※この作品はR-18です。

NTRと親子丼と百合に挟まって高級娼婦や美人冒険者を囲いまくれば世界が救われるなんて分かるわけねぇだろぉがよォオオォォォ!!!!!!!!!   作:トリックショット

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伊吹の失敗した世界線の話で失敗し巻き戻りが発生する前の1幕。


番外編1 害虫王

ひとつの村を黒い嵐が襲った。

 その嵐は、昆虫達によって作られていた。

 

 ドウハス王国国内に一つの村があった。その村は、海に面してる訳でも無く川がいくつか村の中と近くで流れているだけの変哲も無い村だ。

 特徴といえば過去に勇者と呼ばれた人物の一人が住んでいるくらい。

 この大陸がめちゃくちゃになった頃、黒い嵐が村を襲った。その嵐は、虫達の集合体で出来ておりその集合体が村を飲み込み食料も木材も人も食っていた。

 

 『チッ!流石元勇者と言った所か…虫の大群の中でここまで抵抗できるとは…』

 沢山の虫の大群の中でひときは、大きな虫がいる。その虫は、髑髏とその中から芋虫が伸び、背中には何かの甲虫と人間で言う両耳の部分から髑髏を突き破ってムカデの体が左右から飛び出しておりまるで腕のようになっていた。更に髑髏には、赤い花とその花のつるが髑髏を装飾の用に飾っていた。

 

 その化け物の名は、害虫王。魔王群に参加する魔王の一体である。

 

 彼の操る昆虫達は、嵐のように飛び水の様に地面を這い人も作物も食い荒らし辺り一帯を埋めつくしていた。

 虫の嵐の中で一筋の閃光が走る。その閃光は、害虫王の方に飛んでいき害虫王は、その閃光を腕の用になったムカデの体で受け止めると『ジュッ』と焼けた音がする。

 敵対者から放たれた黄色の閃光あれの正体はおそらく聖なる弓矢。聖なる力出できた物で邪悪な害虫王には、少々痛い代物だ。

 

 『チッ、虫達を集め津波の容量で村を飲み込ませ食料、木材、『殆ど』の人間…どれも一気に食い尽くさせた。までは、いいモノの…元勇者の一人が居るとはな』

 

 害虫王は、身体をカチカチと鳴らしながら閃光の先を見る。視線の先には、光の膜、水晶玉の様な黄色の膜が一人の男を囲う。

 

 元勇者、樋山 和樹。

 

 彼は、光の魔法で作った膜と光の魔力で作った弓矢で害虫王に対抗する。光の膜は、虫達を浄化し焼き殺し近づけない。

 何とか虫の身を焼きながら近づいたとしても弱った体では、彼の腰につけた短剣でトドメを刺されるだけ。彼を止めようにも光の矢で痛い一撃をもらい近づけてもあの膜を突破するには…多分破壊は無理だな。

 

 先程から、元勇者がどれだけ動いても膜は元勇者を中心にして膜ごと動き続けている。そして動く度に虫達が浄化され消えていく。どれだけ虫を巻き込んでも消える気配も元勇者が消耗した様子もない…流石元勇者だ。

このまま数時間歩くだけでここら一体の虫全て消されるかもしれない。

 そう考えると…困ったなぁ、下手したらあのままこっちに突っ込んで来られたらかなり痛いし下手したら死ぬぞ。

 『…どうやって突破しようあれ。まるで、マ〇オのス〇ーじゃないか……そうだ、彼が無視できない手札がこちらにあるじゃないか』そう害虫王が心の中で呟くと次の策を頭の中で練り始めた。

 

 

 

 「ア”ッ”ハ”ハ”ハ”ァ”ア”!!!ミ”コ”ッ”ト”タ”ァ”!!!」昆虫達の羽音の中にノイズの走った様な笑い声が聞こえる。

 

 まず状況分析しよう!僕は元勇者、樋山 和樹!虫に囲まれてさぁ大変!

僕は、結界の中。僕を中心に2m程の円形に結界は、展開されている。

 結界の外では、虫虫虫虫虫虫大量の虫!僕の背丈は、160!虫は、その背丈以上地面から3m程縦!そして横360°全ての方向から大量の虫が僕に襲いかかるため飛び込んでいる。が!9割の虫が結界によって浄化され消滅している!困った事に1割は結界を突破して内側の聖域に飛び込み無視できない!

 

 虫だけに!!!

 

 「マ”ッ”タ”ク”コ”マ”ッ”タ”モ”ノ”タ”ヨ”ォ”勇”者”ァ”ヨ”ォ”ォ”」

 

 1番厄介者!…厄介虫!!!奴の名は、害虫王!魔王群の一体!それに対して僕は、今ひとりで対抗している。

僕は、少し前。ここの村の人々と戦火を避ける人達と僕と共に魔王群に対抗する為の旅をする人で分ける会議をしている時…奇襲のせいで装備を整えられなかった。それどころか僕の住んでいた村は、害虫王の奇襲により、村人と食料と木製の家を食い尽くされた。…そして、僕の妻も。憎い…憎い…いや、冷静にならねば…。

 

 更に厄介なことに今この大陸は、害虫王の猛威で作物や魚や家畜…そしてその手の作業をする人間が食い尽くされ、食糧難に陥っている……。

 噂では、ドウハス王国の辺りは特に酷く、害虫王のせいで作物や家畜は、ほぼ壊滅。国王は、こんな状況なのに女王を暗殺して僕達の後輩である、勇者の命を狙っているらしい。…そんな愚かな国王も魔王群の魔王の一人である王権人に殺され、同じく王権人に国民の大半を殺されほぼ墓場のような状態らしい。

 何とか生き残ったもの達は、食料も無く人の死体を食すしているとか。特に大きな噂は、トイフェル・キャディナルがディヴィル・カーディナルと離婚だけならともかくその後、ディヴィル・カーディナルとその派閥の人々を殺してカニバルを行い生き延びようと必死らしい。

 

 ……僕の本に喜んでいた彼女はもう居ないようだ。

 

 他にも、他国に逃げようとしたり他国から助けようとしても、蛮族王がハンティンゲームと称して人々を捕まえその場で遊ぶ…とか。

 何とか突破してドウハス王国に行っても、死の都で生き残りが錯乱し暴れ、助けに来た人を食べようと襲う地獄…そうでなくても疫病に害虫王の虫に食われるか…。この噂を持ってきた人達も、顔には恐怖と絶望の痕跡を顔や服に感じさせた。

 

 ……目の前に集中しよう。

 まず対抗策!結界を突破した虫は、腰の短剣で倒せばいい。次に、害虫王は、光の魔力で作った弓矢でチクチクするしかない。本来の武器は…恐らくこの虫の嵐によって破壊か食われただろう。木も使われているので奴の虫なら食えるはず。

 

 …今、手元の武器で対抗出来るか?時間はかかるが…チクチクやり続ければ何とか倒せるはず。

 

 いや、倒さなきゃならない。

僕がここでやらなければ、もっと死人が出る。

チクチクでも何でもいい。

それに僕は、元とはいえ勇者ですよ?諦めるわけには行かない。

 

………怪物に変わった同期を止める為にもね。

 

 「サ”ッ”ス”カ”ァ”勇”者”様”!!!コ”レ”ェ”モ”異”世”界”ノ”ォ”!チィカラ”ァ”カ”ァ”!!!」虫の羽音が響く中、害虫王のダミ声が響く。

 「プラス、僕や皆との努力の結晶!そこは勘違いしないでいただきたい!」

 「俺”ト”ォ”!オ”ナ”ァ”ア”ジィ”イ!”」

 「?」

 「俺”ハ”ァ”ア”ア”!!モ”!元”々異”世界”人タ”ァ”!!!日本ッテ”ェ”所カラァ”青ィイ”光ィイニ”導カレェエテテェ!コノ世界ノォ虫ニィイイ転ェ生”シ”タ””ア””ン”タ”ァ””ァ」

 

 「は?」

 

 僕は、想定外の話に一瞬固まった。

 

 




害虫王

虫の魔物で、現代から1000年前の異世界に伊吹達とは、完全に別ルートから異世界に来た存在。
異世界に来た当時の拠点は、城塞都市型でその中に1000年前から書き溜めた日記があり、その日記を見返して人間の頃を忘れないようにしている、が1000年間化け物の姿の為、精神が摩耗し身も心も怪物となる。
1000年間の日記はかなり価値のある歴史的資料で、この世界に(害虫王関係以外の)初めてモンスターが出現した頃の事などほと細かに記されている。

基本的なループでは、害虫王を討伐した真神吾郎が日記を回収するために城塞都市攻略に挑む。
いくつかのループでは、片山伊吹がその城塞都市攻略に挑むループがある。
ちなみにその城塞都市には、ウォシュレットがありそれを発見した真神吾郎は、4時間ほどそこから動けなかった。

異世界に来る前、ディクテイターというジョブを所持していた。
ディクテイターというジョブは、特定の条件を満たす味方が入れば能力を上げる能力で異世界転移直後は、その味方が居たが時間の経過によりその味方は死亡していき害虫王は、力を失っていく。味方が全員生存のままなら、魔王群最強の実力を持ち魔王群のリーダーは、彼になったかもしれない。
異世界に転移後に勇者・魔王というジョブを得て更に魔物専用のジョブもいくつか獲得している。

因みに本来の害虫王の体での種族は、エイリアンで異世界に来た当時、仲間たちから『喋るロイド大好きチャンネル』という名前で呼ばれていた。
人間としての本名は、『稲化  薫』
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