ブルアカ 主にチアキ エロ 短編集 作:死人のように生きているクズ
「っ……ああぁ。さみ」
なぜだか妙に寒い。のそりと起き上がった体が寒さで縮こまりそうな錯覚を受けて肘に反対の掌をそせて体を震わせる。何か、変だ。指先から直接伝わる肌の感触がおかしいと感じた。間にパジャマや下着は噛んではいない。布団で隠れた下半身も意識してみれば上と同じ、つまり今の俺は全裸だ。……何故?
一つの違和感に気付くと起き上がりにグデンと沈んだ脳が急速に回転し疑問が次々と浮き上がってくる。まず、今自分が起きたこの場所はどこだ。ベットもシーツも散乱した衣服類も、目の前のテレビやこちらを向いているビデオカメラもこの部屋全ての情報を俺は知らない。
一体何が起こっているのかゆっくりと記憶を引き上げてように思い出そうにも途切れている。昨日の朝、そして昼、そこまでは良い。確かにある。だが夜が記憶からすっぽりと抜け落ちているのだ。細かくに言えば週刊万魔殿の売り上げが過去最高を更新した祝いの会で、記者として制作に携わった俺もみんなの中にお邪魔させてもらって、乾杯をしてテンションが爆上がりしていたところまでは覚えている。そうして俺は……どうした?店を出て……別の店に……?
あまりに難解なこの状況に頭を抱えていると横で布団が盛り上がっている事に気づいた。スゥー、スゥー、優しい寝息が聞こえる。女の声だ、どこか聞き覚えがある。ふとあちこちに散らばった衣服に目を凝らすと自分のものと明らかに見覚えのある黒い制服や帽子にネクタイ、そしてお互いの下着が乱雑にばら撒かれている。この散乱状況と、裸の男に見知らぬホテル、そして同じベットで眠る女。つまりは『そういうこと』なのだろう。大きなため息と共により一層頭を深く抱える。そんな絶望なんて寝てる相手にはお構いなしか布団がバサリと翻り、サラサラとした藍色の髪が舞い上がる。特徴的なうねるように巻いた大きな角がキラリと輝き。曝け出されたのは朝日に反射した白い肌を持つ、慎ましく、美しい肉体。それが俺の眼前にいる。
「ん〜……痛っ!あたたた……なんか腰が……ん?なんで私裸で、あれ?ここどこだ……あ……」
女は、チアキは起き抜けだというのに忙しなく体と頭を動かす。俺と同じ違和感を感じ、あたりを見渡そうとしたところで裸を目に焼き付けている俺と目があったのだ。顔が一瞬でヘイローの色以上に真っ赤になって視線が泳ぎまくっている、この状況に言葉も出ない様だ。
「おはようチアキ、いい朝だな!」
気を緩ませるために放った朝の挨拶への返答は凄まじい勢いの枕投げだった。漫画で女の子が枕を投げて顔面に当たるときにぼふって擬音がなるが、今のはとかそんなヤワな勢いじゃない。首が根っこから持っていかれるんじゃないかと思うほどの勢いで俺の顔面に激突したのだ。当然受けの姿勢なんてしてなかった俺は頭を再びベットに寝かせることになった。
「言いたいことは色々あるだろうがまあ待ってくれよチアキ」
「どこをどう待ったらいいのかなあ!?」
倒れた頭を軽快に元の位置に戻すとチアキは咄嗟に布団で体を隠した。布団より前に出ているスベスベの手や隠しきれないなでらかな肩、急いで隠したからか布団が弛んで僅かに存在する谷間も覗ける。乱れた髪とこちらを睨みつける僅かに潤んだ目。そして覚えのない昨日を象徴するかのようにあちこちについた赤い跡もそうだが、黒いチョーカーの目立つ首周りには手で力強く掴んだような跡がはっきりとおぞましく付いている。
「さっきからジロジロ見ないで!」
「こんな機会でもなきゃ小っ恥ずかしくて見れないしな」
「この状況でテンション低すぎない!?」
「脳が追いついてないんだよ」
そう言いながら凝視を続けているとこちらを睨んでいた目が目線を変えて、とても恥ずかしいそうに声を震わせてこちらに頼み込んできた。その目を見るとなぜだか急に自分の置かれた状況と記憶にない行動が急に現実感を持って背中に乗ったような気がする。
「うぅぅ……その!本当に恥ずかしいからさ……?」
「あー、そのすまん。どうか、そう!どうかしてたな」
「本当だよ!……ねぇ。昨日何があったか覚えてる?」
「盛り上がって別の店に行った、ぐらい」
「ああ〜……」
「その反応、チアキもか。と、取り敢えず服着ようぜ」
何も覚えていないが、明らかにナニをしたのが丸わかりの部屋でどっちも実感のない気持ち悪さから目を逸らすように何か行動に移そうとする。先の発言通り、服を着るためにベットから抜け出そうとした直前、俺は嫌なことに気づいてしまった。
「…………」
シーツの皺を伸ばすほど雄々しくピンと張った場所を睨みつける。そう、元気なのだ。気づかぬ内に、というよりは起きてからずっと元気だったのだろう。しかし今の状況において最悪なのは確実。しかも今になってチアキの前に裸を晒すという行動に恥ずかしさが着いてきた。しかし言い出しっぺは俺なのだ、行かねばならない。
意を決して俺はシワとシミだらけのベットから裸を曝け出して服を回収するために歩き出した。下手に隠したり、誤魔化したりは無駄だと判断し、もはや包み隠さず堂々とぶらんぶらん縦に揺らす。チアキの方から弱々しい声が聞こえてバレない程度に目線をそちらに向けると、目が泳ぎながらもチラチラとこちらを、というより明らかにぶらんぶらん揺れているブツに目線を向けるチアキがそこに居た。
ボッと体全体が熱く染まっていって、どうしようもない感情に飲まれてしまいそうだ。俺は足早に下着も合わせて回収し、何も言わずにトイレに逃げて行った。
「はぁ〜〜〜………」
大きなため息が止まらない。先からビンビン痛いほど主張してくる下半身についてる俺の半身はイキリ立って仕方がないようだ、だからと言って手が動くわけではない。自身の体に目を向ければあちこちに歯形の跡や引っ掻き傷ができている、おそらく体を重ねたのだろう。そうもう一度認識すると何故だか笑いと涙が同時に来た。笑いながら俺は泣いている。どうすればいいのかまるでわからない。何か、悪い夢であって欲しいと願うほど。
もうこの際だから正直に言おう、俺は元宮チアキの事が大好きだ。取り柄の元気の良さで誤魔化してはいるがチアキの側にいるだけでも心臓がドクドク動いてすごい汗かいているし、ものすごく興奮している。そういう類の妄想もした事があるし、映像漫画小説問わず、チアキを重ねて達した事はキヴォトスでも随一だと思っている。それほどまで俺は彼女を愛している……そう、何度も頭で描いてたことが知らないうちに起こっていた、この喪失感。チアキは俺と繋がったはずなのに俺以外の誰かと繋がったような溝が今出来つつある。そんな独りよがりな傷を舐めていると軽くノックがニ回なった。
「えっと〜……着替えれた?私もう終わったから出てきていいよ」
「ああ、ああ。こっちも着替えた所だ」
嘘をつきながら急いで服を着ていく。トイレに備えつけてた鏡に映る上半身は皺皺でとても人前には出れないよれた姿。首にはチアキ以上に赤いキスの跡がついている。顔は、なんとも言えない。少し大人びたような気も、いやそれは思い込みだろう。…………俺はチアキの前にどんな顔を見せればいいのだろうか。頭の隅で考えた不安を振り切るようにドアノブを捻って扉を開けた。
「おう!チアキも着替えれたみたいだな。今時間はどれくらいだ?」
「今が7時で……チェックアウトが10時。あと3時間くらいだね」
首元を気にするような動きを見せながらチアキは言った。
「まあ着替えたはいいがお互いこの格好じゃマズいよな。匂いもよくわからないし、一度風呂でも入ってきたらどうだ」
彼女の乱れた格好をなるべく視界に移さないように頭を動かしながら提案すると、チアキ普段見せないような表情で困った笑いを浮かべている。何かを伝えたいが言いにくい、そんな感じの顔だ。
「何か言いたいことがあるのか?今更何も気にしないが」
「あ!?え、えーと。実はね、コレ」
差し出されたのはビデオカメラ。さっきベットの前に置かれていたものと同じに見える、そう感じてベットの方を向けばそこにあったカメラがない。あまり触らない機器なのでおっかなびっくりに丁寧に抱えていると次の言葉を迷いながらチアキが続ける
「その、気になって中を確認したんだけど、たぶん……ハ……ハメ撮りが映って……る……昨日の……」
俺はその言葉にすぐに返答できるほど直感で生きてはいなかった。何も聞こえなかったわけじゃない、むしろ自分でもびっくりするぐらいよく聞こえた。普段の声量からは考えれないほどお淑やかで消え入りそうな声だったのにだ。俺は理性を全力で働かせる、次の言葉は適切なものでないといけないと告げているなかで最大限に動いた脳は次に言うべきことを見つけたようだ。理性を信じて俺は口を開く。
「見せてくれないか」
俺は、本能に負けた。
「じゃあ……流すぞ……」
「うん……」
お互いベットに腰掛け、ビデオカメラをテレビに繋げて容量限界まで撮影しているファイルを再生する。テレビにぱっと映ったのはムーディーな雰囲気の照明に照らされた部屋。ベットはシワひとつなく綺麗でまだ部屋に来たばかりなのがわかる。画面の外では俺と、チアキの声が何やら話しているようだ。
『録画始めたけどこれ先に風呂入った方がいいんじゃねーか?』
『え〜。もしかして今になってビビっちゃったの?』
『いいや全然余裕だぜ俺は』
『ならお風呂なんて悠長なこと言わないでよね』
画面外から少しふらついた足取りで俺とチアキが出てきて今見ているこの状況と同じように2人してベットに腰掛け叫んだ。
『イエーい!見えてますかー?』
『いえい!……なあこれ誰に言ってんだ』
『いいじゃん誰でもさ!というわけで!私元宮チアキと〜?』
『俺が今からセックスします!』
ピッ。無機質な機械音が鳴り、画面が止まる。横を見るとチアキがリモコンを手に取っていた、とんがった耳の端まで真っ赤に染まり今まで付き合ってきた中でも類を見ない顔でわなわなと震えている。鏡はないが感じる熱さ的に多分俺も顔面が真っ赤になっているだろう。
今渦巻く恥ずかしさは二つだ。テンションの上がった自分の言動を振り返る恥ずかしさ、そして記憶にない自身のまぐわいを見る恥ずかしさだ。こんなのキヴォトスでも類を見ないからこの感覚を共有することはできない。強いて言えば忘れていた黒歴史が掘り出された時のような感覚なのだろうか。
「覚悟しようぜチアキ、俺は責任を取る覚悟はできた」
その感覚を跳ね除けるために俺は強く言った。チアキにも俺の覚悟は伝わったのかコクリと頷いて止まった画面が再び動き始める。動画の中の俺たちは最初の方こそ軽口を叩きあったりしていたが、5分とたたないうちにその様相を変えていった。
『ん〜れむぅ♡舌ぁもっとぉ♡』
『はぁ……チアキっ……』
『あはは♡がっつきすぎだよー♡レロォ……♡』
今画面にはお互い抱き合いながら舌を絡め合わせる俺たちがいる。チアキの方は余裕がありそうにいじらしく喘ぎと吐息を出して俺を求めている。対して俺の方は余裕が無いようだ、がっつくようにキスを強めてチアキにいじわるそうに笑われている。恥ずかしいはずだ、俺が笑われているのだから。しかし目が離せないのだ、この夢に様な、確かに望んだ光景から。
しばらくキスが続き、お互いが真っ赤に蕩けた顔を見せる中情事は次の段階に進む。俺はベットの上に両膝をついて立ち、盛り上がった股間をチアキ顔の位置に持っていく。布越しに顔に擦り当てて嬉しそうに声をだしている
『どうだチアキ?今からコレを舐めるんだ』
『やーん♡顔に擦らないでよー。そうだ!カメラで撮っちゃおっか♡』
『なら脱がしてからで頼む。してほしい構図があるんだ』
『いいよ。では、ご開帳ー……おっき♡』
「わぁ…………すご…………」
ズボンから現れた俺のチンコに普段見ているものとまるで別物のような違和感を覚える。勃起したサイズはいつもと同じはずなのに側にチアキがいるだけでまるでフェイク動画を見ている気分だ。
チアキの顎からデコあたりまでの長さを持つチンコを画面の向こうでチアキが愛おしそうに眺めて、蕩けた顔で写真を撮っている。いろんな角度で構図で。その中で俺の大好きなチンコで目隠している写真も撮ったようで、画面の向こうの俺が撮ったばかりの写真を見て盛り上がっている。当然、俺も今すぐにチアキのカメラを奪い取り確認したくなっているのは想像つくだろう。
ある程度写真を撮って満足したのかチアキはカメラを画面の外のテーブルに置いて遂にチンコを舐め始めた。根本から先っぽまで労わるように時間をかけてゆっくりと懇切丁寧に舐める、合間に漏れる色っぽい吐息が今映る光景への背徳感を大きく上げている。
『うっ……ち……チアキ……気持ちいい……』
『ふふん、この程度で感じてちゃダメだよ♡それっ!』
そうして舐め上げたチンコをいきなり吸い尽くすように根本まで喉に突っ込んだ。ジュルルぐっぽぐっぽ、エロ漫画でしか見たことがないような擬音が耳に届いてくる。凄まじい勢いで喉を下品に鳴らしている。きっと舌も口内で絡みついている筈……なんて羨ましいやつなんだ!アレをされて情けなく声をあげているのは昨日の自分の筈なのに全く知らない赤の他人に思えてくる。本当に覚えていないのが口惜しい。
…………というかどうしてもチアキがあんなAVなんかの誇張された媒体でしか見ないようなエグいフェラテクをしてるんだ?俺が知らないだけでチアキってもしかして……
『お前っ!どこでそんなテクを……!』
どうやら昨日の俺も同じことを感じていたようだ。切羽詰まって声を出しながらも聞くその勇気に俺は心の中で拍手を送る。ただ、悲しいかな俺。チアキは俺の質問に答えないと言外に、フェラをより激しくさせて俺のチンコを責め立てる。蛇か爬虫類系の捕食にも思える衝動的なフェラに画面の向こうの俺は一瞬で果てた。チアキは俺の腰に腕を回して精子を吸い上げるように喉を鳴らす。腰に回していた腕を下げ、一度ベットから降りてカメラの前に顔を寄せ、口を大きく開けた
『んべぇ♡こーんなにだはれちゃらした♡』
喋る時に息も一緒に漏れて画面の一部に白い霧がかかる。けれども開けた口に何があるのかは鮮明にわかった、チアキは吸い上げて口に貯めていた精子を舌に乗せて見せつけたてそして一口に飲み込んだのだ。普段からのギャップなのか、想い人の痴態に脳がパニックを起こしているのか、ビンビンとズボンにシミを作り突き破りそうなほど痛く高鳴るチンコは限界を超えそうだ。
『エヘヘ……え?うわぁ!?』
「え」
「は?」
唐突すぎて俺もチアキも呆気に取られて声を漏らす、いつもの笑顔ではない妖艶な笑みを浮かべたチアキの背後から手が伸びてベットの上に引き摺り込んだのだ。見えるのは押し倒された彼女の下半身と押し倒した俺の下半身。俺はチアキの足を掴んで屈曲位の体制に持っていっている。チアキはさっきまでの余裕はどこへやら当然ではあるがかなり焦っている、対して俺は理性の糸でも途切れたか獣の如き荒息で体全体を揺らしていた。
『なに!?なに急に!?ちょっと待ってよ!まだ心の準備が……!私しょじょっ!??お♡』
俺のチンコが消えた、いや、繋がったのか。心臓の鼓動が止まることを知らずに速まっていく。ついに俺が、俺のチンコがチアキの膣内に……。昨日の俺もこの感動が胸の内のあったのか動かない、チアキも無理矢理挿入されたはずなのに抵抗もせず、お互い苦しそうとも気持ちよさそうとも言える声だけが聞こえる。
『あっ……あっ……はあー……』
『うっ……はうっ、あっ……ん』
動かない光景といやらしい囁くような声だけの沈黙に耐えかねて俺は思わず謝罪の言葉を発した。
「そのチアキ……なんかごめん」
「…………変態」
ボソリと細く言った罵倒になぜだか心が救われたような感覚は次の瞬間聴こえたメスの声にかき消された
『あ!ダメきもぢぃ♡』
『あ゛っあ゛っあ゛っ♡』
肌と肌が重なって空気が爆ぜ、チアキから聞いたこともないような喜悦の声が溢れている。濁点混じりの下品な声がチアキの口から、さっきの細い声と同じ口から。俺はチアキのことなんて何にも考えてなさそうに強く腰を振っている、チアキを押し潰すのかと思えるほど体重をかけてチンコを押し付けている。
『まっでぇ!いっったんん!?これおかしくなるから待って!ダメだから!ちょっとまああああ!??』
『いっ♡……あ゛ー♡』
電流が走ったかのように体が震えた瞬間、チアキの股から潮が噴水のように溢れ出す。腰がグクガクと痙攣して、持ち上げていた足が緩やかにベットに倒れた。
「…………」
言葉が出ない、現実感もない。想い人との初めてとは思えないほど快楽だけを求めた酷いものだ。画面に映る俺の気持ちが、俺には分からない。それがこんなに恐ろしい。思考のわからない昨日の俺は絶頂に達し仰向けでへばったチアキの体を反転させうつ伏せの体勢に変え、まだまだ元気いっぱいなチンコをケツに擦り、両手はツノを掴んだ。
『ん!?え……いや待って!嘘……!やだ!ヤダヤダヤダ!』
『んぉ……!ぉお〜……』
ケツに擦っていたチンコがぬるりと膣内へと挿入された。チアキは先ほどまで喚いていた声はどこへ消えたか震えるような小さな声で喘いで、多分イッた。挿入した瞬間から腰がビクンビクンと落ち着きなく跳ねているからマジにイッってると思う。あ、潮吹いた。激しく動いていた先程とは違い俺は腰を大きく振らずに刻むように細かく振り、それと同時に掴んだツノをしごいている、あの手つきは俺がオナニーするときのそれと一緒だ。
『あ゛っ♡お゛っ……ヅノ゛ごするのっ♡だっっ……えぁ゛♡』
『おい。腰浮いてるぞ、俺はそんな動いてないんだが?』
『ごめんひゃ♡』
理性が戻ってきたかなんなのか自分でもびっくりするぐらい低い声で冷たい言い方でチアキのツノをグイッと引っ張り顔を自分の方へ向けてディープキスをした。冷徹で暴力的、だが愛をちらつかせた仕草は今までの人生でやったこともない振る舞いはずなのに妙に様に待っている。
『無意識か知らんが膣内が一気に絡みついてきたぞっ……これ好きなのか?』
『ベロ絡めながらツノシコシコされるの好きぃ♡頭がチカチカしてバカになるぅ♡』
「ツノって気持ちいいんだ……」
映像からは目を一瞬たりとも離さずにおっかなげにツノを摩る。根本をスリスリと擦る音はビデオから垂れる悦楽の声にかき消えそうでしっかりと俺の耳に届く。
「んっ……ふー……」
「チアキ、そのだな」
「あ……!ご、ごめん」
真横で聞こえる色っぽい息遣いは流石にまずい。ぶっちゃけ今の状況で襲わないのは腰がアホほど悲鳴を上げてるのと自分がビビりという要因があるからで、それがなかったら鑑賞会からただのセックスに様変わりしていただろう。ただそれはチアキ側が乗り気じゃなかった場合だ、向こうもそういう雰囲気になったら明日どころか一週間後に学校に行けるかも怪しい程興奮しているのもた確かだ。
『だからって腰を、浮かすなって!』
チアキの浮いた腰を沈めるために長いストロークの後、一気にチンコを突っ込んだ。
『ほお゛ぉ♡あ゛っ♡イグっ♡イっデるっ♡』
ベットの外に飛んでいくほどの勢いでまた盛大に潮を吹いた。沈んだ腰ばカクカク、ヘコヘコと情けなく動き続けているのが目障りだったのか俺は一発ケツにビンタをお見舞いしながらツノを掴み直しチアキの顔をベットに埋まるほど押し付けた。
『るせぇ』
『む゛ーー!!む゛っ!〜〜〜〜〜〜っ!?』
その衝撃でチアキはまたイク。シーツと密着して息も碌にできないだろうチアキはくぐもった喘ぎ声をあげながら手を伸ばして枕を掴んだ。ギュッと瞬間シワが寄った枕からとても苦しんでいるようにみえた。少し心配になり、場の空気が変な感じにならないよう緩めな感じで聞いてみた。
「俺がいうのもなんだがあれは苦しくないのか」
「聞くそれ?いや記憶ないからわからないけど苦しいと思うよ」
「そ……それは悪いことを」
「でも、昨日の私は気持ちよさそう……に見える……」
「…………」
「いや私がMとかそういう話じゃなくて!その前にMじゃないし!?」
「じゃあ今映ってるプレイはどうなんだ……?」
そこには片手で頭を抑えられつけられ耳を責めらられ、それでも悦んでいるメスがいた。ずっと抑えられ続け酸素も足りないのか声は聞こえないず、枕を掴む力も弱まっている。しかし足をピンと伸ばし続けてる所とか目に見えて分かる反応だけでもかなり気持ち良さそうだ。はっきり言ってマゾだが、チアキは信じられないものを見てるみたいに震えている。
「嘘……」
「え?お前まじで知らなかった感じなの?」
かく言う俺も自慰の時は優しく責められる系のジャンルを好んでいたのに、あんな乱暴な事するのが好きなたちとは知らなかったのだが。そこはだいぶとショックだ。
『一番奥に出すぞマゾ書記ぃ!』
『ん゛ーー!ん゛!ん゛ーーーー!!?』
吠えた瞬間、動きが止まる。一瞬だが動き続けてたせいかとても長く感じた。電流が流れたかのような痙攣と共にまた2人は動き出した。
『うっ♡……あっ♡』
『………………』
ずるんとチンコを引き摺り出して放心状態でベットにへたり込んだ俺は虚空を見つめている。シーツを掴んで僅かに体を上げたチアキは酸素が回り出し、震える全身がわずかに赤く染まりながらそばに近寄った。
『はぁ……はぁ……し……死ぬかと思った〜……♡』
『すまねぇちょっとやりすぎた』
『やりすぎた所の話じゃないよバカ』
胡座をかいた足にスッポリとチアキは収まり
『まあでも……結構気持ちよかったよ♡あの強引な感じ、いつもよりも数倍カッコよかったし』
『カッコいいってそんな……!』
『んっ♡ん〜〜?なんなのかな〜、お尻に熱いものが当たってるね〜?まさかまだ元気とは……書記としてぜひ記録しとかないと……ね♡』
『いやちがっ!待てチアキ!これ以上は多分出ないっ』
『まあまあ。ここはこの元宮チアキに任せてよ。君が嫌になるくらい出させてあげるから♡』
それが俺がこのビデオで聞いたチアキの最後のセリフだった、体を暴れさせて必死で抵抗する俺を組み伏せて上に跨る姿ににとても興奮したのは秘密にしておこう
この先の情事は端的に言えば下品極まりない、まぐわいだった。体位を変え動きを変え攻守を変え。俺はチアキを、チアキは俺を抱き潰した。人ではなくケモノのようなチアキのとてつもない喘ぎと肉がぶつかり合う音、俺の喘ぎ声、限界まで搾り取られて出た情けない声。俺はゴムもつけずにチアキに何度も種付けを行い、チアキは俺の腰に足を絡めてそれを望んでいた、身体中にキスをして、噛み跡をつけて、引っ掻き傷をつけて、その様はまるで精力絶倫のカーニバル。
「はっ!」
長時間の勃起で走った痛みがようやく俺を正気に戻した。咄嗟に下を見るとシミが広がりすぎたズボンが限界まで伸びている。画面ではまだ俺とチアキが貪るようなセックスをしている。どれぐらい、どれぐらい時間が経っただろうか。
「はは……チアキ……」
どうにかなってしまいそうな頭を冷やす為に一度画面から目を逸らしチアキの方を見た。
「……チアキ?」
一目で異常だと分かった。微かに聞こえる水を含んだ音、スカートの中に入っているであろう手、ストップの効かない浅い呼吸と、画面に映るチアキと変わらない女の顔。どうやらチアキの方はすでにどうにかなってしまったらしい。なら、俺がどうにかなっても誰も責めないだろう。ぐらりと揺れる視界で彼女の体に触れようとしたその時、部屋の静寂を突き破るように固定電話の音が鳴った。
その音でチアキも正気を取り戻したのか画面に一点集中で動かなかった首がバッとこっちを向いて、次に電話の方を向いた。
「ああ!じ、時間かー!」
さっきまでの……自慰を誤魔化すように彼女は元気をいつもより多く放出して電話をとった。少し嫌な予感もしたがチェックアウトで!と彼女が言った瞬間俺はホッと胸を撫で下ろし、帰る為の身支度のためビデオを止める、丁度でもしているのか画面には誰も映ってはいなかった。
ホテルを出てから一言も交わしていない。ただ忙しなく、足早に街を歩いていく。つかず離れず、ぎこちない距離感で歩いた先は俺の家だった。玄関の前でお互い無言で突っ立っている。互いが無意識のうちに発していた今なら逃げれるぞという最後の警告。しかし俺も、チアキも、そんなチャチな警告を無視できるほどの理性は残ってはいない。
「んっ♡」
力強く、チアキのケツを掴んで揉む、揉む、揉む。抵抗はない。俺は乱暴に鍵を回してチアキを家の中に放り入れて逃げられないように鍵を閉めた。太陽の光が差し込んでいる玄関前で物欲しそうな目でチアキはこちらを見据えて手を伸ばしている。
「来て」
一歩、チアキに近づき俺もこの手を伸ばした。