「サキトー、お届け物よー?」
「あれ、先輩に?」
「はーい!何か頼んでたかな……ちょっと待ってて」
──────2024年9月15日。
連休の中日であるその日、サキトとしのぶは週一の恒例となったデートを行っていた。明日は休みであるため、しのぶは護守家に泊まる用意もしてきている。
「えー差出人は………あー、あの人か……」
送り主は、萱野シンヤ。DGA最初期メンバーの奇人である。別に悪人でもないので悪意ある贈り物ではないだろうが……それでも妙に嫌な予感をサキトは覚えていた。
「お知り合い?」
「あーまあ、仕事関係のね。とりあえず部屋で開けてみるよ」
「分かったわ。それじゃあお母さんは出かけて来るわね~♪」
「いってらっしゃーい……」
とりあえず部屋へと戻り、その荷物を開封してみるサキト。横から見ているしのぶも興味津々であった。
「えっと、シンヤさんってあん時ん変な同僚さんばいね?」
「ああ。しかしこの荷物薄いけど段ボールでしっかり梱包されてるな……何が入ってるんだ?よっと」
包みを取ると中からは手紙と何らかの2次元バーコードの書かれた紙、そして、ネット通販でカードを買った際に見るような保護用段ボールで保護されたデュエマのカードであった。
「えー、何だか分からんが……まずカード見てみ、っぶはぁっ!?」
「せ、先輩先輩どげんしたと!?」
「とんでもないモノが送られて来やがった!?」
そこに封入されていたのは2枚のカードであったが。それを見てサキトは目を剥く。
《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ/「未来から来る、だからミラクル」》、《若き大長老 アプル》の……
「何で急に金トレ版なんて送って来たんだあの人!?」
「筋トレ?何でトレーニングば?」
「ああいや、筋トレじゃ無くて……『金トレジャー』っていうデュエマの特殊レアカードでな、有名なイラストレーターや漫画家さんにクリーチャーや呪文の特別イラスト版を描いて貰うって物なんだ。いわゆる擬人化が多い傾向なんだけど……」
そう言って自身が持つ通常版のラフルル・ラブを持ち出し隣に並べる。構図は似せてあるが、金トレジャー版はカードの枠が豪華になり、元は可愛いフォルムをしたドラゴンであったラフルルが美少女となっている。
「あ、ほんなこつ美少女になっとーんやね。ばってん何で先輩はそげんたまがったと?」
「金トレ版は基本通常版よりぐんと取引価格が上がってな………アプルはまだ良い方で、ラフルル・ラブは確か……〇万円くらいしたはず」
「ひぇ!?」
元々高性能なカードであるうえ希少性が高く、更に美少女需要も相まって金トレの中でも人気のカードは値段が跳ね上がるのだ。
「な、何でそげん物送って来たっちゃろ?」
「ともかく手紙の方読んでみようか……えー……」
『やあ、護守くん。彼女さんとの仲は良好かな?今日は君に特別なプレゼントを贈りたい。
同封した紙の2次元バーコードは特殊なアプリをダウンロード出来るものになっている。是非彼女さんにダウンロードして使って貰って欲しい。
使い方は、アプリを起動して同封したカードのイラストをカメラで写すだけさ。面白い事が起こるから楽しみにしていてね!』
「何を考えてるのかさっぱり分からん……!」
「そう言いながら丁寧にスリーブに収めとるね……」
「いやまあ、貴重品なのは間違いないからな……」
「と、とりあえずやってみるけん」
「本当に大丈夫かな……」
手紙に書かれた通りにバーコードをしのぶのスマホで読み取り、アプリをインストールする。起動すると、サキト達が使うデュエマフォン・アプリに少々似ているが異なるUIが表示された。
「えっと、こんボタンでカメラば起動させて、カードば写しゃあよかっちゃんね?」
「そのはずだけど」
「よいしょっと、わぁっ!?」
若き大長老アプルを写し読み込むと、急にしのぶの身体が光り始めた。2人はその眩しさに目が眩む。
「な、何だ一体!?」
光はすぐさま収まる。目を開けてみると、そこには──────。
「え、えぇぇえええ!?」
「なんじゃこりゃぁ───っ!?」
何故か白い薄布のドレスのみを纏った姿に変わった、しのぶがいた。その姿は正しく、今写していた金トレ版アプルの服装そのものであった。
* * *
「……えー、DGAで開発中んサポート機能ん、試作段階で出来た物ば一部流用した……コスプレアプリって書いてあるね」
「ナニ作ってんだあの人は!!」
手紙を部屋の床に叩き付けるサキト。ちなみに元の服は一時的にマナへと変換して保管し、ワンタッチで元の服装に戻れるらしい。
「えっとその、先輩。どげんね?似合うとーかな……?」
「それは……まあ、綺麗だし、良いと思うけど……やっぱ凄い恰好だなそれ……」
豊満な肢体を薄布で包んでいる状態で、おまけに丈はかなり短く谷間は丸見え、背中も大きく開いてかなりの露出度だ。樹木の精「ドライアド」を擬人化モチーフとしているためか、異性を誘惑する魅力に溢れている。
「……それじゃあ先輩、今日はこん格好でご奉仕しちゃるね」
「うわっちょ!?」
サキトをベッドの上に押し倒すと、しのぶは彼に口付けし舌を絡めて行く。
部屋の中で薄着で過ごしていたサキトに、薄い生地越しにしのぶの肢体が擦りつけられ興奮を高められてゆく。
「んん、ふ……っ♡先輩、興奮しとーね?」
「そりゃまあ、恋人がそんなエロい格好してたらね……っ」
「えへへ……っ♡」
興奮に固くなったサキトの股間を細指が愛し気に撫でる。彼女もだんだんと愛しい男への奉仕を身に着けつつあった。
「先輩、座って?先輩のここ、気持ち良うしちゃるけん」
「ああ……分かった」
ズボンを下ろしベッドに腰掛けるサキトの前に跪き、しのぶは硬く勃ち上がったモノへ顔を寄せる。頬を染め、瞳を蕩かせた彼女は、愛しい男のモノへ躊躇うことなく口付けた。
「んぅ……っ♡はぁ、む……っ♡」
「くぉ……っ、気持ちいいよ、しのぶ……っ」
「んふ、ぢゅぅっ♡じゅる……っ♡はぁ……っ♡どんどんおっきく、固うなっとーばい♡」
一旦口を離すと、しのぶは自らの乳房を持ち上げるように支えサキトの腹に擦り付ける。
「胸ん下ん所スースーするなって思うとったら、こうなっとったんやね……ちょうどよかね♡」
「うおっ!?」
谷間が丸見えなだけでなく、下乳部分にも生地が無い部分があるようで……服を着たまま、しのぶの乳房がサキトの肉棒を挟み包み込んでいく。ドレスで押さえつけられた乳房の圧迫感が、肉棒に柔らかな圧を与えて来る。
「んぅ♡うちのよだれと先輩の出したもので、ぬるぬるして……動きやすかよ♡」
「うっおぉっ!これは、結構……っ!」
思いの外強い快感が生まれ、サキトの腰が引ける。その様子に悦びを感じたか、しのぶは自らの乳房を揉みながら肉棒を強く擦り上げて行く。
「く、うぉ……っ!い、いったん出そう……っ」
「よかよ、いっぱい出して……っえるっ♡」
「くぁっ!!」
谷間から顔を出す先端に舌を這わせながら擦り上げられ、サキトは我慢の限界に達した。勢いよく精が放たれ、しのぶの顔と胸を汚してゆく。
「ひゃっ♡ぁ、あむ……っ♡んく、んむぅ……っ♡」
「うぉ、あ………っ」
精を噴き出した亀頭を咥え、口内で精を受け止めて行くしのぶ。何度かの交わりを経て、彼の味にも徐々に慣れつつあった。
「んぢゅる、んぐ……っ♡は、ぁ……っ♡」
「の、飲んだのか……大丈夫か?」
「うん、先輩のやけん♡あ、ばってんちょっと飲み物貰うね?」
「ああ、ゆっくり飲んで良いよ」
部屋に持って来ていた麦茶を飲み、軽く口内を綺麗にする。その間にゴムを着けていると、精を飲み干し清め終えたしのぶがサキトへ抱き着きその肢体を擦り付ける。
「先輩……っ♡このまま入れるね……っ♡」
「つけてない上はいてないのか!?つくづくとんでもない格好だな……っ」
互いに抱き合う格好のまま、しのぶが腰を降ろして肉棒を受け入れて行く。サキトのモノに慣れてきた膣内が愛し気に絡み付き、互いに強い快感を産みだしてゆく。
「はぁあぁぁ……っ♡先輩の、やっぱりふとくて熱か……っ♡」
「しのぶの中も熱くて、気持ちいいよ………っ」
「うれしか……っ♡今日はうちがいっぱいしてあげるけん……っ♡」
抱きしめ合いながら、しのぶが腰を振り肉棒を擦り上げて行く。自らの奥にぐりぐりと亀頭の先端を擦り付けると、激しい快感が彼女を上り詰めさせてゆく。
サキトの側も肉付きのいいしのぶの尻を鷲掴み、小刻みに突き上げ始める。
「はぁぅっ♡奥がっ♡きもちよかよぉっ♡待ってっ♡うちがきもちよくするからぁっ♡」
「俺はしのぶと一緒に気持ち良くなりたいから……っ、それに、1度出したからまだ余裕はある……っ!」
「ひぃうっ♡う、うれしかばってんっ♡まってぇっ♡」
片方の乳房をはだけさせ、突き上げながら先端に舌を這わせるサキト。上下から与えられる快感に、しのぶは絶頂へと追い立てられていった。
「しのぶ、いつでもイっていいぞ……っ」
「はひぃっ♡くる、くる………っあむぅぅっ♡♡」
しのぶは快感に溺れ、サキトにしがみ付き口付けを交わしながら絶頂に達した。きゅうきゅうと膣が締り、愛しい男へとその悦びを伝えている。
「んむ、れろ……っ、こっちもいくぞ、しのぶ……っ」
「あ゛ぅっ♡ひぃ♡はげし、はげしひぃっ♡」
絶頂の余韻に浸るしのぶの身体を、サキトは更に激しく突き上げ求めていく。2度目の射精に向け、徐々にその動きは加速する。
「せんぱ、せんぱいっ♡だして、はよだしてぇっ♡おなかがあつかよぉっ♡」
「っ、ああ!そろそろ、来るよ……っ」
強く抱きしめながら奥を突き上げる。しのぶの四肢はサキトに絡み付き、決して離れまいとしていた。
「出る……っ!!」
「い、っくっ♡いひゅぅぅううぅぅうぅうっ♡♡」
膣内で肉棒が脈打ち、熱い精が吐き出され始める。ゴム越しにその熱を感じ取り、しのぶは再びの絶頂を味わっていた。
「は、ぁひぃ……っ♡せん、ぱい……っ♡すきぃ……っ♡」
「ぅあ、あんまり擦り付け……っ」
注がれた精をもっと味わいたいとばかりに、腰を揺すり奥へと擦り付けるしのぶ。精液を溜め込んだゴムの先端が破れてしまわないか心配になったサキトは、少し落ち着いたところでしのぶの尻を持ち上げ肉棒とゴムを彼女の胎内から抜き取った。
「はぁ、ふぅ……っ。しのぶ、どうだった……?」
「はぁ、はぁ……っ♡先輩が興奮してくれたごたって、うちもばり気持ち良かったばい……っ♡」
「まあうん、こういうのも悪くはない、な……」
しのぶを抱きしめながら、背中を撫でて事後のゆったりとした時間を楽しむ。妙なプレゼントではあったが、2人にとってはいい結果を齎したと言えるだろう。
「えっと、今度はこっちも試してみたかね……良かな……?」
「あー……うん。じゃあ、しようか」
──────そして今度は、ラフルル・ラブの金トレ衣装を実体化させ、お楽しみの時間を続けるのであった。
ええ!?知り合いのカップルのためだけに高額カード贈呈を!?
シンヤ「出来らぁっ!!」
まさに技術の無駄遣いである。まあ何かに生かすとは思いますが……。
ちなみにラフラブとしのぶちゃん(バイケン)はハンデスをメタりつつ革命チェンジ元になれるのでカード的には相性が良いという。革命チェンジで手札に戻る部分もシナジーがありますな。