半年前、アリスは王城のメイドとして潜り込んだ。
彼女のフリルたっぷりのドレスとかぼちゃパンツは、灰色の制服に身を包む他のメイドたちの中でひときわ目立った。
「可愛いのが好きだもん!」と笑うアリスだが、その無邪気な笑顔は、どこか不思議な国の住人を思わせた。
金髪は風に揺れるたびキラキラと輝き、碧眼は底なしの湖のように澄んでいた。
11歳ほどの華奢な体は、まるで壊れ物のように儚げで、傷一つない白い肌は不死身ゆえの完璧さを漂わせていた。
最初は小さな嫉妬だった。
まとめ役のメイド、リリアが目を細めて呟く。
「あの子、服が派手だからって調子に乗ってるんじゃない?」
同僚たちは頷き、ヒソヒソと囁き合った。
アリスは気づいているのかいないのか、いつも子どもっぽく笑っていた。
ある日、アリスが銀食器を磨いていると、リリアが近づいてきた。
「手伝ってあげるね」と笑顔で言いながら、わざと水をかけた。
冷たい水がドレスに染み込み、アリスは「わっ、冷たいよぉ!」と飛び跳ねる。
「ごめんね、手が滑っちゃって」とリリアは謝るが、その目は嘲笑で光っていた。
アリスは「ううっ、びっくりしただけだもん!」と笑顔を崩さず、濡れた裾をぎゅっと絞った。
その夜、部屋の小さな鏡の前で、アリスは呟いた。
碧眼が、ほのかな期待に揺れた。
数日後、いじめは形を変えた。
メイドたちはアリスが掃除した床に泥を落とし、「アリスちゃん、ちゃんとやってないの?」と笑う。
アリスは「えーっ、ごめんね、すぐきれいにするよ!」と雑巾を手に走るが、背後でクスクスという笑い声が響く。
ある朝、アリスが目を覚ますと、愛用のかぼちゃパンツが消えていた。
「ねえ、私のパンツどこー?」と騒ぐ彼女に、リリアは冷たく言い放つ。
「知らないわよ。自分で探しなさい。」
結局、中庭の木の高い枝に引っかかっているのを発見したアリスは、「うわっ、高いよぉ!」と泣きそうになりながら登った。
スカートが風にめくれ、華奢な体が露わになる。
「み、見ないでよぉ!」と叫ぶ声に、メイドたちの笑い声が重なった。
アリスは恥ずかしそうに顔を赤らめながら、内心で思った。
「恥ずかしいって、こんな感じ…? ちょっと、ワクワクするかも…。」
一ヶ月が過ぎ、いじめは陰湿さを増した。
食堂でスープを運ぶアリスに、リリアが足を引っかけた。
熱々のスープがドレスにこぼれ、「あちっ! 熱いよぉ!」とアリスが飛び跳ねる。
「あら、ドジっ子ね」とリリアは鼻で笑った。
翌日、洗濯物を干すアリスのドレスに、メイドたちが泥水をかけた。
「うわっ、私のドレスがー!」と叫ぶアリス。
濡れた布地が肌に張り付き、透き通る白い肌が薄っすら見える。
「みっともない子ね」とメイドたちが囁き合う。
メイドたちのいじめは常態化し日常に溶け込んでいく。
ある晩、リリアはアリスを地下倉庫に呼び出した。
「ちょっと手伝ってほしいの」と甘い声で誘い、扉を閉めて鍵をかけた。
「えっ、暗いよぉ! 出してよぉ!」とアリスが叫ぶが、リリアは外から嘲る。
「大人っぽくなりたいなら、我慢しなさい。」
倉庫の重い扉が軋む音と共に閉まった瞬間、アリスは異変に気づいた。
薄暗いランプの明かりの中、リリアを先頭にメイドたちが半円を描いて彼女を取り囲んでいた。
「特別な仕事って言ったよね、アリス」とリリアが口元を歪めて笑う。
その手には鋭いナイフが握られていた。
「あの子、いつもヘラヘラして、ムカつくよね」と一人が囁き、別のメイドが頷く。
「ちょっと痛い目にあえば、調子に乗らなくなるんじゃない?」
リリアが一歩近づき、ナイフの刃をアリスの頬に寄せた。
「どう? 怖い? 泣けばいいよ、子どもなんだからさ。」
アリスは目を大きく見開き、震える声で言った。
「や、やだ…怖いよぉ…!」
だが、その碧眼の奥には、微かな好奇心が揺れていた。
痛み、恐怖、屈辱――彼女が知らない「普通の感覚」。
心のどこかで、こう呟いていた。
「これって…私が欲しかったもの…?」
「その服、目障りなのよね」とリリアが一歩近づき、ナイフをアリスのドレスの襟元に引っかけた。
「や、やめてよぉ!」と叫ぶアリスだが、刃が布を切り裂く音が響き、フリル付きのドレスが引きちぎられる。
メイドたちが一斉に笑い声を上げた。
「みっともない服ね」「子どもっぽくて笑える」と囁き合う。
アリスは両手で胸を隠し、「見ないでよぉ! 私の大事なドレスなのに!」と涙目で訴える。
だが、リリアはさらに刃を進め、かぼちゃパンツまでも切り刻んだ。
裸に剥かれたアリスは、冷たい石の床に膝をつく。
透き通る白い肌がランプの明かりに照らされ、華奢な体が震える。
「寒いよぉ…恥ずかしいよぉ…」と呟く声は小さく、メイドたちは手を叩いて笑う。
「似合ってるよ、アリス!」「これで大人っぽくなったんじゃない?」と口々にからかう。
アリスは「ううっ、汚いよぉ…」と泣き声を漏らすが、立ち上がる気力もない。
リリアが近づき、アリスの顎を掴んで顔を上げさせた。
「みっともない顔ね。泣くならもっと泣きなさい」と冷たく言い放つ。
アリスは「ごめんね、ごめんね」と繰り返した。
「泣くだけじゃつまらないよね」とリリアが呟き、別のメイドが麻縄の束を持って現れた。
「えっ、それ何!?」と怯えるアリスに、リリアが近づき、強引に両腕を掴んで背中に回す。
縄が肌に食い込み、きつく縛り上げられる。
「痛いよぉ! ほどいてよぉ!」と叫ぶが、メイドたちは無視して縄をさらに締める。
アリスの小さな体は縄に縛られ、自由を奪われた。
華奢な肩が不自然に突き上がり、貧乳が強調される姿に、メイドたちは「見窄らしいね」「こんな体で大人っぽくなりたいなんて」と嘲笑う。
次に、リリアが木の棒を手に持った。
太さは親指ほどだが、先端が尖っている。
「痛いのが好きなら、これで遊んであげる」と笑い、棒でアリスの太ももを突いた。
鋭い痛みが走り、アリスは「ひっ! やめてよぉ!」と体をよじる。
突くたびに赤い点が肌に残り、アリスは涙を流しながら「痛いよぉ、痛いよぉ」と訴える。
だが、リリアは止まらず、腹や背中、腕と次々に突いていく。
アリスの白い肌に無数の赤い痕が浮かび、彼女は床に崩れ落ちる。
「まだ物足りないよね、アリス」とリリアが冷たく言い、革の鞭を取り出した。
長さ一メートルほどの黒い鞭は、先端が細く尖り、空を切るたびに鋭い音を立てる。
アリスは「えっ、それやだよぉ!」と目を丸くするが、メイドたちに囲まれ逃げ場はない。
最初の鞭がアリスの背中に炸裂した。
「ぎゃっ! 痛いっ!」と叫び、体が跳ねる。
赤いミミズ腫れが一瞬で浮かび、熱い痛みが広がる。
リリアは容赦なく二撃目、三撃目を繰り出し、アリスの背中は赤い線で覆われていく。
「やめてよぉ! 痛いよぉ!」と泣き叫ぶアリスだが、メイドたちは笑いながら見守る。
「いい声で鳴くね」「もっと叩いてあげなよ」と囃し立てる。
アリスは膝を折り、床に這うように逃げようとするが、縄に縛られた体は思うように動かない。
鞭は太もも、腕、腹と次々に襲いかかる。
アリスの肌は赤と紫の痕で埋め尽くされ、血が滲む箇所さえ現れる。
リリアが鞭を振り上げるたび、アリスの小さな体が震え、悲鳴が倉庫に響く。
彼女の金髪は床に広がり、泥と血で汚れている。
碧眼は虚ろに揺れ、子どもっぽい声は嗚咽に変わっていた。
キャラクター名: アリス
年齢: 不明(実年齢は数千年以上、体は11歳程度の成長度)
性別: 女性
名前の由来: 転生時に自分で「アリス」と名付けた。「ふしぎの国のアリス」に似ているため。
外見:
髪: 金髪ロング、風に揺れると光が反射してキラキラ輝く。よく自分で三つ編みやお団子にしてみるが、「子どもっぽいかな?」と気にしてすぐ解く。
目: 碧眼、まるで底なしの湖のように澄んでいて、見る者を惹きつける。子どもらしい無邪気さと、深い寂しさが混在している。
体型: 小柄で華奢、11歳程度の成長度で貧乳。透き通るような白い肌は傷一つなく、不死身ゆえに完璧すぎて逆に不気味にも見える。
服装: 不思議の国のアリスを意識した衣装、下着はかぼちゃパンツが定番。「可愛いのが好き!」と本人は言うが、大人っぽさに憧れる気持ちもあって時々不満そう。
性格:
言動は完全に子どもそのもの。無邪気に笑う。長い年月を生きているとは思えないほど天真爛漫。
しかし、その裏には「どんな問題でも解決できてしまう」力ゆえの退屈さと虚無感が潜んでいる。痛み、絶望、汚辱を味わいたいと思うのは、「何かを感じたい」「普通の子のようになりたい」という切実な願いから。
自分を「ちょっと変な子」と自覚している。
能力:
全能: アリスはあらゆる問題を瞬時に解決できる力を持つ。物理的な戦闘、魔法、自然災害、呪い、彼女が「解決したい」と願えば全てが完璧に片付く。
この力は意識的に使う必要があり、普段は「めんどくさいから使わないよ」と放置している。
不死身: この力は意識的に使う必要がある、どんな攻撃を受けても再生し、死ぬことはない。痛みは感じるが、願えば一瞬で消える。
背景:
「全能」の力と不死身の体のおかげで、数千年にわたり生き続けている。
長い年月の中で、彼女は神話や伝説に何度も登場。
心理:
アリスにとって、どんな問題でも解決できてしまう力は「呪い」に近い。
「負けるってどんな気分?」と、普通の人が味わう苦しみや敗北を知らないがゆえに、それに強い憧れを抱いている。
「誰かに犯されたい」「汚されたい」という願望は、全能で完璧すぎる自分を壊してくれる存在を求める気持ちの表れ。
表面上は普通の女の子でいたいため泣いたり悲しんだり演技する。
現在の状況:
半年前から一番大きい国の王城に潜り込んで仮住まいをしており普段からメイドのお手伝いをしている。なるべく普通の女の子でいようと本当に困ったときしか能力を使わない。
ほとんど人間は服が少し派手なメイド服に見えるためなにか特別な事情を持っている使用人だと思われている。目立つためまとめ役メイドたちから目をつけられている。