※この作品はR-18です。

霊使い連作 ※ai使用作品   作:砂漠のデスラクーダ

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♨️【温泉回】

  アウス&ヒータ視点

任務の帰り、立ち寄った山の中の小さな湯治場。

夕暮れに染まる露天風呂、ふたりでそっと足を沈める。

 

「は〜……しみる〜……」

 

ヒータが背をのばし、肩まで湯に浸かると、

アウスは静かに隣に腰を下ろす。

 

「こういうの、初めてじゃない?」

 

「うん……仕事抜きで、ちゃんと温泉入るのは」

 

沈黙。けれど、心地よい。

 

「……アウスさ、任務中もずっと冷静だよね。隣にいると安心する」

 

「……ヒータが熱すぎるから、自然と冷静になるだけ」

 

「なっ、なによそれ~」

 

湯気の中で顔を赤くするヒータ。

その頬を、アウスがちらりと見る。

 

「……でも、頼もしいと思ってるよ。あのときも、迷わず前に出たでしょう。あれ、かっこよかった」

 

「えっ……あ、え、そ、そんな褒めるの急に……!」

 

湯気以上に熱くなるヒータの顔。

アウスは少しだけ、くすっと笑った。

 

「……ちゃんと見てたから」

 

その一言が、湯よりも深く胸を温めた。

 

 ️ ウィン&エリア視点

「エリア〜、こっちこっち〜! 夜の露天風呂って最高だね〜っ!」

 

湯面にちゃぷちゃぷ足を揺らすウィン。

エリアは無言で湯に入り、髪を軽く束ねて肩を沈める。

 

「……風が、心地いい」

 

「でしょ? 自然の中の温泉って、ほんと癒されるよね~」

 

しばらくふたりで空を見上げる。星がちらちら、湯気の向こうでまたたいていた。

 

「ね、エリアは……こういう時間、好き?」

 

「……うん。静かなのが、落ち着く」

 

ウィンはにっこり笑って、そっと言った。

 

「じゃあ、わたしが静かにしてるから……今日は、エリアとゆっくり、同じ空見てたいな」

 

その言葉に、エリアは目を細める。

 

「……うるさくないウィンは、少し寂しい」

 

「えっ、どっち!? ツンデレ!?」

 

湯けむりのなか、ふたりの声が重なって、

空に昇っていった。

 

 ️【宿屋でふたりきり回】

夜の温泉街。

こぢんまりとした宿の一室で、ふたりずつに分かれて部屋に入る。

 

  アウス&ヒータ視点

布団を敷いたあと、ヒータがごそごそと荷物を整理していると、

アウスがふと声をかけた。

 

「ヒータ、こっち、枕高すぎない? 替えようか」

 

「えっ、あ、ありがと……うん、大丈夫」

 

少しだけ沈黙。

 

「……なんか、ね。2人きりって……変な感じ」

 

「うん。いつもより、距離が……近いから」

 

ヒータがもじもじしながら、

ふとアウスの方を見る。

 

「……えっと……さっきの、温泉での言葉……うれしかったよ」

 

「……そっか。なら、よかった」

 

互いに、ちょっとだけ見つめ合う。

でもすぐに視線を逸らして、照れ隠しのように布団にもぐる。

 

「お、おやすみっ!」

 

「……うん。おやすみ、ヒータ」

 

でもその夜、ふたりともなかなか寝付けなかったのは言うまでもない。

 

 ️ ウィン&エリア視点

「うぅ……ふたり部屋って、緊張するね……」

 

「なぜ?」

 

「だって、だってだよ!? 距離近いし、エリア美人だし、布団近いし!!」

 

「……騒がしい」

 

エリアは窓の外の夜空を眺めたまま、そっと言った。

 

「ウィンが隣にいると、安心する。……だから、眠れる」

 

ウィンの口が、ぽかんと開く。

 

「……え、ええええ!? それ、反則ぅ!!」

 

「……事実を述べただけ」

 

顔を真っ赤にしてゴロゴロ転がるウィン。

エリアは彼女の寝乱れた髪をそっと直して、

布団に入る。

 

「……おやすみ、ウィン」

 

「……も、もうムリ、寝れない……///」

 

そんな夜。

心が少しずつ寄り添う音だけが、静かに満ちていく。

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