『死んでくれないかな』
初めてできた彼女に殺される。そんな最低な夢から覚めた瞬間だった。
「ぅぁ、あっ……」
朝日に照らされるベッドで横になっていた
まるで、誰かが一誠の股間に跨って、膣穴に肉棒を迎え入れたかのような。
これは、もしかして……!
薄っすらと目蓋を開いていた一誠は目を見開くと、下半身へと視線を移そうとした。
そこにはきっと、恋人の
夕麻ちゃんが俺の上に跨って……!?
驚愕と期待。二つの感情に背を押され、一誠は跨っている本人を目にした。
「……え?」
そこにいたのは予想外の人物だった。だが、一方的に知っている人物ではある。
目に鮮やかな長い紅髪。見ているだけで心が奪われそうになる美貌。遠くで眺めているだけでもその美しさに見惚れることがあるというのに、こうして傍でその姿を見た瞬間、思考と呼吸が急停止した。
何も考えられない。脳内が疑問符で満たされる中、一誠の眼球はしっかりと動いていた。
一誠に跨るその紅髪の少女は、服も下着も、何も着ていなかった。
彼女は新雪の如き白い柔肌を晒している。一誠の股間に圧し掛かる、形よくそれでいてむっちりとした安定感のある尻。手で撫でたくなるようなほっそりと括れた腰。たわわに実って頂をピンク色に染める双丘が、全く隠されることなく眼前に。
彼女は、一誠が通う私立
そのリアスが一誠に跨って、股間の割れ目、女陰に深々と肉棒を飲み込んでいる。リアスの身じろぎに合わせて肉棒に伝わるのは膣中の感触以外の何物でもなく、一誠の心臓がこれまでの人生で一際大きく跳ねた。
そのリアスの膣内から漏れてきたものだろう。竿を伝う赤い血は、リアスが処女だったことの証。処女であるリアスが殆ど初対面の一誠に純潔を捧げるわけがなく、夢であることの確信が強まったが、それでも良かった。
ありがとうございます! ありがとうございます!
一誠は反射的に神に感謝を捧げた。これが夢であったとしても感謝の念が抑えられない。何故か急に頭痛に襲われたが気にすることはなく、ツンと違和感を感じた鼻の奥から過剰な興奮を起因とした血が垂れてきても構わなかった。
一誠は自分がカメラになった気分でリアスの艶姿を収め、脳内に保存した。
脳内に永久保存!
感動で涙すら流し始めた一誠が食い入るように見ていると、跨っていたリアスが動きを見せた。どこかぼんやりとした様子で一誠を見つめていたが、おもむろに前屈みになってベッドに両手を突く。
リアスに覆い被さられ、眼前に大振りの果実のような色白おっぱいが見せびらかされる。
「ぉ、ほぉお……」
一誠は変な声を漏らし、鼻の下を極限まで伸ばして頬を緩ませた。学園の女子に見られれば悲鳴を上げられて警察を呼ばれるような下品極まりない笑顔だ。それを目にしているにも関わらずリアスは嫌な顔一つ見せず、それどころか微笑まで見せ始めた。
「……ごめんなさい」
リアスは一誠に微笑みかけながら、肩で呼吸を繰り返している。
「本当だったら、いろいろと説明してあげるのが先なのだけど……」
はぁ、はぁと呼吸を乱し、時折唾を呑み込む。一誠を見つめる目は、たとえるならば草食動物を前にした肉食動物のようだった。今すぐにでも食い漁りたい。そんなあけすけな欲望を青い瞳に宿している。
「もう、限界……!」
その言葉を皮切りにして、リアスが唐突に動き出す。
「ん、ぁあっ、ぁっ、ぁああっ、ん、んんぅぁっ!」
「ぉ、ぉお、ぉおぉお!?」
リアスの尻が上下に躍動し、膣穴が一誠の肉棒を扱き始める。根元まで食らわれて姿を隠していた肉棒が竿を覗かせたかと思うと、その直後には膣肉に揉まれながら穴の奥深くまで丸呑みされてしまう。
どういうわけか異様に発情したリアスによる、前傾姿勢の騎乗位ピストン。以前、悪友二人と一緒に視聴したアダルトビデオで女優が披露していた、スパイダー騎乗位と呼ばれる体位だ。
揺れ動くおっぱい。膣穴に出し入れされる肉棒。そして、リアスの美貌。
それらを同時に見ることができる最高の視点。映像ではなく、こうして生で見ることができるなんて。一誠は感涙し、存在を疑っていた神に敬礼した。神はいる。いるに違いない。そんなことを思いながら一誠はリアスに食われる。
これ、夢だよな……? でも、夢だと思えないくらいに気持ちいい……!
現実であって欲しいが、夢でも構わない。一誠はこのまま死んでもいいくらいの安らかな気持ちで、体をベッドに預けた。口の端から涎を垂らし、学園の女子から「変態!」と罵られても嬲り殺されても仕方のないほどにだらしなく緩んだ顔を見せた。
「ぁんっ、ぁあっ、大き、いっ、亀頭が、奥にっ、んぁああっ!」
踊るように一誠と交わるリアスもまた、悦に入っていた。白い肌に玉のような汗を滲ませ、楽しそうな表情を見せている。嫌々ではなく、自分が求められていると認識するには十分で、一誠の心が満たされていく。
本当に、このまま死んでもいいかも……!
ついさっきまで、恋人に殺される夢を見ていたことなど、一誠の頭から完全に欠落していた。今は余計なことを考えず、少しでも長くこの幸福な時間を楽しみたい。夢から覚めた後にはおそらくパンツの中はぐちゃぐちゃになっていて大変だろうが、それでもきっと清々しい気分になれると思った。
「ぁああっ、腰止まらないのっ! あなたのおチンポ、気持ち良すぎてっ! ぁあぁんっ、ぁああっ、もっと、激しくっ、ぉ、ぉおおっ!? いぃっ、気持ち、いいっ! ぉ、ぉぉおおぉ~!? ぉおおぉ~!?」
今まで見てきたどのAV女優よりも美しく、ドスケベなリアス。アダルトビデオを見ながら自らの手で慰めた経験しかない一誠にとって、これは余りにも刺激的で、耐えるなどという考えが浮かばないほどのものだった。
「ぁ……」
気がつくと、一誠は達していた。どくっ、どくっと脈動する肉棒から膣内に精液を吐き出してしまう。一瞬意識が吹き飛びそうになったが、寸でのところで堪え抜き、普段よりも量の多い精液を遠慮なく流し込んでしまう。
「ぁぁあぁぁああ~……」
一誠とリアスの口から、似たような呻き声が漏れる。膣内射精をした一誠だけでなく、それを受け止めたリアスも満足げだった。一誠に向ける眼差しは恋人に対するそれと遜色はなく、確かな愛情を感じさせる。
「子宮が熱い……。あなたの子種がいっぱい注がれているのを感じるわ……」
リアスが体を起こし、豊かな胸を張って姿勢よく背筋を伸ばすと、下腹を撫でた。今この瞬間も、一誠の睾丸から汲み上げた精子は粘ついた精液に包まれ、リアスの子宮内に勢いよく放たれていた。
子宮内が白く濁っている。コップにミルクを注ぐように、満杯になっていく。避妊をしていなければ高確率で孕んでしまいそうな夥しい数の精子が子宮を泳いでいる。
射精に伴うあまりの幸福感に、一誠の思考が再び停止する。
「兵藤一誠くん……。いえ、イッセー……」
一誠が一方的にリアスを認識しているだけかと思いきや、どうやらリアスも一誠のことを知っているようだった。親しげに一誠を愛称で呼び、ゆっくりと上体を倒してくる。ぼうっとしている一誠の胸板にむにゅぅっとと乳房を押しつけ、鼻頭が触れ合う距離で目線を交わしてきた。
「あなたは今日からこの私、冥界の純血悪魔であるリアス・グレモリーの眷属よ……」
その言葉の直後、リアスの背中から一対の翼が生えた。蝙蝠のような黒い翼。
「あなたのご主人様として、今日からあなたのことを可愛がってあげる……」
人ならざる姿を披露し、熱い抱擁を交わしてくるリアス。その柔らかい女体に包まれて、リアスの体から漂う甘い匂いを嗅いで、一誠が身を震わせる。段々と思考が元に戻ってきたが、この状況に理解はすぐに追いつかなかった。
柔らかすぎる……。やべぇ、いい匂い……。あ、また、イクッ……。出るっ……。
びゅる、びゅるるっと二度目の射精が始まる。前触れもなく絶頂した一誠にリアスは軽く驚きながらも、すぐに微笑ましい表情に変わった。一誠を間近でじっと見据える目は慈愛に満ちており、ほぼ初対面の少年に向けるにはあまりにも大きすぎる情愛も孕んでいた。
一誠は気がつかない。
一誠の体から、好みの雌に愛される匂いが放たれていることを。
一誠はまだ気がつかない。
恋人に殺された夢は現実で、リアスに食われるという夢もまた現実であることを。
一誠は両手でリアスを抱き返し、リアスと深く繋がり続けた。
「いいわ、何度でも出してちょうだい……。私の可愛いイッセー」
膣肉を意図的に締め、精液を搾取しながらリアスは微笑む。
「私が、いいえ、『私たち』があなたを可愛がってあげるわ……」
リアスに耳元で優しく囁かれ、射精の勢いが増す。一誠は脳が蕩けそうなほどの至高の時間を長く味わった。学校がある平日の朝だというのに、一向に起きてこない息子を起こそうと母親が部屋に押し入ってくるまで。