──『燦徳グループ』。
道路・鉄道・電気・ガス・水道といった生活インフラに加えて、病院や学校などの施設運営も手掛ける日本の心臓とも呼ぶべき権力の象徴であり、国ですら燦徳の名に逆らうことは容易ではない。
総資産は二千兆円。軽く五千を超える子会社を抱え、日本のみならず世界中に勢力を拡大している。
近年では『食』の世界──すなわち、料理界すらもその手中に収めた。
若くして当主の座を受け継いだ『燦徳正吾』の存在によって。
次元が違う料理の腕前を持つことから『食の覇王』と恐れられる男だ。その覇道は彼が十五の時、日本最大の料理学校である遠月学園に入学してから始まったとされている。
第九十二期生。──通称『玉の世代』。
現在は燦徳家と同盟を結んでいるかつての料理界の王、薙切家の現当主である薙切仙左衛門によって集められた才能の原石たち。その中に、燦徳正吾は玉の候補として選ばれていた。周りの才能を霞ませるほどの輝きを放ちながら、彼は勝利だけを積み重ね、己の道を切り開いていったのだ。
一年生最初の正念場。地獄の合宿と称される『宿泊研修』から既に自身の才能を発揮。最終日の課題では、他の生徒たちに圧倒的な差をつけて一位通過。覇王と呼ばれる男の存在を示した。
その後も『秋の選抜』に『学園祭』と、次々に最高クラスの成績を獲得。
一年生にして遠月学園の最高意思決定機関である『十傑』、その第六席に最年少で就任した偉業は未だに破られてはいない。もっともその偉業も、とある事件によって白紙に戻ることになったのだが。
薙切薊の『
新しく学園総帥となった薊によって、遠月学園は最大の危機を迎えた。これまでのあらゆる日常は破壊され、全ての料理人の救済という名の下、料理人たちから自由を奪い去ったのだ。
これに反発した料理人たち。後に『
年末にまで持ち越した戦いは──『反逆者』側の勝利で幕を閉じた。
薙切薊は総帥の席を降り、遠月学園を追放されることとなった。そして現在では燦徳正吾のお抱え料理人として彼を支えているというのだから驚きだ。かつての敵ですら懐に迎え入れる器の大きさ、それこそが燦徳正吾最大の武器なのかもしれない。
二年生に進級しても、彼の注目度は増す一方だった。
様々な料理大会で優勝を飾り、料理人としての自身の名前を轟かせた。十傑としての権力も有効に扱い、料理界での燦徳グループの地位を向上させてきたのだ。抜かりなく、時間をかけて慎重に。
極めつけは、夏に開かれた若手料理人最強を決める世界的な大会──『BLUE』での優勝だ。
これで名実共に世界最強。更には薙切家の令嬢である薙切えりなを公開プロポーズで
料理界に於いても頂点を獲った燦徳グループはまさに無敵。所属する料理人を急激に増やし、育成し、確かな戦力としていった。
傘下の料理人たちが受け持つ店の売上と評価は言うまでもなく、生み出す経済効果は計り知れない。今では燦徳グループの売上の半分を担うほどだ。料理という芸術に魅せられる者たちがこの世界に多いことを証明していた。
現在、二十五歳となった燦徳正吾。
遠月学園を卒業してから僅か七年で組織をここまで成長させた。その実力と手腕を信頼し、当主の座を譲った父親の慧眼も賞賛されるべきだろう。
燦徳グループを支える柱とも呼べる料理人、そして人材。その全てを燦徳正吾自らがスカウトした話はあまりにも有名だ。
燦徳正吾の右腕であり、彼の料理技術を全て叩き込まれた燦徳グループの総料理長──『美作昴』。
「俺はただ、あの人のお役に立ちたいだけだ」
真紅のチャイナドレスを身に纏い、豪快に鍋を振る中華部門最高責任者──『北条美代子』。
「仕事が遅いっ! あたしの調理場に居たいなら、ケツの穴締めて死ぬ気で動きなっ! 雇い主の期待を裏切ったらあたしが許さないよっ!」
同い年の性格真逆コンビ、和食部門最高責任者とその補佐である──『紀ノ国寧々』と『梁井メア』。
「メア、遅刻よ。罰としてあの人に連絡しておくし……今夜はくすぐらないから」
「えーっ! ごめんごめん! 連絡しないで〜っ! 許してよぉ、寧々ちゃん〜!」
品行方正にして才女、洋食部門最高責任者──『木久知園果』。
「私の仕事は全て、
燦徳グループNo.2の料理人とその補佐──『小林竜胆』と『榊涼子』。
「うーしっ、始めるかぁっ! 今日も頼むぜぇ〜、涼子っ! 良い仕事して、正吾に褒めてもらわなきゃなっ!」
「そうですね。全力でサポートしますよ、先輩。正吾くんのためにも頑張らないと」
世界的組織『WGO』の
「燦徳グループの店を評価するのはつまらないのよね。……そんなの、美味に決まってるじゃない。あの方の店なんですもの」
燦徳グループの料理研究機関最高責任者──『ベルタ』と『シーラ』。
「ねぇねぇ、シーラ。この研究が成功したら、ボスに褒めてもらえるかなぁ♡」
「そうだね、ベルタ。たくさん……褒めてもらおうね♡」
各分野のエキスパートたちを中心に、燦徳グループは料理界で瞬く間に不動の地位を築き上げた。
燦徳正吾の覇道は、まだ始まったばかり。これからも、彼は己の意志を貫いて突き進んでいくことだろう。
──『食の覇王』と呼ばれし男に、不可能はないのだから。
「……えーっと、読み終わったけど」
「い、いかがだったでしょうか!? ……自信作、なのですが」
「……まあ、うん。……熱意は感じるな」
「ッ! あ、ありがとうございますっ!」
読み終わった原稿用紙を机に置きながら、俺は久しぶりに戸惑っていた。
目の前で文章の感想を待つ八重子にどう言ったら良いか分からず、『熱意』という単語を使ってなんとなく誤魔化すのが精一杯だった。
「『食の覇王と呼ばれし男』ねぇ。……本当にこの文で雑誌の特集を組むのか? ……ていうか、そんな仕事引き受ける必要なんてあるのか?」
「ありますともっ! 紙媒体から電子媒体への移り変わりが激しい現代でも、雑誌の影響力は馬鹿に出来ませんっ! もちろん、電子雑誌での掲載も計画しています。幅広い年代の方々に正吾様のことを知ってもらう絶好のチャンスなのですからっ!」
「別に、有名人になりたいとか思ったことはないんだけどな……」
秘書である八重子がノリノリで取ってきたこの仕事だが、俺は正直乗り気じゃない。こんなことしなくても俺の名前は十分売れているし、顔だって知られている。ただ恥ずかしいだけであまりメリットを感じないのだ。
……でもなぁ、ここまで八重子が嬉しそうだと断るのも気が引けるなぁ。目とかキラキラさせてるしなぁ。これで三十三歳とか信じらんねぇな。可愛すぎて抱き締めてやりたいわ。
「……分かったよ。俺の方で多少の修正はするけど、この文を使うことにする」
「正吾様っ! ありがとうございます!」
「いいよ別に。それがお前の望みなら、叶えてやるのは俺の役目だしな」
パソコンの方にも送ってもらった文章を改めて眺めつつ、頬杖を突いて苦笑い。燦徳正吾がいかに凄いかがしつこいぐらいに書かれている。実績が伴っているとはいえ、苦情の一つでも飛んできそうな内容だな。そんなことが出来る度胸の持ち主が居るなら、是非とも見てみたいところだが。
「……んっ? ……ああ、入って良いぞ」
部屋への入室許可を求めるブザーが鳴ったので、モニターに映し出された人物を確認してから扉のロックを解除する。必要なセキュリティとはいえ、一日に何度も同じこと繰り返していると面倒に感じるな。
俺は椅子に背中を預けたまま扉の方へと身体の向きを変え、来訪者を出迎えた。
「ごめんなさい。お話中だったかしら?」
金色の美しい髪を優雅に靡かせながら笑顔を見せるのは、最愛の妻であるえりな。高校の頃とは違って髪を肩に届くぐらいの短さに揃えており、大人びた色気が全開で可愛いと言うより綺麗と言うべきな美貌だ。
白のニットに膝上丈の黒のタイトスカートがとてもよく似合っている。黒のストッキングに包まれた美脚は言うまでもなく魅力的だ。場所が場所だけに、仕事の出来る女社長にしか見えない。実際は社長夫人なんだけども。
「いや、丁度終わったところだよ。雑誌の特集を組まれるそうだ」
「知ってるわ。さっき八重子さんから文章を見せてもらったもの。良い出来だったでしょう?」
「……八重子。えりなにも話したのかよ」
「も、申し訳ありません。奥様にもお話しした方がよろしいかと思いまして……」
「八重子さんを責めては駄目よ? 私が無理を言って見せてもらったんだから」
楽しそうに笑い合う二人に文句なんてあるはずもなく、俺は手を振って降参した。好きにしてくれ。お前たちが幸せなら、俺も幸せなんだから。
「……悪い、電話だ」
スマホに表示された名前は『アリス』。
彼女は現在俺の子供を妊娠しており、俺の実家で安静に生活してもらっている。最近は顔を合わせるだけでは満足出来ないのか、一日の内に二回か三回は必ず電話を掛けてくる。流石に会議中とかだと出られないが、今は何も問題ないのですぐに通話ボタンをタップした。
「もしもし? どうした? 声が聞きたくなったか?」
『えっ? どうして分かるの?』
「分かるだろ。当たり前だ」
『うふふっ、正吾くんは私のこと大好きだもんね』
「違うぞ。愛してるんだ」
『……もうっ、ずるい人。……ねぇ、正吾くん』
「どうした?」
『お腹の赤ちゃんが元気に生まれたら……また私のお腹、大きくしてくれる?』
「……もちろん。アリスがそれを望むなら」
スマホの向こう側から小声で「やった」とか聞こえてくる。くそ可愛い。やっぱりアリスは魔性の女だ。男が言われて喜ぶことを心得ている。それも天然で。
『──ア、アリスお嬢っ! な、ななな何を言っているんですかっ! そんな……はしたないですよっ!』
『なによ〜、秘書子ちゃん! 秘書子ちゃんだって正吾くんとの赤ちゃんが出来てはしゃいでるくせに〜!』
『わ、私ははしゃいでなどいませんっ! 正吾!? 決してはしゃいでなど……いないからなっ!!』
「はいはい、分かってるよ。緋沙子」
突然登場した緋沙子。彼女もアリスと同じく俺の子供を妊娠中であり、共に実家で過ごしてもらっている。どうやら一緒に居たようで、アリスの発言に突っ込まずにはいられなかったようだ。
ただ一つだけアリスと違うのは、緋沙子が俺の子供を妊娠したのは二度目だということだ。一人目の子供である『
「アリス。少し緋沙子に代わってもらえるか?」
『は〜いっ。秘書子ちゃん、代わって』
『なっ……も、もしもし』
「アリスと楽しくやってるみたいだな。先輩として、色々アドバイスしてやってくれよ」
『い、言われなくても分かっている。正吾こそ、私の代わりにえりな様を支えるのだぞ』
「それこそ、言われなくてもってやつだ。明日は時間が作れそうだから、会いに行くよ」
『む、無理して会いに来なくとも……』
『嬉しいっ! 一週間ぶりに正吾くんに会えるのねっ!』
遠慮しがちな緋沙子とは違い、アリスは正直な感情を見せてくれる。俺を気遣ってくれるのは嬉しいが、俺は愛する女たちを必要以上に甘やかして幸せにしたいのだ。もっとわがままになってくれて良い。
「安静にして待ってろよ。分かったな?」
『ええ、分かったわ。旦那様♡……ほら、秘書子ちゃんも』
『わ、分かっています。……だ、旦那様……ッ! もう切るぞっ!』
『ああっ! 私まだ正吾くんと話したいのに──』
アリスの抵抗も虚しく、通話は切れた。多分可愛らしい言い争いが巻き起こっていることだろう。喧嘩するほど仲が良いと言うし、母体に影響がない範囲で運動してもらいたいところだ。
「アリスと緋沙子からね? 二人とも経過は良好のようで安心したわ」
「そうだな。油断するつもりはないけど、きっと元気に生まれてきてくれるよ。……八重子、いつも悪いが、二人のことも頼むな。何かあったらすぐに俺に連絡してくれ。仕事なんて放り出して駆けつけるから」
「ふふっ、承知しております」
さて、次の会議まで三十分ってところか。少しだけソファーの方で休憩するかな。
「八重子。後の予定は会議だけだから、今日はもう帰って良いぞ。『
春彦とは八重子との間に出来た六歳の息子だ。大人しい性格だが集中力があり、きっと八重子に似て優秀な人材になると思う。
「はい、分かりました。では正吾様、奥様。失礼致します」
「お疲れ。また明日な」
「お疲れ様。春彦くんによろしくね」
早上がりで息子に会える優越感からか、八重子は軽い足取りで部屋を出て行った。なるべく俺も息子と娘には会う時間を作ろうと努力しているが、中々上手くもいかない。母となった彼女たちには大きな苦労をかけている分、俺に出来ることは全力でやるつもりだ。
負担を軽くするためならば、幾らでも金を払おう。俺はそのために燦徳グループのトップになったのだから。
「……ふぅ。……えりな、おいで」
ソファーにもたれながら、えりなを膝に座らせる。ふわっと鼻をくすぐる香水の匂いが心地良い。
「お疲れみたいね、社長。……それとも、夫としてかしら?」
「両方かな。まあ、夫の仕事に比べたら、社長の仕事なんてつまらないもんだけどな。だから、ストレスは社長業の方がずっと大きいよ。……愛する女たちのためって意味じゃ、どっちも大事なんだけどさ」
「貴方が頑丈なのは知ってるけど、あまり無理はしないでね。貴方が健康で居てくれることが、私たちの一番の望みなんだから」
髪を耳にかけながら、優しくキスしてきたえりな。ただのキスだというのに、とんでもなくエロい。なんだこの色気は、人妻か? 人妻だったわ。
「健康と言えば、創真も大概だよな。アイツ、今まで定休日以外で店を休んだことないらしいぞ」
「それに付き合える恵もね。妊娠してた時だって、出来る限りで働いてたから。似た者夫婦になったってことかしら」
「かもな。……けど、創真のところの『
「あら? 私たちの息子だって負けてないわよ?」
「『
「確かに貴方の子供だって、私は血の繋がりを強く感じたけど? あの子は間違いなく……貴方と同等か、それ以上の料理人になるわよ」
えりなの言葉に思わず頷いてしまう。雅幸はなんと言うか、料理に対して真剣だ。そしてたまに……
俺のチートが遺伝でもしたのかと疑ったが、そういうわけでもなかった。料理が完成していないにも関わらず調理を中断出来たし、俺のチートの上位互換である可能性が高い。もしそうなら、間違いなく俺を超える料理人になるだろう。なにせ、俺とは料理に対する熱量が違う。持つべき者に才能が与えられたのなら、俺としても嬉しい限りだ。
「燦徳の将来は明るいな。もちろん、薙切家も」
「朝陽お兄様から聞いたのね?」
「ああ。良かったな、えりな。無事に弟が出来てさ」
「ええ、嬉しいわ」
最近、薊と真凪さんとの間に男の子が生まれた。朝陽とえりなにとっては初の弟であり、朝陽は特に可愛がっているようだ。たまに仕事中とかもメールで写真を送ってくるぐらいには。兄バカだな、完全に。
「俺たちも負けないように頑張らないとな」
「貴方が居てくれれば、大丈夫よ」
「なんだよ、可愛いこと言って誘ってんのか? もうすぐ会議が始まるってのに、悪い嫁だ」
「そう? でも……貴方のここは、嫌がってないみたいだけど?」
俺の膝に座りながら、えりなが俺の股間付近に手を当てた。挑発するように、妖艶な笑みを浮かべて。
正直、先程のアリスと緋沙子との会話からずっと勃起していた。あんなことを言われて俺のイチモツが反応しないわけない。それが分かっていたからこそ、えりなも強気に挑発してきたんだろう。
「……えりな」
「……んんっ。……会議、遅れちゃうわよ?」
「待たせとけばいいって。俺、社長だし」
「……ふふっ、悪い人」
そう言いながら俺の膝から降りたえりな。悪いのはどっちだ、誘ってきた方だろ。つまり、俺は悪くない。据え膳食わぬは男の恥。ましてや相手はえりなだ。男として、手を出さないなんて選択肢はない。
「……んあっ。……もうっ、またストッキング破って。本当に好きね、破るの」
「男の夢だからな。何度やっても興奮する」
机に手を付いて腰を突き出すえりな。俺はスカートを捲り上げ、ストッキングを破いて下着を丸見えの状態にした。ワインレッドのどエロい紐パンツが見え、イチモツが更に固くなる。
「おいおい、もう濡れてるじゃんか。ひょっとして期待してたのか?」
「……ち、違うわよ。……いいから、早く……挿れてぇ♡」
えりなはいやらしく腰を振りながら、挿入を求めてきた。愛液の量から愛撫の必要はないと判断し、ズボンからイチモツを取り出す。
パンツをずらして秘部を外に出すと、亀頭を入口に当てて穴を広げるように弄んだ。
「ああんっ……ちゃんと、挿れてぇ……! えりなの、おまんこに、しょうごくんの……おちんちん、挿れてぇ……!」
クチュクチュという水音と、えりなの声が俺の耳に響く。すっかり下品なおねだりが上手になったご令嬢に興奮しつつ、ニットの下から両手を突っ込んで胸を揉みしだいた。そしてすぐにブラの下へと手を滑り込ませ、ぷっくりと勃起した乳首を指先でカリカリと優しく刺激した。
「んああっ! ……ちくびぃ……きもちっ、からぁ。……だめぇ♡」
「ダメじゃないだろ? えりなは変態だから、乳首だけでイケるもんな? ──ほら、思いっきり漏らせよ」
「あ゛あ゛ぁ゛ぁぁぁぁぁんっ!!」
乳首を同時に摘み上げ、溜め込んだ快楽を爆発させる。えりなが耐えられるはずなく、尿道から勢いよく潮を吹いた。俺の机に気持ち良さそうにぶっかけている。俺ももう……我慢の限界だ。
「えりな、こっち来い」
「はぁ、はぁ……きゃっ!」
えりなをお姫様抱っこで持ち上げ、再びソファーへと移動する。えりなを仰向けでソファーへと寝かせ、M字開脚の状態を取らせた。黒ストッキングで隠された脚の中心に見える白い肌と秘部。こんなえりなを見られるのは世界で俺だけだ。
「挿れて欲しいなら、自分で広げて。出来るよな? えりな」
「……はい。……だから、めちゃくちゃにして?」
指で自分の秘部を広げ、膣内を丸見えにしたえりな。ヒクヒクと物欲しそうに揺れるその穴の魔力に、俺が争うことなど出来るはずがない。
右手でイチモツを強く握り締め、再び亀頭を秘部へと当てる。先程よりも濡れている入口が肉棒を迎え入れるのに、何も問題はなかった。
「──ん゛あ゛ああぁぁっ!! ……しょうごくんのおちんちんっ、おくまで……ごりごりしてるぅぅ」
「あーっ……えりなのまんこ、めっちゃ熱い。手で扱かれてるみたいに締め付けてくるの、最っ高……!」
「ん゛んっ! あっ、んんっ! ふ、ふかい……! もっと、もっとぉっ……!」
ソファーにえりなを押し付けながら、イチモツを更に深く挿入する。えりなの首に両手を回してディープキスをしながら、連続ピストンを重ねた。
ぐちゅんぐちゅんっと性行為の音が部屋に響き渡り、えりなの喘ぎ声と共に俺の興奮を高めていく。
「えりな、愛してるよ。一生大事にする。一生幸せにする。……だから、ずっと俺の側に居てくれ」
「わたし、もぉっ! しょうごくん……すきぃっ! あいしてるっ……! だから……」
えりなは俺の耳元に口を寄せると、この世のどんな甘味よりも甘い声で──本能を溶かし尽くすようなおねだりをしてきた。
「……えりなの、おまんこの
イチモツを捻じ込み、亀頭で子宮口を押し潰す。
子種を求めて降りてきた子宮に──俺は全力で射精した。
「〜〜〜ッ!!! ……あ、ああ……!!」
「……マジで、気持ち良い〜っ」
爪先まで脚をピンッと伸ばしながら、全身を震えさせるえりな。俺の性欲を受け止める姿に、どうしようもない愛おしさを感じた。
これから先も、どれだけ歳を重ねても、この愛おしさが消えることは絶対にない。
「……しょうご、くぅん。……もう一回、して?」
「当たり前だろ? ──まだまだ楽しませてもらうからな」
「あはっ……しょうごくん♡」
これまでもそうしてきたように、これからも俺は──俺の欲望を貫いていく。
この二度目の人生で。
俺を愛し、俺が愛する女たちと共に。
これにて、今作は完結となります!
約半年間もの間、本当にありがとうございました!こうして完結させることが出来たのも全て、お気に入り登録や感想、高評価をしてくださった方々のお陰です。この場を借りて、お礼申し上げます!
完結記念によろしければ『評価』・『感想』の方を是非ともよろしくお願いします!
そして最終話ということで、軽くキャラクターたちの説明をしておきたいと思います。
『燦徳正吾』
・無事に燦徳家の当主となり、食の覇王としてついに料理界をも手中に収めた。この世界では料理の力が絶対的な権力にもなり得るため、実質世界征服を果たしたようなもの。
えりな、緋沙子、涼子、アリス、美代子、八重子、寧々、メア、竜胆、園果、ベルタ、シーラ、ランタービとの間に子供を授かり、現在では十六人の子供の父親となった。ちなみに、苗字の由来は
『燦徳えりな』
・正吾と共に燦徳グループを急成長させた立役者。『神の舌』を操る世界最高峰の料理人であり、最強の料理人として名前が挙がるほど。卒業と同時に結婚すると、すぐに妊娠。元気な男の子を産んだ。最近は正吾の調教のせいか性欲が高まっており、二人目を希望しながら性行為を楽しんでいる。
『新戸緋沙子』
・えりなの秘書として働いている。高校卒業後に妊娠し、女子を出産。最近では二人目を妊娠し、アリス共に正吾の実家で生活している。
『薙切アリス』
・正吾の仕事を手伝うという名目で妊娠のことを薙切家に隠しながら生活中。隠し事をしている緊張感を楽しみながら妊婦生活を満喫している。
『榊涼子』
・竜胆の補佐として活躍中。高校卒業後に妊娠し、女子を出産。仕事と育児を完璧にこなしながら、正吾との交わりを楽しみにしている。
『北条美代子』
・中華部門の最高責任者。高校卒業後に妊娠し、男子を出産。男顔負けの迫力は相変わらずだが、正吾にアナルを弄ってもらうのが最大の楽しみ。
『紀ノ国寧々』
・和食部門の最高責任者。十九の時に妊娠し、女子を出産。最近は緊縛で身体に残った縄の
『梁井メア』
・寧々の補佐として活躍中。十九の時に妊娠し、女子を出産。三日に一回はくすぐりで絶頂しなければ満足出来ず、寧々にくすぐってもらい自慰行為をしている。
『小林竜胆』
・燦徳グループNo.2の料理人。高校卒業後に妊娠し、男子を出産。正吾の期待に応えるため、割と真面目に働いている。最近ではガチガチに拘束されて正吾に絶頂させられまくるのが好みであり、どちらかと言えばM寄りになった。
『木久知園果』
・洋食部門の最高責任者。十九の時に妊娠し、女子を出産。その後続けて双子の姉妹を妊娠し、三女の母となった。母乳が多く出る体質であり、正吾にされる搾乳プレイが最高の幸せ。
『ベルタ&シーラ』
・燦徳グループ料理研究機関の最高責任者。十八の時に同時に妊娠し、二人とも女子を出産。成果を出す毎に正吾にお願いを聞いてもらえるため、毎日真剣に仕事と向き合っている。一番好きなのは貝合わせをした状態で、二人一緒に正吾のイチモツで素股をされること。
『ランタービ』
・WGOの一等執行官。二十五の時に妊娠し、女子を出産。燦徳グループの店に星を付けるという重要な役目を担っている。裏の趣味としてコスプレに目覚め、コスプレ界隈では有名人となった。
『峰ヶ崎八重子』
・正吾直属の秘書。二十五の時に妊娠し、男子を出産。日々のスケジュール管理から雑務までをこなし、正吾を支えている。性的玩具を好んでおり、コレクションしているバイブの数が百を超えた。
『幸平創真』
・食事処ゆきひらの店主。最近まで世界を飛び回っていたが、最近は落ち着いた。月に一度顔を出す正吾との飲み会を楽しみにしながら、いずれ来る勝負の時を待ち望んでいる。
『幸平恵』
・十九の時に創真と結婚し、二十歳で女子を出産。創真の側に居続けていたからか、肉体的にも精神的にもたくましく成長した。
『燦徳雅幸』
・正吾とえりなの息子。才能はチート、情熱もチート、環境もチートという世界のバグ。雅幸が生まれたことで未来の料理界のバランスは崩れた。
『幸平紗香』
・創真と恵の娘。父親譲りの料理バカであり、父親大好きっ子。創真と結婚するために恵に料理勝負を挑んでいるが連敗中。もちろん、母のことも大好き。
『美作昴』
・最初から最後まで有能な右腕。燦徳グループの総料理長。
以上となります!ご愛読、ありがとうございました!!