※この作品はR-18です。

ビッチな錬金術師ライザと秘密のお仕事   作:愛成戊廿助

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仕事が忙しくてめっちゃ間が空いてしまいました……
トリロジーが出る前になんとか更新したかったので頑張りました

※ショタ要素ありです
※11/23 中編との連結の調整で少し最後を調整しました


ライザと少年 前編

 汽水湖であるエリプス湖に浮かぶクーケン島。

 

 その高台にある「水源の滝壺」から滔々と流れ出る水は、古い――誰が作ったのかさえ定かではないほどに――水路を通って、島のあちらこちらへ届けられている。

 

 とはいえ旧市街の豪邸であればともかく、普通の住民が暮らす家の一軒一軒にまで水道が引かれているわけではないから、生活に必要な水は雨水を貯めたものを使うか、水路から家まで、水桶を抱えてなんども往復することになる。

 

 そんなわけで自宅で湯船に肩まで浸かるような入浴は贅沢には違いなく、そのため一部の金持ちを除く島民の大多数は島に点在する公共の浴場を利用することが多い。

 

 そんなクーケン島の、ある夏の日の夕方――

 

「~~~~♪」

 

島外の冒険から帰ってきた錬金術師の少女ライザリン=シュタウト――ライザが鼻歌混じりに入浴(・・)を楽しんでいるのも、そうやって利用される公共の浴場のひとつである。

 茜色に(・・・)染まった(・・・・)空の下(・・・)、ライザは一糸まとわぬ姿で浴場の水面(みなも)に腰まで浸している。

 

 浴場(・・)といっても、何か特別な建物があるわけではない。

 

 ラーゼン地区を貫くように流れる水路、その奥まった場所にある浅瀬――護岸の石壁から水底へ向け緩やかな階(きざはし)が刻まれている――を利用したそれは、流れる水の中に立てられた目隠しの葦簀(よしず)と、ごく簡単な脱衣所を併設しただけの簡素な露天(・・)浴場だ。

 水面はさらに男女で区切られているが、目の荒い葦簀越しであるから、誰がいるか分かる程度には見通しが効く。

 

 ……今は男女ともにライザ以外の人影はない。

 

 年頃の少女にはこういう浴場を恥ずかしがるものも多く――覗こうと思えばいくらでも覗けてしまうので――そういう者たちは、ボーデン地区にあるしっかりとした建物の、お湯も使える「大浴場」まで足を伸ばすことが多い。

 一方ライザはといえば、

 

(クラウディアもおうちのお風呂じゃなくて、こっちに入ればいいのに……誘ってみようかな?)

 

最近できた友人を思い出しそんなふうに考える程度にはこの開放感(・・・)が嫌いではないのと、生来の面倒くさがり屋――シュタウト家にも風呂場があるものの、入浴の用意するのは一人娘であるライザの仕事なので――の気質もあって、夏の間はあまり気にせずこちらを使用しているのであるが。

 

 サァ……と、さざ波を立てながら水の上を渡る潮風と、湧き水らしく透き通った冷たい水が今日の冒険で火照ったライザの身体を撫でて、心地よく冷ましていく。

 

「はぁ……――気持ちいい……♡」

 

 その快さに思わず、そう独り言ちる。

 そのまま腕を天に伸ばして伸びをすると、惜しげもなくさらけ出された大きな乳房(おっぱい)がたぷん♡と揺れ――そして背骨がバキバキと、乙女らしからぬ音で鳴った。

 

「んん……ッ。錬金術って結構肉体労働だからなぁ……」

 

 こわばった首と肩をぐるぐると回してほぐす。

 

 錬金術といっても、釜の前で調合だけをやっていれば良いわけではない。

 

 知識を深めるために書物を紐解き、知見を広めるため色々な人の話を聞き、調合に使う素材を集めてあちらこちらを冒険し――と、その内容は多岐に渡る。

 そして実際、魔物と戦いながら素材を集めるのは――友人(レント)たちにも手伝ってもらっているとはいえ――なかなかの重労働だ。

 下手をすると、あれだけ逃げ回っていた実家の農作業の手伝いのほうが楽、まであるほどに。

 

「ま、これが楽しいからいいけどね~」

 

 それでも最近は島の人々に喜んでもらえることが多くなったし、錬金術の師匠(と言うと嫌がられるが)であるアンペルにも認められて、色々と相談されたりすることだってある。

 何より自分で様々な道具(アイテム)を創造できるのが、楽しいのだ。

 これで「仕事が大変で……」などと愚痴ったら、バチが当たるだろう。

 

「~~♪ ~~~~~~♪」

 

 上機嫌に鼻歌を続けながら、ライザは流れに浸した手ぬぐいで、全身を清めていく。

 首筋から始めて、手際よく。指先から肘、二の腕。そして脇の下――髪と同じ色の毛がうっすらと萌えている――は少し丁寧に。

 そして、

 

「うーん、やっぱここ(・・)は汗が溜まるなぁ」

 

ずしりと重たいおっぱいを持ち上げながら、その下(・)を拭っていく。

 所謂『長乳』と呼ばれる形をしたライザのおっぱいは、頂(・)に向かうにつれてたっぷり(・・・・)と肉が付いて、島の名産であるクーケンフルーツを思わせる。

 もともと同年代の少女たちと比べて大きかったとはいえ、それでも手のひらにはなんとか収まるサイズだったそれ(・・)は、ここ最近でその下端が鳩尾(みぞおち)に届かんばかりに成長した。

 にもかかわらず年頃の少女らしい張り(・・)は喪われておらず、八合目あたりからぷっくりと膨らんだ濃いピンク色の乳首がツン♡と天を向いていて――まるで男たちの理想と欲望を体現したかのような思春期(ワガママ)おっぱいである。

 

 これは錬金術のため精液(ザーメン)を集めるようになってから毎日のように男たちに吸われ、揉みしだかれてきた結果であり、ライザにとっては悩ましくも疎ましいことであるが、

 

「また大きくなってる……」

 

……のであった。

 自らの意図に反し、未だ成長を止める気配を見せない自らの乳肉の重みを両手に感じながら、ハァ……とため息を吐く。

 

 他人からすれば贅沢な悩みではあるだろうが、大きなおっぱいには悩みも多い。

 

 谷間や下に汗や垢など汚れが溜まりやすいし、走ったり跳んだりすれば弾んで痛い。

 素材集めのために足元を見るのにも邪魔で、重さもあるから肩や背中が凝って仕方がない。

 母が余裕をみて用意してくれた下着(ブラ)もサイズが合わなくなるし、男たちからジロジロと見られたり卑猥な言葉を掛けら(セクハラさ)れるなんて日常茶飯事で――

 

(男の人って本当、おっぱい好きだよね……ま、精液(そざい)集めに便利ではあるんだけど……)

 

ライザがユサユサ♡と胸を揺らして道を歩いているだけで、ズボンの前をパンパン♡に膨らませた男たちが寄ってくるから、彼らから精液(ザーメン)を採取する必要があるライザにとっては効率的ではあるのだが。

 

 やはり疎ましいことが多いのには変わりないのであった。

 

 そうしてツラツラと自らの身体について考えながら腹に背中を清め終わり、下半身に取り掛かろうかという頃には、さらに日が傾いていて――浴場に備え付けられた魔石の欠片を使った簡単な灯りが水面を照らし始めている。

 

 そんな頃合いである。

 

「おー、ライザいるじゃん」

 

 葦簀の向こう、男湯(・・)にやってきた人影がある。

 隙間だらけの葦簀越しに見える影の高さはライザの胸のあたりか。

 ザブザブと水音を立てながら歩み寄ってくるその人影の、友人(レント)よりもくすんだ赤毛。

 

「げ…………」

 

 それを見て、ライザの口から思わず、といった風情で声が漏れた。

 

 露天浴場へとやってきたその人影は、十をひとつふたつ過ぎた年頃の、ライザと同じくラーゼン地区で暮らしている少年のものだ。

 

 低めの鼻と広がるソバカスが見るからに活発(ナマイキ)そうな顔つきで、その印象に違わず日頃から友人(こぶん)たちを引き連れ島の中を遊び回っているという――ライザにとっては以前の自分を思い出して少し気恥ずかしくなる存在(ガキだいしょう)。

 

 そんな少年が憮然とした様子で応える。

 

「……げ、ってなんだよ、げ、って」

「そりゃ、お風呂でくつろいでるところに悪ガキが来たら、そうなるでしょ?」

「悪ガキねぇ……その齢になって畑の手伝いもせずに遊び回ってるライザ(オマエ)に言われたくないっての。ミオおばさんが今日も愚痴ってたぜ」

「年上にオマエって言わない……あと、遊びじゃなくて錬金術。お母さんも、まったく――」

 

 売り言葉に買い言葉――少年の側もライザに対しては思うところがあるのか、顔を突き合わせればなにかと突っかかられることが多い。

 

 

 ――否。多かった(・・・・)……というべきか。

 

 

「いい? 錬金術ってのはね――」

 

 ライザが腰に手を当て、ザブザブと水を掻き分けながら男女を隔てる境界に近づいた瞬間。葦簀をかき分け、少年の両手が突き出され――ライザのおっぱいを鷲掴みにした。

 

「ちょ、お!?」

「ん? 何か言ったか、ライザ?」

 

 当然、その巨大な果実は少年の小さな掌には到底収まらない。むにゅぅ……♡と形を変えながら、少年の指が柔肉に埋もれていき――

 

「〜〜ッぁ♡ こンの、エロガキ……!」

 

ピリッ♡と軽めの電流(しびれ)がライザの背中を奔り、不意打ちの刺激に思わず甘い鼻息が漏れてしまって、ごまかすようにライザは声を荒げる。

 しかし少年はライザの怒声などどこ吹く風といった様子であり、むしろ、

 

「強がるなよ、好きなくせに」

「そんなこと――ぅやん♡♡」

 

パンのタネ(・・)をこねるような、遠慮のない手つきで、きゅむ♡ぎゅむ♡、とライザのわがままおっぱいを揉みしだいていく。

 

「ン……ッ♡ あ……♡ この……ッ♡」

 

 円を描くように、ゆったりと。 持ち上げられては、落とされる。

 その度に濡れた柔肉は水滴を飛び散らせながら、たぱん♡たぱん♡といやらしい音を鳴らしなら弾む。

 技巧などない、まるで手遊(てすさ)びのような愛撫。しかしライザの柔肌は汗ばんで湯気が立ち上りそうなほどに紅潮し、背筋にはゾワゾワ♡とした電流(しびれ)が走って、甘い吐息が溢れて止まらなくなる。

 

 

 ――今のライザは少年(オス)には逆らえない。

 

 

(うう……やっぱりあたしのおっぱい敏感(ザコ)すぎるよぉ♡)

 

 それは男たちに弄ばれ続けたことで大きくなり、そして、どんな愛撫にもすぐ屈服してしまうよう躾けられてしまったおっぱい(せいかんたい)の――それだけではないが――せいである。

 今も、

 

「へへ、グイグイ押し付けてくるじゃん? ――気持ちいいんだろ、売女(ビッチ)ライザ♡」

「ん……ぅ♡ うるさい♡ この、下手くそ♡♡」

 

ライザは無意識に、もっと♡もっと♡とおねだりせんばかりにそのおっぱいを突き出してしまっていて、それを少年に誂(からか)われてしまう。

 売女(ビッチ)呼ばわりにも口から溢れるのはとろん♡と甘く蕩けた声で――そんな声で何を口にしても、もはや少年の言葉をただただ肯定するだけの効果しかないのだが。

 

(このままじゃ……こんな奴に、おっぱいだけでイカされちゃうよぉ……♡)

 

 性感帯(ざこざこおっぱい)への刺激が背骨を伝って下腹へと溜まっていく。子宮(おなかのおく)がジュクジュク♡と熱を帯び始めるのを感じる。

 

 絶頂――といってもごく軽いものだ――の予感。

 

 ナマイキな年下の少年にいいように身体を弄ばれる悔しさと、じきに訪れる快感への期待。二律背反(アンビバレンツ)。

 

「~~~~~~~~――ッ♡」

 

 そして蓄積された快楽が胎の奥から溢れ出しそうになる、刹那。それでもせめて少年(ワルガキ)の前で醜態は晒すまいと奥歯を噛み締め覚悟を決めるライザの、その思考を読んだかのようなタイミングで――

 

「…………え?」

「な~に、一人で盛り上がってんだよ、ライザ?」

 

 少年が、その手を離した。

 虚を突かれキョトンとするライザを見て、少年が嗤う。

 

「……う、うるさい」

 

 その言葉に絶妙に間(・)を外されたことを悟って、ライザは顔を背ける。

 

(もうすぐイケたのに……うぅ……この悪ガキぃ……)

 

 横目に見る。

 葦簀越しにも判るほどにニヤけた少年(オス)の顔で――

 

「イキたいんだろ? じゃ、ちゃんと俺のことも気持ちよくしてもらわないと」

「………………」

「わかるだろ(・・・・・)? 男側(こっち)に来いよ」

 

 そんな言葉に、ライザは少しだけ、躊躇って……頷いた。

 

 ――やはり、ライザは少年には逆らえない。

 あの日、素材(ザーメン)集めの現場を見られてしまってから――。




クーケン島&ライザの家のお風呂まわりの話は僕の想像です(たしか1でシュタウト家に風呂場があるって話はあったけど、あの立地で水道が通ってるとも思えなかったので……多分ライザが水路と往復してるんだろうなと)

登場する少年はシュタウト家から坂を下ったところにいる子どもをイメージしてます。

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