妻公認、キャリアウーマン達に子作り支援 作:kita1751
「今年の社長賞は親谷夏美さんです」
12月の忘年会。会場を貸し切って、今年のナンバーワンプレイヤーに選ばれた親谷夏美さんが壇上に上がる。
そして、社長からマイクを受け取ると一礼した。
「このような賞をいただき、ありがとうございます。私はこの会社に入社してまだ5年目です。しかし、この5年間は私にとってとても充実したものでした。それは私の指導をしてくださった上司の皆さんや、一緒に仕事をした同僚のおかげです。本当にありがとうございました」
会場から拍手が上がる。
「では、皆さんで乾杯しましょう」
社長がそう言うと、みんなはグラスを持って立ち上がる。俺もその流れに乗って立ち上がった。
「それでは……乾杯!」
「かんぱーい!」とみんなが叫ぶ。俺もそれにつられて叫んだ。
俺の名前は舘秋矢(たて しゅうや)。国内有数の大手イベント企業に勤めている3年目の企画営業マンだ。今日はその会社の忘年会だった。
数百人の社員が一堂に会するこの忘年会は、毎年恒例となっている。
「舘さん、お疲れ様です」
派遣の姉崎雪子さんが話しかけてきた。この人は俺より3つ上の26歳。ショートカットの金髪で、目鼻立ちも整っていて、スタイルも良い美人だ。
「お疲れ様です」
「残念でしたね。社長賞。舘さんなら取れると思ってたのに」
「いえ、俺みたいな若造には無理ですよ」
俺は笑いながら答える。
「そんなことないですよ。舘さん、仕事できるじゃないですか」
「でも、すみません。姉崎さんも残業させちゃって」
「いいんです。私が好きでやってることなんですから」
姉崎さんは笑顔で言う。
俺はいくつかのスポーツイベントを企画した。その時の調整や事務作業は、この姉崎雪子さんが俺の補佐を夜遅くまでやってくれていた。
俺は姉崎さんとのこの関係が気に入っている。一緒に仕事をしていると安心する。
俺たちは席に座り、仕事の労をねぎらいながら、酒を酌み交わした。
「そう言えば舘さんはどうしてこの会社に?」
姉崎さんが聞いてきた。
「んー……。俺は学生時代にサッカーをやったんですけど、怪我で続けられなくなって。それで、スポーツに携われる仕事をしたいと思ったんです。調べてたらスポーツイベントの会社に興味を持って、それでこの会社を受けました」
「へぇー。スポーツに関係ある仕事って素敵ですよね。私は……私もスポーツは好きな方で、高校まではテニスをやってました。大学ではサークルでフットサルをやったりとか」
「そうなんですか。姉崎さんは運動神経良さそうだから、きっと上手かったんでしょうね。姉崎さんならスポーツ選手とか目指せたんじゃないですか?」
「無理ですよ。私には……できませんから」
姉崎さんはそう、含みのある言い方をする。
その時、親谷さんが現れた。
「舘くん、姉崎さん、お疲れ様」
親谷さんが綺麗に染めた茶髪のロングヘアーをなびかせてやってきた。
「お疲れ様です、親谷さん」
姉崎さんも挨拶をする。
「親谷さん、受賞おめでとうございます」
「ありがとう。運が良かったのよ。舘くんは残念だったね」
「でも、まだチャンスはありますよ!」
姉崎さんが励ましてくれる。
「あはは、ありがとう姉崎さん」
俺は笑って返すが、内心悔しさもあった。
「ところで、姉崎さん、本当に今月で辞めるの?」
「はい。もう、決めたので」
「あなたのような優秀な人が辞めてしまうのは惜しいわ。……あなたさえよければ、正社員に推薦するわよ?」
「ありがとうございます。でも、すみません。私、もう決めたことなので……」
姉崎さんは静かに首を振って断る。
「……そう。残念ね」
親谷さんは少し寂しそうな表情を見せるが、それ以上は何も言わなかった。
「じゃあ、私は他の部門長に挨拶してくるから、またね」と親谷さんは去っていった。
「本当に辞めてしまうんですね、姉崎さん」
「はい。もう決めたことですから」
姉崎さんは笑顔で言う。
「でも、本当にもったいないですよ。姉崎さんなら、もっといいポジションで働けるのに」
「私はそんな大層な人間じゃないですよ。それに、やりたい事があるんです」
「やりたい事?」
「はい……」
姉崎さんは少し恥ずかしそうに言う。だけど、プライベートだから聞くのはやめた。
「あ、舘さん、お酒なくなってますよ? 今日はたくさん飲んでください。私が付き合いますから」
「あ、はい。ありがとうございます」
姉崎さんは俺のグラスにビールを注いでくれる。俺はそれを手に取り一気に飲み干した。
「いい飲みっぷりです! 舘さん!」
「姉崎さんも飲んでくださいよ」
「はい! いただきます!」
姉崎さんも自分のグラスにビールを注ぎ、それを一気に飲み干す。そして、すぐに2杯目を注文した。
それから俺たちは3時間ほど飲み続けた。
忘年会が終わり、俺たちは会場を出た。
俺は酒に強い。体育会系だったおかげで酒も結構飲める方だ。
姉崎さんはフラフラしながら歩いている。
「大丈夫ですか?」
「だいじょうぶですよう」
姉崎さんは呂律が回っていない。相当酔っているようだ。俺は心配になったので、家まで送っていくことにした。
俺たちはタクシーを拾い乗り込む。すると姉崎さんは俺に寄りかかってきた。
「ちょっと、姉崎さん! 寝ないでください!」
「んぅ〜」と言いながら、俺の肩に頭を乗せるとそのまま眠りについてしまった。
(参ったなぁ……)と思いながらも、俺はそのままにしておいた。
「お客さん、どちらまで?」
「あ、えっと……。すみませんが、俺の家で降ろしてもらえますか? 住所は……」
俺は運転手に自分の家の住所を伝えた。
タクシーは10分ほど走ると俺の家に着いた。
「姉崎さん! 着きましたよ!」
俺は姉崎さんの肩を叩く。しかし、反応がない。どうやら完全に寝てしまったようだ。
(仕方ないな)と思いながらも、俺は姉崎さんをおんぶして自分の部屋に向かった。
部屋に着くと姉崎さんをベッドに降ろした。
「ふぅ……」
俺は一息つくと、姉崎さんの方に目を向けた。
姉崎さんはスヤスヤと寝息を立てて眠っている。その無防備な姿に俺はドキッとした。
端正な顔と長いまつ毛、高い鼻筋、柔らかそうな唇……。まるで芸術品のような美しさだ。
「ん……」と姉崎さんは声を漏らす。その仕草も可愛かった。
ふと、邪な考えが浮かぶ。
「いけない、いけない」
俺はシャワーを浴びて、酔いを冷ました。
そして、俺はソファで横になり、そのまま眠りに就いた。
「ん……」
体の上に重みを感じる。目を開けると、姉崎さんが覆いかぶさるように俺の上にいた。
「んっ……んっ」
姉崎さんは俺の体を妖艶な舌で舐め回すように愛撫していた。その舌使いはとても巧みで、俺の性感帯を刺激してくる。
「姉崎さん……何してるんですか」
俺は冷静を装って言う。しかし、内心ドキドキしていた。
「舘さん……嘘なんです」
「え?」
「私……本当はお酒、強いんです……」
姉崎さんは潤んだ瞳で見つめてくる。
「私、本当はお酒が強くて、酔ったふりをすれば、舘さんを誘えると思ってたんです」
姉崎さんはそう言うと、俺の首筋をペロッと舐めた。俺はゾクッとする。
「舘さん……私……」
そう言ってさらに密着してくる。姉崎さんの豊満な胸が俺に押し付けられた。
「ちょ……ちょっと待ってください! 姉崎さん!」
俺がそう言うが、姉崎さんは止まらない。彼女は俺の手を掴むと、自分の胸に持っていった。柔らかな感触が手のひら越しに伝わってくる。
「あっ……!」という声と共に姉崎さんの口から吐息が漏れた。
「あの……ええと……」
俺はしどろもどろになる。正直この状況に戸惑っている自分がいた。
「あの……」姉崎さんは上目遣いで見つめてくる。
「舘さん……体がうずくんです。……私を……抱いてください」
姉崎さんはそう言うと、俺の首に腕を回してきた。俺はそのまま彼女に押し倒される。
「舘さん……」と耳元で囁かれると、理性が飛びそうになった。
姉崎さんはそう言って、服を脱ぎ捨てた。俺はゴクリと唾を飲み込む。
姉崎さんの肌は白く透明感があり、それでいて妖艶さを感じさせるものがあった。ウエストもキュッと引き締まり健康的な印象を与える反面、お尻は丸く大きいバランスが取れている見事な尻だった。太ももやふくらはぎにも程よく肉がついているが太すぎず細すぎない理想的なものだ。
そして何より目を引いたのはその大きな胸だ。両手から溢れんばかりの豊満な乳房は、重力に負けることなく上を向いている。その先端にはピンク色の突起がピンと立っており、彼女が興奮していることを物語っていた。
姉崎さんは俺に抱きついてくる。彼女の大きな胸が押し付けられた。柔らかい感触とともに彼女の体温を感じることができる。
そして、彼女は俺の首筋に舌を這わせてきた。ゾクッとした快感が走る。
「んっ…………」と姉崎さんは甘い吐息を漏らす。そして、さらに俺の体に密着してきた。彼女の大きな胸が押し潰されそうになるくらい押し付けられる。
彼女の柔らかな胸の感触が気持ち良い。そして何よりも、自分の体に押し当てられている彼女の大きな胸がいやらしく形を歪めているその光景が俺の性欲を掻き立てた。思わずしゃぶりつきたくなるような魅惑の果実だ。
姉崎さんは自分の胸を俺に押し付けてきた。俺は音を立てて乳首を吸う。口の中に甘い味が広がった。そのまま舌を使って転がすように愛撫する。すると、彼女はビクビクッと体を震わせた。
彼女の反応を見ながらさらに強く吸うと彼女は
「あんっ!」と声を上げた。そして俺の頭を抱きしめてくる。姉崎さんの甘い吐息が耳にかかるたびにゾクゾクとした感覚が走った。もっと彼女を攻めたいという衝動に駆られる。
俺はさらに激しく攻め立てた。舌先を使って転がしてみたり、歯で軽く噛んでみたりと様々な刺激を与えていく。そのたびに姉崎さんは甘い声を上げた。
そしてついに我慢できなくなったのか、彼女は俺のズボンに手をかけてきた。
「舘さんのこれ……すごいです」と彼女は言う。確かに俺の陰茎は勃起していた。姉崎さんはそれを優しく手で包み込むと上下に擦り始める。
「うっ……くっ……」という声が漏れた。彼女の手の動きに合わせて快感が走る。滑らかな手つきに思わず腰が浮くような感覚に襲われた。
「舘さんのこれ、すごく硬いです」と彼女は言う。そして今度は亀頭部分を手のひらで撫で回してきた。その快感に俺はさらに反応してしまう。姉崎さんはそれを楽しむように何度も繰り返した後、俺の陰茎を口に含んだ。
温かい感触に包まれると、口中では彼女の舌が俺の亀頭を舐め回すように動き回った。彼女はさらに深く飲み込むと喉奥で締め付けるように圧迫してくる。俺は限界に達しそうになった。
次の瞬間、彼女の喉の奥に大量の精液をぶちまけると共に射精する。彼女の口から溢れ出た白濁した液体が俺の下腹部へと垂れていった。
姉崎さんはティッシュを手に取り口元の精液を拭った。そして、俺の顔を見て「たくさん出ましたね……」と言って微笑んだ。
「でも……まだ足りません」と言うと彼女は自分の性器へと手を伸ばした。既に彼女の下着は愛液でぐっしょりと濡れているようで太ももを伝って落ちているほどである。姉崎さんの女の部分はひくひくと脈打っていた。彼女は下着を脱ぎ捨てる。
そして俺を押し倒し跨ると、俺の陰茎を掴み自分の性器に宛がい腰を下ろした。
「ああんっ!」という声と共に根元までずっぷりと挿し込まれた。俺は初めての快感に頭が真っ白になる。
姉崎さんはゆっくりと腰を動かし始めた。最初はぎこちなかった動きだが、次第にスムーズになっていく。そしてついには激しく上下運動を始めた。パンッという音と共に肌と肌がぶつかり合う音が部屋中に響き渡る。俺はただされるがままになっていたが、それでも十分すぎるほどの快楽を感じていた。
大きな胸が激しく揺れ動いている。その様子を見てますます興奮が高まった。姉崎さんの動きに合わせて彼女の大きな胸が縦横無尽に暴れ回っている様は圧巻だった。まるで別の生き物のように踊っているように見えるほどである。
俺は無意識のうちに手を伸ばしていた。その柔らかい乳房を鷲掴みにすると同時に腰を突きあげると、彼女の体がビクンッと跳ねたのがわかった。
「ひゃっ!? あっ……だ、だめです!!」と姉崎さんは叫ぶように言うが、構わず続ける。彼女の体を引き寄せ強く抱きしめながら激しく腰を打ち付けた。その度に彼女の体が跳ね上がり、結合部から愛液が飛び散っていく。そしてついに限界を迎えた時、俺は再び大量の精を解き放った。同時に彼女も絶頂を迎えたのか大きく背中を反らせて痙攣しているようだった。
その後何度も体を重ね合った後、疲れ果てて眠ってしまった。
目を覚ますと姉崎さんの姿はなく、まるで夢を見ていたような気分だった。
しかし、下半身に残る甘い疼きと彼女の残り香が現実であったことを証明している。
すると、リビングの方から物音がした。
「あ、舘さん起きました?」と姉崎さんの声が聞こえてくる。
「おはよう、舘さん」と言って姉崎さんは微笑んだ。その姿は昨日の妖艶な雰囲気とは打って変わって、いつも通りの明るい姿だった。
「朝食作っておいたんですけど、食べます?」
「あ……ありがとうございます」
俺はベッドから起き上がり、リビングへと向かった。テーブルにはトーストと目玉焼きが並んでいる。そして、コーヒーの良い香りが漂っていた。
姉崎さんはエプロン姿でキッチンに立っている。
「いただきます」と言って手を合わせ、食事を始めた。どれもこれも美味しかった。特に目玉焼きなんか絶品だ。俺が褒めると、姉崎さんは嬉しそうに微笑んだ。
「舘さん、昨日はすみませんでした」
「いえ……こちらこそ迷惑かけちゃって。すいません」
「……あの、舘さん」
「なんですか?」
「舘さんは昨日私を受け入れてくれましたね。私のことをどう思います?」と姉崎さんが聞いてきた。
「どうって……いい人だと思いますけど」
俺は正直に答えた。
「じゃあ……私と付き合いたいとか思いませんか?」と姉崎さんが聞いてくる。その目は真剣だった。俺は少し考えてから答えることにした。
「……正直言って、俺はまだこの感情に整理がついていません。だから今は答えられません」
「……そうですか」と姉崎さんはそう言うと、顔が事務的な表情に変わった。
「なら好都合です」と言った。
「舘さん、私の退職後にすることを教えますね」と姉崎さんは俺の目をじっと見た。
「子作りです」
「え……?」俺は耳を疑った。姉崎さんは淡々と続ける。
「舘さん、私、子供が欲しいんです」と言った。その目はどこか虚ろだった。
「だから……舘さんの精子をもらうため、昨日あんなことをしました」
「俺と結婚したいということですか?」
「いえ、私と結婚はしません。私は子供が欲しいだけです」
「でも、姉崎さんは俺のことが好きなんでしょう?」
「……うーん、私、舘さんだけでなく、多分男性に対して恋愛感情はないと思います」
「好きでもない人と寝れるんですか」と俺は少しムッとした。
「……どうでしょう。確かに舘さんには恋愛感情はありません。でも、あなたに抱かれたいという気持ちはあったんです。でもそれは好意とは違う何かでしょう」
俺は困惑していた。どう返事すればいいかわからなかったからだ。
男女の好意と性交渉が同一であるというのは太古の昔からのルールだ。だが、姉崎さんの考え方は全く違う。
俺なりに考えると、姉崎さんは男としての俺を取り除いた『俺』そのものに対して好意を持っているのではないか。だから、俺を受け入れることができたのではないだろうか。
「正直、理解できません。だってあまりにも世間の一般常識とかけ離れていますから」
「常識なんてコロコロ変わるものですよ。ほんの百年前なんて男尊女卑の社会でした。それが今は男女平等……むしろ女の方が強い時代です。だから私は私の生き方を自由に選ぶことができるんです」
「……話を変えます。姉崎さんは一体なんのために子供を産みたいんですか?」
「簡単ですよ。女に生まれたからには子供を産んで、育ててみたいと思ったんです。可愛い赤ちゃんにおっぱいをあげて、おむつを替えて、色々と世話をしたいんです」
「その育児に男性はいらないと?」
「そうです」
姉崎さんは即答した。迷いのない断言である。そして俺に迫ってきた。
「だから……お願いします! 子供のために舘さん、協力してください!」
「……しばらく考えさせてください」俺はそれだけ言うのが精一杯だった。
「考えていただけるんですね」と姉崎さんは喜んだようだった。
姉崎さんはその後、後片付けをして帰っていった。俺はしばらく呆然としていた。
「子供が欲しい……か」と呟く。
正直、俺はまだ姉崎さんを受け入れられずにいた。いきなり子供が欲しいなんて言われても困る。
それに、俺は今まで誰かを愛したことがなかった。
学生時代、一度だけ同級生の女の子と交際したことがあったが、結局上手くいかずに別れてしまった。
女と関わっても、その女に興味が持てない。普通の男なら趣味や食べ物の好みを調べて会話の糸口を探すのだろうが、俺はその興味が湧かなかった。
おそらく俺は生来、女を愛せないのだろう。
映画やドラマのように女のために生きるという考えが、どうしても理解できない。
だが、姉崎さんは本気で子供を産みたいと願っているようだ。彼女の目は本気だった。恐らく俺の精子をもらうためだけに俺と接触してきたのだろう。
正直言って、俺は戸惑った。
「どうすればいいんだ……」と呟くが、答えは出ない。
とりあえず今日は寝ようと思い、ベッドに入った。