※この作品はR-18です。

食の魔王を(性的に)喰らう者   作:スイートズッキー

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3話 薬膳と媚薬

 

 

 

 遠月学園での生活が始まって一週間。

 新生活にも大分慣れ、過ごし方のリズムも固まってきた。

 

 原作通りに創真も入学しており、その辺の問題もなし。

 強いて言うなら、入学式の時に創真に編入生の挨拶を先にされてしまったことが問題として上がるだろう。新入生代表として近くに居たえりなに夢中で話しかけていると、いつの間にか創真が舞台へ上がってしまっていたのだ。

 

 そこで落とした爆弾。「この学園のことは踏み台としか思ってないです。入ったからには──てっぺん獲るんで」発言のせいで、会場は大ブーイング。

 次に挨拶しなければならない俺に、えりなは同情するような目をしていた。

 

 めちゃくちゃ下手に出たことと、俺があの燦徳家の人間だと分かるとブーイングも収まってくれた。嫌な目立ち方をしてしまったが、傷は浅い方だろう。

 

「……まあ、えりなと少し仲良くなれたからいいか」

 

 創真に振り回された者同士、親近感を覚えてくれたようだ。別に理由は何だっていい。

 

 最後にえりなを手に入れるのは──俺なのだから。

 

「さて、そろそろ準備するか……」

 

 必要な物をまとめ、部屋を出た。今日はこれから大切な勝負が控えている。

 

 

 新戸緋沙子との──『食戟』だ。

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

 

『──今回の食戟もいよいよ大詰めっ! 両者、料理が出来上がったようです!』

 

 広い会場に響き渡る司会の声。それに呼応するかのように、観客たちのボルテージも最高潮だ。

 たかが料理勝負をするだけでこの大規模な施設。本当に、この学園は料理に関してのスケールが全部デカすぎる。

 

『まず料理をサーブしたのは新戸選手! あの薙切えりな様の秘書を務めているそうです! その実力はどれほどのものなんだ〜っ!!』

 

 元気に司会を担当しているのは川島麗(かわしまうらら)という女子生徒。可愛らしい仕草やあざとい声音全開で、男子生徒からはアイドル的な人気があるらしい。確かに可愛いが、スタイルは良くも悪くも年相応。()()()()と思わされる魅力はない。

 まあ、これに関しては周りの女が可笑しいだけなので、彼女は普通にモテることだろう。

 

(……人多いな。一年同士の食戟なのに)

 

 大観衆の注目を浴びても、特に動揺などはない。そういうのに慣れる訓練もガキの頃からされている。

 それに加えて、入学してまだ一週間だが、俺は今回で食戟は二度目だ。と言うのも、理由は俺が一昨日から住み始めた部屋にある。

 

 どこに住むかを考えた時、俺は創真と同じ『極星寮』に入ることを選択肢から外していた。原作キャラたちとの距離が近すぎると面倒だし──あの寮はプライバシーが守られない。

 女を部屋に連れ込みまくりたい俺としては、需要に合わない場所なのだ。そこでどうしたかは簡単な話。

 

 ──()()()()()()()()()()()()()()()

 

 互いに対等な対価がなければ成立しないのが食戟だが、俺は燦徳家の長男。家の権力を対価にすれば、ホイホイと勝負を受けてくれた。俺の方からは部屋の要求だけだし、三年の先輩も儲け話だと考えたのだろう。そのお陰で俺は、入学してからすぐに広くて綺麗な部屋に住めたという訳だ。

 キッチンは付いてるしシャワーと浴槽もある。一番重要なベッドはキングサイズの私物を持ち込んだし、部屋に関しては文句の付け所がない。流石は三年生が住んでいた部屋だ。

 

「──『鮭の香草焼き〜薬膳仕立て〜』でございます」

 

 俺が人生のチョロさに浮かれていると、対戦相手である緋沙子が料理を出した。今回のメイン食材は『鮭』。お得意の薬膳と絡めて仕上げたようだ。

 

 そしてそんなことよりも──緋沙子のコックコート姿がエロすぎる問題発生だ。

 なんだあれ、胸と尻の形が丸分かりだし、動く度にぶるんって揺れるの反則だろ。俺に対するセクハラか。

 

(……審査員からは好感触か。確かに美味そうだ)

 

 食べた審査員からは次々にお褒めの言葉が飛び出した。

 緋沙子自身も手応えを感じたのか、満足そうな表情だ。

 

「……悪いね。負けないんだよ、俺」

 

 当然、負けるつもりはない。

 今回の食戟を挑んだのは俺の方。新戸緋沙子を喰うため、この勝利は絶対に必要なものだ。

 

 食戟を受けてもらうこと自体は簡単だった。えりなの試験で出した本気のオムレツ、あれを食べたくないかと揺さぶったのだ。食べようとした緋沙子を止めたのが、ここで効いてくる。

 案の定、緋沙子は飛びついた。自分が勝ったら作ってもらうという条件を提示して。何から何まで計画通り。順調すぎて笑えてくる。

 

 今回出す料理は本気で作っていない。()()()()()()()()()()()()()()で抑えた一品だ。意外に多くの生徒から注目されてしまったので、手加減することにした。今はまだ無駄に目立つ必要はない。

 

 作ったのは普通の『鮭のホイル焼き』。勝つにはこれで十分だ。

 

 そして──。

 

『判定が出揃いました! 2ー1で燦徳選手の勝利となります!』

 

 ──問題なく終了。

 俺は緋沙子に勝利した。

 

 

 

▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽

 

 

 

「はい。ここが俺の部屋だよ」

「……お、お邪魔します」

 

 食戟を行った次の日。

 学校の授業が休みの今日、午前十時という早い時間に警戒しながら俺の部屋へと足を踏み入れたのは──新戸緋沙子だった。

 厳格な家の育ちだ、同い年の男の部屋なんて入ったことないんだろう。キョロキョロと物珍しそうに観察する様は中々に可愛らしい。

 

「そんなに緊張しなくていいよ。お茶出すね」

「きっ、緊張などしていない!」

 

 明らかに嘘だが、野暮なことは言わない。モテる男は女の嘘を暴かないのだ。

 

 俺が緋沙子との食戟に勝利した場合に出した条件、それは彼女が持つ──薬膳の知識を教えてもらうことだった。

 もちろん、こんなのは建前だ。薬膳の知識なんて毛ほども興味ない。俺が興味を持っているのはただ一つ。緋沙子の身体だけだ。

 

「ひ、広い部屋だな。……ベッドも大きい」

「知ってるだろ? 食戟で譲ってもらったんだよ」

「……三年の先輩相手に勝利。慢心していたつもりはないが、敗北してしまうとは……」

「いや、本当にギリギリだったよ。緋沙子さんが作った香草焼き、見事だった」

 

 顔を赤くする緋沙子。料理を褒められたからというより、名前で呼ばれたことに対する反応のようだ。

 

「なっ……馴れ馴れしいぞ。燦徳正吾」

「ははっ、フルネームって。正吾でいいよ。俺も緋沙子さんって呼ばせてもらうからさ。これも勝利条件に入れとけば良かったかな」

 

 そんな一言を付け加えれば、緋沙子は納得いかなそうな顔をしながらも口を閉ざした。完璧を求める性格だ、勝敗を盾にしてやればこの程度の言うことは押し通せる。

 

「はい。じゃあ呼んでみて」

「しょ……正……吾」

「よく出来ました。緋沙子さん」

「こ、子供扱いするなっ!」

 

 大声を出したことである程度の緊張が解けたのか、緋沙子は座布団に腰を落とした。育ちが良いので正座だ。スカートで隠しきれない白い足に視線がいってしまう。

 

「じゃあ約束通り、緋沙子さんの薬膳知識を教えてもらうよ。期限は明日までの二日間。薙切さんの秘書も、お休みしてもらうからね」

「わ、分かっている……。不甲斐ないが、えりな様には許可を頂いた。私が持つ薬膳の知識を出来る限り伝えよう」

 

 編入試験でのオムレツが効いているのか、えりなから俺への評価は高い。料理の実力=全てと言っても過言じゃないのがこの世界、評価が上がるのも当然と言えば当然だ。なので緋沙子を借りるのにも、特に抵抗はされなかったようだ。

 緋沙子も緋沙子で俺の実力は認めていたのか、俺に負けたこと自体はそこまで気にしていないように見える。3ー0の完封じゃなく、2ー1で負かしたことも大きかったかな。

 

(……本気を出した甲斐はあった、か)

 

 そして始まった勉強会。眼鏡をかけた緋沙子も可愛い。真面目な性格なので、勉強に関してなら距離が近くても文句が出ない。これは何? とかこれはどういう意味? とか。適当にペラペラ質問しながら、俺は並んで座る緋沙子との距離を物理的に縮めた。

 ほぼ密着している柔らかい肩、鼻をくすぐる優しい女子の香り、芯の強さを感じさせつつも柔らかい綺麗な声。どこを取っても女として一級品。A5ランクの肉顔負けの素材だ。これ程までに上等な女、手を出さない方が失礼に当たる。

 

 三時間以上の勉強会(おままごと)に耐えた所で、いよいよ行動開始。

 新戸緋沙子を──俺のモノにする。

 

「ふーっ、疲れたな。もう十三時か。緋沙子さんの集中力が凄いから、俺も熱が入ったよ」

「しょ、正吾こそ、中々の集中力じゃないか」

「そうかな、ありがと。いい時間だけど腹とか減ってない?」

「私はまだ平気だ」

「そっか、俺もまだ平気だなぁ。……お茶が無いね。もう一度淹れるよ」

「ああ、すまないな」

 

 ここまでの時間で、緋沙子の俺に対する警戒心はほとんど消えた。真面目に勉強しすぎて、今自分が男の部屋に来ていることも忘れているだろう。

 分かりやすいようにノートへ要点を纏める緋沙子に、俺は()()()()()()()緑茶を差し出した。

 

「どうぞ。さっきのお茶とは違うやつだよ。口に合えば良いんだけど」

「緑茶か。良い色をしているな。……いただきます」

 

 緋沙子は美しい所作でコップを持ち上げると、ぐいっと中身を流し込む。全く疑いもせず、そのまま全部飲み干した。

 

「美味い……! この茶葉は素晴らしいな!」

「ああ、そうだろ?」

 

 腕時計を確認。

 効果が現れるまで、十分といったところか。

 

「少し休憩しようか。いくら座布団とはいえ、お尻痛いでしょ」

「デ、デリカシーの無い発言をするなっ! ……まあ、少しだけな」

 

 怒りつつも素直に答える緋沙子。本当に心を許し始めているようだ。警戒を解いた獲物が目の前に居る。興奮が抑えられず、僅かに口角が上がってしまう。

 

「良かったらベッドに座ってよ。そっちの方が柔らかいからさ」

「なっ……そんなこと」

「大丈夫だって。俺以外に誰も見てないんだから。それとも、緋沙子さんに勝った俺の善意は受け入れられない?」

「……わ、分かった。ありがたく使わせてもらう」

 

 何か悪い事でもしているかのような感じでベッドに腰掛けた緋沙子。

 俺が思わずガッツポーズしそうになったのも仕方ないだろう。上手く行きすぎて大笑いしたい気分だ。

 

「今までぶっ続けだったし、このまま少し休憩しようか。緋沙子さん、門限とかは平気?」

「私に門限はない。えりな様を支えるため、泊まり込みで徹夜することもよくあるからな。家に帰らないのも珍しくはないと、家族からもそういう認識をされている」

 

 信頼されているからなんだろうが、なんという好都合。つまりは余計なことを気にせず、緋沙子を堕とすことに全力を注げるということだ。

 男の部屋に来てそんな呑気な事を言う辺り、本当に男性経験はないんだな。分かっていたことではあるが、改めて食戟を挑んで良かった。

 

「……そっか。じゃあ……()()()()()()()()()()()()()

「ふふっ、勉強熱心なんだな。明日も期限の内なのだから、無理はしなくていいと思うが」

 

 そんな呑気なことを言いながら──緋沙子は()()()()()()()()

 

「どうしたの? 暑い?」

「……いや、その……すまない」

「謝らなくていいよ。むしろごめん。この部屋のエアコン壊れててさ。ブレザー貰うよ、ハンガーにかけとくから」

 

 真っ赤な嘘だが、緋沙子はすぐに信じた。

 ベッドの上で身体が火照るワイシャツ美少女。そんな夢のような光景を見て、俺の下半身へ静かに血が流れ始めた。

 

「……ふぅ。……何故か急に暑くなってきたな」

「疲れたのかもね。ほら、水も飲んで」

「ああ……ありがとう」

 

 目がとろんとし始めた緋沙子。

 俺はトドメの一手を決めるため、コップに水を注いで差し出した。

 

「……冷たくて美味しいな」

「おかわりいる?」

「そうだな。お言葉に甘え……て……──」

 

 言い終わる前に、ぽすんっとベッドに倒れ込んだ緋沙子。

 熱中症や脱水症状などではない。この反応は全て──()()()()()()()()()()()()()

 

「緋沙子さん? どうしたの? 眠くなっちゃった?」

「いや……なんだか、身体が上手く……動かないんだ」

 

 手で身体を起こそうとする緋沙子だが、プルプルと震えて力が入っていない。俺はコップを片付けてから、緋沙子の首と膝裏に腕を入れてお姫様抱っこの要領で持ち上げた。

 

「なっ、何を……?」

「くはっ、声も細くなってるじゃん。大丈夫だよ、病気とかじゃないから。ちょっと身体を麻痺させてるだけだからね」

 

 ベッドの中央に緋沙子を寝かせ、ワイシャツのボタンを上から順番に外していく。固く閉じられた布の奥から顔を覗かせたのは薄いシャツが一枚。スカートのチャックも下げ、ほんの少しだけ脱がせた。

 

「や、やめろ……! 何をして……っ!」

「暴れようとしたって無駄だよ。力入らんでしょ? ──はい、チーズ」

「……ッ!」

 

 カシャッという音が鳴ると同時に、俺のスマホ画面に緋沙子の無防備極まりない姿が保存された。普段キッチリと制服を着こなしている分、高く売れそうな写真だ。いくら積まれても絶対に売らないが。

 

「……きっ、貴様。……しゃ、写真を、消せ」

 

 相変わらず震えた手でスマホを奪おうとしてくる緋沙子。とても可愛いのでギュッと握り締めた。そのままベッドに押さえ付け、顔を寄せる。

 だらしなくパクパクさせている口を口で塞ぎ、舌を無理矢理ねじ込んだ。

 

「んんっ! やめ……んっ、ちゅ……はぁっ」

 

 わざと音を立て、羞恥心を煽る。

 無駄に唾液を流し込み、口周りをベタベタに汚す。育ちの良いお嬢様をこうして汚せるというのは最高だ。

 

「んはっ……んむっ、ちょっと……まっ」

 

 呼吸困難になる前に舌を抜き、口を離す。お互いの舌と舌は唾液の糸で繋がり、恍惚とした表情の緋沙子が視界に入った。

 本格的に薬が効いてきたのか、ワイシャツが透けるほどに汗を流し始めた緋沙子。汗で張り付いた部分から見えるのは薄桃色のブラジャー。緋沙子のイメージにピッタリの下着だ。

 

「わ、私に……何を……したんだぁ」

「はいはい。暑いからワイシャツも脱ごうな」

「やっ……やめ……ろぉ。……あっ、んんっ!」

 

 飲ませた水には身体の自由を奪う薬。そしてその前に飲ませた緑茶には──強力な『媚薬』を混ぜた。

 大して暑くもないのに発汗していることから、効力が発揮されていると分かる。緋沙子の身体は今、耐え難い程に発情していることだろう。感度も高められ、ボタンを外そうとする俺の指が少し肌に触れただけで喘ぎ声を上げている。

 

 燦徳家はあらゆる分野に精通している。効き目が保証された高価な媚薬や麻痺薬を用意するなんて朝飯前だ。この学園は手荷物検査もなかったし、持ち込むのは容易だった。金持ち学校のくせに、その辺のセキュリティはガバガバだ。

 

「……下準備は完了だな」

 

 ワイシャツのボタンは全て外し終わり、白い肌とブラジャーが丸見え。そのまま背中に手を回してブラジャーのホックを外し、紐が食い込まないように優しくブラジャーを取り上げた。

 そして力が入らないとはいえ振り回されたら面倒なので、両手は頭の上に持っていきネクタイで縛り上げた。ベッドの柵に固定したので、もう動かすことは出来ない。

 

 美しいお椀型の美乳を曝け出した、俺しか見られない緋沙子が完成。双丘の頂点で存在感を放つ乳首は鮮やかな桃色。男の欲望を欠片も知らない、純真無垢な希少存在だ。

 

「──綺麗だよ。緋沙子」

「……はぁ……はぁ。……貴様は、どうして……こんな……!!」

 

 信用し始めていた男に裏切られたからか、少し涙を浮かべる緋沙子。そんな顔をされても罪悪感なんて湧いてこない。むしろその逆、俺を興奮させるだけだ。

 

「大声出しても意味ないよ。この部屋の防音は完璧だからな。……まあ、薬の効果で大声なんて出せないだろうけど」

 

 その辺に抜かりはない。

 万が一にも、連れ込んだ女は逃さない。

 

「さて、時間はまだまだあるんだ。──楽しもうぜ」

 

 相手は男を知らない処女、じっくりと調理する。

 俺は蓋をしていた欲望を解放し、少しの抵抗すら出来ない緋沙子の身体へ手を伸ばした。

 

 




 攻略していくキャラは完全に個人的な好みで決めます。もしかしたら好きなキャラがスルーされることもあると思うので、ご容赦を。
 そしてたくさんのお気に入り・感想・評価ありがとうございます! モチベに繋がります!
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