勝ちヒロインにとって最高に都合のいい男子 作:愛甲ハマチ
……俺は一体何の小説を書いているんだ……?
口を
もしかすると、精臭が口からしてしまっているかもしれないが、あとでブレスケアを口に含めば最低限の洗浄はできた筈だ。
「(今日、食べに行くから念のために持ってきていて良かった~)」
気分が落ち込んだ状態でも、油っぽいものを食べに行くからと思い、癖で鞄に詰め込んだのが良かったのだろう。
そして洗面器の前に映る自分の身体を見て、ゴクリッと生唾を呑み込む。
胸に溜まった精液が落ちないように左腕で胸を抱えていたが、それを降ろせばドロォ……♥️と、粘り気と共に閉じ込められていた臭いがムワッと広がり、華恋の鼻に強い栗の花の臭いが入り込んでくる。
「草介も多い方の筈だけど、この量は比べられないよ……草介の5倍……もしかすると、それ以上?規格外過ぎるよ温水君……」
ベットリと付着した精液をティッシュで拭っていくが、一つ、まだ一つと丸まった塊となり、先に顔を拭いていたティッシュも含めると全部で4つの塊ができあがってしまった。
その性豪っぷりに息を飲む。
この後に、その情動をこの身体で全て受け止めるとなれば少し臆してしまった。
「温水君に、食べられちゃうんだ……私」
数時間前までただの友達だった男の子と、これからエッチをする。
それを想像するとイケナイ背徳感を抱いてしまいそうになり、華恋は頭を振ってそんな感情を追い出した。
「こ……これは温水くんのためなんだから!変なこと思わないっ!ここで止めるなんて言っちゃうと、温水君が傷付いちゃうかもしれないんだから!」
もう引き返せないところまで来たということが分かる。湯だった頭でもその空気が分からないほど鈍感にはなれない。
もし、ここで『これ以上はしない』などと言えば、華恋のせいで温水が女性不信になりかねないのだから。
「でも、……やっぱり杏菜のことを思うと後ろめたいよ……」
大学生になっても2人は付き合っていないらしい。
最初は恥ずかしがっているのだと思っていた華恋だが、耳にタコができるほど2人に否定され続けてそういう関係なのだと理解はしている。
だけど、八奈見杏菜は温水和彦のことが好きだということは間違いない。
それに自分も草介と破局がほとんど確定しているが、それでもまだ言葉にして別れてはいない以上、浮気でしかない。
「もう大分アウトではあるけど、これ以上進んだら戻れなくなる……常識的にも、杏菜の親友としても温水君と一線を超えちゃったら絶対にダメだよね……」
流されてしまっていたけれど一人で居れば冷静にもなる。
華恋の中で親友との罪悪感と温水への恩義と責任感がせめぎあう。
そして、疼く下腹部の熱が冷静な思考をじわじわと炙り続けていることも、華恋は自覚していた。
「(や……やばいかも……エッチしたいって身体が熱くなってる。このままだと本当に……)」
熱い吐息を吐きつつ、華恋は親友のことを必死に思い出す。
「……ううん、ダメだよ。草介だけじゃなくて温水君も杏菜から取っちゃうなんて絶対にダメ」
ギリギリのところでせめぎ合うが、友情を蔑ろにしていい理由はないと思い至る。
「(温水君には誠心誠意謝ろう。手でしてあげれば許してくれるかな?)」
浴室の扉を開けながらそう思う。
ーーもしも、普段の温水ならばそれで納得したことだろう。
しかし、現実は違い朝雲によって発情させられ、姫宮という極上の雌に狙いを定めた温水は完全に雄として出来上がっていた。
だからこそ、こうなるのは目に見えていたことだった。
「温水……君……?」
見上げればいつもの温水がしない顔があり、その思いの外引き締まった身体から視線を下げると、そこにはいきり立つ剛直があった。
その男根に被せられた避妊具を見れば、温水がこれからどうするつもりなのかは一目瞭然。
「ーー姫宮さん」
「(……あっ)」
そのいつもよりも低い声音に込められた熱に、下腹部がじゅわっと熱くなる。
それが決定的だった。
ギリギリ天秤が傾いていた親友に対する義理を、性欲が上回ってしまった。
近付いてくるカッコイイ雄の顔から、華恋は逃げ出そうとも思えなくなり受け入れた。
【♀️♥️♂️】
「じゅばっ!……ヂュ~~~~っ゛♥️ はむっ、れろ゛ぉ……じゅるるる♥️」
裸で抱き合いながら二人は情熱的なキスを行う。
しかし、そのキスは先程のものとは別物だった。
「(さっきの絡めるような……味わうようなキスじゃない……♥️ 貪られるようなキスだこれ。息をする暇もないよ……♥️)」
そして腹部に押し付けられる男根。
その規格外の大きさが興奮し脈打つ感覚を肌で感じてしまい。
じゅわっ♥️と、子宮が熱くなり華恋の太腿に透明な液体が滴り落ちていく。
「(温水君の目が言ってる……この雌を犯したいって。おちんちんを挿し込んで気持ちよくなりたいって……♥️ 普段の温水君からは想像できない暴力的で男らしい一面……ああ、どうしよう……胸がすごいトキメイてる)」
今までは傷心のため流れに逆らえずここまで来てしまったが、華恋は今この瞬間、媚薬も傷心も関係なく温水和彦という男性に恋をした。
「……いいよ、温水君。温水君の大きくて長いおちんちんを私のここに入れて?」
後ろを向いて右手は壁に、左手は濡れそぼったその場所に触れて、温水に見えるように横へ拡げた。
恥ずかしいとも思わなかった。
それほどまでに性的興奮と恋心が爆発していたからだ。
「姫宮さん……!」
「あっ♥️ ……そう……そこだよ。温水君……」
ポタポタと廊下に落ちる愛液の源である陰唇に、ぐちゅり♥️と添えられる。
あとは奥まで挿し込むだけ、そのことは誰でも分かる簡単なことだが華恋は温水にストップを掛ける。
「できたらゆっくり
「ぐっ!……ッ~~~~!!」
温水は頬肉を歯で噛み獣欲を必死に抑える。
華恋からすれば少しの恐怖心から出た素直な言葉だったが、温水からすれば堪ったものではない。
姫宮華恋は誰しもが高校時代に憧れたマドンナだ。
その彼女が魅惑的なその裸体を惜し気もなく晒して、今こうして行為に及ぼうとしている時点で興奮が止まらないというのに、前の男と一物を比較をして、自分の方が勝っていると言われ喜ばない男なんていない。
しかも、相手はあのイケメンで運動も勉強もできるモテ男の袴田だ。
胸の内側から沸き上がる優越感で、興奮が限界以上まで高まることを温水は自覚する。
「(ヤバい……!このまま一気に突き
こちらを見るために振り返るその瞳は、恐怖だけではなく情欲にまみれて切な気に揺れている。期待していることが丸分かりだ。
それが今まさに繋がる一歩手前にその言葉とそんな雌の顔をされれば、誰でも理性を失くして目の前の雌穴に男性器を
だが、温水は自分の怒張が規格外であり女性に恐怖を抱かせ、その身体に大きな負担を掛けてしまうことを知っていた。
だから、ギリギリ。本当にギリギリのところで理性を保つことができた。
「フーッ……フーッ……フーッ……フーッ……!!」
「あっ……温水君、すごい興奮してる……私、これからメチャクチャにされちゃうんだ……♥️」
血走った温水の目を見て観念したような言葉を出すが、そこの口許が弛んでいることは見れば分かる。
温水は目を閉じてこれ以上姫宮のことを見ないようにした。
ーー思わず、理性を吹っ飛ばしてピストンを始めてしまいそうになったからである。
「フゥー…………それじゃあ、行くよ」
【♀️♥️♂️】
にゅぶっ♥️にゅぷぷぷぷ……っ♥️と亀頭が膣奥に向かってゆっくりと動き出す。
「あっ、んあ……ん~~っっ♥️」
その感覚で私は温水君のおちんちんが、今まで私の
「(す……すごいっ……、
ミチミチッ……♥️と、おちんちんが1cm進むごとに膣内が広く押し拡げられることが分かる。
体感では草介のものよりも一回り近く大きい気がしてしまう。
「ああ……、この存在感凄すぎ……ぃ♥️」
5cm、10cmと
今までは草介しか相手がいなかったけど、温水君のおちんちんによって違いがあるものなんだと、明確に教えられてしまっていた。
その感覚はまるで全く違う物を挿入されているかのように感じてしまう程で、温水君の怒張はそれほどに圧巻とか言いようがない。
……そして、その時が来る。
「んんんん~~っっ♥️♥️」
最奥の子宮口に温水君の亀頭がキスをする。
「(
頭が沸騰してしまうほどに興奮をしてしまう。
親友の好きな人。
男友達。
浮気。
芽吹いたばかりの恋心。
数分までは自制するための事柄の数々が、今では全て興奮するためのスパイスへと様変わりしていた。
「(まだ付き合ってもいない男の子とセックスしちゃってるぅ♥️ ダメなのに……ダメなのにぃ……すっごく興奮しちゃうの♥️)」
胸がドキドキしているのが胸を触らなくても分かってしまう。愛液が今までに無いほど溢れ出てしまっている筈。
「フゥー、フゥー……姫宮さん……多分これぐらい、だよね?」
「ん、んん……な、何が……?」
突然、温水君に声をかけられて戸惑ってしまう。私としてはこんな状態で話し掛けられて少し恥ずかしい。
この立ちバックの体勢もそうだけど、温水君のおちんちんで限界まで初めて拡げられた膣が、反射的にヒクヒクと動くだけではなく、お尻も連動してビクビク動いてしまっていることが分かってしまうからだ。
経験がある女として温水君をリードしなければならない私が、未経験の温水君に
「あくまで感覚だけど、ここまでで15cmだ。つまり、袴田が姫宮さんの
「~~っっ♥️♥️」
その言葉に屈してしまいそうになる。それはまるで……
「(私のことを温水君の形に塗り替えようとしているの……?)」
もう草介のおちんちんよりも温水君のおちんちん方が、大きくて固くて、熱いってことを分からせておきながら、まだ教え込もうとしていることに膣だけではなく、私の全てで屈服してしまいそうになる。
「(温水君にそんなつもりがないのは分かってる。きっと、私のことを気遣ってのことなんだって。私が温水君の大きなおちんちんを恐がるんじゃないかって、前もって奥に
私だっていつもなら未知の体験に恐がって、足がすくんでいたかもしれない……でも、こんなに興奮させられちゃうと、まるで私に『おねだり』するように聞こえちゃうよぉ♥️ 自分のものになれって言われてるように聞こえちゃう♥️)」
温水君の心配そうに見てくる視線にすら興奮する。
雄の情動を抑え込んでどうするか尋ねてくるその視線は、私に選択肢を与えてその責任から逃げられなく追い詰めているかのよう。
こんなの調教だ。
女を駄目なところまで突き落として堕落させようとする行為そのものだ。
こんなのいけないのに何よりいけないのが、それを喜んで受け入れてしまいそうな私自身だった。
だって、私にできる全てを温水君へ捧げたいと思ってしまっているんだもん。
「………………ぅん、
声が震えていたかもしれないけど、ちゃんと自制できた。
温水君のおちんちんには興味があったのは事実だけど、それだけじゃなくて温水君自身にも魅力を私は感じてる。
だから、温水君にはセックスのことしか考えていない女には見られたくはなかった。
始まりが始まりだからもう無理かもしれないけど、それでも少しでもいいから取り繕いたいと思う女心は私にもある。
「分かった。それじゃあ、姫宮さんの
──その感覚は何て言うべきなんだろう。少なくとも、私はその感覚を知らなかった。
「いいっ!?……ん゛~~~~っ!!」
知ってる感覚よりもずっと強かった。
下がった子宮口を亀頭で知らないところまで押し上げられる感覚。
それは長いからだけじゃない。
太さがあるからの圧迫感。
まるで処女を散らした時のような異物感に似た感覚。
でも、明確に違う。
何故なら、自分の身体を作り替えられてしまうかのような恐怖感に、背筋が自然と震えてしまうのにも拘わらず、私の
「(嘘ぉ……♥️ 草介と開発した私の膣奥がぁ、温水君のでもっと気持ち良くされちゃってるぅ……♥️ 3年間の草介との月日がまるで、温水君のおちんちんを気持ち良く感じるために、あったみたいだよぉ♥️)」
痛みを感じなかったのは草介によって奥を開発されていたから。
それが今こうして温水君の大きなおちんちんを、全て迎え入れるための下準備になっていたのだ。
「(ま……まだ、止まらにゃいぃ……♥️)」
温水君が私の身体に気を使ってくれているのか、亀の進みのようにゆっくりと子宮を奥へと押し込みながら腰を前に進める。
そして、その時が来た。
「──……全部、
温水君の最大限の気遣いと共に、19cmの大きなおちんちんが全て私の
私としては『すごいね!私の
──でも、今の私にそんな余裕は一欠片も無かった。
「(なに、これぇ……♥️ 届いちゃいけない場所に、おちんちんが届いちゃってる゛♥️ 押し拡げられる感覚で、温水君の形が分かっちゃうよぉ♥️)」
拡げられ、伸ばされ、挙げ句の果てには女の子の一番大事な場所である子宮まで、ぺしゃんこになるまで潰されてしまった。
こんなものは征服されているのと同じだ。
──私は温水君のおちんちんに完全屈服してしまった。
「ごめん、姫宮さん…………もう、我慢すること、無理……だッ、こんなにキツく締め上げられたら我慢できない……!」
「ま、待って、温水君……んっ♥️ 私、ちょっと興奮し過ぎで今はちょっとヤバいから……ね?もう少し、温水君のおちんちんを慣らしてくれたら大丈夫だか──んあ゛ああああああッッ♥️♥️!?!?!?」
ズッッパンッ!!と、腰を打ち付けられたピストンの衝撃と共に、全身を駆け巡る快楽の電流を皮切りにして、私はこの逞しくて雄々しい雄に貪られる一匹の雌となった。