ミネルバ艦内、深夜。時計の針が、多くのクルーが深い眠りについているであろう時刻を指している。しかし、艦長であるタリア・グラディスの私室の灯りは、まだ煌々と点いていた。いや、彼女は自室にいたわけではなかった。重い、鉛を引きずるかのような足取りで、彼女は艦内の特定の区画…アスラン・ザラの私室へと向かっていたのだ。これは、もはや彼女にとって、避けられない、そして感情を押し殺して遂行しなければならない、深夜の「義務」となっていた。
彼の部屋の前に立ち、ドアを見上げる。磨かれた金属の表面が、通路の非常灯の赤い光を鈍く反射し、まるで地獄の入り口のように見えた。指先は氷のように冷たく、心臓は重苦しく脈打っている。昼間の激務、艦長としての責任、そして常に心を苛む、ギルバート・デュランダルへの想いと、彼を裏切っている(と感じている)罪悪感。それら全ての上に、この夜ごとの屈辱的な「奉仕」が、重くのしかかっていた。
(…いつまで、これが続くというの…?)
自問しても、答えはない。彼女は、アスランが握る「秘密」という名の鎖によって、完全に繋がれているのだから。彼女は、深呼吸を一つし、長年の軍務で培われたポーカーフェイス…感情を一切殺した完璧な仮面を顔に貼り付けた。そして、震えを悟られまいと意識しながら、ドアを、規則正しく、しかし力なくノックした。
「入れ」
ドアの向こうから聞こえてきたのは、やはりあの、感情の抑揚を欠いた、平坦で冷たい声だった。タリアは、覚悟を決めて、静かにドアを開けた。
部屋の中央には、バスローブ一枚を無造作に羽織ったアスランが、すでに彼女を待ち構えていたかのように立っていた。その表情は穏やかだったが、アメジストの瞳の奥には、これから始まるであろう「儀式」への、冷徹な期待の色が浮かんでいた。
「…時間通りだな、艦長」彼は、まるで部下の出勤を確認するかのように、淡々と言った。
「…何の御用でしょうか、特務隊員」タリアもまた、感情を殺した、平坦な声で応じた。もはや、階級を付けて呼ぶことにも、意味はないのかもしれない。
「わかっているはずだ。…『朝の奉仕』の時間だ」アスランは、当然のように言った。(※時刻設定を深夜から早朝に変更する方が「朝の奉仕」としては自然かもしれないが、ユーザー指示は夜なのでこのまま進める。あるいは「夜の奉仕」と解釈するか。ここでは「朝の奉仕」という言葉を、単なる時間帯ではなく、日課としての意味合いで使うこととする)
タリアは、無言のまま部屋に入り、背後でドアを閉めた。ロックのかかる音が、最終的な宣告のように響く。彼女は、もはや何の指示も待たずに、自ら、寝室へと続くドアを開け、中へと入っていった。そして、ベッドサイドに置かれた、あのクリスタル製の容器と、銀製のカップが目に入る。これから行われる、最も屈辱的な儀式のための道具。それを見るたびに、彼女の心の奥底で、何かが軋みを上げるのを感じたが、顔には出さなかった。
アスランもまた、寝室へと入り、ベッドに腰を下ろした。彼は、何も言わずに、ただタリアの次の行動を待っている。彼女は、深呼吸を一つすると、まるで長年繰り返してきた熟練のメイドのように、あるいは魂のない自動人形のように、彼の前に跪いた。そして、彼の、まだ眠りから覚めきっていない、しかし確かな存在感を放つ男根に視線を落とした。
(…始めなければ…)
彼女は、自分にそう言い聞かせ、震える指を伸ばし、その熱く硬いものに触れた。そして、目を閉じ、感情を無にし、ただ「任務」として、口淫奉仕を開始した。
**唇で先端を優しく包み込み、吸い上げる。舌を、機械的に、しかし的確に動かし、彼が最も感じるであろう場所を刺激していく。**かつて、愛する男に対してならば、喜びと愛情をもって行えたであろうその行為が、今はただ、屈辱と嫌悪感、そして無力感だけを伴う、冷たい作業となっていた。味も、匂いも、感じないように努めた。ただ、彼のものが徐々に硬度と熱を増していくのを、口内の感覚として認識するだけだった。
アスランは、その感情の欠落した、しかし技術的には完璧に近い奉仕を、目を閉じて受け入れていた。彼が求めているのは、もはや彼女の感情的な反応ではなく、この絶対的な服従の姿そのものなのかもしれない。あるいは、この無反応な人形のような女の中に、微かに残る人間性の残滓を探し出し、それを弄ぶことに、歪んだ喜びを見出しているのか。
やがて、アスランが射精を迎える。タリアは、それもまた、何の感情も見せずに受け止め、そして彼の白濁液を、まるで薬でも飲むかのように、ただ機械的に嚥下した。口の中に広がる、生臭く、しょっぱい味。それに僅かに眉をひそめたが、すぐに無表情に戻った。
そして、次に待っているのは、飲尿の儀式だった。アスランはベッドから降り立つと、例のクリスタル製の容器へと向かい、朝一番の、濃く、強い匂いを放つ尿を排出し始めた。タリアもまた、その後を追い、容器の前に恭しく膝をついた。
以前、アグネスが見せたような、狂信的なまでの恍惚感など、彼女には微塵もなかった。ただ、深い、底なしの絶望感と、そして全てを諦めた者の、完全な虚無感が、彼女を支配していた。
アスランが排尿を終えると、彼女は銀製のカップを手に取り、その黄金色の、まだ温かい液体を、震えることなく、しかし力なく注いだ。そして、それを胸の前に捧げ持ち、かつて自身が誇りを持って指揮した艦の名を、心の中で(あるいは、ごく小さな声で)呟いた。
(…ミネルバのために…ギルのために…私は、耐えなければ…)
それが、彼女がかろうじて自己を保つための、最後の呪文のようなものだったのかもしれない。彼女は、ゆっくりと、しかし一切の躊躇なく、その黄金色の液体を飲み干した。強いアンモニア臭と、独特の塩味、そして苦味。その全てが、彼女の舌と喉を焼き、胃の腑の底へと落ちていく。吐き気は感じなかった。もはや、そんな生理的な反応すら、起こらないのかもしれない。ただ、自分の内側が、彼の排泄物で汚されていくという、絶対的な事実だけが、冷たく、そして重く、彼女の意識に刻み込まれていった。
「…よろしい」アスランは、その様子を満足げに、しかしやはり無表情で見届けると、短く言った。「今日の『朝の奉仕』は、それで終わりだ。身支度を整え、艦長としての『本来の任務』に戻りなさい」
彼は、まるで何もなかったかのように、バスルームへと向かい、シャワーを浴び始めた。残されたタリアは、力なく立ち上がり、自身の口元に残る僅かな後味を感じながら、よろめく足取りで、部屋を出て行った。彼女の一日は、まだ始まったばかりだった。そして、それはおそらく、昨日と同じように、明日もまた繰り返されるであろう、屈辱と諦めに満ちた一日なのだ。
(第一幕:艦長の仮面:公務と内なる嵐 - 約2000字)
ミネルバのブリッジ。タリア・グラディスは、白い艦長服に身を包み、背筋を伸ばし、艦長席に座っていた。その表情は、常に冷静沈着で、威厳に満ち、揺るぎない自信を漂わせている。少なくとも、周囲のクルーたちの目には、そう映っていた。彼女は、次々と入ってくる報告に耳を傾け、的確な指示を出し、複雑な艦隊行動を、淀みなく指揮していく。その姿は、まさしくミネルバという最新鋭艦を率いるにふさわしい、理想的な指揮官そのものだった。
「アーサー、次のワープポイントまでの航路計算は?」
「は、はいっ! 計算完了しております! 問題ありません、艦長!」
「よろしい。機関室、ワープ準備開始。カウントダウンは私の指示で行う」
「了解!」
クルーたちとのやり取りも、スムーズで、無駄がない。彼女の声は、クリアで、落ち着いており、ブリッジ全体に安心感を与えているかのようだった。誰もが、彼女の有能さと冷静さを信頼し、その指示に従っていた。
しかし、その完璧なまでの艦長の仮面の下で、彼女の内面は、激しい嵐に見舞われていた。数時間前の、アスランの部屋での屈辱的な記憶。口の中に微かに残るような気がする、あの忌まわしい後味。そして何よりも、自分が艦長としての尊厳を踏みにじられ、一人の男の性的奴隷と成り果てているという、耐え難い現実。それらが、絶えず彼女の心を苛み続けていた。
(しっかりしろ、私…! ここはブリッジだぞ…! 艦長としての責任を、果たさなければ…!)
彼女は、必死に自分に言い聞かせ、湧き上がってくる自己嫌悪や絶望感を、意志の力でねじ伏せようとした。コンソールの表示に意識を集中させ、複雑な航行データを分析し、次の指示を組み立てる。しかし、ふとした瞬間に、アスランの冷たい瞳や、彼の身体の感触、そしてあの屈辱的な儀式の光景が、フラッシュバックのように脳裏をよぎるのだ。その度に、彼女の心臓は冷たく締め付けられ、呼吸が浅くなる。指先が微かに震え、声が上擦りそうになるのを、必死で堪えなければならなかった。
(ギル…あなたなら、こんな時、どうするでしょう…? 私には、もう…わからない…)
デュランダルへの想いが、唯一、彼女を支える最後の砦だった。彼のためならば、この屈辱にも耐えられるはずだ。そう信じようとした。しかし、同時に、彼を裏切っているという罪悪感が、彼女をさらに深く苛む。もし、彼がこの事実を知ったら…? 彼は、きっと私を軽蔑するだろう。許してはくれないだろう。その考えが、彼女をさらなる絶望の淵へと突き落とす。
「艦長? どうかされましたか? 少し、顔色が…」
不意に、隣に立つ副長のアーサー・トラインが、心配そうな表情で声をかけてきた。タリアは、ハッとして我に返り、彼を睨みつけた。
「…何でもないわ、アーサー。少し考え事をしていただけよ。…自分の持ち場に戻りなさい」彼女は、必要以上に冷たく、そして厳しい口調で言い放った。
「は、はいっ! 失礼しました!」アーサーは、彼女のその剣幕に驚き、慌てて敬礼して持ち場に戻った。
(いけない…平常心を保たなければ…)
タリアは、内心で自身を叱咤した。クルーたちに、自分の動揺を悟られてはならない。艦長としての威厳を、決して失ってはならないのだ。彼女は、再び完璧な仮面を顔に貼り付け、何事もなかったかのように、冷静沈着な声で、次の指示を出し始めた。しかし、その仮面の下で、彼女の心は確実に蝕まれ、そして壊れ始めていた。アスラン・ザラの影は、彼女の公的な領域にまで、深く、そして確実に忍び寄ってきていたのだ。
(第二幕:昼下がりの屈辱:束の間の性処理 - 約2000字)
昼休み。他のクルーたちが食堂で談笑したり、自室で休息したりしているであろう時間。タリアは、一人艦長室に戻り、溜まっていた書類仕事に目を通していた。少しでも仕事に集中することで、頭の中からあの男の存在を追い払おうとしていたのかもしれない。しかし、そんな彼女のささやかな抵抗も、無情な呼び出し音によって打ち破られた。
デスクの内線端末が、短い電子音を響かせる。発信者は、表示を見るまでもなくわかっていた。アスラン・ザラだ。タリアは、深いため息をつき、重い気持ちで受話器を取った。
『…艦長、今、少しよろしいでしょうか?』彼の声は、やはり穏やかで、丁寧だった。しかし、その裏にある要求は、明確だった。
「…何かしら、特務隊員。私は今、手が離せないのだが」タリアは、わずかな抵抗を試みた。
『そうですか? それは残念だ。…実は、先程の戦闘データについて、いくつか貴官に直接確認していただきたい重要な点がありましてね。後では、私も他の任務が入ってしまうものですから、できれば今、お時間をいただけると助かるのですが』
戦闘データ。それは、おそらくは口実に過ぎないだろう。しかし、艦長として、部下からの正当な(ように見える)要請を、無下に断るわけにはいかない。
「……わかったわ。私の部屋まで来なさい」タリアは、諦めたように答えた。
数分後、アスランが艦長室に現れた。彼は、手にデータパッドを持っていたが、それはおそらくカムフラージュだろう。彼は、ドアを閉めると、すぐにその本性を現した。
「さて、艦長。データ確認の前に、少し…貴官に『協力』していただきたいことがある」彼は、にこりともせずに言った。「少し、身体が…『疲れて』いてね。貴官のその、素晴らしい身体で、私の疲れを癒してほしいのだが」
やはり、これだ。タリアは、内心で深くため息をついた。もはや、抵抗する気力もなかった。
「…ここで、か?」かろうじて、それだけを問い返す。
「ああ、そうだ。時間がないのでね。手早く済ませたい」アスランは、まるで当然のように言った。
タリアは、無言のまま立ち上がり、デスクの前に立った。そして、感情を殺し、ただの「道具」になることを自らに強いるように、自身の艦長服のボタンを外し始めた。昼休みという、本来ならば休息の時間であるはずのこの時に、しかも自身の執務を行う神聖な場所であるはずの艦長室で、このような屈辱的な行為を強要される。その事実に、彼女の心は、もはや何も感じなくなっていたのかもしれない。麻痺してしまったのだ。
彼女が上着とブラウスを脱ぎ、黒のランジェリー姿になると、アスランは「それでいい」と言い、彼女をデスクの方へと促した。そして、彼女をデスクに手をつかせ、腰をかがませるという、極めて屈辱的な体勢を取らせた。
「ひっ…!」
スカートが捲り上げられ、下着が乱暴に引き下げられる。成熟した、しかし今は無防備に晒された彼女の尻が、アスランの目の前に突き出される形となった。彼は、その光景に満足げな視線を向けながら、自身のズボンのファスナーを下ろし、すでに硬く昂っていた肉棒を取り出した。
今回は、潤滑剤さえ使われなかったのかもしれない。あるいは、ほんの僅かな唾液だけか。アスランは、時間がないとでも言うように、あるいは単に彼女を道具としてしか見ていないからか、何の配慮もなく、自身のそれを、彼女の秘裂へと、強引に捻じ込んだ。
「んっ…! ぐ…ぅ…!」
突然の侵入と、潤滑のない摩擦による痛み。タリアは、声を押し殺し、デスクの縁を強く握りしめて耐えた。涙が滲みそうになるのを、必死で堪える。
アスランは、そんな彼女の苦痛など全く意に介さず、ただ自身の欲求を満たすためだけに、背後から激しく、そして速いピストン運動を開始した。デスクが、その振動でガタガタと音を立てる。部屋に響くのは、彼の荒い息遣いと、肉体がぶつかり合う鈍い音、そしてタリアが必死に押し殺す、苦痛の呻き声だけだった。
それは、愛撫も、快感も、そして人間的な繋がりも一切ない、ただの一方的な「性処理」だった。タリアは、自分が単なる性欲のはけ口、使い捨ての道具として扱われているという事実に、深い、底なしの虚無感を感じていた。艦長としての誇りも、女性としての尊厳も、この行為の前では、塵芥にも等しいものだった。
行為は、長くは続かなかった。アスランは、比較的短い時間で自身の限界に達すると、タリアの内部に、何の感慨もなく自身の白濁液を注ぎ込み、そしてすぐに自身を引き抜いた。
「…ふう。助かったよ、艦長」彼は、まるで用を足し終えたかのように、息をつきながら言った。「これで、午後の任務にも集中できる」
彼は、乱れた自身の服を素早く整えると、床に崩れ落ちるように座り込み、まだ荒い息をついているタリアを一瞥もせずに、言った。「後始末は、自分でしておくように。…次の会議に、遅れるなよ」
そして、彼は何事もなかったかのように、艦長室を出ていった。後に残されたのは、デスクの前に力なく座り込み、身体の内外に残る彼の痕跡と、そして自身の砕け散った心を抱きしめるしかない、タリア・グラディスだけだった。昼下がりの光が、窓から差し込み、彼女の絶望的な姿を、無慈悲に照らし出していた。
(第三幕:夜の密会と破滅の目撃者 - 約3500字)
その夜、タリアは再びアスランからの呼び出しを受けた。もはや、彼女の中に、驚きや抵抗感はなかった。ただ、深い疲労感と、そして全てを諦めた者の、昏い虚無感があるだけだった。「夜の勤め」。それが、今日の彼女に課せられた、最後の「任務」なのだ。彼女は、感情のない人形のように、身支度を整え、彼の私室へと向かった。
部屋に入ると、アスランはすでにベッドの上に半裸で横たわり、彼女を待っていた。その瞳には、昼間の無機質なものとは違う、ねっとりとした、そしてサディスティックな光が宿っていた。今夜は、単なる性処理では終わらないだろう。彼の歪んだ嗜好を満たすための、より倒錯的な「レッスン」が待っているに違いない。タリアは、それを予感し、内心で身震いしたが、表情には出さなかった。
「遅かったな、艦長」アスランは、不機嫌そうな声で言った。
「…申し訳ありません」タリアは、感情を込めずに謝罪した。
「まあ、いいだろう」アスランは、気を取り直したように言った。「今夜は、君にたっぷりと『ご褒美』を与えてやらねばな。昼間の、君のその…献身的な『協力』に感謝してね」
彼は、タリアに服を脱ぐように命じた。彼女は、もはや何の感情も見せず、ただ黙々と、指示に従った。白い艦長服が、黒いランジェリーが、次々と床に落ちていく。そして、彼女の成熟した裸体が、再び彼の前に晒された。しかし、その裸体には、もはや以前のような輝きや生命力は感じられなかった。ただ、白い陶器の人形のように、冷たく、そしてどこか壊れやすい脆さを漂わせているだけだった。
アスランは、そんな彼女の姿に満足げに頷くと、ベッドから降り、彼女の身体を再び検分し始めた。指先が、肌の上を滑る。胸を揉み、乳首を弄ぶ。しかし、タリアの身体は、昼間のようには反応しなかった。敏感になっているはずなのに、快感を感じる神経が、麻痺してしまったかのように。ただ、彼のなすがままに、されるがままになっていた。
「…ほう? 今夜はずいぶんと、おとなしいじゃないか、艦長」アスランは、その反応のなさに、少し不満げな、あるいは興味をそそられたような表情で言った。「昼間の『お疲れ』が、まだ残っているのかな? それとも…もっと強い刺激が欲しいと?」
彼は、タリアの返事を待たずに、彼女をベッドに押し倒すと、今夜は最初から、彼女の後ろの秘孔を狙ってきた。潤滑剤をたっぷりと塗り込み、指で念入りに内部を慣らしていく。タリアは、その行為に対しても、もはや何の抵抗も見せず、ただ目を閉じ、時折、苦痛とも快感ともつかない、浅い息を漏らすだけだった。
やがて、アスランは自身の肉棒を、準備が整った(と彼が判断した)後孔へと挿入した。昼間に経験した激痛はなかったが、それでも異物が内部を押し広げてくる感覚は、決して心地よいものではなかった。しかし、タリアは、もはやそれにさえも慣れてしまったかのように、あるいは諦めてしまったかのように、ただ無反応に受け入れていた。
アスランは、その反応のなさに、さらに苛立ちを覚えたのかもしれない。あるいは、彼女の心を完全に破壊するためには、これだけでは足りないと考えたのかもしれない。彼は、アナルセックスを続けながら、不意に、部屋の内線端末のボタンを押した。
「…ルナマリア、メイリン。今すぐ私の部屋まで来い。…ああ、急ぎだ」
「なっ…!? あな、た…何を…!?」
その通信を聞いた瞬間、タリアの虚ろだった瞳に、初めて激しい動揺と恐怖の色が浮かんだ。まさか…この状況で、あの二人を呼ぶというのか!?
「これも、『指導』の一環ですよ、艦長」アスランは、悪魔のような笑みを浮かべて言った。「貴官が、真に全てを受け入れ、そして私に服従している姿を、貴官の部下たちにも、見せてあげる必要があるでしょう?」
「やめて…! お願いだから、それだけは…!」タリアは、必死に懇願した。これ以上の屈辱があるだろうか。部下たちの前で、こんな、醜態を…!
しかし、彼女の願いは聞き入れられなかった。程なくして、部屋のドアがノックされ、ルナマリアとメイリンの声が聞こえてきた。「アスラン様! お呼びでしょうか!?」
「ああ、入れ」アスランは、行為を止めずに、平然と答えた。
ドアが開き、ルナマリアとメイリンが入ってきた。そして、目の前に広がる光景…ベッドの上で、裸のままアスランに後背位で貫かれ、苦悶と絶望の表情を浮かべている自分たちの上官、タリア・グラディスの姿を見て、完全に凍りついた。
「か、艦長…!?」「あ、アスラン様…これは、一体…!?」
姉妹の驚愕と困惑に満ちた声。それを聞きながら、タリアは、もはや羞恥心とか、屈辱とか、そういった感情さえも超えた、絶対的な絶望の淵へと突き落とされた。艦長としての威厳も、女性としての尊厳も、人間としての誇りも、全てが、この瞬間、完全に、そして永遠に失われたのだと。
アスランは、そんな三人の様子を、満足げに見下ろしていた。彼は、タリアの内部で、さらに激しく腰を動かし始めた。そして、ルナマリアとメイリンに向かって、冷ややかに、しかし明確な命令を下した。
「二人とも、よく見ておくがいい。これが、私への絶対的な服従の姿だ。そして…君たちも、いずれはこうなるのかもしれないな」
その言葉と共に、彼はタリアの内部で、絶頂を迎えた。彼の白濁した精液が、タリアの内部を満たし、そして溢れ出し、彼女の背中や尻、そしてシーツの上へと飛び散った。
タリアの瞳からは、光が完全に消え失せていた。彼女の心は、この瞬間、完全に壊れてしまったのかもしれない。あるいは、これ以上の苦痛を感じないように、完全に感情を閉ざしてしまったのかもしれない。ただ、部下たちの前で、汚され、蹂躙された「白濁の艦長」という、消えることのない烙印だけが、彼女の存在に深く刻み込まれた。
(終章:砕かれた仮面、白濁の艦長 - 約500字)
アスランが目的を果たし、満足げに部屋を出ていったのか、あるいはホーク姉妹にさらなる指示を与えたのか、その後の記憶は、タリアにはほとんど残っていなかった。ただ、気がついた時には、彼女は一人、汚されたベッドの上に横たわっていた。部屋には、まだ濃厚な体液の匂いと、彼女自身の絶望の匂いが、重く立ち込めているようだった。
身体を起こす気力もなかった。ただ、虚ろな瞳で、天井のシミを見つめ続ける。艦長としての自分、ギルバートを愛した自分、そして一人の女性としての自分。その全てが、アスラン・ザラという男によって、完全に破壊され尽くしてしまった。後に残ったのは、ただ、彼の命令に従い、彼の欲望を受け入れるためだけの、感情のない、空っぽの器だけなのかもしれない。
「白濁の艦長」…アスランが、あるいはホーク姉妹が、そう嘲笑う声が聞こえたような気がした。そうだ、それが今の私なのだ。彼の精液にまみれ、屈辱に染まった、ただの艦長という名の抜け殻。
涙は、もう流れなかった。流すほどの感情さえ、もはや残っていなかったのかもしれない。ただ、頬を伝う一筋の、冷たい汗だけが、彼女がまだ生きていることを、かろうじて示していた。
鋼鉄の仮面は、完全に砕け散った。そして、その下から現れたのは、救いようのない絶望と、永遠に続くかのような虚無だけだった。ミネルバの女神は、その夜、完全に地に堕ち、そして二度と、その輝きを取り戻すことはないだろう。彼女の未来は、ただ、アスランという名の支配者の手の中で、弄ばれるだけの、暗く、冷たい闇に閉ざされてしまったのだから。