※この作品はR-18です。

光と闇のその先に   作:朝凪型戦艦二番艦夕凪

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前回新人として第一空間機動装甲部隊第一小隊に配属されたカイは隊員たちの自己紹介などを受けた後専属のオペレーターが決められ親睦会が開かれた。
翌日、隊長のハヤテ中尉に呼ばれたカイは一人集合場所の訓練場に向かう。その後、カイの実力を確かめるため小隊長のハヤテ中尉直々の模擬戦を行うことになった。黒き彗星の異名を持つハヤテ中尉相手にカイはどれだけ戦えるのか...


第二話 黒き彗星

カイ(すごいな...過去のKSもあるのか。えっと〜...訓練生時代に使ってた機体は...)

 

数分後

ハヤテ「KS-02綾波のG型か...最新型の機体ではないがどうしてだ?」

 

KS-02綾波G型

一世代前のKSで、現在では辺境の基地の防衛用としてK型とR型が配備されているが、それ以外のG型などは訓練兵用に訓練機として回されている。しかし、万能型の機体のため近距離,中距離,遠距離の全てに対応することが出来るほか、傑作機のため、今なお多くの兵士に人気があり、一部エースは改良型を使用し続けていたりする。新型機にはわずかに性能が劣る面もあるもののコストの安さやこれまでの経験などから扱いやすい機体になっていて、多くの部隊で使用されている。

・武装

頭部60mmバルカン 一基

肩部折りたたみ式キャノン 一門

速射ビームライフル 一丁

ビームサーベル 2つ

脚部ミサイルポッド 二基六門

シールド内蔵120mm機関砲 一基

 

カイ「自分が一番使える機体じゃないと隊長相手には厳しそうだったので。」

 

ハヤテ「なるほどな。いい判断だ。さて、それじゃあやるぞ。」

 

カイ「はい!」

 

そうしてお互いが身構えたその時スタートの合図が出たと同時に二機は即座にお互いに向けて突撃していく。

 

ハヤテ(動きにムラがない、実戦に出てない分練度不足なところはあるが技術力は一級品だな。機体特性もよく把握している。それに下手に突っ込んでこないのを見るに警戒心も十分ある。)「良い腕をしている...訓練学校成績トップは伊達ではないということか。」

 

カイ(ハヤテ中尉のあの機動...教材や教官との模擬戦でも見たことがない機動だ...あれが実戦で培われてきた技術か...)

 

そして、しばらくにらみ合いが続いたがその均衡を崩したのはカイだった。

 

カイ(このままじゃ、こっちの集中力が持たないな...。)「ならば!!」

 

脚部ミサイルを一発ずつ発射しバルカンで牽制しながら避ける場所を予測しつつビームライフルを構えシールドで守りながら突撃する。

 

ハヤテ(教本に無い戦術だがタイマンで格上相手には良い戦法だ。格下相手なら即座に撃破できるだろう...)「だが、まだ甘い」

 

そういうとハヤテ機はミサイル二発を回避し盾で最低限攻撃を防ぎながら正面突破で接近してきながら、先にビームライフルを撃ち込み的確に狙っていく。

 

カイ「なっ...突っ込んできた!?」

 

一瞬呆気にとられたもののシールドを身代わりにしてビームを防ぎサイドスラスターを駆使して巧みに回避しながら敵を視界から決して外さないようにして残りのミサイルとビームライフルを撃ちかえしながら近接戦に備えサーベルのロックを外しておく。

 

ハヤテ「出来るな。」

 

バルカンとビームの雨を回避しながら接近しシールドを投げつけ視界を塞いでくる。

 

カイ「!!」(まずい!!)

 

とっさの判断でカイが上に逃げたと同時に盾ごと横から真っ二つに切られたがなんとかカイは回避したが、もしあのままなら撃墜されていただろう。

 

カイ「くっ、」ハァ...ハァ...

 

その後もカイはなんとかハヤテの攻撃を躱したり防ぎながらなんとか耐えていったが最早撃墜は時間の問題で残された武装はビームサーベル一本だけだった。

 

ハヤテ(最早満身創痍で、武装もほぼ残っていないにもかかわらず依然闘志は尽きないか、...こんな青年がまだいるとはな。)

 

カイ「ハァ...ハァ...」(体力も集中力も限界だ...機体も損傷箇所が増えてる。幸い致命的な損傷は無いのが救いだがこれ以上は持ちそうにないな...)

 

そして、一矢報いるためビームサーベルを構え、呼吸を落ち着かせる。

 

ハヤテ(最後になにか仕掛けるつもりだな...)「来い!」

 

そう、ハヤテが言うと同時にカイは突撃する。それに対してハヤテは弾幕を張るが命中するのをものともせず全力で突っ込んでいく。だが、腕や足にビームがぶつかり終わりかと思われたその時うまく機体を制御して突っ込みハヤテを追い込んだと思われたその時...

ハヤテが展開していたビームサーベルがカイのコクピット部分を貫き撃破判定が取られた。

 

カイ「...」ガクッ

 

戦闘が終わりバーチャル空間が終わったと同時に疲労でそのままシートに倒れ込んだ。

 

カイ「あ〜...くっそ〜、後もう少しで相打ちに持っていけたのかもだけどなぁ〜。」

 

ハヤテ「あぁ、危なかったよ。」

 

カイ「!?ハヤテ隊長!?聞いていたんですか!?」

 

ハヤテ「あぁ、実際最後の攻撃はいい判断だったが命を無駄にすることは許さんぞ。」

 

カイ「はい!」

 

ハヤテ「それにしても良い腕だな。予想以上の実力だ。実戦に出たことのない新兵とは思えなかったぞ。」

 

カイ「ありがとうございます。これからも頑張っていきます!」

 

ハヤテ「あぁ、期待しているぞ。」

 

その後は、二人共業務に着き、時間が経過していった。

夜中、第三会議室

ハヤテ「...全員来てるな?」

 

そこにはカイを除いて部隊主力パイロットが揃っていた。

ユリア「えぇ、でも何でカイくんはいないのかしら?」

 

ハヤテ「そのカイに関して話があるからだ。」

 

ルナ「彼について?」

 

リジェ「入隊早々何かやらかしたのか?」

 

そんな憶測が飛ぶ中ハヤテが話し出す。

 

ハヤテ「...まぁ、ある意味やらかしてくれたな。」

 

リジェ「?どういうことだ?」

 

ハヤテ「リジェ、お前が入隊してきたとき俺と模擬戦を行ったよな?」

 

リジェ「...あぁ、思い出したくないほど一瞬でボコボコにされたぜ。あのときから隊長は最強だったからなぁ...」

 

そうしてリジェが思い出にふけりながら話す。そして、それに続いてルナも話す。

 

ルナ「私も、隊長に一瞬で距離を詰められて、抵抗したけど撃墜までは一瞬でした。」ショボン

 

そうショボンとしながらルナも話す。それ以外にもこんな事があった、あんなふうに負けたなどいくらか言葉が出る。しかし、どれもこれもあっという間にだったり、気がついたらばかりなのだ...

 

リジェ「それで、何で突然そんな話を振ったんだ?」

 

ハヤテ「...今日、新入りと模擬戦をやったんだが、あの新入り、実践経験は無いはずなのに的確に急所を避け続けた上、一瞬だが、俺を撃墜されると思わせるほどの気迫も見せたんだ。」

 

主力パイロット達「「「「「!?」」」」」

 

誰もがそれに驚きを隠せないなかハヤテは続ける。

 

ハヤテ「それに、あいつは訓練生時代に使用していた旧式機だったにもかかわらず最新式の俺の愛機であるKS-03秋月D型相手ですらこのザマだ。...やつは一体何者なんだ?」




第二話はこんなところです。
読者の皆様、このような駄作に付き合っていただきありがとうございます。今まで何作品か出しては消え出しては消えを繰り返していた私ですが、この作品も私のネタが着きない限りひたすら続けさせていただきます。
もし良ければ評価やコメントをしていただけるとありがたいです。
次回、第三話 初出撃、新入りの実力はいかに...
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