これは、肌の質感を、より『神々しく』、そして『濡れたように』見せるための、聖なるオイルだ。これを塗ることで、君の『魂』の輝きは、さらに増すであろう」と、もはや宗教的な領域にまで踏み込んだ説明をしながら、それを、リカの全身に、たっぷりと、そして、ねっとりと塗り広げ始めた。
豊かな胸、硬く尖った乳首、細いくびれ、滑らかな腹部、そして、パイパンにされた、無防備な恥丘と、その奥にある、最も敏感な場所にも…。ローションの、ひんやりとした感触と、それに続く、彼の手のひらの熱さ。滑らかな感触と、より直接的になった、粘膜への刺激。それらが、リカの、既に興奮しきっていた感覚を、さらに鋭敏にし、限界点へと押し上げていく。
「あ…♡ んん…♡♡ も、もう…だめぇ…♡ 身体が…変になっちゃう…♡♡」
もはや、彼女の口からは、抵抗の言葉ではなく、ただ、甘く、そして苦しげな(しかし、それは間違いなく快感による苦しさだ)喘ぎ声だけが、途切れ途切れに漏れていた。その瞳は、潤んで、焦点が合わず、完全に、快楽に**「沈み」**始めている。
そして、両津は、ついに、あの言葉を、三度(みたび?)、しかし、今度は、より確信に満ちた声で、口にした。
「…早乙女リカよ。いよいよ、このビデオの、クライマックスシーンだ。テーマは、『完全なる信頼と、自己犠牲による、魂の結合』…すなわち、『本番』だ!」
彼は、自らの、既に臨戦態勢にあるものを、誇示するように、露わにしながら、言った。
「さあ、私を受け入れろ、早乙女。君の、その、快楽に濡れた身体で! これが、君の、そして私の、『芸術』の完成形であり、君の『献身』の、最終形態となるのだ!」
この期に及んでも、彼は、「芸術」や「献身」という言葉を使う。その白々しさに、リカは、もはや笑う気力もなかった。(…芸術? 結合? 献身? 本当に、この人は、最後まで、馬鹿なことを…でも…)
しかし、もはや、どうでもよかった。彼の言葉が、嘘か本当かなんて。ただ、今、この瞬間、彼の、あの熱くて、硬いもので、自分の、この、疼いて仕方ない場所を、強く、深く、満たされたい。そんな、抗いがたい欲求が、彼女の全身を、完全に支配していたのだ。
彼女は、もはや、「勘違い」などではなかった。自らの意志で、 この状況を、この快感を、そして、この男を、受け入れることを決めたのだ。 彼女は、涙で潤んだ、しかし、熱っぽい、強い光を宿した瞳で、ゆっくりと、両津を見つめ返すと、小さく、しかし、はっきりと、頷いた。
「……………はい……………監督………♡ 全部………受け入れます………♡」
それは、彼女の、完全なる**「快諾」**であり、新たな自分への、覚醒の瞬間だったのかもしれない。
両津は、その返事を待っていたとばかりに、獰猛な獣のような笑みを浮かべると、彼女の上に覆いかぶさった。そして、ついに、二人の身体は、**「本番」**という名の、しかし、今回は、歪みながらも、確かに互いを求め合う形で、一つになろうとしていた…。カメラの赤いランプが、その、倒錯した、しかし、ある意味で「ハッピーエンド」なのかもしれない、クライマックスの始まりを、静かに見守っていた。次への期待は、もはや、疑いようもなかった。二人の、奇妙で、コミカルで、そしてどこまでもエロティックな「レッスン」は、まだ始まったばかりなのだから