※この作品はR-18です。

NTRと親子丼と百合に挟まって高級娼婦や美人冒険者を囲いまくれば世界が救われるなんて分かるわけねぇだろぉがよォオオォォォ!!!!!!!!!   作:トリックショット

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私の神と私の罪

 「死刑…回避したくないかしら?」

 

 薄暗い独房。石の床と壁にその独房の出入口にあたる鉄格子。その鉄格子の先に数人の兵士と赤髪の女が立っている。

 「………死刑ってもう言われたはずだけど?」私の腕は、石の壁につながれた鎖に拘束され動けないので顔を話しかけてきた女に向け聞き返す。

 

 もう物事に対してやる気が起きない。もう私は、家族に捨てられた人間。

 裁判中、家族だった人達に『他人になりたいから皮を奪い被ったのだろ?ならこれからは、私たち家族と貴女は、他人だ。貴女は、よく知らない殺人鬼だから早く死刑になって欲しい』と、そうはっきり言われたのだ。もう自分の人生どうでも良くなって投げやりになっても仕方ない。

 

 「ピンと来ないかしら?…なら言い換えるわ」赤髪の女は、少しめんどくさそうに更に言葉を続ける。

 

 他 人 に な る チ ャ ン ス が 欲 し く な い ?

 

 

 「乗った」悪くない相談だ。詳しく話を効く価値は、ありそうだ。

 「良かったこれから名前は…適当に…バスラと名乗りなさい」

 「概要を聞きたいんだが?」女に向かってそう聞くも女は、他の兵士に何かを小声で話しこちらに目を向けない。

 「おい?こっちの話聞けよ?」

 少しイライラするも赤髪の女は、とんでもない事を口にする。

 「じゃっ!バスラの頭いじっちゃって〜!」そういった瞬間鉄格子のドアを開け何人もの兵士が入ってくる。

 「はっ?えっ?いやっ!待って待ってーーーーーー

 

 私は、兵士達に拘束され意識を失った。

 

 

 

 空が黄金に輝く。

 

 私は、このドウハス王国次期女王!ミーアン・ズィーク!

 私の目の前で決戦が行われている。この世界に呼ばれた勇者『片山 伊吹』彼によってこの国の空が黄金に染められる。 

 

 「この瞬間を待っていた!!!」伊吹が空に向かって吠えるように叫ぶ。

 

 ドウハス王国の上空。この私の夫候補兼次期国王である伊吹様がドウハス王国を背にし、国を…妻になる私を!私を守るように飛ぶ!伊吹様の視線の先には、黄金の中に閉じ込められた王権人と波紋王の二体の魔王…。

 伊吹様の手には、黄金の扇…まるで昆虫の羽のようなデザインの扇を手に持っており、その扇の力でこの空を黄金に染めた…それ以外の事はよく分から無いけどその扇は、とてつもなく強大な力を持つ事はすぐ分かったわ…。

 そしてビュールイ城の城壁には、私のママでもありドウハス王国の王女『アデン・ズィーク』が鎧を纏い大剣を携え伊吹様を見上げているわ。…伊吹様を援護すると言ってその場に立っている。

 私は、更に後ろのドウハス王国の住宅街の方で我が国の誇る最強の騎士団である白竜騎士と他にも兵士にギルドや傭兵。…私も含めて皆伊吹様とママの戦いについてこれず棒立ちしてる。

 

 悔しいけど仕方ない、伊吹様の力は勿論ママの強さも一級品。簡単についていく事は、出来ない。

 本音を言うなら、ここにいる連中全員に『お前たちの命なんてどうでもいいから伊吹様の援護にいって死ね』と叫びたい、けどそんな事を言えば私は、この命令に従わなかった者たちを後で処刑しなきゃならない。私に逆らったんだから当然の話よね?

 けどそんなことは、避けたい。だってこの私がこんな連中の血で汚れるなんて嫌。私は、次期女王の前に女の子なんだもの…伊吹様に少しでも綺麗な姿を見ていてもらいたい…恋する乙女って奴ね。

 

 あーでも…。

 

 あわよくばママだけ魔王の誰かと相打ちしてくれればなぁ…。

 伊吹様に私とママが抱かれる時、ママが『伊吹様縛って!』だの『噛み痕を残して!』だの『ケツ穴をいじって!私のケツ穴を蹂躙して伊吹様!!!』『ママ…素敵!私もそうして!』だので私が流されなければなぁ~。暗殺も出来たかもしれないけど…今の光景見たら殺さなくて良かったけど…やっぱ邪魔よねぇ~。

 

 そんなこと考えてると上から声が聞こえるわ。

 「まっ…まさか貴方、Pandora Classのアイテムを持ってるなんて…」

 「お前ぇ!Pandoraの秘宝を持ち出して!世界を滅ぼす気かぁ!?」

 波紋王と王権人が叫んでるわ。いいわ、すごくいい!死ぬ前の必死な叫び。勇者様達にあてがう予定に集めた異性達の頭や体をいじる前の叫びみたい。こっちは、殺したわけじゃないけど。

 

 「着火」伊吹様がそう唱えると空が………燃える。

 

 「神の裁きだ…」誰かがそうつぶやく…いいセンスね。

 その炎の中で王権人が燃えて消えていく、いい気味ね!!!パパと手を組んでこの国を滅茶苦茶にしだした時は、焦ったけど…あぁ、でも奴らのおかげで伊吹様に会えた!その事は、感謝してあげる!後は、さっさと死ね!!!早く死ね!!!いえ…できれば苦しんで死ね!!!

 

 空に広がった炎は、消える。

 王権には、燃えて消え去った。だが波紋王は、生き残っており波紋王の体から白いオーラの腕が大量に生え、その手から展開された防御の魔法が彼女を囲んでいる。

 「まっ…まさか…FIREWORKSの鯨以外にもこんなPandora Classのアイテムが有るなんて…ねぇ」

 それでもタダでは済まなかったようで、黒いウェディングドレスと喪服が合わさったような服は、ボロボロになり葵薔薇の装飾の殆どは、燃え尽き肌も所々火傷を負っており肩で息をしていた。

 

 しぶとい。早く死になさいよ。

 

 「チッ!これでも倒せないか」そう行って伊吹は、扇をしまい腰から剣を抜き波紋王に切りかかる。も波紋王の手が防ぐ。

 「王権人は…もう完全に灰ね…完全に死んだ」波紋王は、一瞬哀愁漂う表情になるも直ぐ伊吹を見つめる。

 「…いい事を教えてあげるわ伊吹!王権人は、あくまでも代理!真の王の権利者がーーー『アイヴィーン・ケン の残した第三人類のプロトタイプだろ?』…貴方未来でも…いや…未来を見てるならもっといい結果を引き出せるはず…まるで…」

 そうするとハッとした様に波紋王は言葉を続ける。

 「貴方何らかのーーーー『雷の第五楽章(トルエノ・ザッツ・モヴィメント)』

 

 「ガハッ」空から雷が波紋王に向かって落ちる。

 波紋王が魔法の衝撃と共に体がドウハス王国の城壁外側の地面に落ちる。と同時にアデン・ズィークが『力の第一楽章(デュミナス・エアスト・モヴィメント)』と自信に身体強化魔法を発動して自身の体を強化してから城壁を飛び越え、波紋王に駆け寄り大剣を振るう。

 『盾の第一楽章(エクスド・エアスト・モヴィメント)』波紋王は、盾の魔法を唱えると同時に、波紋王から生える腕の形をしたオーラが同じ魔法を発動させ波紋王の目の前に何枚もの丸い盾の魔法陣が現れ一つに合わさる。

波紋王から生える腕のオーラ。それは、波紋王本人が魔法を詠唱すると同じように魔法を放ち、波紋王の唱えた魔法と合わさり弱い魔法でも効力を大幅に上げる事が出来る。これが伊吹が波紋王討伐に手こずる理由の一つだった。

 その盾魔法によりアデン・ズィークの大剣が防がれるも、その瞬間アデンが躊躇なく大剣を手放し素早い動きで波紋王の魔法陣を避け、左側駆け寄り左腕で拳を放つ。腰も入っていない牽制と囮の拳。

 波紋王がそうとは知らず後ろに飛ぶもアデンは、それを隙と捉え自身も飛び一気に距離を詰めて腰を入れて右腕で本命の拳を叩き込む。

 

 『法拳折伏(ほうけんしゃくぶく)』アデンの右腕が少し大きくなりオレンジのオーラを発しその拳は、波紋王の二本のオーラの腕で防がれるも、アデンの拳は、その腕を破壊し波紋王の顔面に拳を叩き込むと波紋王の顔面を歪ませる。

 波紋王の綺麗な顔面。特に鼻と顎の辺りがひしゃげ血と共に波紋王の体が後ろに飛ぶもアデンは、更に素早く走り地面を背にして波紋王の下に滑り込み、自身の右手で波紋王の右手を掴み、左脇に自身の左腕を通して波紋王の左腕を前に向けれないようにすると同時に、波紋王の口に自身の左手を突っ込み魔法の詠唱を封じ、アデン自身の足で波紋王の足を絡めと動きを封じる。

 「がっ!あっ!!!」波紋王は、拘束を逃れようと動くもアデンの締め付けか逃れられない。

 「伊吹様!私事魔法で吹き飛ばしてください!!!」アデンは、伊吹に向かって叫ぶ。

 「なっぁ!かまなごーーー『雷の第九楽章(トルエノ・ノイント・モヴィメント)』ーーーうそ」伊吹は、躊躇なく雷系最高クラスの一つの魔法攻撃を放つ。その姿に波紋王の表情は、絶望に代わる。

 

 えっ!?ママごと!?最高!!!

 

 一瞬で空が暗くなる。そう思った瞬間空から轟音と共に雷の槍が波紋王を貫く。

 砂煙が晴れると地面にと大きなクレーターが見え、その中心に更にボロボロになった波紋王が空へ飛ぶ。

 波紋王は、今だ健在だがオーラの腕で防御した為かオーラの腕は、雷で消え右腕も消え体も少しづつ崩れ始めている。

 下にいたアデンは、両腕と両足は、雷で消え去り波紋王と重なった部分以外は、黒焦げとなり長く生きられないように見える。

 「ぁぁああ」空中で微かに波紋王が呟いた瞬間伊吹が、剣を突き立てトドメを刺そうとするも『鎧の第三楽章(アミュール・ドリット・モヴィメント)ぉおおおおおおお!!!』と地獄の雄叫びを放つ。波紋王の周りには、銀の鎧が現れ伊吹を吹き飛ばす。

 「くっそ!まだ死なんのか!!?!」伊吹は、イラつきを隠さず言い放つも空中からアデンの傍に向かい治療の魔法をアデンに放ち回復させアデンの腕と足と皮膚を再生させる。

 「………ぁぁあ〜、治療の第五楽章の後ぉ、私にぃ〜魔法を放たない、治療の第五楽章じゃあしばらくゴリラ姫は目覚めなぁい〜って事はもぅう〜魔力ぎぃれかぁ〜?」波紋王は、ボロボロになった体で何とか立つも、顎の骨が砕け破片が頬を貫通したらしく骨がむき出しで呂律が回っていなかった。

 伊吹は、再び空中に飛び波紋王に剣で切りかかると、手応えは無く波紋王の体をすり抜ける。

 「けぇどぉおぉぉ、私も限界ぃ〜顎の動きぃも変〜帰る『痛みの第七楽章(フェリータ・ズィープト・モヴィメント)!!!』うっそーーーー

 

 波紋王の姿は、この場から消えた。伊吹は、最後の魔力をふり絞り呪いの魔法を掛けたが、消えかけた波紋王に何処まで効果があるのか確信が持てなかった。

 「…逃げられたか」

 「うっ…」アデンが意識を取り戻す。

 「アデン…いや、女王陛下申し訳ない。波紋王に逃げられたらしい」伊吹は、アデンに駆け寄る。

 「………それでも魔王の一人は討伐しました。伊吹様、勝どきを挙げては?」伊吹に支えられながらアデンは、体を起こす。

 「…………………そうだな」伊吹は、アデンを立たせてから伊吹は、空中に飛び国民や兵士を見渡せる所に行き

 

「俺たちの勝利だ!!!」

 

そう宣言した。

 

 我々は、歓喜する。国の脅威のひとつは去ったのだ。

 この日、私は確信した。片山伊吹…この方こそ英雄…いや、私の神だ。そして………彼にバスラとツァレンを紹介したのは、本当に愚かで不敬な事をしたと改めて自覚するのであった。

 




・とある死刑囚
後のバスラ。
バスラになる前、連続殺人鬼で死刑を言い渡される。

・ミーアン・ズィーク
伊吹と親子丼済み。
母の影響を受けMに目覚める。

・アデン・ズィーク
実は、敵味方共にゴリラ女王とあだ名をつけられている。
実は、M。

・波紋王
実は、かつての勇者アイヴィーン・ケンやFIREWORKSと面識がある。

・第三人類
特別な存在のようだが…。
余談だがここでは、ファンタジー的な意味でつかわれているが元ネタは、ホモ・サピエンスの時代に実在していたとされる存在のこと。

・PandoraClass
ゲームバランス崩壊前提で作られた装備・アイテムの総称。

・臨死類蛾の金扇(りんしんるいがのきんおうぎ)
(PandoraClass)
伊吹が見つけた秘宝。空を黄金に染め火を付け王権人を葬り波紋王を追い詰めた。



・作者のX
https://x.com/TrickShotsNEW52
まあ生存報告程度の事しか書いてませんがね。
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