ボクの体は、ベッドのマットレスに沈み込むようにうつ伏せに横たわってる。
徹夜作業の疲れが、まるで鉄の鎖みたいに全身を縛ってるけど、梨花さんの柔らかい手がその鎖を少しずつ解いてくれる。
彼女の指がボクの背中を滑り、腰周りをちょうどいい圧で揉みほぐしていく。
挨拶したときのプロっぽい印象どおりの施術って感じで、揉みほぐしのマッサージは完璧だ。
ボクの疲れた体が、彼女の手の下で溶けていくみたいだ。
梨花さんのHカップのおっぱいが、ボクの背中に時折触れる。
水色のクロストップに収まったそのバストは、張りがあってツンと上向きで、まるではちきれそう。
彼女がお尻にまたがると、黒のTバック越しのプリッとしたヒップの感触が伝わってくる。
ボクのチンポが、紙パンツの中でムクムクと反応しそうになるのを、必死で抑える。
「さかもつ様、今日はお休みですか?」
梨花さんの声が、平日昼間の静かな部屋に響く。
丁寧だけど、どこか気さくな口調だ。
ボクは苦笑気味に答える。
「休みといえばそうなんだけど、実は徹夜作業明けで……。システムエンジニアなんてやってると、納期前はこんな感じなんだ」
ボクの声はまだちょっと緊張してる。
梨花さんみたいな美人にマッサージされてるなんて、なんだか夢みたいだ。
彼女の指がボクの腰をグッと押すたびに、疲れがほぐれていく。
すると、梨花さんが驚いたように声を上げる。
「あ、そうなんですね。わたしはエンジニアじゃないですけど、パッケージソフトの講習会でインストラクターをやっているんです」
言われてボクは、こんな綺麗な人が同業者だなんて、などと思うと同時に、彼女の丁寧な接客はインストラクター由来なのかと納得する。
「へぇ、なかなかの偶然ですね」なんて相づちをうちながら、ボクは手前勝手に梨花さんを身近に感じてしまう。
ウチにも講習会を開催する部署があって、たまにサポートでインストラクターの人と仕事することもあるからだ。
「ほんとですね」と言って梨花さんはクスリと笑う。
さらに梨花さんは「でも、徹夜ですか……。エンジニアさんって大変ですね、ウチも昨日から……」と続けて言うけど途中で妙な沈黙が流れる。
いつのまにかマッサージの手も止まっていて、梨花さんは再び口を開いた。
「さかもつさんって、■■■■系(業界名)の某XX(イニシャル)社の案件だったりします?」
梨花さんは急にくだけた口調になって、様付けがどっかにいってしまってるけど、そんなことはどうでもよくなるくらいのコンプラギリギリの発言にボクは驚く。
マジか……。
ボクは「あ、えー」とか言いながら思考を巡らせる。
「そうですね。〇〇〇(プロジェクト名の略称)ですね」
と、答えた。
同業者どころか、同じ会社に所属する者同士なら、これくらいはセーフだろう。
「うわぁ……」
梨花さんの今までの口調から想像できないうめき声が聞こえた。
「めっちゃ燃えてる案件じゃないですか」
梨花さん、いろいろ知ってる感じの人だな。
とはいえ、当事者じゃない人に「燃えてますね」って言われるの、けっこう傷つくな……。
「でもボクは外部から応援で来てるので、まだマシかな」
と、ちょっと抵抗を試みる。
……そんなワケで、このあとしばらく社内ネタというか、愚痴で大いに盛り上がるのだけど、この辺りはコンプラ的に割愛させてもらいたい。
まぁ、ありていに、バグ対応の徹夜、クライアントの無茶な要求、講習会でのマニアックな質問とか……。
ボクもつい乗っちゃって、愚痴やら笑い話やらで盛り上がる。
などと話してるうちに、梨花さんの経験年数がボクと近いことに気づいた。
「え、じゃあ同世代くらい?」
ボクが言うと、梨花さんがクスッと笑う。
「そうかも。でもさかもつさん、同い年くらいなのにすごく落ち着いた感じする」
あれこれ話してる間に、梨花さんもボクも砕けた口調になっていた。
「さすが炎上案件に投入されるだけあるわ……」
本気で感心してる風だったのでボクはちょっと笑ってしまう。
「むしろ梨花さんは、めっちゃ若く見えるよ。梨花さんっていうより、りっちゃんて呼びそうになるくらい若い」
梨花さんは「あはは」と笑って、
「りっちゃんか……、懐かしいかも。これくらいの年齢になるとそういう呼び方されなくなるよね」
なんて、ちょっと感慨にふけった風に答える。
まぁたしかに、仕事を通じた人間関係ばかりになると、気安く接するような相手も乏しくなるのは、ボクも同じだ。
「それ分かるかも。じゃあボクのことは、さっちゃんって呼んでいいよ」
とか軽口をたたいてみた。
「さっちゃんか……、うふふ」
とか、梨花さんは、ていうか、りっちゃんは何か含んだように笑いながらボクの足元に移動して、脚周りをマッサージし始める。
しっかりしたほぐしと、鼠径部をくすぐるエッチなタッチが交互にくる。
ボクはつい「うっ」とか、うめき声をあげてしまう。
「さっちゃん、気持ちいい?」
りっちゃんの声が、ちょっと妖艶に響く。
彼女の指が太ももの付け根を滑ると、ゾクゾクって電流が走るみたいだ。
ボクは「うん……、りっちゃんのタッチ、気持ちいいよ」と答える。
彼女はボクの反応を察したみたいで、クスッと笑う。
「なんだろう、あだ名で呼び合ってるだけなのに、なんか不思議な感じがする」
と、りっちゃんも同じ感覚をおぼえてるようだった。
ボクも、学生時代の同級生と偶然こういうお店で出会ったみたいな感覚になってて、「うん、何だろうね。コレ」と同意した。
「さっちゃん、仰向けになってくれる?」
りっちゃんの呼びかけに、ボクはゆっくり体を反転させる。
仰向けになると、りっちゃんの姿が目の前に飛び込んでくる。
水色のクロストップから溢れそうなHカップのおっぱい、透け感のある黒パレオから覗くきわどいショーツのライン。
彼女の指が、ボクの太ももの付け根を滑り、鼠径部を卑猥に這う。紙パンツの中で、ボクのチンポが完全に硬くなってる。
りっちゃんは「さっちゃん、リラックスできてる?」と妖艶に微笑む。
彼女の指が乳首を軽く撫で、耳元をなぞる。
ボクの体が、ビクッと反応する。