夏休みに入ると、俺は雪永のマンションにたまに通い、そのたびにセックスした。
「女の一人暮らしは危ないからさぁ、男がいるって安心できるよね」と雪永は笑いながら言っていた。
ある日、家に帰ると千鳥さんがドアの前で待っていた。
「やぁ、遅かったね」と千鳥さんが言った。
「……どうも。」
「随分夜まで出歩くんだね。ガールフレンドでもできたのかな?」
「……だったら何なんですか。」
「別に……。ねぇ、今日泊めてよ?」と千鳥さんが言った。
「部屋汚いですけど」と俺は引き返そうとしたが、彼女は強引に部屋に入ってきた。
「お邪魔しまーす!」と彼女は上がり込み、風呂場に直行した。
「お風呂貸して。汗かいちゃった」と言い、勝手に風呂場へ向かった。
「ねぇ、東田くん、一緒に入ろう?」と俺の返事を待たずに服を脱ぎ始めた。
俺は慌てて目を逸らしたが、千鳥さんは俺の腕を掴んで風呂場に引っ張っていった。
強引に服を脱がされ、一緒に風呂に入ることになった。
千鳥さんはシャワーで汗を流した後、俺の体に泡を塗り始めた。
「東田くん、背中洗ってあげるね」とボディタオルで擦ってくれた。
「やっぱり筋肉あるね。かっこいいなぁ」と言いながら、俺に抱きついてきた。
「あ、千鳥さん……!」と俺が言うと、彼女は耳元で囁いた。
「背中だけじゃなく、前も洗ってあげる。」
千鳥さんは俺の前で跪くと、ペニスを手で握り、上下に動かし始めた。
「ちょ、ちょっと!」と俺は慌てて言った。
「いいから、お姉さんに任せて」と彼女は言い、俺は抵抗したが力が強くて振り解けなかった。
結局、泡をつけた手でペニスを扱かれた。
「どう? 気持ちいい?」と手の動きを早めた。
亀頭を指の腹で撫で、根元から先まで絞り上げるように動かす。
「うっ」と俺は思わず声を漏らした。
そのまま亀頭を手のひらで包み、グリグリと回すように刺激してきた。
「う、あ、ああ!」と声が上がるが、千鳥さんは止めなかった。
「ほら、我慢しないで出していいんだよ」とさらに強く握る。
「くっ……! あぁ!」俺は耐えきれず果ててしまった。
精液が千鳥さんの手に飛び、彼女は気にせず手のひらを広げて見せた。
「結構出たね」と笑顔で言った。
「えいっ!」と千鳥さんが抱きついてきて、今度は俺の乳首を舐め始めた。
最初は舌先でチロチロと舐めていたが、次第に口に含んでしゃぶりだした。
「んっ……」と俺は小さく声を上げたが、彼女は気にせず続けた。
歯で軽く噛んだり、舌先で転がしたり、吸い付いたりしてきた。
「んっ、ちゅぱっ」と音を立てて乳首を刺激し続け、手を下げて睾丸に触れてきた。
「ここもマッサージしないと」と言い、玉を手で転がすように扱いてきた。
面白そうな顔をして、今度は睾丸を舐め始めた。飴を舐めるように口に含んだ。
「ぺろ、れろ……」と舌を丁寧に動かし、ゆっくり口に入れた。
口内の温かさと外気とは違う感覚に包まれ、俺は快感を味わった。
さらにジュボっと音を立てて頭を前後に動かし始めた。
「んっ、んっ」とくぐもった声を出していたが、やめる気はないようだった。
口の中で転がしつつ、先端を舌でチロチロくすぐられ、時折歯が当たるとビクッと反応した。
その刺激も心地よく、再び勃起し始めていたペニスを握ると、先端を爪でグリッと押し潰してきた。
脳に痺れるような快感が流れ込み、「あぁっ!」と声を上げると同時にまた射精してしまった。
大量の精液が飛び、千鳥さんの体にかかった。
「あ、また出たね」と彼女はペニスをシャワーで洗い始めた。
「東田くん、今度は私の体も洗ってよ」と俺の前で膝立ちになり、秘所を開いて見せた。
そこはすでに愛液でトロトロになっており、ヒクついていた。
「東田くん、いいよ」と手を壁につき、俺の顔に腰を突き出してきた。
「え、そんな……千鳥さん……」と俺が戸惑っていると、「早くしないと風邪ひいちゃうよ?」と言われた。
そのまま俺は勃起したペニスを千鳥さんの秘所に挿入した。
「あぁ……!」と彼女が喘ぐ。勢いよく根元まで突っ込み、奥まで届いた。
「あ、あぁ……東田くんの大きい……♡」
俺は腰を打ち付けるように動かし始めた。「あ、あっ♡ だめぇ!」と千鳥さんは喘ぎ続けた。
ピストン運動のたびに膣がキツく締まり、意識が飛びそうな快楽に襲われた。
俺は彼女の大きなお尻を掴んで引き寄せ、体重がより強くかかる形で奥まで突いた。
快楽を求めて激しく責め立て、彼女の口から甘い声が漏れ続けた。
俺は千鳥さんの口にキスをし、舌を絡めた。彼女の舌が俺を求めるのを感じながら、子宮口を突き上げるように激しく動いた。
最後は子宮口にぴったり押し付け、大量の精子を放った。
どぷどぷと長い射精が続き、千鳥さんはビクビク体を震わせた。
満足すると引き抜いたペニスの先から白い液体が溢れ出した。
「ふふ、私……中に出されたの初めてかも……赤ちゃんデキちゃう♡」
「え?」
「冗談よ。ちゃんと薬飲むわよ」と彼女は体を洗った。
二人で浴槽に浸かり、冷えた体を温め直した。
「……あの、本当に冗談なんですか?」
「え? 何が?」
「……薬飲むって……」
「あぁ、あれね……うん」と千鳥さんが言った。
「……嘘じゃないですか? 一ヶ月前も……」
「どうしてそう思うの?」
「実は、この前知り合いの女子から『子供が欲しいから精液を分けてほしい』って頼まれたんです。千鳥さんもそうなのかなって思っちゃって。」
千鳥さんは少し考えてから答えた。
「……ふぅ、勘が鋭いのは一也さんに似てるわね。あはは」と笑うと、申し訳なさそうに言った。
「隠してたのは謝るわ。理由は本当に言われた通り、子供が欲しいからなの。」
そして続けた。「一也さんの子供が欲しいの。でも、一也さんとは別れた。だから義也くんで代用させてもらったの。」
俺はその予想はしていた。でも、わざと分からないふりをしていた。
「義也くんを騙してたのは分かってる。ごめんね」と彼女は頭を下げた。
俺は黙っていたが、心の中で思っていた。(やっぱり、千鳥さんは俺を兄貴の弟としか見てなかったんだ……。)
俺が悲しい気持ちになっているのを分かっていないのか、千鳥さんは俺を抱きしめ、唇に軽くキスをしてきた。
その口づけからは寂しさや切なさが伝わってくるようだった。
「……俺、千鳥さんのことが好きです。」
「うん。ありがとう。私も義也くんのこと好きよ。でも、私は一也さんのことが忘れられない。だから、義也くんの気持ちに応えられないの。」
「……。」
「あなたから精液を求めたのは、一也さんに似た遺伝子が欲しかったから。」
「俺ってそんなに兄貴似てますか?」
「うん。そういう優しいとことかね」
「……。」
「ごめんなさい……。もう、これっきりにするわ。」
千鳥さんの言葉が、俺の胸に重くのしかかった。彼女の声は優しかったけど、その優しさはまるで鋭い刃物みたいに俺の心を切り裂いた。一也さん。一也さん。いつもそう。俺はただの「弟」で、兄貴の影でしかないんだ。
「……分かりました。」
俺はそれだけ言うのが精一杯だった。声が震えないように、喉の奥でぐっと力を込めた。千鳥さんの顔を見ると、またあの切ない目が俺を見つめてる。でも、そこに俺への愛なんてない。ただ、過去の幻を追いかけてるだけだ。
「義也くん……本当にごめん。」
彼女がもう一度そう言ったけど、俺はもう聞きたくなかった。頭の中がぐちゃぐちゃで、胸の奥が締め付けられるみたいに痛かった。彼女の腕がまだ俺の体に触れてるのが、妙に冷たく感じた。
「もう大丈夫です。」
俺はそっと彼女の手を振りほどいた。千鳥さんが何か言おうとしたけど、俺はその前に背を向けた。彼女の声が後ろから聞こえてきたけど、言葉はもう頭に入ってこなかった。
足音だけがやけに大きく響いた。アスファルトの地面を踏むたびに、心が少しずつ冷えていく気がした。千鳥さんのことが好きだった。いや、今でも好きだ。でも、彼女の心には俺の居場所がない。それを今、嫌というほど思い知った。
街灯の光がぼんやりと道を照らしてる。俺はただ、歩いた。どこに行くあてもなく、ただ、千鳥さんのいる場所から遠ざかりたかった。風が冷たく頬を撫でて、目尻に何か熱いものが込み上げてきたけど、俺はそれをぐっと堪えた。
(もう、いいんです。)
心の中でそう呟いて、俺は夜の街に消えた。