※この作品はR-18です。

歪んだTS転生者の汚話(旧題:純愛に挟まりたいTSふたなり転生者の汚話)   作:アスタロット

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更生、金井ケンジ

 

面倒な事になった。

 

「だから後藤サン!俺と付き合ってくれ!」

 

まじで、この野郎何言ってんだ。

 

「ちょっと何言ってるのか分からないです」

 

「アンタあの時、俺を愛してr「だぁー!!あああああああ!!!!!だまらっしゃい!!!」

 

相手の発言を止められない時は、大声で誤魔化す。

もっとも有効的な行動だ、きっと。

しかし、これはいけないパターンだ。

空気も読めないバカ野郎め。

 

“どす”

 

「ぐふっ」

 

これ以上、彼の口を滑らせてはいけない。

仕方なく私は、ヤツの腹部にひと突き入れた。

おかげで、大人しくなった。

 

「ご、後藤さん!?金井先輩は…」

 

こうなったら、コイツを人気のいない所へ連れて行こう。

どこが良い。

今は放課後だ。

しかし、下調べや準備を何もしていない。

行った先に、人が居ないとは言い切れない。

 

椋梨先生に頼むか。

いや、彼女と金井を鉢合わせにするべきではない。

それでは、金井の迂闊な発言で、自作自演がバレる。

 

くそっ…業腹だが私のアパートに連れて行くか。

 

「分かりました!ちょっと来てください、金井先輩!話はそこで聞きますから!」

 

来て下さいと言いつつも、金井は身動き一つない。

みぞおちに一発食らった程度でこれとは、情けない男め。

 

やむを得ん、運ぶか。

男一人持ち上げて行くことくらい、問題ない。

この身体は、一俵だって容易く担げるのだから。

 

「五十鈴さん」

 

「ーーーー」

 

んん?やけに五十鈴さんボーっとしてるな。

金井の失言が、彼女に聞かれていなければよいのだが。

まぁいい…呆然としているが、彼女には部活に行けない旨を伝えてもらわなければ。

 

「いーすーずーさーん!!」

 

「は、はひぃ!?」

 

「今日は部活動を、お休みします!あとはヨロシク!じゃ、また明日!」

 

「は、はぃ……?」

 

 

ー後藤密のアパートー

 

「ぐっ…ううん…」

 

やっと目が覚めたか。

少しやりすぎたかな。

 

「ああ、起きたか。苦労したんだぞ…君を抱えながら、通行人の視線に晒されて、やっとここまできたんだ」

 

「あっ!後藤サン!って、あれ…ここは?」

 

「私のアパートだよ」

 

「マジか、後藤サンの部屋に招待!?やったぜ!!なら、彼女になってくれるってことだよな!?」

 

部屋に来たくらいで、彼氏面とはおめでたいものだ。

その建設的な精神は羨ましく思うが。

 

「断じて、私は君の彼女ではない…よって答えは、今はNoだ」

 

「はぁ!?なんでだよ!?俺のこと、愛してるって言ってくれたじゃないか!!」

 

やはり、部屋に連れ込んで正解だった。

こんな痴話喧嘩を敷地内でやっていては、学園で瞬く間に噂となったに違いない。

 

「いいから、落ち着きたまえ」

 

「あの時の言葉は嘘だったのか!?」

 

「いや、嘘じゃないというか、方便というか…雰囲気のアレと言うか…ほら、お互い気持ちよかっただろう?」

 

あのセックスの時に、愛していなかったと言えば嘘になるくらいには真剣に愛していた。

あの瞬間だけ、だが。

 

「嘘じゃないなら、俺と付き合ってくれ!」

 

これはキッパリと断ると、逆に面倒になりそうだな。

チッ…調整を誤ったか。

仕方ない。

解決できない問題は、先送りにするのが極めて有効な戦術だ。

 

「だーかーら!よく聞きたまえ!今はダメだ」

 

「どう言うことだよ…」

 

「君が見たように、私の身体は特殊過ぎる。それに、分かっただろう?既に穢れているんだよ、私は。君の志を考えた場合…私は、君にとって相応しくない」

 

私は貴方に相応しくない。

相手を傷付けずに別れを切り出すのは、コレも有効だ。

 

「そんなん関係ねぇよ!今まで、色んな女とヤッたけど…皆んな親父の権力ばっかり見てやがった。だけど、アンタは心から俺を愛してくれた。たとえ、ヤッてるあいだだけでも」

 

歪んでいる私の心の内など、お前に分かる筈もあるまい。

自分でも、私が正気の沙汰じゃない事くらい分かってる。

 

たすけて

だれか

 

「確かに、私は全身全霊を込めて君を愛した。だがそれは…お互いの悦楽に至るための必要行為だ。その時だけの、限定の愛さ」

 

「それでもアンタは俺に愛をくれた。本当の意味で俺と向き合ってくれた女は、アンタだけだ」

 

「むぅ…なかなか引き下がらないね」

 

「部屋に俺を上げたんだ。うん、って言うまで帰らねーぞ!」

 

「はぁ…分かった。ではこうしよう」

 

「どうすんの?」

 

「君を真に、愛してくれる異性を連れてきたまえ。そして、その異性が私を認めてくれるなら…私は、君の愛人くらいにはなれるだろう」

 

「愛人?ふざけんじゃねえ!そんな不誠実なことアンタにできるか!」

 

「厳しい事を言うが…椋梨先生への償いをしていない君が、どの口で誠実さを語るのかね?」

 

「うっ…それは…この後するよ。んで、先生が俺を許さないなら、どんな罰だって受ける」

 

「最悪、父親の後は継げなくなるが。それでも良いのかね?」

 

「そんときは、そんときだ。またやり直すしかねえよ。って言うか、そもそも後藤サンが先生とエッチしたり、俺を嵌めなきゃよかったんじゃね?」

 

「タレコミがあったとは言え、実際に行動に移したのは君だ。その行動選択に、私が介入する余地は無かった」

 

「まぁ、そうだけど…」

 

「まぁいい…そこは私が、謝罪の場をセッティングしよう。くれぐれも、私が彼女を利用した事をバラさないで欲しいものだ」

 

「いやいや、後藤サンも一緒に謝ろうぜ」

 

「それは困る。ふむ、そうだな。この契約を守るならば、私は君を愛し続けるし、将来的には君の子を孕んでも良い。私は両性具有だが、間違いなく君の赤ちゃんを妊娠できる」

 

「は?…え…ま、まじ?」

 

「ああ、約束しよう。婚姻関係になるかは、別の問題だがね」

 

「後藤サンと俺の子供…後藤サンと俺の子供…」

 

「真剣に妄想しているところ悪いが…本当にこんな、ふたなり女が良いのかね?」

 

「それ込みでの後藤サンっしょ。モチロンに決まってんじゃん」

 

「自分と恋仲にある女性を、君に抱かせる変態の性格破綻者でもか?」

 

「それも後藤サンの個性っしょ。俺個人としては、後藤サンが他の男に抱かれんの、想像しただけでもスゲェ嫌だけど」

 

「すまない…それについては勘付いていると思うが、私は既に経験者だ」

 

「ま、そうだろうな。あの開発具合だと」

 

「やはり気づいていたか。ちなみに、初めての相手は…私の父親だ」

 

「…え?」

 

「既に妊娠出産も経験している。父親との間に出来た赤ちゃんだ。戸籍上は、私の弟だがね。その出産の影響か今でも母乳が出る体質、と言う事さ」

 

「う、嘘だろ…?」

 

「それこそ嘘じゃあない、本当さ…君が誠実さを取り戻したから、私もこうして情報を開示している」

 

「マジか…親から離れて、ここに進学したっつうのは、そういう事だったんか。虐待かよ…チッ、胸糞だな。親に力があると、色々と大変だよな。俺もそうだし、分かるよ」

 

「ん???よく分からんが…まあ、そんなところだ」

 

「ハハッ…リアルガチのママなら包容力もある訳だ。そりゃ敵わねーわ」

 

「話を戻すが…それでも、私を求めるかね?」

 

「男に二言はねえよ」

 

「分かった。なら、契約成立だ」

 

「なぁ、後藤サン。あと契約ついでに…その…」

 

「ん?ああ…そう言うことか、すまない気付かなかった。せっかく私の部屋に来たんだ、この後に予定が無ければ」

 

「無い!無い無い!予定無い!」

 

「ふふっ…じゃあ、これからエッチします?勃ってますよ、センパイ♡」

 

「!!!!」

 

「じゃあ、まずは一緒にシャワーですね♡それとも、お互いの匂いを嗅ぎ合う、変態セックスします?♡」

 

「ーー!!!!!」

 

この後メッチャ中出しされた。

 

リビングで制服を脱がずに中出しされて。

シャワー浴びながら中出しされて。

夕ご飯食べながら中出しされて。

ベッドで寝ながら中出しされて。

朝起きたら中出しされてて。

朝ご飯一緒に食べながら中出しされて。

学校行く前に中出しされて。

 

マンコから精液ひり出すの面倒いから、前貼りで塞いじゃった。

お陰でもうお腹タプタプ。

 

薬飲んでなかったら、間違いなく当たっていたと思う。

父さんのも悪く無いけど、やっぱり若い男は体力があって良い。

 

ひとまず、将来の出産と引き換えに、親も込みで良い駒が手に入った。

将来性もあるし、関係を続けても悪くないだろう。

しかし今は、彼氏面されると困るな。

学園では馴れ馴れしく話しかけて来ないよう、念を押しておくか。

 

 

TIPS:金井ケンジ

 

恋愛シミュレーションゲーム『ラブウェット』の登場人物。

金髪色黒ピアスと、絵に描いたような不良少年。

地方議員である親の権力を盾に、主人公を妨害したり、ヒロイン達を執拗に狙ってくる敵対的キャラクター。

いずれのルートでも、行き過ぎた不法行為等により、強制的に学園から退学させられる。

その後については明言されていないが、場合によっては死亡している事を暗に示されているルートもあり、不憫な悪役とされている。

尚、二次創作では必ずと言って良いほど、寝取られ物の竿役に任命される。

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