※この作品はR-18です。

歪んだTS転生者の汚話(旧題:純愛に挟まりたいTSふたなり転生者の汚話)   作:アスタロット

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五十鈴茉莉花の独白

 

後藤さんは私の友達…ううん、親友かな。

ええっと、彼女は何かと凄い人なんです。

 

とても社交的で、成績も良くて、部活動も頑張ってて。

一人暮らしもしてる!

すごいっ!

 

しかも…後藤さんは…その、スタイルも良くて。

自信のない私にとって彼女は、とっても羨ましい存在なの。

 

本人は知らないみたいだけど、実はファンクラブも存在してる。

で、そこには男子だけじゃなくて、女子もいるの。

だって後藤さん、時折見せる仕草がとってもカッコいいんだもん。

 

女の子としてすっごく魅力的なのに、たまに男子と思っちゃう時があるんだ。

不思議な子だよね。

女子にも人気な理由、分かる気がする。

 

 

私が彼女を初めて見たのは、入学式での事。

 

ここ冬原学園は中高一貫で、周囲も殆どが顔見知り。

そんな中、彼女は外部生として、この学園にやって来たみたい。

外部入学ってかなり難しいみたいだから、頭良いんだろうなぁ。

 

後藤さんって、入学式の前からかなり目立ってたの。

見たことのない綺麗な女の子が学校にいたら、みんな気になっちゃうよね。

 

後藤さんの髪はブロンドで、とっても綺麗。

後から聞いたら地毛って言うから、ビックリしちゃったけど。

髪を染めてたら、先生から怒られちゃうもんね。

 

あと後藤さんは、背丈も男子とそんなに変わらないの。

そ、それに…お、おおお…おっぱい!

後藤さん、おっぱいがすっごく大きいの!

お腹も括れてるし。

あとあと!座高が低いのに、脚が長いからモデルさんみたい。

肌も真っ白で綺麗だし!

羨ましいなぁ…

 

もうその時点で、注目の的だよね。

 

「新入生を代表して御挨拶申し上げます。暖かい風に包まれ、春が芽吹くこの良き日に…私達は冬原学園へ入学する時を迎え、大変嬉しく思います。私達の新たな一歩を、このように素晴らしい式典でー」

 

そんな彼女が、まさか新入生を代表してスピーチをするなんて。

すっごくビックリ。

 

後藤さんのスピーチ、とっても堂々としてたなぁ。

こういうのって、普通は原稿を用意するはずなんだけど。

後藤さんはそれらしき物を読まずに私たちを見渡しながら喋ってる。

スマートすぎるよ!

 

 

入学式が終わった後に、教室でやった自己紹介も凄かったなぁ。

 

みんな顔見知りだから、友達の自己紹介に興味がないのかな。

騒がしくはないけど、何人もコソコソと前後左右の友達と話をしている。

 

だけど後藤さんの順番になった途端に、全員が静まり返ったの。

後藤さん、凄く綺麗だもんね。

 

「後藤密です、どうぞよろしく」

 

彼女の自己紹介は、驚くほどアッサリしてた。

だけど、その表情はとても柔らかい笑顔だったの。

なんだろう、お母さんみたいな?

やっぱり、不思議な人だよね。

 

中には小声で

”ヒソカだってよwヒソカw”

“そろそろ狩るか…♤www”

って茶化してる男子もいたけど。

 

後藤さんがその男子達を見つめたら、一瞬で黙っちゃった。

カッコ悪い。

 

 

その後も、クラスメイトの自己紹介は淡々と進んでいって…

 

「では、次」

 

気が付いたら私の順番が来てた!

 

「は、はい、五十鈴茉莉花です。趣味はお菓子作りで、部活はテニス部を継続する予定です。よろしくお願いします」

 

私はクラスメイトと言うよりも、隣の後藤さんに向けて自己紹介をしている気分だった。

 

優しそうな後藤さんが、隣り合わせで良かった。

 

あと、私の自己紹介を聞いた後藤さんの目は少し驚いているように見えちゃった。

気のせいかな?

うーん…

でも後藤さん、顎に手を当てて、首を傾げてたし。

私、変な事言っちゃたのかなぁ。

 

とにかくホームルームが終わったら後藤さんに話しかけよう!

後藤さんと友達になりたい。

彼女の事を、もっと知りたくなっちゃった!

 

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