長かった面倒事を無事に乗り切り、俺はえりなと正式な恋人になることが出来た。
ここまで本当に苦労させられたが、何とか野望を叶える上での最優先目標を達成する事が出来たわけだ。思い返せばギリギリの連続で、よくこの危ない橋を渡り切れたなと思う。それだけ俺の覚悟と性欲が強かったということだろう。長年の努力が実を結んだのは素直に嬉しい。
俺はえりなと恋人になるために面倒事に首を突っ込んできたわけだが、目標を達成した今、行動を制限する必要もなくなった。つまり、また好みの女を手に入れるために動けるようになったのだ。
恋人が出来たばかりで浮気しようとしているのだから、言い訳の余地もないほどのクズだ。そう、俺はクズである。一般的な倫理観なんて持っていたら、俺は今日まで生きていない。燦徳家の長男として曲がりなりにもやってこられたのは全て、性欲という心の支えがあったからだ。
薙切えりなを手に入れたいから頑張れた。
好きなように女を抱きたいから頑張れた。
二度目の人生に於いて、俺の原動力は
だから俺は迷わない。進むべき道が道徳に反していようが関係ない。俺は俺のやりたいようにやるし、やりたいように生きる。そうしなければ、俺が今まで生きて来た意味がなくなってしまう。
自分の欲望を制限せず、後悔なんて微塵もない人生を送る。それだけが、俺の生きる理由なのだ。
誰にも文句は言わせない、障害なんて関係ない。
料理で、権力で──全てを薙ぎ払って突き進むだけだ。
しかも今は
二年生に進級するまでの二ヶ月ほどは、関与するべきイベントが発生しない。何にも邪魔される事なく、好みの女を堕とすのに集中出来るというわけだ。このチャンスを無駄にするなど絶対にあり得ない。
狙う獲物はもちろんネームドキャラだ。これまでは原作の流れに支障が出る恐れがあったので手を出せなかったが、役割を果たし終えた今なら手を出せる。
十傑・第二席の権力と事件のない自由時間。この二つを使って堕とすのは卒業が近付いている三年生。
元十傑・第二席──『小林竜胆』だ。
「──竜胆先輩。荷物、ここに置いときますね」
「あんがとな〜、燦徳正吾〜!」
現在、俺は竜胆と二人で遠月学園を出て、九州の福岡県に来ていた。
学園の運営は既に再開されて授業も始まっているが、十傑の権限で出張扱いにしてあるため、何も問題はない。何故九州なのかと聞かれれば、特別な理由はない。ただ、色々と都合が良かっただけだ。
「日本に帰って来たばかりでお疲れなのに、連れ出してすみませんね。旅は楽しめましたか?」
「まあなー。司の奴と行ってたんだけどよぉ、アイツ料理以外はてんで駄目だから色々と鍛えてやってたんだ」
連隊食戟が終わった直後に、竜胆は海外へと飛び立った。
勝負に負けて自由になれたからか、笑顔で走り出して行ったらしい。司瑛士との仲が深まったのは何よりだが、それは友達としての仲。男女の関係になるのは俺だけで十分だ。
「卒業まで残り少ない学園生活。貴重な時間を頂けて感謝してますよ、竜胆先輩」
「それは別に良いんだけどよぉ〜。学園に居ても特にやることないしな」
「十傑じゃなくなりましたしね。……まあ、十傑だった時でも仕事サボってたみたいですから、暇してたでしょうけど」
連隊食戟で反逆者連合が勝利したことにより、十傑メンバーはそのほとんどが入れ替えとなった。
──【第一席】──『幸平創真』。
──【第二席】──『燦徳正吾』。
──【第三席】──『一色慧』。
──【第四席】──『久我照紀』。
──【第五席】──『葉山アキラ』。
──【第六席】──『薙切アリス』。
──【第七席】──『黒木場リョウ』。
──【第八席】──『タクミ・アルディーニ』。
──【第九席】──『叡山枝津也』。
──【第十席】──『田所恵』。
これが現在の〝遠月十傑評議会〟メンバーだ。
俺というイレギュラーが第二席になっていたり、寧々が十傑から消えたことで原作から色々と変化してはいるが、大方予想通りの並びとなった。
こうして考えると、やっぱり俺たちの世代ってヤバいんだな。新生十傑に一年生が七人も入っている。『玉の世代』というのも全く過大評価ではない。
「ひっでーこと言うじゃねぇかよぉ〜! あたしの第二席がこんな冷たい奴に引き継がれたかと思うと泣けてくるぜ〜!」
「その後輩の権力で旅費も払わずに九州来てるんだから、文句言わないでくださいよ」
竜胆を完璧に堕とすためには、俺と二人きりの状況で攻略したかった。その状況を作るために捻り出したのは『燦徳グループ九州支部への視察』という真っ赤な嘘。この嘘を使って俺は竜胆を学園から連れ出すことに成功した。
薙切薊が率いた『
「じゃあこれから二週間、よろしくお願いしますね」
「おう! よろしく頼むぜっ。……っていうか、今更だけどなんであたしを呼んだんだ? 視察で役に立てることなんて、思いつかないんだけどな」
「竜胆先輩、俺に借りがありましたよね? 『
「……あ〜、そうだったな。それがあったわ」
少し照れたように指で頬をポリポリとかく竜胆。後々効いてくると思って売っておいた恩がちゃんと役に立ってくれた。眠気に抗いながら料理した甲斐があったというものだ。
「納得頂けたようでなによりです、……まあ、面倒なだけで難しい仕事でもありませんから。料理人目線の意見を貰えれば有り難いです」
「それなら役に立てそうだな! なあなあ! 夜は美味いもんとか食わせてくれるんだろっ?」
「もちろん。今日からの宿泊先は全て、このホテルと同じく燦徳グループの系列ですから。竜胆先輩にも満足してもらえると思いますよ」
「うはーっ! 凄ぇじゃねぇか〜っ!」
ホテルの窓ガラスに張り付きながら子供のようにはしゃぐ竜胆。高層階からの眺めを楽しんでいるんだろうが、無邪気なものだ。
まさかこの部屋が自分が襲われるために用意された檻だなんて、夢にも思わないだろう。そう考えると、俺の口角が自然と上がった。
「今日はもう遅いですから、温泉に入ってから夕食にしましょう」
「そだな〜。サウナもあるのか?」
「ありますよ」
「おおっ! 楽しみぃっ!」
待ち侘びていた竜胆の攻略。
原作キャラの中ではお気に入りトップ5には入る女なので、今から興奮が抑えられない。胸元が開いて谷間が丸見えの緩い制服姿を見るだけでイチモツに血が上るんだ。溢れ出る欲望に身を任せて、心も身体も犯し尽くしてやる。
「連れて来てくれてありがとな〜! 燦徳正吾っ!」
「ちゃんと働いてくださいよ? 竜胆先輩」
「分かってるって。気楽に行こうぜ〜」
楽しそうに部屋を出た竜胆の背中を追いかけながら、俺の顔にも笑みが浮かぶ。
小林竜胆。お前は──俺のモノだ。
時刻は二十二時。部屋の窓から見える景色は街の灯りに彩られ、幻想的な美しさとなっていた。
「…………寝たか。結構時間かかったな」
温泉と夕食を済ませ、俺の部屋に『ゲームしようぜ〜っ!』と竜胆が突撃して来てから二時間。ベッドの上には気持ち良さそうに眠る竜胆が寝転がっていた。
食事に入れた遅効性の睡眠薬がようやく効果を発揮したようだ。効くのが遅い分、効力は絶大。余程のことをしない限り、これから朝を迎えるまで竜胆が起きることはないだろう。
「……にしても、エロい身体してんな」
改めて、眠っている竜胆を見て思う。エロい女だなぁと。
服装は風呂上がりということで浴衣を着用しており、脱がそうと思えばすぐにでも脱がせる状態。胸の谷間はガッツリ見えているし、脚の方なんて太ももまで曝け出している。こんなエロい格好をした女を前に欲情しない男は居ないと、俺は強く断言出来た。
「さて……始めるか」
調教に使える時間は今日を含めて二週間。
昼間は取り敢えず仕事をしなければならないので、直接身体を弄れるのは夜の間だけになる。予測される起床時間は午前六時前後、今からだと大体八時間ぐらい確保出来る計算だ。初日だし、十分な時間と言える。
竜胆の攻略だが、目標は──
竜胆が年齢の割に性への関心が疎いことは、これまでの接し方などで分かっている。無防備に胸を当ててくるし、肩を組んでくるし、スカートなのに飛び跳ねるし。年相応の貞操観念というものがこの女の中には存在していないのだ。
似たようなタイプで言うとアリスが該当する。彼女の時もそうだったが、こういう女を攻略するのは中々に難易度が高い。少しでも性に対して興味があれば、その興味を快楽という劇薬で膨らませて堕とすことが出来る。しかし、このタイプの女にそのやり方は効果が薄い。多分堕とすことは出来ると思うが、確実性に欠ける方法は却下。勝てる勝負しかしないのが俺の主義だ。
そこで行うのが、アリスと同じく時間をかけた調教である。
アリスの時よりも集中的に、二週間もの時間をフルに使って小林竜胆という女に性的快感をじっくりと擦り込んでいく。全く興味のなかった性への関心を目覚めさせ、竜胆の方から俺を男として求めさせるのだ。そうすれば後々楽だし、俺への依存度も最初から高い。これはアリスで実証済みのため、確実なデータに裏付けされている。
時間がかかるという欠点を除けば、恐らく最強の調教方法だ。ここまで我慢させられたのだから、今更二週間なんて問題じゃない。
最後の一日で完全に堕とすための下準備を──始めるとしよう。
「……うおっ、でっけ」
胸に押し上げられていた浴衣をズラせば、申し訳程度に隠れていたブラジャーが姿を見せる。灰色で全く色気がないブラだが、それでも目が離せなくなる。
北海道でアリスと涼子と美代子の三人と4Pして以来、俺は
早速色気のないブラを取り外すと、美しい巨乳が弾け出る。ぷるんっという擬音が付きそうな触らずとも分かる柔らかさと、誰にも汚されたことがないであろう桃色の乳首。極上という言葉以外では評価出来ない最高の双丘が俺の前に出て来た。
今すぐ揉みしだきたい衝動を気合いで押さえ込み、俺は竜胆の身体を隠している浴衣を開いた。腕以外の身体が全て丸見えになり、竜胆の半裸が完成。イチモツには急速に血が上り始め、ズボンを突き破りそうな程の硬さで勃起した。
「汚れるといけないから、脱いでおこうな……」
「……んんぅっ」
気持ち良さそうな寝息を溢す竜胆。俺はそんな彼女のパンツをゆっくりと下げ、秘部すらも丸見えの状態にした。下の毛はそれほど濃くはなく、むしろ思ったよりちゃんと整っていた。俺の興奮も更に高まっていく。
暖房の効きも良いし、ほぼ全裸でも寒さを感じてはいないはずだ。その証拠に、竜胆は全裸というマヌケな姿のまま幸せそうに眠っていた。
「……おおっ、やわらけっ」
やはりまずは胸ということで、その巨大な双丘に手を触れる。きめ細かい肌にしっとりと吸い付くような質感。少し指に力を込めれば柔らかく沈み込み、久しく感じていなかった幸福を与えてくれた。
これから二週間かけて身体に快楽を覚えさせるにあたって、開発していきたい性感帯は二つ──乳首と
一番簡単に快楽を与えられるクリトリスには手を出さない。理由は自分で簡単に弄ることが出来るからだ。オナニーを覚えさせるのも面白くはありそうだが、それだと俺に手を出して来なくなる可能性が高い。あくまでも目標は竜胆の方から俺に手を出させること、そのために自分で性的欲求を満たされては困るのだ。
乳首は快楽を感じやすくなるための火種として弄るが、本命は子宮口の方。ここは自分の指じゃ絶対に届かないし、弄ろうとしても触れないもどかしさが溜まる一方だ。今回のやり方に最も適している場所と言える。
「……ふぅ、我慢我慢。じっくりやらなきゃな」
このまま夢中で胸を楽しみたい気持ちもあるが、時間は有限。これから毎晩調教するとはいえ、無駄に時間を使いたくない。
俺は早速用意していた道具を並べて、調教の準備を整えた。……とは言っても、最初は乳首の愛撫からだ。まずは性とは無縁な人生を送って来た竜胆の身体に、性的快感の味を覚えさせることが第一歩。乳首は外部に出ている性感帯なので、普段と違う変化をしていれば一番分かりやすいしな。
「……んっ。……んんっ」
「……いい声出すじゃん」
軽く乳首を指で撫でると、くすぐったいのか竜胆の口から小さな声が溢れた。身体の仕組み的にありふれた反応だが、あの小林竜胆がこんな声を出しているという事実だけで興奮してしまう。美代子の時も思ったが、どうにも俺は普段女らしくない奴が出す『女』の部分に弱いらしい。
滅茶苦茶にしてやりたい気持ちに抗いながら、指の先端で優しくカリカリと掻くように乳首の先端を刺激する。
「……ッ。……んあっ」
ぷくっと勃起状態になった乳首を見て、感度の良さを確かめる。竜胆の身体は不感症ということもなさそうで安心した。
片方の乳首を摘みながら、もう片方の乳首を舐め回す。右と左を交互に入れ替えながら三十分ほど繰り返せば、竜胆の乳首はこれ以上ないほどの張りを見せた。秘部からは愛液が溢れ、ベッドを濡らしている。男で言うと、夢精の時に近い絶頂だろう。自慰行為の経験もなさそうだし、気持ち良さそうに漏らしている。
「……よし。じゃあ、本番だ」
そろそろ勃起しているイチモツが痛くなってきたのでズボンを脱ぎ、イチモツを曝け出す。このままビチャビチャに濡れている秘部にイチモツを捻じ込んで腰を振ったら、どれだけ気持ち良いことか。
しかし、イチモツを挿入するのは竜胆から求められた時までお預けだ。全てを思い通りに支配して、完全勝利の後に奪う処女にこそ意味があるのだ。小林竜胆を手にいれるためならば、俺は自分の性欲だって押し殺してみせる。
子宮口を責めるために取り出したのは──専用の細型バイブ。
膣内を押し広げることのない細さで子宮口まで接近し、微弱な振動で確実な刺激を与えられる優れ物だ。今日は初日なので一本しか使わないが、慣れてくれば二本、最終的には三本を同時に当てて絶頂させまくるつもりだ。
まだまだ夜は長いので、たっぷり遊んでやるとしよう。俺は三時間ぐらいの睡眠が取れれば問題ないし、夜更かしはお任せあれだ。カメラの設置もしてあるし、小林竜胆の睡眠調教の映像もバッチリ撮影してやる。
「……あー、くそっ。バイブじゃなくてちんこ挿れてぇ……!」
挿入させたバイブで子宮口をコツンコツンと刺激していく。絵面は地味だが効果は絶大。竜胆の意識が沈んだままだというのに、与えられる快楽によって腰が反射的にビクンビクンッと動いている。五分間丁寧に虐めたら潮まで吹いた。これは開発し甲斐のある身体だな。ますますやる気が出てきた。
「……
快楽を身体へ刻み込むのと同時に、竜胆の耳に口を寄せて言葉を送る。意識させたワードは『竜胆』と『可愛い』の二つ。性的快感とこの二つのワードを竜胆の中で紐付けさせ、身体を発情させるための鍵とすることが狙いだ。目標としては、竜胆がこのワードを聞いただけで絶頂するぐらいにはしたい。
そして更に追加して、イチモツを竜胆の鼻に近付け、雄の臭いを嗅がせる。最近はわざと臭いがキツくなるようにしか洗っていないので、イチモツの臭いは抜群だ。人が何かを学習する際に『臭い』という情報は強く残りやすいので、しっかりと刷り込んでおきたい。
眠っていても脳はちゃんと覚えるものだ。なので、持続して教え込むのが大切になってくる。
子宮口を念入りに責め、耳元で囁く。乳首をじっくりと愛撫し、耳元で囁く。たまにイチモツの臭いを無理矢理嗅がせ、脳に臭いを覚えさせる。竜胆への調教はほとんどがこの作業の繰り返しだ。
「──……んあっ、んんっ! ……ん゛んっ!!」
「……可愛い。可愛いよ、竜胆……!」
結局、それから俺は五時間以上も飽きることなく竜胆の乳首と子宮口を刺激し続け、二十回ほど眠ったままの状態で絶頂させた。
このままこのベッドで起きられたら言い訳が面倒なので、体液で濡れた身体を拭いて浴衣を着せた後、竜胆の部屋に運んでベッドに寝かせた。証拠隠滅も慣れたものだ。これまでの経験が活きてるな。
久々に女の身体を弄りまくった俺は、心地良い疲れと満足感に包まれながら眠りについた。
これからの二週間に対する、欲望を膨らませながら。
流石に時間を掛けたからか、二日目の朝から竜胆に変化が見られた。
眠そうな顔をしてはいるが、よく見れば顔がほんのりと赤い。乳首と下半身に残っている性的快楽の余韻がそうさせるのだろう。
「おはようございます、竜胆先輩。よく眠れました?」
「……おおっ、おはよ。……んー、よく眠れたんだけど、なんか身体が疲れてんだよなぁ。あたし、寝てる間に運動でもしてたのかな」
「寝相が悪かったんじゃないですか? 部屋に運ぶ時も元気でしたし」
「……あっ、そっか。お前の部屋で寝落ちしたのかー。あははっ、悪かったな〜。運んでくれてサンキュー、燦徳正吾」
お礼を言いたいのはこっちの方だ。昨日は新作ゲームに熱中した時のような興奮を楽しませてもらったのだから。
「昨日は竜胆先輩が寝落ちしちゃいましたから、今晩も俺の部屋でゲームしますか? 負けっぱなしで良いなら、無理にとは言いませんけど」
「生意気な後輩だぜ〜! 当然、今日もやるに決まってんだろ! 覚悟しろよなっ!!」
ちょろい、ちょろ過ぎる。お陰で今晩もまた、調教の続きが出来る。
昨日と同じく遅効性の睡眠薬で眠らせ、ベッドで無抵抗な性感帯を一方的に責め続けた。
「んあっ! ……んんっ! ……ひゃっ」
二日目からは塗り薬タイプの媚薬も使い、乳首の感度も無理矢理上げた。空気に触れているだけでも快感を覚えてしまう状態だ。その上で愛撫による刺激を受ければ、与えられる快楽はより一層力強さを増す。
初日の絶頂回数を大幅に更新し、竜胆は身体を震わせた。
三日目の夜も、四日目の夜も、俺は眠っている竜胆の身体を虐め抜いた。どれだけエロい声を聞かされても、本能を刺激する雌の臭いを嗅がされても、決して一線は超えないように自制しながら。
竜胆も流石に自分の身体がおかしいと感じ始めたのか、五日目の夜から部屋に来なくなった。俺自体を警戒しているわけではなく、自分の身体の変化に戸惑った結果のようだ。普通なら俺に何かされていると考えるはずだが、思ったより信頼されているんだな。やりやすくて助かる。
俺の部屋に来ないなら、俺が竜胆の部屋に乗り込むまでだ。
言うまでもなくこのホテルの全ては俺の思い通りであり、部屋に侵入するなんて造作もない。睡眠薬は変わらずに食事に入れているので、時間を見計らって部屋に入れば竜胆は眠りについている。
五日目も、六日目も、七日目も、八日目も、九日目も、十日目も。
俺は同じことを繰り返し、同じ刺激を刻み、同じ言葉を伝え、竜胆の身体を作り変えていった。
「
「…………んんっ。……お、おはよ。……〜〜〜ッ!!」
十日以上経つと、竜胆もいよいよ追い詰められてきたようだ。
言い訳として連れ回している支部の視察中もずっと発情しており、トイレに行く回数は一日平均十二回。必死にトイレで乳首や膣を弄ってオナニーでもしてるのかと思うと、それだけで射精してしまいそうだった。
名前を呼べば肩を振るわせ、内股になって顔を赤く染める。絶頂とワードの紐付けも順調に定着しているようだ。今はまだ俺の声にだけ反応しているが、これ以上やると他の人間の声にも反応してしまいそうだな。それはそれで面白いんだが、日常生活に支障が出るのは困るので却下。竜胆の発情顔が見られるのは俺だけでいい。
残すところ既に二日。予定より調教が上手くいっているので、最終日と言わずもう抱いても良いかなと思い始めた。
竜胆の頭もピンク色に染まっているみたいだし、我慢の限界が近いのは明白だ。ほんの少しこちらからチャンスを与えてやれば、必ず食いつく。
「……ああ、楽しみだ」
ホテルに向かう車の中、隣で艶めいた呼吸を繰り返す竜胆を見ながら、俺は溢れ出る興奮に身を焼かれた。
R18よ……私は帰ってきた!
一ヶ月以上メンヘラ毒親おじさんでほとんどの話を繋げてたの、改めて考えると面白い。