勝ちヒロインにとって最高に都合のいい男子 作:愛甲ハマチ
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※袴田のサークルがヤリサーだったことが判明するのは、今回の話からとします。LINEの流れで発覚するのは少し強引過ぎましたので。
朝雲さんと姫宮さんと過ごした日から三日後の夕方。
枕元に置いていたスマートフォンから着信音が鳴った。
それを見てつい通話の表示を反射的にタップしてしまう。
『あっ、温水君。今いいかな?』
「え?あっ……や、八奈見さん!?お……おはよう」
動揺が出てしまった。
でも、対応としては悪くない筈だ。
下手に居留守だとか使っても勘繰られるだけだし。
『え、何……その反応?』
「い、いや、別に何でもないよ」
八奈見は無駄に勘が良いため、変に疑われることは控えなくては。
『んん?……まあ、いいや。それでさ、華恋ちゃんの事でちょっと聞いて欲しいことがあるんだよね』
「姫宮さんの?」
このタイミングで八奈見が姫宮さんの事を俺に聞いてくる。
その状況に自然と緊張が走る。
『なんか華恋ちゃんが三日前から千早ちゃんの家に行ってるらしいんだよねー。普通ならさ、親友の私の家で泊まるべきだと思わない?』
あー……なるほど。
愚痴か。
つまり、親友が自分を頼ってくれなくて寂しいと。
「八奈見さんに負担を掛けたくなかったんでしょ。袴田との事もあるし」
『うーん、まあ、それはそうかもなんだけど、私は別にその程度の事は気にしないし』
「八奈見さんはそうでも姫宮さんはそうは思わないんじゃない?親友だからこそ言えないこともあるだろうし、八奈見さんは二人に近すぎるから好き勝手言えないのかもね。八奈見さんよりも関わりの薄い朝雲さん相手なら色々と言えるってこともあると思うよ」
『……それは、そうかもしれないけどさぁ』
拗ねている。
高校の時は姫宮さんを
「あっ、そうだ。昨日も言ったけど今の袴田の周りは結構危ないから気を付けなよ」
朝雲さん調べではどうやら袴田が所属していたテニスサークルは、
それに八奈見が巻き込まれたら大変だ。
『分かってるってば。私も温水君に言われてから草介とは少し距離を離しながらメールとか電話で話してる』
「そっか」
『ふぅ~ん?何々ぃ?もしかして、私の事心配してくれたの~?温水君』
あのニヤニヤとした笑顔が思い起こされる声音で言われて、思わず反論しそうになるが今回はかなり危険だ。
適当な受け答えはするべきじゃない。
「……まあね。八奈見さんは黙ってれば綺麗なんだし、ヤリサーの男が袴田経由で目を付けてきたら大変でしょ。気を付けてよ」
『ふぇ?あ……うん。はい……』
八奈見の声がいきなり小さくなった……というか、急にボソボソ言い出した。
いつも言いたいことをスパッと言う八奈見らしくない。
「ん?どうかした?」
『いや、その……まさか、そんなことを言われるなんて……思ってなかったっていうか……』
「高校時代にあれだけ男子からモテるってアピールを散々しておいて今さら……?」
それこそ、『いやー、クラスの男子にまた告白されてねー。本当に困っちゃうなー』と言っている姿を容易に思い出せる。
この程度で動揺する理由はないと思うけど。
『ま、まあ、華恋ちゃんにも色々と思うところがあるのかもね。草介に浮気されて参っちゃっているだろうし一人になりたいのかも。ありがとね、温水君……それと心配してくれてありがと』
そう言い残すと、通話が切れた。
すると、手にしていたスマホが細くて綺麗な指に取られる。
「ーー温水さん。八奈見さんとのお電話は終わりましたか?」
俺の上に寝そべっていた朝雲さんが、掛け布団から生まれたままの姿で座りながら俺の顔を覗き込んでいた。
「ふふっ、そんなに見詰めてどうかしましたか?今はキスしかできませんよ?」
そのキメ細やかな肌はスタンド式の間接照明に照らされて
いつもは綺麗に整えられている長く
そして、二人の身体を隠していた光沢のある掛け布団を片手で持ち上げ胸元を隠し、ベッドの上で女の子座りをしている。
聖母のように微笑む表情が逆に彼女の淫靡さを倍増させていた。
「(本当に可愛いくてエロいよな、この人)」
お互い裸を見慣れているにも
「(……一度も口にしたことは無いのに何でバレたんだろう)」
まあ、朝雲さん相手だと隠し事はできない気はするけどさ。
左腕を支えにして上体を起こすと、それに合わせて彼女は肩や鎖骨を剥き出しにしたままの、掛け布団で胸元を覆っただけの姿で
「ふふっ、私とベッドの上で衣服の一枚もなく肌と肌を合わせながら、他の女性と仲
「……言い訳なんてできないけど朝雲さんがそれを言うの?結構、楽しそうに俺の事見てたのに」
どこか誇らしそうに見ながら俺の胸板へスリスリと頬擦りしていた朝雲さん。
それでも、やっぱり罪悪感というか……後ろめたさはずっとあった。
自分が最低な事をしている自覚はあるし。
「ふふふっ、皮肉じゃありませんよ?男らしくて格好良いです、温水さん……んちゅ♡」
唇を重ねるだけのキス。
その証拠にいつもはどこか活力が感じられない温水の視線がギラギラとしている。
「これはこれは、随分とご立派なんですから」
「……いや、散々焦らしたからでしょ」
ファーストフードのアルバイトから温水が帰ってきてから、二時間もの間ずっとハグとキスだけ。
朝雲の魅力的な身体を抱き締めることしかできないのは、温水からすれば生殺しもいいところだった。
しかも、あのよく通る綺麗な声で情欲を煽るようなセリフを言われ続けて、何度押し倒してやろうと思ったか分からない。
全ては『堪えてくだされば凄いご褒美を差し上げますから』という言葉を信じてのこと。
温水の睾丸の中には凄い勢いで精液が精製され続けていた。
「大丈夫ですよ。これから
ーーそして、このことから分かる通り、千早はこの三日間の日数を温水の住戸に居た。
つまり、朝雲のマンションに姫宮は泊まってはいない。
彼女が泊まっていたのはここだった。
朝雲さんはベッドの横にあるパーティションを手で掴み横に退ける。
「ーーさて、そろそろ彼女にもご褒美をあげなければなりませんね」
「ん"むっ♥️ んんっ♥️ ……うう"ぅぅぅ♥️」
俺に見えないようにパーティションで区切られた場所に居たのは、ベッドの隣で黒の目隠しと赤いギャグボールを口に咥えさせられた姫宮華恋が、裸の姿で手足を椅子に固定されていた。
ピンク色のローターが乳首に二つ付けられ、大きな胸が彼女が身動ぎする度にプルプルと揺れている。
膣には電動バイブが挿入されていて、愛液を垂れ流していた。
そんな状態の姫宮さんを見て思ったことは一つだけ。
「エッッロ……」