NTRと親子丼と百合に挟まって高級娼婦や美人冒険者を囲いまくれば世界が救われるなんて分かるわけねぇだろぉがよォオオォォォ!!!!!!!!! 作:トリックショット
「フンギィギギィィア!!!」
部屋には、木製の床と壁。沢山の物が乗ったテーブルと壁際に木製のL字型デスク。オフィスチェアとテーブルと椅子があり机の目の前の壁には、光り輝く板が浮いており椅子には、女性が紙に何かを書こうと声を上げているがその表情は、あまりにも力を入れた顔をしており、まるで何かを書こうとしていると言うより紙を破こうとしていると言った方が違和感が無い。
その女性は、目の焦点が合って居ない女性。名をオズグッド・パンドラボックス。
「博士?何をなさっているので?」鉄製の扉が開いたかと思うと、白をベースに鮮やかな緑の波の絵が書かれたチャイナ服を着た美青年が入ってくる。
「おーっ善禅か!今ボクは…ブリティッシュサインを…描いて…いるんだァ!!!フンギィギギィィアア!!!」入ってきた人物を見るや否や、オズグッドが嬉しそうに叫ぶが踏ん張りながら紙に文字を書こうとしているので、発音が妙な事になっている。
「ブリ…?何です?」善禅は、椅子に座り机に向かっているオズグットに近づき紙を見て不思議そうな顔をする。
「ブリティッシュ・サイン。偉大な国で使われてる手話だよ」そうオズグットが答える。
「しゅ…しゅわ?」善禅は、よくわからないと言った表情をして聞き返す。
「うん手話、言葉を使わずに手で会話する方法の事。メヌントニア世界には今は、存在しないハズの存在」
オズグットの目の前の紙は、ぐしょぐしょになっており、書いてある文字もぐしょぐしょになっており何を書いたか全く分からない物になっている。それを見た善禅が「紙を見た限りミミズが這ったような痕跡ですが…これが異世界人の手の動きですか?」そう毒を吐く。
「うーん…その前に前提としてボクは、この世界の外から七神によりこの世界に呼ばれた」オズグットは、体を机から善禅に向け話始める。
「は?」善禅は、オズグットが語りだすとは思わず困惑の声を出す。
「そこでボクは、まず最初に気づいたのは、口から発する言語が今まで自信で話していた英語とは、違うことに気づいた」
「言語が違う?」善禅は、疑問を呟く。
「異世界から来た人間は、元々違う言語を使うんだけどこのメヌントニア世界に来ると英語は、勿論ウェールズ語でもスコットランド語でも、ゲール語でもアジア語でもネットスラングでも、全ての言語…何か話そうとしてもメヌントニア語に強制的に変換され発音されるんだよ」オズグットの表情は、何処か哀愁漂う表情をしており、何か複雑な感情を抱えている事が察せられ、善禅はオズグットの長話に面倒だと感じたことに少し罪悪感を感じていた。
「今発音してるのも英語で話そうと頭の中で思っているが口から出るのは、Google翻訳も真っ青な見事な異世界語!様は、何を話そう書こうとしてもメヌントニア語に変換されてしまう。だから手話…ハンドサインならどうだと試してみたが…どのサインもボクが意図した形にならず、恐らくメヌントニア版の手話に置き換わった」そうオズグットが言うと机の紙を手に取り善禅に広げ更に言葉を続ける。
その紙には、何かを伝えようとする手の絵とミミズが這った様な何かが描かれていた。
「だからボクは、次に何とか強引に描きたい手話を描けないかと、強引に力を入れてみたがその結果がこれさ!!!」オズグットは、何故かどや顔で紙を見せてくる。
「…その結果は、ミミズが這ったような何かと?」善禅は、先ほどの罪悪感が吹っ飛び口の悪い返答をする。
「それだけじゃない、ちゃんと分かった事もある…ペンの軌道を強引に変えるには、かなりの力…バフを掛ける魔法やアイテムが必要な程。それくらい力を掛ければ、何とか軌道事態を変えることができると分かった」どや顔から、スイッチが切り替わったかの用に表情が変わる。
「へー」そうなんだ。その程度の感情しか善禅は、抱かなかった。
「因みにボクは、前に旅をしていたけどその時にも気づいたことがある」オズグットは、話を続ける。
「気づいた事?何にです?」善禅は、何処かから椅子を持ってきてオズグットの話を聞き入る体制を整えている。
「さっき言った通り言語は、メヌントニア語に変換され手で書く文字もメヌントニア語に変る。その事について突破方法があることに気づいた。……そしてボク以外にもそのことに気づくやつが居たみたいだね。
かつてボクより前にこの世界に来た者たち。そのうちの誰かが残した記念日や何らかの石碑、遺跡等々歴史のある物体の一部には、メヌントニア語以外が書かれていた…それを見つけた時は、『何か…とっても汚いなー何で?』と思っていたけど…今思うと本気で何かを伝えたかったんだろうね」オズグットの言葉に善禅は、先ほどの紙に描かれたミミズの這った絵を思い出す。
「……でその異世界の言語って何を書いてあったんですか?相当力を入れて書かなきゃいけないなんて、相当な事が書いてあったんじゃないですか?」善禅は、深いことを考えずに質問した。
「………逃げろ」オズグットは、無表情でそう言って善禅を見つめる。
「え?」善禅は、想定外の言葉に固まる。
「全て捨てろ」
「隠れろ」
「危険」
「身を守れ」
「そんな事が書いてあったよ」オズグットが淡々と言葉を並べる。
「れっ、歴史ある所…つまり遥か昔から異世界人が…そのような警告文を各地に残していたと?」善禅は、想定外の内容をまとめ恐る恐る口に出す。
「…多少ニュアンス等は違うけど、ほぼ全てがこんな感じの事を書いていたよ…」オズグットが力なく答える。
「かつて異世界から来ていた誰かがそう書いたと?」善禅は、恐る恐る質問するとオズグットは、「誰か達…かもねぇ…七神が異世界から呼んだボク見たいな人物と、蒼き光に導かれた者達と…後一部の例外と色々なパターンがあるからね」と軽く答えてから「そんな奴らが、とてつもない力を込めて警告文を残す…一体何があったんだろうねぇ?」と呟いた。
その言葉を聞いて善禅は、「世界の当然の節理に抗ってでも…文章を残した?」と言うもオズグットは、ただ流し目で何も答えず善禅を見つめていた。
「そもそも蒼き光に導かれし者達がかつて居たとされる跡地全てに図書館の痕跡は、あるんだけどね…殆どの書物は、燃やされたりして破棄されてできる限り資料を後世に残さない様に徹底している奴が殆どだから何を考えているのか、どうしてそうなったとか何を考えていたのか、一切分からないんだよね~」オズグットは、席から立ち近くのテーブルにあったテーブルからカップを手に取りその中の飲み物を飲んでいた。
「あれ?確かネルドルフ大陸には、害虫王が日記を残してるとか言ってませんでした?」善禅は、ふととある場所の情報を思い出し口にするもオズグットは、「………行ってない」とそう小さな声で答える善禅は、「はぁ?」と思わず声に出していた。
「行ってない!だって四大大陸の中でネルドルフ大陸だけ、遠い日本とかオーストラリア見たいな立地何だもん!遠くて行ってないんだよ!」オズグットは、そう叫びだす。
その姿を見て善禅は、小声で「よくわからないけど、うわぁ…」と呟くとふと「折角歴史的資料が待っているかもしれないのに………海の記憶に聞くのは?」とオズグットに質問する。
「あいつ重要な情報よこさないし、微妙に話にならないからヤダ」そうオズグットは、口を尖らせる。その光景を見て善禅は、「やだって…他の神は?」と問いを投げかける。
「…石英の魔女は、遥か昔の勇者の大先輩であるハラ=ド=バリョウ に分からされて、もうやる気ないらしいし。夜更けの歳星は、何考えてるか分かんないし……ジェヴォルフの獣神は、ネルドルフ大陸で白竜教とバチバチにやり合ってるらしいから接触できないし…あの草茎の神鳥とは …僕の旅の途中、敵対しちゃった…」オズグットが言いづらそうにそう答える。
「は!?敵対!?草茎の神鳥と?何で!?」
「だってあいつらの手下って生贄信仰掲げて、ボクのこと狙ってきたし…」
「この時代の勇者なのに?嘘でしょ?」
善禅は、驚きのあまりオズグットに前のめりになる。
「草茎の神鳥は、勇者に頼るより自分の力で何とかして聖教会やBrave Manの残党軍とやり合いたいらしいよ、んでボクを生贄に捧げて大きな力を得たいらしいよ」
「Brave Man?初代勇者の?」
「うん、Brave Manの拠点の牢獄に彼ら七神の欲しいものがあるらしいよ。まぁ…襲われた時もうまく逃げるさたし、次もうまく逃げるさ。それにやる気のある海の記憶は、多数決が怖いだけの小物さ。
それよりも------
「ボクは、FIREWORKS…あの女の方が怖いね」
オズグットは、椅子に深く座り直し善禅から目をそらす。
「FIREWORKSって…確か800年くらい前この世界にモンスターを放ったって言う…」善禅も冷静になったのか自身も空いている椅子を見つけ座る。
「そしてボクも含めた歴代選ばれし者達にちょっかいを出す女…。ボクは、あっちの方が怖いね。だって、この世界にモンスター放った理由を聞いたら、推し活とか意味不明な事抜かす女だぜ?」
会話にならない奴程怖い物は無いよ。
オズグッド・パンドラボックスの顔見せ程度の番外編。
・善禅
オズグッド・パンドラボックスの助手。
ジョブは、現人神。
毒舌が癖。
名前の元は、ドイツ語で死神を指すゼンゼンマンから。
・FIREWORKS
女性。
遥か昔、メヌントニア世界にモンスターを解き放った。
その理由は、推し活らしいが………。
・七神
メヌントニア世界の神々を名乗る存在、各時代の勇者を選んでいる。
・海の記憶
・石英の魔女
・夜更けの歳星
・ジェヴォルフの獣神
・草茎(くさぐき)の神鳥
残りは、おいおい。